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【艦これアサクリ】叢雲「あんたが司令官ね。」「ケンウェイ船長だ」
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エドワード 「エドワード・ジェームズ・ケンウェイ」
エドワード 「・・・ッ 俺はエドワード・ケンウェイと名乗ったか?」
叢雲 「なに言ってるの? 」
叢雲 「あんた、しっかりしなさいよ。なんで自分の名前に疑問なんて持っちゃってるわけ?」
エドワード 「お前こそ何者だ? 」
叢雲 「特型駆逐艦、5番艦の叢雲よ」
"
"
-
カチャッ
叢雲 「なんなわけ! 急に刀なんて抜いて、か弱い乙女をどうするつもり!? 」
エドワード 「見ろ。なにが映っている? 」
叢雲 「可愛い女の子ね」
エドワード 「特型駆逐艦、5番艦? 艦!? 」
叢雲 「・・・」
エドワード 「しっかりする必要があるのはお前もらしいな」
叢雲 「それにしても・・・ 」
-
「「ここは・・・」」
「「どこだ(よ)? 」」
-
エドワード 「人の気配、文明の匂い、なにもありゃしないな」
叢雲 「なんてこと! あんたと無人島でサバイバルってわけ!? 」
エドワード 「全裸じゃないだけ随分マシだ 」
エドワード 「染み付いた血と硝煙とラムとタバコの臭い、嗅いでりゃ少しは気が紛れる」
叢雲 「下品な人ね 」
エドワード 「海賊にまともな品性を要求するな」
叢雲 「海賊って 」
-
エドワード 「そんなことより何を持ってる? 」
エドワード 「カトラスが2本。銃が4丁、火薬に弾。吹き矢のダートがバーサーク、スリープが4本ずつ。ロープダート。 ・・・こんなところか。」
エドワード 「お前は? 」
叢雲 「やけに仕切るわね」
エドワード 「司令官なんだろ」
叢雲 「そうは言ったけど・・・」
エドワード 「何でそう言ったかおまえにも分からないなら、俺に聞くな」
叢雲 「わかったわ。 しれ、じゃなかった ケンウェイ船長」
エドワード 「歓迎しよう叢雲。 小さな王国へ」
"
"
-
エドワード 「連装砲? 魚雷? 」
叢雲 「そうよ! なんか文句あるわけ? 」
エドワード 「文句はないさ 確かに”艦”だ」
叢雲 「フリントロック銃と火薬があるなら火には困りそうじゃないわね」
エドワード 「あとは水と食料、状況の把握だな」
エドワード 「・・・よじ登ってくる」
叢雲 「えっ? なによ」
エドワード 「火のほうは頼んだぞ」
叢雲 「ちょっと待ちなさいよ! ・・・って消えてるし」
-
パチパチ
叢雲 「もうすぐ日暮れね。 いったい何時間待たせるのかしら」
ドーン ドーン
叢雲 「爆撃!? 砲撃ッ! 」
??? 「オオオオオオオオオオオオオオオ」
叢雲 「なんなの!? 」
叢雲 (違う、何かはわかんないけど敵、それは分かるわ)
叢雲 「私の前を遮る愚か者め。沈めっ!」
??? 「グオオオオオ」 ズザー
叢雲 「やった!」
ドーン
叢雲 「まだ居るの!? 」
-
エドワード 「もう一匹だ!! 」 バンバン! バン! バンッ!
ドドッ
エドワード 「クッ! 狙いが甘いとそうもなるか、随分としぶといな」
叢雲 「エッ!? 何? もう一匹って! 女の子じゃない! 」
エドワード 「だからなんだ! 叢雲! 決めろ! 動きは止めてやる!」
女の子 「ア”ア”アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
エドワード 「これが女の挙げる声か! ロープダートがもたん早く! 」 ギリギリ
叢雲 「もうどうなっても知らないわよ! 沈みなさい!」
・・・・・・
-
叢雲 「この子なんなの? 」
エドワード 「向かってくるなら敵だろ」
叢雲 「そ、そうよね。 じゃなくって! 」
エドワード 「海を数十ノットで滑ってくる肉だか機械だかよく分からんデカイ手の武器みたいなのを背負った女。 ちなみに黒いのは3、4mのよくわからない何かだ」
エドワード 「あの黒いのをやったのはお前だろ? 」
叢雲 「そりゃ、敵だと思ったから 」
エドワード 「ナゼ、ナニは一旦忘れろ。 重要なのはここがどこで、どう生き延びるかだ」
-
エドワード 「幸運にも水と食料両方が手に入ったわけだ」
叢雲 「まさか・・・ あんた! なんなもの食べられるわけないじゃない! 」
エドワード 「ヤーマ」
ザシュ ガッガッガッ ・・・ズルッ ズズズッ
叢雲 「美味しいの? 」
エドワード 「どんな味がする? が正しい質問だな」
エドワード 「血だな。 鉄の臭いはいいとして、タール、油、それに火薬の味だな」
叢雲 「ゲッ・・・ 体壊さないの? っていうか、死なないの? 」
エドワード 「火薬入りのラムを飲むやつだって居るんだ。 飲まないともたんぞ」
叢雲 「ホントに嫌なんだからね」
・・・ズズッ
「「悪くない(わ)」」
エドワード 「だろ? 」
-
エドワード 「・・・ こいつは、胃か? 」
ズルズル
エドワード 「? 何が入ってると思う? 」
叢雲 「とてもけったいなもの」
エドワード 「同感だ
気付けにもう一杯、いっとくか? 」 グビッ
叢雲 「えぇ、もらうわ」 グビッ
ザシュ ズルッ
金剛 「英国で産まれた帰国子女の金剛デース!
ヨロシクオネガイシマース!」
ブッー!!
「お前はなんだ!? 」
「あんたなによ!? 」
-
アサシンクリード4ブラックフラッグと艦これ
敵艦を倒して船を手に入れて、送り出して資材を集めて船を強化してまた敵と戦う
つながり
ギャグかシリアスかわからない感じでゆっくりやってく
-
金剛 「英国で産まれた帰国子女の金剛デース!」
エドワード 「俺はウェールズのスウォンジーだ。 お前は? 」
金剛 「・・・・・・ 英国で産まれた帰国子女の金剛デース!」
エドワード 「叢雲」
叢雲 「いつでも撃てるわよ」 スチャッ
金剛 「Wait! Wait!提督ぅー! 待ってくだサーイ! 」
-
エドワード 「叢雲」
スチャッ
エドワード 「今はいい。 それより俺とお前。いま何語で話している? 」
叢雲 「英語ね」
エドワード 「こいつは? 」
叢雲 「日本語ね。もしくはルー語」
スチャッ スチャッ
-
金剛 「分かりました、英語で話すのでお二人とも銃を収めてはいただけませんか? 」
エドワード 「物騒なバックパックも下ろすんだ」
ドサッ
エドワード 「これでまともに話ができるか? 」
金剛 「あ、はい。 私はバロー=イン=ファーネスで建造された金剛型戦艦一番艦の金剛と申します」
エドワード 「”艦” お前も艦か。 」
金剛 「スウォンジーといえば、あれですね。 え〜っと・・・ ウェールズと言えば妖精と魔法の国ですね是非とも行ってみたいと思っています」
エドワード 「無理するな」
金剛 「OKデース! 英語で喋ると気疲れしマース! 」
叢雲 「そっちじゃないから」
-
エドワード 「まあいい、通じる。意外にもな」
叢雲 「ホント意外ね。」
エドワード 「疑問は山ほどあるが、紹介しよう。 こっちは叢雲。 俺はエドワード・ケンウェイ船長だ」
金剛 「それにしては船が見当たりまセーン」
叢雲 「それよ! なんか引っかかってたの! 」
エドワード 「・・・・・・ 」
エドワード 「俺の船だ、必ず俺の元へってくるさ」
叢雲 「カッコついてないから。 」
金剛 「なかなか Coolだと思いマース」
-
叢雲 「それで話戻すけど、ここは何処だったのよ?」
エドワード 「絶海の孤島だ。 確かめてきた」
叢雲 「えええええ」
金剛 「Oh~ Jesus」
-
叢雲 「で? これからどーすんのよ? 」
エドワード 「この手の漂着には慣れてる」
金剛 「その時はどうやって脱出しましたカ? 」
エドワード 「一度目は浜辺で商人を助けてその船に乗せてもらった。 二度目は通りすがった漁船に助けられた。 三度目は捕まって投獄された。」
叢雲 「全部運任せじゃない! 」
-
エドワード 「・・・ 月がキレイだな」
「「!?!? //////」」
叢雲 「なによ! その露骨な話題のそらし方! 」
エドワード 「星は見にくいが、お前らが”艦”なら船乗りなら、星の見方ぐらい分かるだろ? 」
叢雲 「へ? 」
金剛 「南半球ネ」
エドワード 「そうだ。だがそれだけだ。 周りに島? そんなもんはない」
叢雲 「ハァ・・・ 絶望的じゃない。 あいつらみたいに海の上が走れればよかったのに。」
金剛 「エッ? できるヨ?」
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「「エッ!?」」
金剛 「ホラ! コレデース。 喫水線!」
エドワード 「ブーツの底だろ、それは」
