■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
女騎士「ふっ…化水素っ!」
-
女騎士「えっ、歯に塗るんでっか?」
"
"
-
後の八王子市歯科医師フッ化水素酸誤塗布事故である
-
ガラス腐食させるやつか
-
凄まじい痛みらしいな…
いくらリョナ御用達の女騎士と言えど…
-
オーク「オーク族に伝わる治療法。歯、すぐ治る」
女騎士「本当か…お前が歯科医師の免許を持っているというから信用したが、不安になってきた」
オーク「大丈夫、オーク、嘘つかない」
女騎士「そうやって怪しげな喋り方をするっ!」
オーク「どうでもいいから、早く横になるよろし」
"
"
-
女騎士「分かったよ」
ヌギッ ゴロン
女騎士「さぁ、好きに、好きにしなはれ!」
オーク「別に裸になる必要は無い。治療するのは歯だ」
女騎士「気にするな。私は裸になりたい、ただそれだけなんだ」
オーク「分かったある」
-
ガサゴソ
オーク「治療の準備する、しばらくそのままでいるよろし」
女騎士「なるべく早くしてくれ。こちとら裸なんだ、風邪をひいてしまう」
オーク「分かったある」
ガサゴソ
オーク「フッ化水素、ピンバイス、チャッカマン」
オーク「塩、蒸留水、毒虫」
女騎士(毒虫ってなんだ)
-
オーク「準備できた、では」
カチャ ゴー
オーク「まずはチャッカマンで口の中を殺菌する」
女騎士「いやいやいや、火傷どころでは済まないだろそれ!」
オーク「安心しろ。チャッカマンは魔法の杖、火傷はしない」
女騎士「嘘つけ、絶対ただれ
グイッ ゴー
女騎士「あ゛あ゛お゛お゛お゛!?」
オーク「動かない方がいい、うかつに動いたら死ぬぞ」
女騎士「お゛う゛え゛え゛え゛!」
-
ゴー
女騎士(口内が焼ける…粘液が乾いて、喉がひりつく…これは…地獄だ…さすがにマゾな私でも…)
ジュワッ ヌレヌレ
女騎士(くっ…体は正直、という事か…私も、まだまだだな)
-
オーク「では、このままピンバイスで虫歯を削るるる」
女騎士(ピンバイス…?あれはミニ四ドリルじゃあないのか…)
オーク「動くな、ピンバイスでの治療は精密作業…少しでもずれれば、死ぬ」
女騎士(早く…早く削って…削ってクレアラシル…)
ビクビクン
-
オーク「では、いく」
グイッ グリグリ
女騎士「うほぉぇぉぇぉぇぉ!」
グリグリ ガリッ
オーク「あっ」
女騎士(!?)
オーク「あ、いや、なんでもない」
-
アセ ダラダラ
オーク「なんでもないぞ」
女騎士(嘘だ、絶対なんかやらかしただろ!)
オーク「そんな不安そうな顔するな、俺は歯科医師免許を持つオーク。歯の治療は得意あるよ」
女騎士(くっ、今は信じるしかないのか…)
オーク「では治療を続ける」
-
カチャカチャ
オーク「では、いよいよフッ化水素の出番あるよ」
ヒタヒタ
オーク「口の中は殺菌したから問題無い。虫歯に直線フッ化水素を塗るるるる」
ヒタヒタ
女騎士(本当に大丈夫なのだろうか…)
オーク「では、いくあるよ」
ペッチャーン
-
女騎士「…」
ジュク…
女騎士「あ。」
ジュクジュク ジワ
チリチリチリ
女騎士「ん。」
キリキリキリ
女騎士「めぽ。」
ズガン
女騎士「しぬふ。」
死んだ。
-
オーク「しまった」
アセアセ
オーク「やはり女騎士にオーク族の治療法は耐えられなかったあるか」
女騎士(やはりって何だやはりって)
オーク「おや、生きているあるか?」
女騎士「死んでる」
オーク「おどかしやがって」
-
オーク「しかしまずいある。このままでは俺はやぶ医者になってしまうね。せめて女騎士の歯だけは治療しないと」
ガサゴソ
オーク「虫歯を抜いて別のものを詰める…オーク的にこの治療法は気に入らないけど、仕方がないある」
-
グイッ
オーク「まずは女騎士の口を開ける…死後硬直が始まる前に、だ」
オーク「セイッ」
クパァ
女騎士(んほぉ!?)
オーク「間違えた、下の口を開けてしまった」
-
オーク「…」
ゴクリ
オーク「オーク的に、死者を辱めるのは、いけないこと…だが、俺は…本能に勝てるだろうか」
ビキビキッ ビンッ
オーク「駄目だ…静まれ…静まれ俺の真ん中の足!」
ビンッ
オーク「ぜんっぜん萎えない…くそっ、勃起の波に襲われるのがオークというのなら、俺は!」
ビンッ
オーク「オカンオカンオカン…オカンをイメージして萎えさせるッッ!」
ビンッ
オーク「おかまいなしかい」
-
オーク「急がねば歯の神経が死んでしまう。早く女騎士の虫歯を抜くッッ!」
ズモォ
オーク「俺の手で歯を!」
グイッ
ガシッ
オーク「オーク族の握力なら人間の歯を引き抜ける!」
グイッ
女騎士(あいだだだだだ!?)
