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女「寒いからあっためて」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/12(日) 01:18:43 .3nGvb9Y
男「じゃあ、ストーブつけるね」

女「そうじゃなくて…」

男「えっ?」

女「抱き締めて」

男「でも、それじゃあ…」

女「いいから」スッ

男「……分かったよ」ギュッ

女「ん、あったかい」ギュッ


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2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/12(日) 01:22:28 .3nGvb9Y
男「風邪引いちゃうと大変だからストーブつけるよ」

女「このまま抱き締めてくれてたら、引かないよ」

男「一応だよ、えい」ピッ

女「相変わらず凄いね」

男「あはは、スイッチ押すくらいなら出来るんだよね」

女「便利便利」スリ

男「くすぐったいよ」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/12(日) 01:27:28 .3nGvb9Y
トントン ガチャ

女母「女、あんた帰って来たならリビングに顔出しなさいよ」

女「ごめんなさい」

女母「あんた、一人で何してんの?」

女「社交ダンスの練習」

女母「また馬鹿なこと言って…」

女母「部屋はちゃんと暖かくしなさいよ」

女「はーい」

ガチャン


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/12(日) 01:32:11 .3nGvb9Y
男「……………………」

女「どうしたの、男?」

男「やっぱり見えてないんだなー、って」

女「そうだね、でも」ギュッ

男「女?」

女「男に触れられて見えるのは私だけでいい」

女「男は、そう思わない?」

男「…そうだね、女だけでいい」

女「うん…!」ニコ


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/12(日) 01:37:30 .3nGvb9Y
男(僕は死んでいた)

男(いつどうして死んだのか、僕には記憶がなかった)

男(ただ、今もはっきり覚えてるのは)

男(雪の降る日に誰も僕の存在に気付かない町の中)

男(たった一人、気付いてくれた女の顔だった)

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6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/12(日) 12:15:05 OL30N4yk
ほう 期待。


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/13(月) 01:37:36 z9Akds7U
物に触れて暖かいのに見えないのか
期待


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