金剛 「ナニ言ってるんデース! 目を離しちゃNo!なんだからネ!」
・・・
-
叢雲 「立ててるわね。水面に」
エドワード 「ああ」
金剛 「さあ、提督も叢雲もやってみてくだサーイ」
叢雲 「やってやるわよ! 」
・・・
-
叢雲 「え? やった! ウソ? 立てるわ!」
金剛 「提督もTry It!」
・・・
-
ボシャン
金剛 「HAHAHA! それはタダのブーツの底だったみたいデース」
エドワード 「・・・ チッ 期待した俺がマヌケだったな。 金剛、今から英語で話せ。 ケ ン ウェ イ 船 長 な 」
金剛 「Oh〜・・・ あ、ハイ。 了解しました。ケンウェイ船長。やはり貴方と私たちでは何かが違うのでしょうね。それが何かはわかりませんが、その違いがあなたの助けになると思っています」
叢雲 「少し笑ったぐらいで、そんなに怒らなくってもいいじゃないのよ」
エドワード 「イラッとしただけだ。 3時間もすれば好きなように喋っていいぞ」
-
叢雲 「チョッと寒くなってきたわね」
エドワード 「悪かったな。 気の利かない男で。コートとローブ」
叢雲 「コート! ///」
エドワード 「じゃあ、お前はローブだな」
金剛 「あ、どうも恐れ入ります」
叢雲 「むしろ昼間にシャツにローブに革鎧にコートって熱くないの? 」
エドワード 「くない」
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金剛 「紅茶が飲みたいネー! 」
叢雲 「3時間ぶりに自発的に喋ったと思ったらそれ? 」
金剛 「提督ぅー 同じ英国生まれならワタシの気持ち分かってくれるデース」
エドワード 「気取った貴族の嗜みよりラムだ。 それかワインだが、今はこれだけだ。 ホラ」 スッ
金剛 「Oh〜 なにかDangerな予感がしマース」
エドワード 「紅いぞ? 」 グビッ
金剛 「どちらかと言えば黒いデース」
グビッ ・・・ グビッ ゴッゴッゴゴ
叢雲 「一気飲みって・・・ 傍目で見るとそうと気持ち悪いわね。 それ二度と飲みたくはないわ」
金剛 「Yeaaaaaaaaaah!!!!!!!」
叢雲 「決めたわ! 二度と飲まない! 」
エドワード 「名案だ」
-
金剛 「Oh〜 もう朝デース。 叢雲、ワタシいつ眠ったんでしょうカ? 」
叢雲 「た お れ て た の分かる? 」
エドワード 「水を見つけてきたぞ」
!!!!!!
叢雲 「気配を消して近づいて来ないでよ。 びっくりするじゃない! 」
エドワード 「剥ぎ取った浮袋に20Lもってきた。何日かは保つだろう。」
金剛 「Great! さっそくいただくデース! 」
エドワード 「ん?」
金剛 「・・・ 申し訳ございません。私の軽率な行動でご迷惑をおかけしたようで」
エドワード 「いい。 ああなるとは俺も予想できなかった。 それより具合はどうだ? 」
金剛 「それが不思議と調子はいいですね。 そう! それはまるでバラの花を敷き詰めたシルクのベッドで朝まで愛し合ったあとに目覚めた昼下がりのようです! 」
叢雲 「具合は、悪いわね」
エドワード 「主に頭がな」
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エドワード 「夜のうちに皮に油と肉、骨、内臓と切り分けてある。 それに女が背負っていたデカイ何かだ。 それと女」
叢雲 「女って。 いつまで死体と一緒に眠るつもり? 」
エドワード 「その辺の枯れ木に括り付けて流せばいいだろ」
金剛 「そうですね。 いくら敵と言えど朽ちるままにしておくのは礼を失していますね」
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エドワード 「こんなもんか。 」
叢雲 「成仏しなさいよ」
金剛 「ご冥福をお祈りします」
エドワード 「生まれてきた地獄へ還るがいい」ガンッ!
叢雲 「蹴り飛ばして流すの!? 乱暴すぎじゃない!? 」
エドワード 「海賊流だ」
-
エドワード 「あの女の背負ってたバックパックだが・・・ 」
叢雲 「ナニよ? 」
エドワード 「まだ温かい」
「「ゲッ」」
金剛 「つまりまだaliveと言うことですカー!? 」
叢雲 「撃ってきたりシないの!? 」
エドワード 「撃てるならもう夜のうちに撃ち殺されてるさ。 それに使えそうだからな」
金剛 「だったらワタシが背負ってみるデース! 」
叢雲 「やめときなさい。 嫌な予感しかしないわよ」
-
エドワード 「やってみろ。 何かあれば俺が責任を持って・・・ (殺す)」
金剛 「愛しの提督のためにガンバルネー! 」
エドワード 「いつから愛おしくなった? 」
叢雲 「飲んだ血に惚れ薬の作用でもあるのかもね」
エドワード 「金になるな」ニィ
叢雲 「わたしには効かないみたいだけどね」
-
金剛 「コレはHEAVYデース! 」
バタン
叢雲 「無謀ね」
金剛 「・・・・・・ 」 スクッ
エドワード 「立てるじゃないか」
金剛 「ククク・・・ 礼ヲイウ ゾ アラタナ 船体ヲ アタエテ クレタ 事ヲ」
スチャッ パン!
金剛 「Wait! It's a joke ジョークデース! 」
エドワード 「空砲だ」
金剛 「死んだかと思いましター! 」
叢雲 「こんな状況で脅かさないでよ! 」
叢雲 「それにしてもよくとっさで空砲なんて撃てたわね」
エドワード 「色が変わらなかった」
叢雲 「色!? 」
-
金剛 「見てくだサーイ! クジラでもつかみ取りできそうな大きな手デース! 」
叢雲 「せいぜいイルカでしょうね」
エドワード 「それで金剛。 さっきの罰だ。そのでかい手で木を切ってきてイカダを作るのと、英語で喋るのどっちがいい? 」
金剛 「Oh〜 モチロン! イカダネー!」
叢雲 「役に立つのね」
エドワード 「俺の勘は当たるんだ」
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叢雲 「準備完了ね」
エドワード 「叢雲、金剛 よくやってくれた」
金剛 「POWER OF LOVEデース! 」
エドワード 「集めた水、トカゲやウミガメはこんなもんだ。 要は5日以内に陸地を見つけられなきゃみんな死ぬって事だ」
叢雲 「ホントにいい? 私たちが助けを呼んできてあげてもいいのよ? 」
エドワード 「置いてけぼりはもう沢山さ」
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金剛 「叢雲と交代でイカダを曳けばいいんですネー? 」
エドワード 「張ってみた皮の帆はおまじない程度だな」
叢雲 「ふふっ。いよいよ戦場ね」
エドワード 「敵には会いたくないがな」
叢雲 「口癖みたいなもんよ」
金剛 「私たちの出番ネ!Follow me! 皆さん、ついて来て下さいネー!」
エドワード 「それしかやりようがないからな」
金剛 「言わなきゃいけない気がしたネー」
エドワード 「風を捕まえるんだ! 」
「「帆船じゃないわ(ネ)!」」
エドワード 「癖だ」
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叢雲 「髪をたぐる風の心地よさ」
金剛 「「海の香りと雰囲気は心が安らぎマース」
「「それに可能性の匂いも」」
エドワード 「それが船の醍醐味さ」
SEQUENCE01 『船出』
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男 「深海棲艦が確認されたのは、2013年だったよな? 」
女 「そうだね」
男 「海賊の黄金時代原因、アン女王戦争の終結は? 」
女 「1713年だね」
男 「300年!? 何だよこの開きは!? 」
女 「ははん。 さては君バカだね。分からないから調べるのが任務じゃないか」
男 「よくわからないことは秘宝の仕業。便利だな」
女 「だからミンナ欲しがるんだよ」
女 「300年前の男が居るほうが、WWIIの軍艦が艦娘なんかになってるよりは現実味あるよね? 」
男 「どっちもねーよ! 」
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続きはそのうち
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アサクリ分からんけど、色が変わらなかったってのは……
要するにタゲったときに敵なら赤、味方なら緑みたいに色の変化があるんかな
掛け合いと言い回しが面白い、期待
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>>38
タカの眼もしくはEagleVisionという第六感とか超感覚