ジタバタ
オーク「ぬっ、今動いたか」
女騎士「うごひてなひでふ」
オーク「おどかしやがって」
-
女騎士(危ない危ない…死んだフリがばれるところだったわ)
オーク「さて、再度歯を…」
グイッ
オーク「俺の力を指先に集中!」
グイッ
オーク「今なら、引き抜ける!」
グイッ
スポーン
-
それは
麻酔の無い抜歯。
オークの規格外の握力による
神経ごとの抜歯。
引き抜かれた歯からは
鮮血を滴らせながら
紐状の、なにかが伸びていた。
女騎士(んほお゛お゛お゛ん、うぼらららアルギニン!)
ビクビクン
ジョロロロロ
オーク「死体が失禁…?馬鹿な…っ、まさか貴様ァァ!」
ニヤリ
女騎士「その、まさかだ」
-
オーク「死んだフリとは、姑息なマネを」
女騎士「フリっていうか、マジで死ぬところだったんだが。歯にあんなもん塗る歯医者がどこにいる!」
オーク「オーク的には常識。だからお前がのたうち回るさまは、実に愉快だったぞ、ニンマリ」
ニンマリ
女騎士「気持ちの悪い笑い方をするっ!」
-
オーク「しかしこうなっては…生かしておけない」
女騎士「なぜだ」
オーク「女騎士のひとりも治療できないなどと、変な噂を流されては困るのでな」
女騎士「歯医者としての、くだらんプライドだ」
オーク「そのプライドで生きているッッ!」
女騎士「なら仕方あるまい…来い、簡単にこの命をやる訳にはいかんのでな」
-
オーク「なら遠慮、しないある」
シュパッ
オーク「歯医者忍法…死肉炎!」
フウッ
ゴウッ
女騎士「オークの口から炎が!?」
-
歯医者忍法、死肉炎っ!
それは死者の国、すなわち地獄の底から吹き出すような
真っ黒な炎を口から吹き出す技である!
-
しみるよねー
-
ボワァァァ
女騎士「熱い!これは焼け死ぬに違いない!」
オーク「ぶふぅぅぅ!」
ボワァァァ
女騎士「だがな、あらゆる責め苦を体験した私だ…焼け死ぬくらい、何度も体験した!」
ブンッ
女騎士「私は不死身の女騎士だ!」
シュゥゥゥ
オーク「気合いで炎を消した…?」
-
不死身でも歯は悪くなるのであった
-
女騎士「私を殺すなら核ミサイルでも持ってくるがいい!」
ヌギッ
女騎士「この鍛え抜かれた鋼の肉体を、なんぴとたりとも傷つける事はできぬと知れ!」
オーク「た、たくましかぁ…」
ビンッ
女騎士「!」
ザザッ
女騎士「今だ、手刀!」
シュバッ
ぼとり
-
オーク「…?」
ジワ
オーク「あ、あぁあ…あ?」
ブシュゥゥゥゥゥ
オーク「ひぎゃうぁぁぁぁ!?俺の肉欲棒が!切り落とされてぇぇぇ!?」
女騎士「服を脱ぎ、勃起させた相手のチンポを手刀で切り落とす…これが女騎士のやり方だ!」
-
痛そう
-
全裸、からの全裸
-
女騎士には皮膚すら服なのだよ…知らなかったのかね?
-
オーク「あ…チンポが無い俺は…もはや…」
ブルブルブル
ジュクジュク カパッ
女騎士「チンポの断面が…くぼんで穴に…?」
ヒダヒダ クロズミ
ビラーーン
女騎士「あ…馬鹿、な…オークのチンポ断面が…女性器に…!?」
オーク「そうよ…あたいは…いえ、あたい等オークは、自由自在に性転換できるのよ!」
-
女騎士「なるほど…オーク族には雄しかいないのに、なぜ種が絶えないのかと不思議に思っていたが…なるほど、そういうカラクリか、なるほどなるほど」
オーク「で、どうするのよ。このまま雌になった私に治療されるの、されないの?」
女騎士「ふぅむ…そうだな。先ほどの痛みをまた味わうのも悪くない、か…よかろう、治療を再会したまえ!」
オーク「がってんしょうちのすけ!」
-
カチャカチャ
オーク「じゃあ、虫歯に直線フッ化水素を塗るわよ」
ペッチャーン
女騎士「…」
ジュク…
女騎士「あ。」
ジュクジュク ジワ
チリチリチリ
女騎士「ん。」
キリキリキリ
女騎士「めぽ。」
ズガン
女騎士「しぬふ。」
死んだ。
オーク「だわよね、てゆーか、デジャヴ?」
-
この後
女騎士は再び生き返り
オークに治療を施された。
そして女騎士は死に、また生き返る。
そのループは、終わらない。
ループが終われば
女騎士は死んでしまう。
このループはきっと
女騎士を死なせないための、もの。
誰かが永遠に女騎士を生かすために
繰り返し、繰り返す。
-
塗る。
死ぬ。
生き返る。
塗る。
死ぬ。
生き返る。
塗る。
死ぬ。
生き返る。
-
それはさながら
永遠に終わらないワルツのような――
『あぁ』
『今日も大丈夫』
『ちゃんと生きてるね』
『心配ないさ』
『俺が終わらせない限り』
『終わらないさ』
キュルルルルルル!
ぷつん。
【完】
-
深いな
-
永劫回帰もたまにはいいよね!
乙
"
"
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■