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メイド「貴方にお仕えさせて下さい」
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学校
女「おはよう、メイド」
メイド「おはようございます、女さん」ニコ
女「今日も寒いわね」
メイド「朝から冷え込みますね」
女「早く春になってほしいわ」
メイド「ふふ、冬の寒さも風情です」
メイド「只今、紅茶をお持ちしますね」スタ
女「ありがとう」
"
"
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メイド「お待たせしました」カチャ
女「んー、良い香り」
女「んっ…温まるわ」
メイド「女さんは本当に幸せそうに飲んで下さいますから」
メイド「紅茶を入れる甲斐があります」クス
女「メイドの紅茶は本当に美味しくて飲んでいて落ち着くもの」
メイド「ありがとうございます」ニコ
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女「そういえば、ご主人様は見つかったの?」
メイド「いえ、まだです…」
女「まぁ、そう簡単には決められないことよね」
メイド「はい、私達にとっては一生ご奉仕させていただくかもしれない方ですから」
女「私がなってあげるって言ったらどうする?」クス
メイド「それは…本当に有難いお話ですけど…」
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女「ふふっ、冗談よ」
女「私じゃメイドの主人には相応しくないもの」
メイド「そんなことはっ…!」
女「私にはその覚悟がない」
メイド「………………」
女「きっとメイドなら見つけられるわよ」ニコ
メイド「……はい」
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男友「俺ならその覚悟があるぜ、メイドちゃん」スッ
女「どっから出て来たのよ、アンタ」ビクッ
メイド「おはようございます、男友さん」ニコ
女「そしてメイドも動じないのね…おはよう男友」
女「それと、男もおはよう」
男「うん、二人共おはよう」
男友「おはよーさん」ニッ
"
"
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メイド(男さん…)
男「どうしたの、メイド?」
メイド「い、いえ…おはようございます男さん」
男「おはよう」ニコ
メイド「今、お二人にも紅茶をお持ちしますね」
男「うん、ありがと」
男友「いやー、今日も寒いから助かるわ」
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───
──
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男友「いやしかし、メイドちゃんの出す紅茶を飲むのも最早日課だな」ズズッ
女「ちょっと男友、音立てて飲まないでよ」
男友「別にいいじゃん、なぁ男?」
男「凄く下品だと思うよ」コクッ
男友「まさかの裏切られた?!」
メイド「ふふ、今日も賑やかですね」
女「アホなだけでしょ」
男友「なにをー?!
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男「今日も美味しいよ、メイド」
メイド「あっ…はい、ありがとうございます」ドクン
男「最近はメイドの紅茶飲まないと目が覚めなくてね」
メイド「寝不足でございますか?」
男「図書室で借りた本を読んでたら夜更かししちゃってね」
女「その気持ちは分かるけど、ほどほどにしときなさいよ」
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男「そうだね、授業で寝る訳にはいかないしね」
女「そうよ、クラス委員が寝るなんて許さないんだからね」
男友「いや、何でお前が許さないんだよ」
女「だって私達のクラスの代表なのよ、しっかりしてもらわなくちゃ困るわ」
男友「うわー、真面目ちゃんだよ」
女「……何か言った?」
男友「いえ、何もー」
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メイド「もし、本当に眠いのでしたら保健室で眠られた方が…」
メイド「すっきりした頭の方が授業も集中出来ますし」
女「そうね、ここで寝るよりも体調不良で保健室で寝る方がいいわよ」
男友「それなら俺も付き合うぜ」
女「アンタはサボりたいだけでしょう!」
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男「メイドの紅茶で目が覚めたから大丈夫だよ」
男「心配してくれて、ありがとう」ニコ
女「……アンタ、本当にそういう顔で良くそういうこと言えるわよね」
男「えっ、何が?」
男友「しかも天然だよ、天然のイケメンだよ」
男「??」
メイド「ふふふ」クス
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──
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昼休み
男友「何とか乗り切ったー!」
男「やっとお昼だね」
女「メイドも一緒にご飯食べましょ」
メイド「はい、皆さんに紅茶を入れましたら伺いますね」
男友「メイドちゃんも真面目だねー」
メイド「これも部活動ですから」
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男友「しかし、『メイド部』があるって聞いた時は驚いたよな」
女「元は『奉仕部』で、この学校が創立した時からあるらしいわよ」
男友「珍しいよな、そんな部活動」
男「この学校、何でも取り入れようとするからね」
男友「そういえば、上級生でメイド服着た子見たけど…あの先輩もメイド部なんだよな」
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支援
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