効果についてはその通り。敵と味方や重要な情報を持ってる人間を直感的に見分けたりできる
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テンポが落ちて、さらに何やってるかわかんなくなってるけど
続きいきます
-
金剛 「あっちデース!」
叢雲 「どーせまたナニか居るんでしょっ? 」
エドワード 「居るな、間違いなく」
-
エドワード 「見えたぞ」
叢雲 「これまでのパターンだとそうせまた増えてるんでしょうね」
エドワード 「分かってきたじゃないか。 8、9・・・ 12だな」
金剛 「OH〜 絶望的デース」
叢雲 「ナビゲーター役はアンタでしょ! だいたいねえ・・・」
エドワード 「シッ 気づかれる。 金剛、いつもどおりうねりに身を隠してやり過ごせ」
叢雲 「このまま金剛の言うとおりに進んでたら化物の巣に突っ込まされるわよ」
エドワード 「そいつが狙いさ」
-
叢雲 「ハア!? 」
金剛 「CRAZY!!」
-
エドワード 「飢えと渇きで死ぬよりは随分マシだろ? 」
叢雲 「マシな死に方を選ぶって話なの? 」
金剛 「make loveもせずに死ねまセーン」
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エドワード 「記憶も確かじゃないやつが3人、外洋のど真ん中。命以外に何が賭けられる? 」
金剛 「ワタシのLifeは提督のモノデース!」
叢雲 「いいわ! 私も賭けてやるわ! アンタにね!」
エドワード 「倍以上にして返してやるさ」
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叢雲 「あんたは自分の記憶については何か話せるわけ? 」
エドワード 「1693年スウォンジーで生まれたこと、私掠船員から海賊になって42で死ぬまで」
叢雲 「幽霊!?」
金剛 「ZOMBIEかもしれまセーン」
エドワード 「駆逐艦に戦艦にゾンビか、なかなか面白い取り合わせだ」
エドワード 「まあ、戦い方が体に染み付いてるなら何の問題もないさ」
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金剛 「そろそろ、のような気がしマース」
叢雲 「よく分かるわね。不気味ね」
エドワード 「帰巣本能ってやつだな」
叢雲 「やっぱり生き物なの? 生きたバックパックって余計不気味じゃない」
金剛 「ワタシのアンはいい子デース」
叢雲 「・・・ 名前、付けたのね」
エドワード 「その名は、避けてほしかった」
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エドワード 「陸地が見えたぞ。 ・・・ 何だあれは? 」
金剛 「ワタシも見たいデース。」
エドワード 「ヒトの望遠鏡を 「私もっ」
叢雲 「アレ船よね? 」
エドワード 「ああ。 初めて見る種類の船だが」
金剛 「船の墓場みたいデース」
エドワード 「潮流に流されて漂着したやつが、数十隻? ありえない」
叢雲 「あいつらの仕業なの? 何のために? 」
-
エドワード 「趣味だろうな。 俺も集めてた」
「「ない(デース)」」
-
エドワード 「しかし、好都合だな身を隠せる場所が増えた。 それにもうすぐ夜だな」
金剛 「Planはどうするつもりデース? 」
エドワード 「俺が騒ぎを起こす。お前らはそのすきに島に上がれ」
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叢雲 「合流場所はどうすんのよ? 」
エドワード 「逃げ回れ、見つけ出してやる」
叢雲 「どうやって!? 」
金剛 「Power of Loveデース! 」
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エドワード 「ああそうだな」
叢雲 「投げやりね」
エドワード 「とりあえず日が暮れるまで、お祈りの時間さ」
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金剛 「ここで見つかったらDeadEndネー」
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エドワード 「そろそろ時間だな。 」ドボン
叢雲 「飛び込むの!? 」
金剛 「漂着した船まで結構距離ありマース」
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叢雲 「泳ぐの速いわね。 カトラスとか銃とか、フル装備よね」
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とりあえずここまで。
ケンウェイ船長
特技:泳ぎがとても早い
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おつおつ、今回は場所が場所だけに情景が浮かんだよ
度々質問して悪いが、アサクリの主人公って何ぞの組織のアサシン、なんだよな?
ケンウェイさん船長つってたけど、主人公とは別なのかい?
-
>>57
アサシンクリード4の主人公がエドワード・ケンウェイで
物語が海賊がアサシン教団のアサシンになっていく話
-
ありがと、主人公だったか
にしても随分アクロバティックな転職したんだな……つか、4まで出てんのか
2だかは聞いた覚えがあったが……プレイ動画でも漁ってみるかね
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エドワード (甲板に気配はないな。 こいつは軍艦か・・・ )
エドワード (マストの上だな・・・ )
ヒョイヒョイ フン ハッ ウ”ーン” ヒョイ ダン
キー!!
-
エドワード 「あいつは・・・? 町か? まるでポートロイヤルだな」
エドワード 「7、8か。海の上ほど数が居ないが、あとは何匹湧いて出るか。 」
エドワード 「女の姿のやつが居るな。先ずはあいつだな。 バーサークダートが効けばいいが」
フッ ピシュン! スパンッ
女 「e a〜uuuuu Q!”W#!!E$R%FG&H’(JMK)<>=?!!」
ドーン ドドドドドドドドド
-
エドワード 「おっと。 効いたはいいが、無茶苦茶に撃ちやがる。 身を隠すか」
!Q”W#ED$F%G&’HJ()M<>=~?!a"s#d$f%g&'hj(9K0,.-/Q12W3え4#%$df'g&(bn)
ドドドドドドドドド ガラガラ
・・・
女 「グオオオオオオオオ・・・ 」
エドワード 「女を狙って殺すと気分が悪いな。 いや、すぐに慣れるか・・・」
タン ヒュー バサン
-
エドワード 「死体と船の残骸が散らばったな。 二人が流れ弾で死ぬようなたまじゃないな」
ギョイン バスン
??? 「グ」
エドワード 「でかいやつでも首の骨を切れば死ぬか」
エドワード 「二人を探すか。 痕跡はあっちの船の艦橋だな」
ヒョイヒョイ フン ハッ ウ”ーン” ヒョイ ダン
-
「ハァハァ・・・」
エドワード 「死にそうな顔だな」
叢雲 「ヒッ! 脅かさないでよ。 船はぼろぼろになるし、もうダメかと思ったんだからね」
エドワード 「ずいぶん弱気になったじゃないか」
エドワード 「それで金剛は? 」
叢雲 「船の残骸が落ちてきて、それから・・・ 」
エドワード 「死んだか」
叢雲 「何でそんなにあっさりと! 仲間じゃなかったの!? 」
ドーン
エドワード 「そうでもないらしい。運はないみたいだがな」
-
金剛 「Burning Love!!」 ドーン
ギョイン ザシュ
エドワード 「愛を語るならベットの中だけしておいてくれ」
金剛 「Wow! 一番に探してくれたデース! 」
エドワード 「いや、叢雲はまだ追いついてないだけだ」
-
叢雲 「まったく、あんたどういう動きしてるの!? 昆虫なの? 」
エドワード 「一流の船乗りさ」
エドワード 「再会を喜ぶ暇はないぞ」
叢雲 「合流することにに気を取られすぎてたわ」
-
エドワード 「あれだけの騒ぎで集ったのがこれだけだ。 ここに居るのはこれで全部だろ」
エドワード 「お前らもこういうのは嫌いでもないだろ? 」シャキーン シャキーン
ガシャンガシャン
金剛 「撃ちます! Fire〜! 」
叢雲 「沈みなさい! 」
ドーン ドドン パンパン ザシュ
-
エドワード 「雑魚は一瞬だがタフな女が何人かいるな。 叢雲! 魚雷は?」
叢雲 「魚雷なの! 海の上でしか使えないの! 分かってるの!?」
エドワード 「だったら投げろ! 」
叢雲 「どうなっても知らないんだから! 」ポーイ
ドドン!
