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「ホントに好きな人の為なら、何でもする」
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――蛍光灯の放つ光が、爛々と反射し続けるから
――バニラアイスの様な、白い病室は好きになれない
――日常から隔絶された、遠い昔の、白い箱庭
――そこにあった光景も、匂いも、感覚も、完全に消え失せて
――覚えているのは、互いに交わした言葉だけ
――あまりにも純粋に、美化されてしまったから
――あの時の自分は、何者だったか分からなくなるし
――他者の存在も、輪郭が酷くぼやけている
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少女「ヤァ」
?「…………」
少女「……元気?」
?「…………」
少女「…………また」
?「…………」
少女「…………会いたかったの」
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えへへ
少女「えっと…………」
?「…………」
少女「傷の具合とか」
?「…………」
少女「……どうかな」
?「…………」
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少女「やっぱり…………」
?「…………」
少女「まだ、痛むよね」
?「…………」
少女「まだ、7日しか経ってないものね」
?「…………」
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少女「…………私のせいで」
?「…………」
少女「…………本当に」
?「…………」
少女「…………本当に、私、私は、あの」
?「…………」
"
"
-
少女「…………えっと」
?「…………」
少女「あの、私…………」
?「…………」
少女「…………」
?「…………」
少女「…………」
?「…………」
-
少女「…………私は、」
?「…………」
少女「…………私の、えっと」
少女「う、」
少女「うまく、言葉にできなくて」
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少女「伝えたいことは山ほどあるのに」
少女「どうしても」
少女「どうしても私は、私…………」
少女「……」
少女「今日は、まだ、何も言えない」
少女「でも、どうしても」
少女「どうしても、言わなきゃいけないから、」
少女「だから……」
?「あぁ」
少女「!」
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?「こっちも、同じだよ」
少女「そう」
?「言わなきゃいけない気持ちが、言葉にならない」
少女「そう、なんだ」
?「……」
少女「……」
?「きっと、」
少女「!」
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?「きっと、明日までには、言葉にするから」
少女「……」
?「時間を、くれないか」
少女「……うん」
?「だからまた明日、病室に来てくれないか」
少女「……わかった。それじゃ、私も、言うから、さ」
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?「お互いの……」
少女「うん。お互いの本心を伝えよう。恐いけど」
?「あぁ、怖い……すごく、怖いよ」
少女「……」
?「……」
?「だから、また明日 」
少女「うん。また、お見舞いに来るよ」
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?と少女が何者かって推理もの?
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♡
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♥
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