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女「貴方が見ていてくれれば、それで良い」
-
男「遊びに行こうぜ!」
女「やだ」
男「じゃあ何するよ?」
女「本読む」
男「ええーまたかよ」
女「早く背中貸して、貴方の背中にもたれて読むから」
男「俺はどうしろと?」
"
"
-
女「よいしょ、男も本を読むべし」
男「何を読めば良い?」
女「じゃあこれ」
男「何? <猫と私と365日>? ジャンルは?」
女「悲愛のラブストーリー」
男「バットエンドかよ」
女「でも感動した読むべし」
男「でもどうせなら…」
女「………」
男「(あ、これは聞こえてないパターンだな…)」
-
1時間後
女「ふう……」パタン
男「……」スヤスヤ
女「ん、男……男」ユサユサ
女「むぅ、男…起きてよ」
男「……」クカー
女「男ー」ツンツン
男「……」zzZ
女「…背中借りてるね」ポス
男「……」スピー
女「……」
-
男「買い物行こうぜ!」
女「やだ」
男「じゃあ何するんだ?」
女「昼寝」
男「えーデートしようぜ?」
女「だが断る」
男「ふられた……」
女「む、振ってはない」
男「どういうこと?」
女「昼寝デート」
男「なんじゃそりゃ?」
-
女「まず寝ます」
男「うん」
女「そして男も寝ます」ポス
男「俺も?」
女「はやく」
男「うーんこれはデートか? まぁいいか?」
女「いいの」
男「もしかして眠いの?」
女「………」プイッ
男「……昨日何時まで本読んでたの?」
女「何時まで? ふふん、寝てない」
男「………寝ろ」
女「ん……ごめんね?」
"
"
-
男「いいよ気にすんな」
女「さすがっす」
男「その口調合ってないぞ」
女「んーおやすみー」
男「おやすみー」
女「スゥ……」
男「買い物行きたかったな……」
女「………」
女「買い物行こう」
男「おう分かった……え?」
女「買い物行こう?」
男「何かあったの?」
-
女「なんで?」
男「いや珍しいなと」
女「別にたまには日光に当たらないとなって」
男「植物かって......でもいいのか?」
女「……大丈夫」
〜ショッピングモール〜
ーおい見ろよすげぇ美人がいるぞ!ー
ーあれ誰!? すっごい綺麗!ー
ーまじかよ……隣の奴誰だよ俺と変われ!ー
女「……男」スウッ
男「だよなぁ……よし女行くぞ」スタスタ
-
女「え.........うん」
〜服屋〜
男「ほれ被っとけ」ポス
女「帽子?」
男「これなら少しは静かになるだろ?」
女「/// ありがと」
男「次何処に行きたい?」
女「………じゃあ」
ーゲーセンー
女「あのヌイグルミとって」
男「何だこの緑色の……ペンギン?」
女「すみっコぐらし」
男「すみっコ?」
女「私の中で今大注目されているヌイグルミ」
男「マイブームなのね」
-
女「だから取って」
男「見返りは?」
女「………奮発する」
男「よっしゃ気合が出てきたぞ! って百円玉がねぇ……両替してくるわちょっと待ってて」
女「……うん」
男「えーと両替機は」スタスタ
女「………」
チャラ男A「ねぇねぇお嬢さん綺麗だね?」
女「……どちらさまですか?」
チャラ男B「んなことは良いからあっちで飯でも食おうぜ?」
女「………他を当たってください」
チャラ男A「いいじゃんちょっとだけだから!」
女「……しつこい男性は嫌いです」
チャラ男B「いいから来なって」グイッ
-
女「っ!!」
男「おい」
チャラ男B「何だお前?」
女「男……!」
男「こいつの彼氏だが……何だ?」ギロ
チャラ男A「……ち、行こうぜ」スタスタ
チャラ男B「あ、おい! んだよ、おいてくなよ」スタスタ
男「………大丈夫か?」
女「……大丈夫」
男「………」
女「………っ」
-
男「今日はもう戻ろう?」
女「でも……」
男「無理すんなって」
女「……」
〜男宅〜
男「ほれ」
女「!! すみっコ!」
男「欲しかったろ?」
女「いつの間に……?」
男「友達があのゲーセンでバイトしててな、そのツテで」
女「……ありがと///」ギュウ
男「…で、なんで買い物行こうって思ったの?」
女「………男が前に私と買い物行きたいって言ってたから」
男「あの時の……」
-
女「でもダメ……人混み嫌い、変な奴絡んでくるし」
男「お前綺麗だから仕方ないよ皆んな女に注目するんだもんな」
女「私は……」
男「ん?」
女「男が見ていてくれれば……それでいい」
男「……」
女「そう思ったから……家でのんびりするのが一番」
男「……結局そうなるんかい」クスッ
女「やっぱり男は遊びに出たい?」
男「うーん、俺もお前と入れたらそれでいいかな?」
-
女「ん……そう?///」
男「なんだろ、確かに女は変わってるけど…」
女「……否定はしない」
男「全部ひっくるめて女のこと、俺は好きだよ?」
女「むぅ/// 今日は褒めてくれるね?」
男「彼女を褒めて何が悪い」
女「悪くはない、ただ」
男「?」
女「そう言ってくれるのに私に触ってこないよね?」
-
男「そうだっけ?」
女「触っても良いんだよ?」
男「触っても良いって言われると触りづらいよ?」
女「いやなの?」シュン
男「いやいや! そんなことはないよ! 触っていやがられたくなかったから」
女「嫌じゃないよ、むしろ触って欲しい」
男「触るって言ってもな……頭撫でたり?」
女「うん触って、ほら」
-
男「」ナデナデ
女「ん〜///」ニコニコ
男「(可愛い……)」
女「うん、大いに満足」
男「そりゃどうも」
女「男」
男「んー?」
女「男」
男「なんだ?」
女「へへ、男ー///」
-
男「おい、名前を連呼するな照れるだろ」
女「なんでだろ、男って呼んでるだけで凄く嬉しくなる、なんでかな?」
男「え、っとそれはだな、そういうことだ」
女「ふふ、そういうことかな?」
男「で、今日は何する?」
女「本読もう」
男「結局そうなる?」
女「らしいでしょ?」
男「うん、お前らしいよ」ギュウ
女「はう......強烈///」スリスリ
-
おまけ
男「すみっこねぇ……」
男「キャッチコピーは<ここが落ち着くんです>」
男「壁の端っこやバスの端は日本人が好むポジション、製作者曰くそこから思いついたヌイグルミか」
男「でも端っこってそんなに良いのか?」
男「」チラッ
「」←壁の端っこ
-
男「取り敢えず端っこに座ってみよう」
男「……………」
男「(あーうん、結構落ち着くな)」
男「あー、なんかしっくりくる」
女「男?」
男「うお!? 女か、どうした?」
女「そこは、私のお気に入りスポット」
女「どきたまえ」
男「おお、わりいでもさ俺も気にいったんだよね」
男「だから言おう断る!」
-
女「むむ、だったら……」ギュウギュウ
男「あ、こら割って入ってくるんじゃない」ギュウギュウ
ーーーーー
ーーー
ーー
男「……」
女「ふふ/// これで良い、男のぬくもりもあって大変よろしい///」
結局壁際にいる男に抱きしめられる形で収まった
-
続き
書け。(命令)
かいてくだたい。(ドゲザ)
-
何こいつ気持ち悪…
"
"
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