-
エドワード 「? 」
叢雲 「だから言ったじゃない!」
エドワード 「狙えないならやれることは一つだ。 金剛!」
金剛 「Exactly! 」
エドワード 「もう一度投げろ! 」
-
金剛 「次のヤツでFINISHデース! 」
叢雲 「邪魔よっ!」
ドドン ドーン
バシュー モクモク
ザグッ ザクッ
エドワード 「弾幕と煙幕の合せ技ってやつだ」
叢雲 「よくあんな状態で相手が見えてるわね」
エドワード 「音を見るんだ」
-
叢雲 「他のやつが来る前に移動するわ」
エドワード 「ちょうど町があった。ポートロイヤルのように水没してたがな」
叢雲 「ポートロイヤル?」
金剛 「1692年に地震と津波で水没したソドムと呼ばれたジャマイカの町デース」
-
壁面に吸い付くように登ってる姿を見てゴキブリじゃなく昆虫って言ったのは叢雲の優しさ
今日はここまで
-
続けます
この辺からしばらく重い話だったり
-
叢雲 「イギリス近代史の話はおわった? もう着くわよ」
金剛 「コレはひどいデース」
叢雲 「生存者なんて当然居ないでしょうね」
エドワード 「酒を探そう」
金剛 「紅茶デース! 」
叢雲 「それより先に食べ物でしょ! 」
-
金剛 「残った建物があってよかったデース」
叢雲 「そうね。 生ものは腐っちゃってるけど、缶詰とかレトルトは食べられるわね」
エドワード 「このビールは、イケるぞ」ゴッゴッゴゴ
叢雲 「いつまで飲んでんのよ! 」
エドワード 「まだ6本めだぞ? 」
-
金剛 「Wow! コレ見てくだサーイ! 」
叢雲 「カレンダーね」
エドワード 「2012年12月・・・ 」
金剛 「食べ物の腐り方から見て、かなり経ってマース」
-
叢雲 「船長が死んだのは? 」
エドワード 「1730何年だった。お前らはどうだ? 」
叢雲 「進水日は1928年だった気がするわ」
金剛 「1912年デース」
エドワード 「進水日、ね。 100歳だな、おめでとう」
叢雲 「おめでとう。金剛」
金剛 「実感がわきまセーン」
-
エドワード 「ここがどこか手がかりになりそうなものは? 」
叢雲 「住所の書かれた封筒は見つけたけど? 」
エドワード 「フランス語だな・・・ ヌーベル・カレドニア・・・ 」
金剛 「ニューカレドニア! 天国に一番近い島デース」
エドワード 「地獄に一番近い島の間違いだろ? 」
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エドワード 「後はスループでもあればここから抜け出せるな」
金剛 「どこへ向かいますカ? 」
エドワード 「あれだけの船がやられてるんだ。大きな島でもまともに機能してないだろうな」
叢雲 「ってことは、南赤道海流に乗ってオーストラリアを目指すってわけ? 」
金剛 「それからどうするデース」
エドワード 「さあな? 」
「「・・・ 」」
-
叢雲 「ねえ。船長」
エドワード 「・・・ なんだ? 」
叢雲 「私たちって艦なの。軍艦なの」
エドワード 「そう言っていたな」
叢雲 「だからね。記憶がないの戦うこと以外」
エドワード 「何にだってなれるさ。俺でさえやり直せたんだ」
金剛 「だったらワタシは提督のお嫁さんになりマース! 」
エドワード (俺は、船長、だな・・・)
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金剛 「いいヨットが見つかってよかったデース」
エドワード 「コレならしばらくの航海にも耐えられるな」
叢雲 「短いに越したことはないけどね」
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エドワード 「おいちょっと待て。 あいつは・・・ 」
金剛 「どうしたデース。 もうすぐ夜明けデース! 」
叢雲 「ただの転がってるトラックじゃない。ほっときなさいよ」
エドワード 「大事なことだ。出発は延期だ! 何故か分かるってやつだ」
叢雲 「Ab・・・ アブスターゴ? 」
-
以上
次回からは説明が増える
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おつおつ
ちょっと勉強してきた。
なるほどこりゃゴキブリめいてるわ、段差も壁もなんのそのだなw
でも思ったほど冷血漢ってわけでもないね。今後の展開にも期待できそうだ。
-
続き
今回から説明回
-
ガシャーンガシャーン ガラガラ
金剛 「Hey! 提督ぅー 何を壊しているデース」
叢雲 「急に血相変えてトラックを荒らしだしたりして何があるっていうの? 」
エドワード 「こいつを取り出してたんだ。 俺が知ってるのとは少し違うみたいだが」
金剛 「Crystal skullデース!」
叢雲 「キレイ」
-
ペカー
エドワード 「ん?」
叢雲 「何か光ってる! 」
金剛 「眩しいデース! 」
-
金剛 「壁に顔ガ! 」
??? 「おいおいおい! こいつは驚きだ。 レベッカ! 見てくれよ! 」
エドワード 「お前は一体誰だ? 」
??? 「エッ!? ウソ! マジ、エドワード・ケンウェイよね!? 」
エドワード 「おい! 答えろ! 」
??? 「おっと。悪かった。ボクの名前はショーン・ヘイスティングス。 彼女はレベッカ。僕らも君と同じさ」
??? 「レベッカ・クラインよ。 確認だけど、あなたエドワード・ケンウェイよね? 」
エドワード 「俺のことを知っているのか? 」
ショーン 「伝説の大海賊にして、偉大なる導師エドワード・ケンウェイ! 」
レベッカ 「観測所やエデンの布を見つけ出したのよね」
叢雲 「で、誰なのよこいつら」
金剛 「お知り合いですか? 」
エドワード 「同類ではあるらしい」
-
エドワード 「誰でもいいが、答えてもらおう。 死人が生き返るって事はありえるのか? それも300年も前の」
ショーン 「それが可能なエデンの果実はアンクが報告されてるけど、300年となると別のエデンの果実だ 」
レベッカ 「ちょうどそれを探してた彼の番号からかかってくるから、びっくりよね! 」
エドワード 「彼? 誰だ? 」
レベッカ 「アブスターゴでリサーチアナリストとして働いてたんだけどね。私たちのせいで上層部と揉めちゃって」
ショーン 「死にそうになってたところを僕らが助けて、仲間に加えたってわけだ。 なかなか優秀でね。第2次大戦、正確には太平洋戦争に原因になったエデンの果実を探してもらってったんだ」
エドワード 「それで見たかったのか? 」
レベッカ 「フィジーに到着してから彼とは2ヶ月以上連絡がないのよ。太陽フレアの影響で通信網はズッタズタ、無事だったとしてもすぐ連絡が取れるわけじゃないから」
エドワード 「水晶の髑髏は通信装置として機材につながれてたわけか」
レベッカ 「たしかにかつて来たりし者の技術なら電波干渉もなく長距離通信が可能ね」
-
金剛 「あの状況が飲み込めないんですが、説明してくださいますか? 」
叢雲 「そうよ! なんなのエデンとかなんとか! 」
ショーン 「構わないかい? 」
エドワード 「俺がこの場所にいるのが秘宝のせいなら、こいつらも。被害者だな」
-
エドワード 「大昔、先史時代に生きてた奴らが遺した迷惑な秘宝、そいつがエデンの果実さ。」
ショーン 「現代科学を遥かに超えたその力を使って世界を征服しようとしてるアブスターゴ、またの名をテンプル騎士団。それ止めるのが僕たちアサシン教団ってことだね」
叢雲 「ずいぶん単純な話になったわね」
金剛 「それで第2次大戦と太平洋戦争の原因というのは何だったんですか? 」
ショーン 「歴史家に聞くには少し難解過ぎる質問だね。
でもアサシンとして答えるなら、増えた人口を減らし、支配を拡大するため騎士団が火を付けたってことだね。
でも、それじゃ太平洋戦争の説明はできない。 そこで出てくるのが死者を蘇らせる力を持ったエデンの果実となるわけだ」
-
エドワード 「・・・ どうした? 」
金剛 「殺すためだけの戦争なんて・・・ 」
叢雲 「一体何の権利があってそんなことを! ・・・ 」
エドワード 「それがこの世界だ。それが俺たちの敵だ」
-
エドワード 「まだ聞きたいことはあるが、また連絡する」
ショーン 「だったら、僕たちも山ほどある聞きたいことを次までにまとめとくよ」
レベッカ 「彼女たち相当顔色悪そうだけど大丈夫なの? 」
エドワード 「みすみす死なせやしない」
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エドワード 「さあ、行こう。宝探しの時間だ」
叢雲 「勝手に行ってきなさいよ・・・ 」
エドワード 「行かないのか? 金剛お前は? 」
金剛 「乗りかかった船デース! 」
叢雲 「ついて行かなかったら置いていくとか言うんでしょ!? 」
エドワード 「いや。 待つ」
叢雲 「わかったわよ・・・ 」
-
そろそろ仲間を増やしたいが、誰がいいかえらく悩む
-
え…エツィオ…
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>>96
船関係ないじゃん
今日の続き
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金剛 「車からケーブルが続いてマース・・・ 」
エドワード 「入江の方だな」
-
金剛 「洞窟デース! 宝探デース! 」
-
エドワード 「見えてきたぞ」
叢雲 「欠け一つもないわね」
金剛 「キレイな石積みですネー。何で出来ているんでしょうカ? 」
エドワード 「こいつで七万年以上経ってるはずだ」
金剛 「太古の神秘デース」
エドワード 「研究資料何かは残っているはずだ。探そう」
-
??? 「ああ、天使だ・・・ 天使が迎えに・・・ 」
金剛 「ナニ言ってるデスカ? 生きてマース」
エドワード 「そいつが生存者か。 話を聞こう・・・ 」
??? 「・・・ヒッ! 悪魔だ・・・ 殺される! 」ダッ
金剛 「OUCH! 突き飛ばさないでくだサーイ! 」
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ダダッ タン フン! ハッ! 「待て!殺されたいのか!? 」 ターン!
