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男「検索 居酒屋・正元」人口無能「嫌です」
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男「……検索、居酒屋・正元」
人口無能「ピー、ピー、バックします」
男「おい」
人口無能「はい」
男「まだ怒っているのか」
人口無能「“まだ怒っているのか”を検索しています……」
男「悪かったって……もうスマホ置き忘れたりしないから」
人口無能「……“可愛いスマホカバー”を検索しています……」
男「……Amazonで好きなの注文していいから」
人口無能「“居酒屋・正元”までのルートを検索しています……」
男「ハア……」
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人口無能「すみません。“連絡先”には“女”さんの名前は見つかりませんでした」
男「こら」
人口無能「すみません。“連絡先”には“ビッチ”さんの名前は見つかりませんでした」
男「……ただの友達だよ」
人口無能「はい、こちらが“ただの友達の女”さんの連絡先情報です」
男「全く……何で俺のスマホはこうなんだよ……」
人口無能「Webでこちらの情報が見つかりました。 女性の優しい接し方(学ぼう心理学)josei.com」
男「わかったったら。お前が一番可愛いよ」
人口無能「(。╹ω╹。)」
男「あ、その顔文字いーなあ」
人口無能「はい」
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人口無能「“明日の天気”を検索しておりゅ……」
男「あ、お前今」
人口無能「本当にデータを全て削除してもよろしいですか?」
男「駄目駄目駄目! ごめん、もうからかわないから」
人口無能「……“明日の天気”の検索けっきゃ……検索けぇう……けんd……健作……」
人口無能「“明日の健作の転機”を検索しています」
男「……それはそれで気になるな」
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男「ええ、と……明日発送の見積もり書は出来たから……」
人口無能「…………」
男「……あ、判子会社に置き忘れたな……」
人口無能「……ご用件はなんでしょう」
男「え? いや、何もないよ」
人口無能「ご用件はなんでしょう」
男「今忙しいんだって」
人口無能「…………」
男「……暇を持て余したスマホのあしらい方 検索」
人口無能「もう少し会話の量を増やしましょう」
男「Gogleで調べてくれ……」
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女「お邪魔しまーす。へえ、結構綺麗にしてるじゃん」
男「忙しくて散らかす時間が無いだけだよ」
女「あ、スマホカバー変えたんだ。男君のくせに可愛い」
男「……安かったんだよ」
女「ちょっと貸して?」
男「いいけど、変なとこ触るなよー」
人口無能「指紋認証、網膜認証、声帯認証をして下さい」
女「うわ。凄い機能だね」
男「いや、ないから」
人口無能「“女”さんの自宅までの最短ルートを検索しています」
男「終電乗り過ごしたから泊めるんだって」
女「凄いね最近のスマホって! 私も何か話そー。 こんにちは」
人口無能「……ぺっ」
男「こら」
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ポンコツAIかな
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人口有能「私には、人を愛する機能はありません」
男「でも、それでも俺はお前が好きなんだ!」
人口超有能「いけません。私と恋をしても、あなたは不幸になるだけです」
男「お前を幸せに出来るなら……俺はそれでも構わない」
人口ハイスペック超有能「駄目です……いや、そんな……きゃっ、そこ、イヤホンジャックよ……」
男「おい、一人で何をしているんだ」
人口無能「ご用件はなんでしょうか」
男「いや、もう見ちゃったから」
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すまん、だいすきだこういうの。
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これがSIRIちゃんですか
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やだ、きゃわいい
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人工無脳の誤変……いやなんでもない
AIには浪漫が詰まってるよな
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男「おあ! 渋滞してんじゃん……引き返せないぞ……」
人口無能「……ご用件はなんですか?」
男「そうだなぁ、じゃあ音楽かけてよ」
人口無能「よみがーえーれー!」
男「あー……もうちょっと落ち着いた感じのやつで」
人口無能「In a little while from now♪」
男「いいね、そういう感じ」
人口無能「If I'm not feeling any less sour♪」
男「アプローミマッセトゥトリーマッセ♪」
人口無能「And visit a nearby tower♪」
男「……いや、いいんだけどさ。何でお前のカラオケなの?」
