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女「抱いて」
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男「君が望むなら抱いてあげたいよ」
男「でも、君だけを力強く抱き締められない」
女「二股かけてたの?!」
男「僕は浮気だけが生きがいの男なんだ」
女「ブッ殺してやろうか」
男「もうこれ以上、これ以上は傷付きたくない。でも、君だけを・・・」
女「死ね」ドゴッ
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男「待ってくれ!もうしないから許して!」
男「眠りましょう」
女「は?」
男「夢を見よう」
男「君が眠いのは知っている。だから眠ろう」
女「そうね・・・」
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女「って・・・」
女「寝てどうする!」
男「いつまでも微笑んでいられたら幸せだろう」
男「二人で青色のあの空をいつまでも見ていよう」
女「もっと君といたいけど・・・」
女「もっと傍にいたいけど、笑顔に潜む弱き涙これ以上は隠せないよ」グッ
男「痛い!ツネらないで!」
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女「絶望のドン底に消えな!甘えん坊のお坊ちゃんが!」ドカッバキバキ
男「何故、何故繰り返される?」
女「君の綺麗な右手は私の手で段々醜くなっていく」シュルシュル
男「ピーラーでむくなああ!」
女「君の右手はとっても綺麗で細くて段々むかついて来たよ。だから・・・」
女「吊るしたんだ!」グンッ
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男「うっ・・・」ガクッ
女「ああ・・・」
女「君に起こった一つの事故が僕を悩ませ、」
女「君を救う言葉の一つも言えず冷めた」
女「僕がそこにいた」
男「だったら殺さなければよかっただろ!」
女「生き返った!?」
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男「フンッ!」ベキィ
女「ぎゃああああ骨が!」
男「人とは傷つけることで癒されてゆくのだろう?」
女「あ・・・あああ・・・」
男「遠い目をしてるのは何故かな?」
女「あっそうだ!これを・・・」
男「これは・・・林檎飴?」
女「赤い飴玉、思い出がほら、一緒に溶けて無くなる」
男「ふむ」ペロペロ
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男「届くはずのない太陽に俺は何を望み灰にした・・・」ペロペロ
女「残酷なまでにかようは月と太陽」
男「明日さえも目をふさいだ。赤日に問うは寡黙と・・・」
女「よかったじゃん」
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