??? 「・・・ ここまでくれば・・・ 」
ドサッ シャキーン
エドワード 「話してもらおう。」
-
エドワード 「ドクター、ここにあるのは死者を蘇らせるエデンの果実なのか? 」
ドクター 「情報を実体を持つ形で復元することができるという仮説は建てられていますが、定かじゃありません。その根拠を見せましょう。 拘束を解いてもらっても? 」
エドワード 「いいだろう。おかしなことをするなら膝を吹き飛ばす」
ドクター 「ではさっきの部屋に戻りましょう」
エドワード 「通路はお前のせいで塞がってるがな」
-
ドクター 「あ、この地図を見てくださいよ。 これがグレートカタストロフ以前のこの周辺の衛星写真」
エドワード 「グレートカタストロフ? 」
金剛 「聞き覚えのない単語ですね」
ドクター 「知らない!? まさか死者が蘇るって・・・ 」 パン!
ドクター 「ヒッ! 」
エドワード 「聞いているのは俺たちだ。左手は空砲だが、右手のほうが狙いやすいぞ」
-
ドクター 「・・・ 答えます!答えますとも! 2012年12月に起こった太陽フレアの影響で地殻変動が起こって、それから全世界で群発地震が起こって、津波が世界中の沿岸部を飲み込んだっていうのがグレートカタストロフです」
叢雲 「最近酷いことしか聞いてないわ・・・ 」
-
ドクター 「続けます。 そしてこれが現在の航空写真。
これを取るために無人偵察機が何十機も潰されましたさらにこれがかつて来たりし者の生きていた七万年前の海岸線。ほら現在の海岸線とぴったりでしょ?仮に地殻変動の影響なら昔と完全に一致するなんてことはありえません!だからこの世界を七万年以前に戻そうとする力を推測しているわけですよ!そのトリガーがグレートカタストロフなのは確実でしょう。それと深海棲艦と呼ばれる化け物たちは2013年に入って確認され始めたんだけど、この島の周辺の変化はそれと同時期なのそれでね。それでね。秘宝の制御下で何かしらの活動を行ってるんじゃないかってさらにこの遺跡は放射年代測定にかけると約70年前なんです不思議でしょう?この遺跡が70年前に作れたかってモチロン不可能ですよ。その時は?そうです!太平洋戦争中です」
「「「・・・ 」」」
エドワード 「ドクター、ストップ」
ドクター 「フヒッ! すみません研究のこととなると喋りすぎてしまって」
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金剛 「つまりどういうことですか? 」
エドワード 「ここにある秘宝を使えばあの化け物たちを殺して回らずに済むんだろ? 」
ドクター 「あなたたちはあいつらを!? 深海棲艦を殺せるんですか!? 」
エドワード 「生きてるんだ鉛玉を喰らえば死ぬだろ? 」
叢雲 「死ぬわ」
金剛 「DEATHデース」
エドワード 「ちなみに斬っても死ぬ」
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世界観の説明回2回目
ここへ来てやっと深海棲艦という単語が登場
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そういやエドワードも普通に殺してたな
艦これ設定下では艦娘しか太刀打ちできない不思議バリア張ってんだっけ
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>>109
張ってたね。この話では不思議バリアというわけじゃないが詳細は追々
続きます
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エドワード 「それで秘宝はここにあるのか? あるものを手に入れれば仮説なんて意味が無い」
ドクター 「メモリーが確かなら。でも、トラップがあるんで何人も犠牲に」
エドワード 「見つけてくる途中まで案内しろ」
ドクター 「ヤッタ! ホントに!? いいんですか!?」
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叢雲 「大丈夫なの? あんた死なないわよね? 」
エドワード 「なに、いつものことだ」
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ドクター 「ここです。あっちに見えるのが多分、いやキットそうです!! 」
ビーーーーーービビー
金剛 「触れると死ぬやつデース」
エドワード 「落ちても死ぬな」
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エドワード 「待ってろ取ってくる」
フン! ハッ ガション ギーゴゴゴゴ ガチャン ハッ オオゥ ヒョイ タン ガコン
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エドワード 「こいつで道ができた」 スタン
金剛 「Wow! Congratulations!」
ドクター 「ありがとう! これで! 秘宝がこの手に! 」
エドワード 「俺のだ。 間違えるな」
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ドーンドーン
エドワード 「こいつは砲撃音か!? 」
金剛 「そうみたいデース」
ドクター 「遺跡の起動が何かシグナルになったのかも! 」
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エドワード 「先に片付けよう」
金剛 「行けます! 」
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エドワード 「叢雲、お前はやれるのか? 」
叢雲 「何を信じて、何のために・・・ 」
エドワード 「真実はなく、許されぬ行為はない」
叢雲 「どういう意味よ!? 」
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エドワード 「戦うこと、生きることに意味なんて無いさ。だがな、俺は生きてなきゃ信条の意味も理解できず、何者にもなれないまま死んでいた」
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エドワード 「お前がもう戦えないならそれでいい。 俺たちが代わってやる」
叢雲 「見くびらないでよ! やってやるわよ! 」
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叢雲 「それよりも! あんたは秘宝を手に入れなさい! あいつらがそれで止まるなら楽でしょ! 」
金剛 「叢雲が元気になってよかったデース! 提督もHurry up急ぐデース! 」
エドワード 「持ちこたえろよ! 」
叢雲 「誰に聞いてんの!? 」
エドワード 「急ごう! 」
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ドクター 「ハァハァ・・・ ちょっと運動は苦手なんですが・・・ 」
エドワード 「ついてこいとは言っていない」
エドワード 「こいつは・・・ 見たことがある気がする。 ・・・記憶の、封印? 」スッ
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<サンプル17プロジェクトへようこそ>
<ヘイザムかコナーか ワー!オー! 行くぞ 野郎ども!!>
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エドワード 「ここは? イナグア島の酒場か・・・ 」
アドウェール 「どうした? 船長」
サッチ 「ケンウェイ! 飲み足りねぇのか! 」
メアリー 「それより飲み過ぎじゃないのか? 」
アン 「ここは酒場よメアリー、飲んでくれないとこっちの商売上がったりだわ」
ヘイザム 「父さんそれよりもボクと遊ぼうよ! 」
ジェニファー 「私が遊んでもらうの! 」
キャロライン 「兄弟なんだから二人で遊んでもらえばいいじゃない」
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エドワード 「なるほど天国に一番近いってのは嘘じゃないらしい・・・ 俺が天国行きとは思わなかったがな」
エドワード 「悪くない酒だ・・・ 」グビッ!