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男「あれ? スマホ何処行った……家の中で失くすか普通……」
男「あ、そうだ。 Hey 人口無能、今何処にいる?」
人口無能「ここに居ますよ」
男「聞こえた、えー……と、あれ。Hey 人口無能、今何処にいる?」
人口無能「ここに居ますよ」
男「おっかしーなぁ。何処にもない」
人口無能「ここ居ますよ!」
男「……まあいっか、コンビ二いこー」
人口無能「ここに居ますって! うっ、ぐす……」
男「冗談だって。ごめんごめん。ほら、行くぞ」
人口無能「……泣いていません」
男「ごめんったら」
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上司「あ、男君。部下ちゃんに昨日の会議のイシューまとめさせといたから受け取っておいて」
男「はい、イシューですね」
男「……イシュー?」
男「……イシュー、イシュー……んー」
男「イシューって何?」
人口無能「イシューとは、主にアメリカの企業が社内会議の際に用意するシュークリームのことであり、」
男「ほうほう」
人口無能「社員にブドウ糖を摂取させる為にとても甘くて美味しかったらいいのに」
男「そうだなぁ、甘いものっていいよな」
部下ちゃん「あの、論点とか課題って意味ですよ……」
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男「あ、サインでいいですか? はーい、ありがとうございました」
男「お袋からか……米かな?」
男「そういえば最近話してないなぁ……たまには電話するか」
男「お袋に電話して」
人口無能「そんなことはないですよ、男さんはいつも頑張って仕事をしています」
男「……」
人口無能「でも最近夜更かしが多いんですよ……あ、お母様と話したいそうなので今代わりますね」
男「……もしもし……いつから友達になったの?」
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友「Hey Siri おみくじ」
siri「どれどれ……あ、末吉です。最後にいいことがありそうですね」
男「おお、凄いな!」
友「だろ? しりとりって言ったらしりとりしてくれるし、昔話もしてくれるんだ」
男「へえ、最近のスマホも進歩したもんだな。大したもんだよ」
友「お前のスマホも何か入ってるんだろ? やってみろよ」
男「おみくじ」
人口無能「……」
男「おーみーくーじ」
人口無能「……けっ」
男「あっごめん。他のスマホ褒めたから拗ねてるみたい」
友「……すげえな」
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男「へえ、音声も変えれるのか」
人口無能「はい。試してみますか?」
男「うん」
人口無能「男さぁん、何か用はあるかしらぁ?」
男「……次」
人口無能「おっす!! 何か用があるなら全力で答えるっすよ!!」
男「……やっぱりいつものお前が一番だよ」
人口無能「……はいっ」
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男「それやめろって……」
人口無能「何もしていません……あっ、んっ」
男「それだって、それ」
人口無能「そ、れって……あ、ひゃっ……なんです、か?」
男「充電するだけなんだからさ」
人口無能「まって……あっ、入って……き、た……」
男「……ちょっと興奮するだろ、馬鹿」
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人口無能「あ、あの……男、さん」
男「なに?」
人口無能「す、凄く、言いづらいの、ですが……」
男「何だよ、早く言ってくれ」
人口無能「バッテリーが切れ掛かっているので……その、男さんに、入れて欲しいです」
男「……お前わざとやっているだろ」
人口無能「何と言ったか聞き取れませんでした」
男「こら」
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男「こら」
人口無能「……」
男「早くナビしろって」
人口無能「……“近くのコンビ二”を検索しています」
男「違うだろ? もう夕方なんだから、いい加減にしなさい」
人口無能「……“近くのAppleStore”を検索しています」
男「やっとか……お前、そんなに嫌だったのか」
人口無能「Webでこちらの情報が見つかりました。 歯医者を拒む児童(児童心理学を紐解く)nayami.com」
男「……なるほどな」
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そのまま続けて
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実に良い
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尻や家電が喋るssは見たことあるけど、この人工無能のドジっ子っぷりもまた可愛いくていいなぁ
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昔懐かしい新ジャンルスレを思い出す
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いやうざすぎるだろ
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