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コウ「みんなとも打ち解けてきてるみたいだしさ」
青葉「えっと…それって…？」
コウ「？ だって青葉、それも込みで高卒でも採ってもらえたんでしょ？」
青葉「？ ？ ？」
コウ「あれ… もしかして聞いてないの…？」
青葉「…」
コウ「…あれー？」
コウ「おかしい…確かに今年から…」
青葉「あ、あのっ！！」
コウ「え、なに？」
青葉「…性処理係ってなにをする係ですか？」
コウ「そこからかよっ」
わかりやすく言うと…その」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ
青葉「え、なんです？」
コウ「だ、だからー！////」
〜説明中〜
コウ「…ってこと！///」ｺﾎﾝ
青葉「…………はい？」
コウ「だから仕事柄溜まる一方である私達の性欲の処理を青葉にやってもらうのっ！！////」
青葉「…え、えェえええええエッ！！？！？/////」ﾎﾞﾝｯ
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コウ「え〜、そんなはずは…」
葉月「私が説明しよう」ﾇｯ
コウ「うわっ！？ いきなり出てこないでくださいよ…びっくりするじゃないですか」
葉月「すまないね。ところで涼風くん？」
青葉「は、はい！」
葉月「君、面接のとき言ったそうじゃないか」
青葉「え、なにをですか…？」
葉月「面接官が募集内容について抜けている箇所の説明したところで『私、なんでもします！』、ってさ」
コウ「…そうなの？」
青葉「……えと」
青葉「はい…確かにそう言いました。あと…」
〜〜〜
面接官『えーと…性処理係ってのもしてもらいたいんだけど…できる？』
青葉『（処理係…？ 書類の処理とかする係かな？ やっぱり新入社員はそういう地味なことから始めるんだよね…）』
青葉『…はい！ どんな仕事でも精一杯頑張ります！ 私、なんでもします！』
面接官『そう…あ、この面接で話したことは内密にね？ 怒られちゃうから…』
青葉「？ はいっ！」
〜〜〜
青葉「…とも」
葉月「あれ？ ちゃんと説明したと聞いたんだが…」
コウ「つまり、よく意味もわからずにそう答えちゃったと…」
青葉「そ、そうなります…？ でもこんな、性処理係なんてもの…その、色々と」
葉月「そうだね。でもウチはブラック企業だから、こういうこともあるさ」
青葉「え」
コウ「ブラック企業こわ…」
葉月「だから涼風くんには性処理係を引き受けてもらうつもりで入社してもらったんだけど…」
青葉「…あの、それってつまり、係を拒否した場合って…」
葉月「う〜ん…クビ？」
青葉「」
葉月「しかしだね」
青葉「…あ、あの！」
葉月「ん？」
青葉「八神さんも…高卒ですよね…？ それらなら、八神さんも…？」
コウ「な！？///」
葉月「ふふ、気になるかい？ そうだね…あれは八神が入社したばかりの頃…」
青葉「…///」
コウ「いや、やってないから！！ 去年までは性処理係なんてなかったし…」
青葉「え、じゃあ…」
葉月「そう！ 涼風くんが性処理係第一号さ！」
葉月「実は性処理係は、仕事柄溜まりに溜まって欲求不満な女性社員達のために、私が一昨年から社長に進言して今年やっと実現した係なんだ」
葉月「二年か…いやはや、長い道のりだった」
コウ「青葉は貧乏くじ引いちゃったわけだね…」
青葉「そ、そんなぁ…！」
コウ「…青葉、無理することないよ。私もこんなのおかしいって思ってたし…」
葉月「おや？ 係の話をしたとき八神はすごく楽しみしてるように見えたけど」
コウ「そ、そんなことありませんよっ///」
青葉「……」
葉月「……」
コウ「それ確実に負けるんじゃ…」
葉月「安心してくれ、会社お抱えの腕の良い弁護士が…」
青葉「…ります」
葉月「…ん？」
コウ「青葉…？」
青葉「…やりますっ！！」
葉月「！」
コウ「ちょ、ちょっと青葉…！ ちゃんと考えて」
青葉「いいんです。だって私…八神さんに憧れて、せっかくこの会社に入れたのに…」
青葉「私、八神さんと一緒に仕事したいんです！ そのためなら私──なんでもします！」
コウ「青葉…！」ｼﾞｰﾝ
葉月「その言葉を聞きたかった！！」
青葉「葉月さん…！」
葉月「さあ、専用の部屋も用意してある！ さっそく八神の性処理を頼まれてくれるかい？」
葉月「性処理係の仕事、任せたよ！ 涼風くん！」
青葉「はいっ！」
コウ「なんだこれ」
そのまま続けたまえ