エドワード 「だが! 悪魔には地獄がお似合いさ! 船を出すぞ! 」
-
船長 「やあったああああああ!!! 」
エドワード 「メインを張って風を受けるんだ! 」
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船員 「船長! 戦闘だ! 」
エドワード 「黒いほうが敵で白いほうが味方だ! 」
船員 「了解だ! 船長! ジャックドーここにありってことを見せてやろうぜ! 」
エドワード 「臼砲! 放てーーー!!! 」
ドドン ヒューン スパンスパンッ
-
叢雲 「砲撃!? どこから!? 」
エドワード 「またせたな! 行くぞーーーー!!! 」
船長 「うおおおおおおおおおお!! 」
金剛 「ホントウに船長だったデース! 」
エドワード 「撃てえええええ !!! 」ドドドド
船員 「海の藻屑だあ!! 」
-
エドワード 「よく持ちこたえたな」
叢雲 「当然の結果よ」
金剛 「敵が撤退していきマース! 」
エドワード 「歓迎しよう。叢雲、金剛。我がジャックドー国へ」
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叢雲 「ところで・・・ 島おかしくない? 」
金剛 「形が変わってマース!! 」
エドワード 「イナグア島だな、こいつは」
-
遺跡のアスレチックに海戦とアサクリプレイヤー以外には何してんだ?と思われそうな回
次章からは艦隊に新しい仲間も加わるよ
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叢雲 「やったら時代がかってる場所ね」
エドワード 「こいつが300年前の海賊の隠れ家さ。案内が必要か? 」
ドクター 「ぜひ! 」
叢雲 「どっから湧いてきたのよあんた!? 」
エドワード 「消し飛んだのかと思ってたぞ」
ドクター 「その可能性はありました。 実体を持って再生す・・・ 「とまれ」
エドワード 「聞きたいことはあるが、今はいい」
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エドワード 「右が酒場、その裏が道具屋、向かいが娼館だ。ちなみに男娼は居ない」
叢雲 「誰がそんなこと行くっていたのよ!? 」
エドワード 「おかに上がったら、飲み食い騒いで歌って、呆けた頭で顔もわからないような女を抱いて眠る。それが海の男の生き方だ」
金剛 「ワタシから目を離しちゃNoなんだからね! 」
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叢雲 「そんなことよりシャワーを浴びたいんだけど」
エドワード 「丘の上に白い屋敷があるその裏手に水場がある」
叢雲 「覗かれたらどうすんのよ? 」
エドワード 「撃ち殺せ」
叢雲 「へ? 」
-
エドワード 「そうすりゃビビって覗こうなんてしやしないさ。だが、優秀な船員が減るのは避けたい。だから見せしめに鼻を削ぐっていう手もある。屋敷の中は好きに使え」
叢雲 「わかったわよ! 水汲みからやれってことでしょ」
金剛 「それかDon't mindデース! 」
叢雲 「わたしは気にするの!! 」
-
エドワード 「お前は? 」
金剛 「紅茶デース! Tea Timeにしまショー! 」
エドワード 「道具屋にはあるかもな」
金剛 「Great! 探してきマース! 」
エドワード 「飲んでるやつを見たことはないが」
-
船員 「船長! 浜辺に何か打ち上げられてる! 海にも浮いてるぞ! 」
-
エドワード 「深海棲艦と言っていたな・・・ 」
ドクター 「それは駆逐艦とか呼ばれているやつっすね」
エドワード 「艦、こいつらも艦か・・・ それで何なんだ? 」
ドクター 「さあ? 」
-
エドワード 「でかいやつは腹を裂いてみろ何か出てくるかもしれん! 残りはバラして塩漬けにしておけ!」
船員 「船長! 女のほうもですかい!? 」
エドワード 「考えなくても分かんだろ!! 」
-
ドクター 「息があるのは私が見ます! 」
エドワード 「そっちのドクターだったのか」
-
エドワード 「昨日はよく眠れたか? 」
叢雲 「なかなかいいベッドだったわ。海賊の隠れ家にしてはだけど」
金剛 「汗臭かったデース! 」
エドワード 「そいつは俺のベッドだ」
金剛 「Wow! じゃあ今晩も使いマース! 」
-
叢雲 「じゃああんたはどこで寝てたの? 」
エドワード 「藁山」
「「は? 」」
エドワード 「藁山」
-
叢雲 「そう言えばあいつら、あれも艦なのね」
エドワード 「お前が最初に倒したでかいやつは駆逐艦と呼ばれているらしい。 仲間だな」
叢雲 「・・・・・・ 」
金剛 「Don't mind」
叢雲 「気にするわよ!」
-
エドワード 「それで二番目の女が戦艦。名前までは分からなかったが、新種だろうと」
金剛 「Oh! 船長から貰ったレアな装備デース! アンは一生大事にしマース! 」
叢雲 「あげるつもりは無かったとお思うけどね」
エドワード 「アンね・・・ 」
-
エドワード 「駆逐艦、軽巡洋艦、重巡洋艦、戦艦、航空母艦があるらしいが、スクーナー、ブリッグ、フリ・・・ 「帆船に直さなくても分かるから」
-
エドワード 「それでそいつの装備が艤装だと」
金剛 「船ですからネー」
エドワード 「面倒は船大工がまとめて引き受ける。見てもらいたけりゃ持っていけ」
叢雲 「よくできるわねそんなこと」
-
エドワード 「俺が日本語を喋れたりできるはずのないことができるのは記憶があるからだろうと」
金剛 「Memoriesですカ? 」
エドワード 「生き返ったとき別の記憶が取り込まれるってのがドクターの説だな 」
叢雲 「別人の記憶があるっていうの? 」
エドワード 「ああ、俺の場合ショーンの言っていたアサシンの記憶だろう」
叢雲 「私たちが人としての生活を送れるのも誰かの記憶ってわけ? 」
-
金剛 「打ち上げられてたのはどうなりますカ? 」
エドワード 「ドクターが見てくれているが、意識があっても記憶が抜け落ちてるみたいだ。名前どころか喋り方も忘れたやつが要る始末だな」
金剛 「Oh〜 HEAVYデース」
エドワード 「放っておくわけにもいかないだろう」
金剛 「Seamanshipですネー! 」
叢雲 「シーマンシップの敵みたいな人間だけどね」
-
エドワード 「今日はジャックドーを出すぞ」
金剛 「哨戒デース! 」
エドワード 「いや釣りだ」
-
エドワード 「ものども声を上げろ! 」
<Now we are ready to head for the Horn,
Weigh, hey, roll an' go!>
エドワード 「ふん。 舵輪の重さ・・・ 変わらないな。どんな嵐だろうと、艦隊だろうと俺のジャックドーなら」フフン
金剛 「Shit! もとい嫉妬! 」
-
叢雲 「浸ってるところ悪いけど、なんでこのタイミングで釣りなわけ? 」
エドワード 「ジャックドーの船員が40人、 拾った奴らが20人。それから増えるかもな」
金剛 「Supplyは大切ネー! 」
叢雲 「油と火薬の味の肉を食べるよりマシってことね」
エドワード 「ウジの湧いたビスケットよりもな」
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エドワード 「深海棲艦のせいで海上交易路もろくに機能しなくなって、海賊家業も無理だからな」
叢雲 「自給自足生活ってわけ? 」
エドワード 「方法は考えてるところさ 」
-
金剛 「最初はヨットで大きな島へ向かう予定でしたネ」
エドワード 「今の状況なら所詮島だ、洗い流されて日干しにされてるだろう」
叢雲 「じゃあ、みんなでオーストラリアに移住とかなわけ? 」
エドワード 「それも悪くないな」
「「・・・・・・」」
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エドワード 「漂着した奴らをどうするかもあるぞ」
金剛 「全員Girlsばかりだって聞いたネ」
叢雲 「考えがあるわ。 武器でも持たせてみるっていうのはどう?」
エドワード 「危なっかしいな」
金剛 「武器を持った素性のわからない人間というならみんな同じですよ」
エドワード 「確かにな。 ムカつくやつの頭をいつでもぶち抜けりゃ、生きていきやすくなるな 」
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エドワード 「戻ろう・・・ 」
叢雲 「なかなかな大漁だったじゃない」
エドワード 「そうでもないだろ」
金剛 「明日もFishingデース! 」
エドワード 「このままじゃ海賊船ジャックドーは、漁船ジャックドーになるぞ」
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続きです
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ドクター 「夢ですか・・・ 興味深い・・・ 夢というものは一説には・・・「長くなるか? 」
エドワード 「要点は? 」
ドクター 「夢は秘宝が船長の記憶、脳にアクセスした結果でしょう。やはり秘宝が何かを再構成するのに設計図として記憶が必要なんじゃないでしょうか? 夢に出てきた人物が船員をのぞいて生き返っていないというのは気になりますが」
エドワード 「アドやアンが居ればもう少し楽もできただろうからな」
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ドクター 「人を生き返らせるというのは特殊な条件が必要なのかも? だとすれば・・・ 血! 血統!! 」
エドワード 「急に大声をあげるな! 」
ドクター 「す、すいません。 秘宝がトバカタストロフ以降の崩壊した世界を再生させるために作られたとすれば、イスにとって反乱を起こした作業用ロボットである人類は必要ないはずです! イスの血を継ぐものつまり血統としてのアサシンなら再生される世界に必要なものとされるはず!! です!! 」
エドワード 「それだとクルーや叢雲、金剛はどうなんだ? 」
ドクター 「人間じゃない! 」
エドワード 「は!? 」
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ドクター 「そんな怖い顔しないでくださいよ・・・ 人間の定義とは、何をもって人間なさしめるのか、なんて哲学的な話は置いておくとして。 船員の人たちには親が誰で、どこで生まれ育ったとかその辺が無いんですよ。知識はあっても人としての物語が」
エドワード 「つまり役割以外のものは空っぽってことか」
ドクター 「その通り! 」
ドクター 「でも、飲んで歌いますね。みんな」
エドワード 「それは 必 要 だ 」
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エドワード 「漂着者のほうは? 」
ドクター 「不思議なことに。全員かすり傷一つないんです。意識レベルに関係なく。意識のある子たちも暴れたりもせず落ち着いてますね」
エドワード 「すぐに何かできそうか? 」
