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図書少女「――“小説は劇薬ですよ、魂の病人のサイミン薬です”」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/07/14(木) 01:26:41 KmDNHCY.
不意に立ちあがったと思えば、妙な節を付けて読み始める
図書室にいた数人の生徒がこちらに注目するのを感じつつ

男「……なんだそれ」

振り返ってみると、やはりというか、なんというか

図書少女「坂口安吾ですよ、今日の現国で習いましたよね?」

男「そうではなく、こう、なんだ」

いたずらっぽい目元、得意げに細められた目、肩までの飾り気のない黒髪

図書少女「どうぞ」

男「いきなり、なんなんだ」

指定のブレザーを羽織り、芝居がかったポーズを決めてこちらを見ている少女

図書少女「今日も、君に構って貰いに来たんです」

オレンジ色のカーテンを遮るその少女は

図書少女「さびしがりや、ですから」


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2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/07/14(木) 01:27:54 KmDNHCY.
立て逃げです
終わり


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/07/15(金) 13:53:47 MK9H6MiU
久々にワクワクしたのに残念だ


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