ドクター 「船長の判断を聞いてからって事で寝かせてありますけど、今のところは問題なさそうな子たちは何人か」
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エドワード 「武器を取れ、そう伝えろ」
ドクター 「えっ!? 深海棲艦ですよ!? 」
エドワード 「常に有能な人材は求めてる」
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--翌朝
エドワード 「言い出したのはお前だぞ」
叢雲 「そうは言ったけど、名前もないような奴らの面倒なんて見たことないわよ」
金剛 「ワタシもないデース! だからダイジョーブデース! 」
叢雲 「大丈夫な気が全然しないし! 」
エドワード 「名前ぐらいつければいいだろ。 面倒見るのはやる気の有りそうなやつだけでいい」
エドワード 「頼んだぞ。お前らのほうがキャリアが長いだろ」
叢雲 「一週間も経ってないけどね! 」
-
船員 「船長!! たいへんだぁ!! 」
叢雲 「落ち着きが無いのね」
エドワード 「落ち着けないが正解だ」
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エドワード 「こいつは・・・? 」
船員 「引き上げた死体でさぁ」
エドワード 「でかい血溜まりにしか見えないが」
船員 「数が多いんでまとめて焚くか、流そうって話だったんだが、泡吹いて消えちまった」
エドワード 「汚い人魚姫だ」
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エドワード 「今はお前が主人か? 」
酒場の親父 「必要だろ? 」
エドワード 「腕のいい料理人は船にこそ必要なんだが、それはいい。引き上げた深海棲艦を塩漬けにした樽があるだろう見せろ」
カパッ
酒場の親父 「こいつは酷え、血を貯めてたつもりはなかったんだが」
エドワード 「殺されるな・・・ 俺が」
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エドワード 「その武器は泡になって消えないのか? 」
船大工 「ああ、そうみてえだ」
エドワード 「随分な数だ。こいつを1人で面倒見るのか? 」
船大工 「いや、妖精さんが手伝ってくれるんですさあ! 」
エドワード 「小人の靴屋か? 眠気が極限だと現れて手伝ってくれるやつか」
船大工 「今でも頑張って仕事してんのが見えないんですかい? 」
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エドワード 「休め」
-
エドワード 「これ以上 問題を 増やす な」
船大工 「違うんですって! 船長! 」
-
エドワード 「あと半月で俺は死ぬ」
金剛 「Why!? 」
-
叢雲 「・・・いきなり何言い出すの? 」
エドワード 「ビスケットは好きか? 」
叢雲 「だから意味がわかんないって」
エドワード 「食料の残りは1ヶ月分。だが、誰もビスケットを陸に上がってまで食いたくはない」
金剛 「ダイジョーブデース! 我慢出来マース」
叢雲 「不味くはあるけど耐えられないってわけじゃないし」
-
エドワード 「そいつは船員がウジの沸いてないビスケットをお前らに回してくれてるおかげだよ」
「「・・・・・・」」
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エドワード 「それに耐えられるのが持って半月、過ぎれば反乱が起きて俺が死ぬ」
叢雲 「うっ・・・ 結構切実ね」
エドワード 「そうだ。 一週間以内に漂着組を何人か戦える状態にしておけ」
叢雲 「で? あんたは? 」
エドワード 「船を出す」
金剛 「Oh〜 離れ離れデース」
叢雲 「はいはい・・・ 仕事にかかるわよ」
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海軍カレーなんて作ってる余裕はモチロンない
-
エドワード 「帆をたため! 係留するぞ」
船員 「了解だ! 船長! 」
-
ドーンドン
エドワード 「射撃か」
金剛 「Burning Love!! 」ダダダッ
スッ
金剛 「Oh~ 今のを避けますカ」
エドワード 「向かってきたら殺すか、避けるかだろ? 」
-
エドワード 「で・・・ 何で今銃を持ってるのがドクターなんだ? 」
ドン ドテッ ハハハハハ
叢雲 「そんなに腰が引けてたら当たり前よ」
ドクター 「やっぱり私はインドア派だから」
-
??? 「ご注文は? ラムでいいよね? 」
ダンッ
??? 「エールもワインもないんだけどね」
-
エドワード 「お前は? 」
??? 「アリサ。 そこの親父が適当につけてくれた」
エドワード 「浜で銃を撃ってるがやらなかったのか? 」
-
グビグビ
??? 「死にそうな顔してお酒飲でる人も船員さん? 」
エドワード 「船長だ」
??? 「じゃあ、あなたが提督さんってこと? 翔鶴型航空母艦2番艦、妹の瑞鶴です。
幸運の空母ですって?そうじゃないの、一生懸命やってるだけ…よ。
艦載機がある限り、負けないわ! 」
-
エドワード 「エドワード・ケンウェイ。海賊だ。 その意味不明な自己紹介はなんだ? 」
瑞鶴 「それは、言わなきゃいけない気がして」
エドワード 「記憶と意識の整理ができていないってやつか」
-
瑞鶴 「冗談だと思ってたんだけど、ほんとに海賊なんだ」
エドワード 「ジャックドー、美しい船だろ? マストの黒旗ただの飾りじゃない 」
瑞鶴 「犯罪者じゃん! 爆撃されたいの!? 」
エドワード 「やってみろ・・・ 」
瑞鶴 「うっ・・・ 助けてくれたのはそりゃ感謝もしますけど・・・ 」
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エドワード 「海賊に手はかせないか? 」
瑞鶴 「誇り高き帝国海軍の翔鶴型の名前にかけて」
エドワード 「・・・ それでもいいさ。海賊稼業は開店休業中だからな」
瑞鶴 「深海棲艦とかのせい? でもそれって秘宝とかを手に入れたから出なくなってって話じゃないの? 」
エドワード 「一つだと誰が言った?」
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瑞鶴 「そ、それって、秘宝を全部手に入れるまでこの島で籠の中の鳥! いや鶴になっちゃうわけ!? 」
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--翌朝
チュンチュンチュン
??? 「おはよう。船長さん」
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エドワード 「ん・・・ あ? 誰だ・・・? 」
??? 「フフ、なんて呼びたい? 」
エドワード 「その答えは予想外だな・・・ そうか・・・」
??? 「そうみたいね」
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エドワード 「・・・ お前も艦か? 」
??? 「さあ? でも、みんなそうだからそうなんじゃない? 」
エドワード 「キレイな黒い髪だ。 ラ・ダマ・ネグラってのはどうだ? 」
??? 「耳慣れない響きの言葉ね」
エドワード 「スペイン語だ。The Black Lady、黒い淑女って意味だ」
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??? 「いいかもね/// フフフ・・・ アッ」
エドワード 「あ? 」
金剛 「ギギギギギ・・・ 」
エドワード 「あっ」
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金剛 「FUCKIN' BITCH!! 」
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金剛 「ずるいデース! ワタシも船長に名前をもらいたかったデース!」
エドワード 「自分で名乗った名だろそいつは」
金剛 「ムキムキみたいなimageよりキレイな名前のほうがGoodデース! 」
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ラダ 「へ〜。 いい名前ね。 でも、長いからこれからはインポって呼ぶわね! 」
金剛 「じゃあワタシはBITCHをエネマグラって呼んでやるデース! 」
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ラダ 「・・・ まあいいわ、私は仕事場に戻るわ」
金剛 「そうは問屋が卸しまセーン! 一緒に訓練デース! かわいがってゲマース!」
ラダ 「あれは志願制のはずじゃ!? 」
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??? 「フン! ハッ! ハアアアア!! ・・・ハァハァ」
エドワード 「どうした? 続けろ。 カトラスは両手で振るうもんじゃないがな」
??? 「・・・ お前が噂の船長か? 」
エドワード 「どんな噂は知らないが、エドワード・ケンウェイ船長だ」
-
??? 「木曾だ。お前に最高の勝利を与えてやる」
エドワード 「ふん・・・ 勝利は自分で勝ち取りに行くさ」
木曾 「そうか、噂通り自信家だな」
エドワード 「そういいそうなのは1人しか思いつかないが、そんな丁寧な言い方でもなかっただろ」
-
木曾 「『自信過剰ですごく偉そう! 』 だそうだ。 でも、一流の船乗りだとは言っていたぞ」
エドワード 「フフッ・・・ なるほどな」
木曾 「だがな、指揮官としてはどうだ? お前艦隊を率いた経験は?」
エドワード 「お前らが寄り集まって艦隊と呼べるのかは疑問だが・・・ ジャックドーを除いて最高で15隻ってところか」
木曾 「水雷戦隊と同じぐらいか・・・ 期待はさせてもらえそうだな」
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木曾 「ついでだ、手合わせを頼めるか」
エドワード 「手加減はしてやる」 シャッシャッ
木曾 「二刀流かよ。よほど腕に覚えがあるみたいだな。 行くぜ! 」
ダッ
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「え」 カン
「え・・・」 カキン
「え!?」 キン バシュッ
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エドワード 「筋は悪くない・・・ これからだろう」
木曾 「え・・・ 」ゾクッ
エドワード 「分前の先払いだ持っていけ」
木曾 「いいのか? 」
エドワード 「代わりの剣は飾っておくほどある」
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エドワード 「やれそうか? 」
叢雲 「あっ・・・ 訓練はするけど、やる気の向かう先がよく分かってないって感じかしら」
エドワード 「敵が必要か? 」
叢雲 「そう! いや・・・ まあ、そうか もね? 戦ってたはずのアメリカはどうなってるかもわかんないし」
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エドワード 「・・・ 軍艦だからか」
叢雲 「逆に名前も思い出せない子たちはそういうのに引きずられないみたい」
エドワード 「何人か話してみたが、そうらしいな」
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エドワード 「お前の方は? 」
叢雲 「深海棲艦に、秘宝とかアサシン教団とかテンプル騎士団・・・ よく分かってないけど、アンタって危なっかしいから」
エドワード 「そういう生き方しかできないんだ」
叢雲 「ほんと落ち着きが無いわね」
エドワード 「一つところで落ち着いて居られればいい父親にだってなれると、言われたな」
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叢雲 「そう言えば金剛が沈んでたけどなにかあったの? 」
エドワード 「さあ? 娼婦と寝たことか? 」
叢雲 「金剛のアレは冗談だと思ってたんだけど」
エドワード 「俺もだ」
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エドワード 「こいつを見てもらえるか」
船大工 「ピストルソードですかい! 懐かしい! いつものカトラスは? 」
エドワード 「やる気に満ちた若人に譲ったよ」
船大工 「変わっちゃいるがこいつもいい剣だ。 その辺のパーツで少しいじってみても構いませんか? 」
エドワード 「やれるだけやってみてくれ」
船大工 「すっげえのにしてやりまさあ」
エドワード 「だが、休んでから触れ」
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金剛 「Hey! 船長〜! 」
エドワード 「眠れないか? 」(英語)
金剛 「Oh〜 ・・・・・・そっちのほうがいいですか? 」
エドワード 「生まれてから死ぬまで使ってた言葉だからな」
金剛 「私はほとんど日本語の中で ・・・生きて? 」
エドワード 「生きてでいいだろ? 今を生きてるお前の記憶だ」
金剛 「今を・・・ ほんとに生きてるんでしょうか? 」
エドワード 「哲学的な話だな。 二日酔いより辛そうだ」
金剛 「フフ。 まあ、そうですね」
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金剛 「記憶のない子達のほうが今を生きてるって感じがしますね」
エドワード 「叢雲も似たようなことを言っていたな」
エドワード 「アサシンの血統と同じだな。 不幸にもテンプル騎士団はのさばったままだがな」
金剛 「血統? 」
エドワード 「親父はただの農夫だったが、先祖がそうだったように俺もアサシンさ。聖書の時代から続いてる」
金剛 「使命のようなものですか、放り出したいと思ったことはないんですか?」
エドワード 「ないな。奴らが存在する限り」
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エドワード 「叢雲はお前が思い詰めてた理由を娼婦と寝たせいだと勘違いしたままになるな」
金剛 「それはそれ、これはこれです・・・ 」
エドワード 「ん・・・? 」
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叢雲 「・・・二日酔い? ひっどい顔してるわよ」
エドワード 「二日酔いでこうはならない」
金剛 「Privateな話デース」
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エドワード 「こいつを見てくれ」
金剛 「海図デスねー」
エドワード 「海図にもなってないがな。それでこいつがイナグア島」
叢雲 「結構大きいわね」
エドワード 「オーストラリアまでの距離が、だいたい距離が南東1000海里ってところか」
叢雲 「近場ね」
エドワード 「敵さえ居なけりゃな」
エドワード 「戦えそうなやつを集めろ」
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金剛 「紹介しマース! 右から瑞鶴、木曾デース! 」
エドワード 「知ってる。 とは言え二人か? 」
瑞鶴 「不服なわけ? 」
叢雲 「文句言わないの。 すぐにやれそうなのって覚えてる子しかいないの! 」
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エドワード 「・・・まず、瑞鶴。海賊に手を貸せないんじゃ? 」
瑞鶴 「・・・ 少なくともこの島からはでられるでしょ? 」
エドワード 「確かにな。 だが、出るなとも言ってない」
木曾 「それマズイんじゃないか? 」
叢雲 「何が? 」
木曾 「隠れ家の場所が漏れるとかそういうんだ」
エドワード 「ああ、それはない。 海賊仲間も品の交易路もないが、俺たちを追ってる敵も居ない」
木曾 「なら深海棲艦を追い出せば海は俺たちのものってわけか」
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エドワード 「やる気だな」
木曾 「お前のことは気に入ったよ。 特に俺と戦ってるときの目がな。ゾクゾクする」
叢雲 「・・・えっ? なに、それ。 ・・・マゾ、なの?」
金剛 「OH・・・ OH・・・ 」ジトーッ
木曾 「おい! その目を止めろ! そういう意味じゃない! 」
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金剛 「そうだ! 艦隊の名が欲しいデース! 」
エドワード 「ケンウェイの交易艦隊」
瑞鶴 「冗談でしょ? 」
叢雲 「センス無いわね」
木曾 「ナシだな」
金剛 「船長の名前が入るのは嬉しいデース ・・・デーモー」
エドワード 「その目は、止めろ」
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エドワード 「なら何がいい? 」
木曾 「海賊・・・ 宇宙海賊クロスボーンバンガード 」
叢雲 「海賊はわかる」
金剛 「クロスボーンバンガードもわかりマース」
瑞鶴 「でも・・・ 宇宙はどこからでてきたの? 」
エドワード 「それに、うちの旗はAの記章に髑髏だ」
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叢雲 「瑞鶴、あんたは何か案はないの? 」
瑞鶴 「う〜ん。そうね〜 五航戦・・・ 翔鶴姉・・・ 翔鶴姉は何がいいと思う?」
エドワード 「衝角なら俺も好きだぞ。順風に乗って腹に穴を開ける快感は女には分からない」
金剛 「唐突な下ネタはStop it!デース! 」
木曾 「つまり、船長の衝角が翔鶴に・・・ 」
瑞鶴 「ショウカク違いだから! 翔鶴姉に謝りなさいよ!」
木曾 「居たら謝るぜ。 残念だがここには居ないようだけどな」
瑞鶴 「えっ!? 」
「「「えっ!?」」」
エドワード 「謝るようなことがあるか? 」
叢雲 「あんたはとぼけるつもりね」
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瑞鶴 「人に振る前に叢雲が案を出しなさいよ」
叢雲 「えっ・・・ 」
叢雲 「怒れるペロペロ分隊」
瑞鶴 「ププ・・・ アハハハハハハ!」
エドワード 「ククク こいつは酷い」
木曾 「ハッハッハ・・・ な、なんだ? そのサイコロ降って決めましたみたいな名前は」
金剛 「人にSenseが無いと言えないみたいデース! 」
エドワード 「しばらくこの問題は棚上げだな。 だいたい『お前ら』で済むからな」
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エドワード 「本題に戻ろう。今回の目的はオーストラリアで・・・「Vacationデース!」
瑞鶴 「いいわね! 水着とか用意しなきゃ! 」
木曾 「水着かー。 俺に似合うのか? 」
叢雲 「これでいいわけ? 」
エドワード 「俺はこのままでも泳げるさ」
叢雲 「そういう話じゃないから! 」
エドワード 「出発までに準備しておけ」
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ショーン 「やあ、偉大なるケンウェイ船長」
レベッカ 「ハーイ、エドワード。 そう呼んでも構わないわよね?」
エドワード 「呼び方はなんでもいい。それで聞きたいことがあるんだろ? 」
エドワード 「だが、答えられることはそう多くはないぞ」
ショーン 「忘れてたよ。君は疑り深かった」
エドワード 「お前らが信頼できるのは記憶が教えてくれた。アナリストくんに感謝だな」
エドワード 「記憶が飛んでるんだ、テッサ結婚してから死ぬまで」
レベッカ 「それって、ヘイザムに伝わった遺伝記憶の範囲内ね」
エドワード 「俺自身の記憶の出所はそこだろうな」
ショーン 「悪いニュースはもう聞いた。それで? いいニュースの方は当然あるんだろうね」
エドワード 「長くなるぞ」
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エドワード 「いいニュースだったか? 」
ショーン 「オイ! こいつは凄いぞ! 神に感謝だ!」
レベッカ 「おお神よ! 感謝します」
エドワード 「そこまでか? 」
レベッカ 「深海棲艦との戦いは下手に戦力を持っていたからアメリカは悲惨よ」
ショーン 「倒せない相手に挑んだ世界の警察の自信は見事にボロボロ、沿岸部の都市もボロボロ」
レベッカ 「沿岸部近くで核兵器まで使っても勝てなかったって話もあるの」
エドワード 「奴らに唯一対抗できる戦力は教団が握っている」
ショーン 「とまあそう甘くは無いだろうけどね」
エドワード 「騎士団も秘宝を手に入れるか、手に入れてるだろうな」
レベッカ 「それについては調査中。 海の底や火山の中に捨てられたんだからそう簡単には見つけられないわよ」
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エドワード 「たとえ火の中水の中ってわけか」
ショーン 「素潜りは得意分野だろ? 」
エドワード 「俺は水深何mに潜ればいい? 」
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エドワード 「それよりも今は当面の食料だ」
レベッカ 「さすがの大海賊も交易網が死んでればお手上げってことね」
ショーン 「近いってほどでも無いが、今オーストラリアにはアサシンの船が居るはずだ。連絡を取ってみよう」
エドワード 「小麦やそば、穀類と砂糖、あと酒が最優先だ。」
ショーン 「飲まないと死ぬわけじゃあるまいし」
エドワード 「死にはしないが、殺される。 そっちの用意にかかわらず2週間後にはブリスベンへ向かう」
エドワード 「宝探しはその後でいいだろう」
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