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ロジェ「本日から、この鎮守府の提督はこの私です」
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需要があれば書きますよ(ねっとり)
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(需要は)ないです
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ロジェ「鎮守府にいる全ての艦娘に告ぐ」
ロジェ「これより私、及び第1艦隊は沖ノ島海域へと出撃し」
ロジェ「その作戦を遂行する」
ロジェ「残った艦娘は鎮守府の警備を行うように」
ロジェ「フフ……深海棲艦とやらも大したことはないことを証明します」
ロジェ「さあ行きますよ、吹雪」
吹雪「はい!頑張りますね!」
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吹雪(この人が、最近新しく配属になった司令官)
吹雪(ジャン・ミシェル・ロジェ……)
吹雪(鎮守府に流れる噂によれば)
吹雪(ある時突然やってきて、上層部に技術を提供し)
吹雪(それによって提督になることができた……)
吹雪(しかも、別次元からやってきたなんて話も)
吹雪(司令官が着任してから秘書を務めてきたけれど)
吹雪(彼も自身の事を語ろうとはしないこともあって)
吹雪(ナゾが多い人だなあ)
吹雪(でも、提督としての腕は確からしいし)
吹雪(私も艦娘としての使命を果たさなきゃね)
吹雪「私がやっつけちゃうんだから!」
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吹雪「作戦が完了しました!」
ロジェ「今回は大活躍のようでしたね」
吹雪「司令官の指揮のお陰です」
ロジェ「フフ……ではそういうことにしておきましょう」
ロジェ「隼鷹、千代田。貴女達は速やかに入渠しなさい」
ロジェ「今日はこれから出撃の予定もありませんし」
ロジェ「ゆっくり浸かってくるといいでしょう」ニッコリ
隼鷹「おお!サンキュー提督ゥ!」
千代田「千歳お姉には内緒にしてよね」
吹雪(司令官は凄い人だ)
吹雪(指揮はとても厳しく、プライベートなら笑顔も見せる)
吹雪(それに気配りもできて……)
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ロジェ「吹雪」
吹雪「はっ、はい!」
ロジェ「貴女も疲れていることでしょう」
ロジェ「彼女らと共に入渠しなさい」
吹雪「え、でも私は小破で」
ロジェ「いいのですよ、疲れていては秘書の仕事にも力が入らないでしょう」
吹雪「……ではお言葉に甘えて」
吹雪「ちょっとだけ、お休みしますね」
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ロジェ「フフ……順調だ」
ロジェ「ここは融合次元でもなければ」
ロジェ「シンクロ次元でもない」
ロジェ「赤馬零王……アカデミアの手が回っていない世界」
ロジェ「ここであればアカデミアの目を気にせず行動ができる」
ロジェ「このまま私、いや艦娘達の成果が上がれば」
ロジェ「私の地位は上がり」
ロジェ「艦娘達の待遇も向上するだろう」
ロジェ「そうすれば私と艦娘達の身は安泰」
ロジェ「そのためにこの世界の脅威を」
ロジェ「深海棲艦を……葬り去る」
ロジェ「その暁には、私の王国が完成する」
ロジェ「フフ……ハハハハ」
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ロジェ「ん……?あれは……」
ロジェ「北上と、阿武隈」
北上「あのさあ……客観的にも」
北上「そっちが悪いことは明白でしょ?」
北上「変なところで意固地にならずにさっさと謝りなって」
阿武隈「は……?」
阿武隈「北上さんこそ謝るべきなんだけど」
阿武隈「私は普通に歩いてただけなのに」
阿武隈「そっちが前を見ないからぶつかったんでしょう?」
北上「でも前見てなければぶつからなかったじゃん」
阿武隈「屁理屈ばかり並べないで!」
北上「また自分の行いから目を背けてさ……」
阿武隈「ちょっと!全部ブーメランなんですけど!?」
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北上「は……?私に非はないんだけど」
北上「それとも何?私は自分のイライラをそっちにぶつける悪い奴とでも言いたいの?」
阿武隈「有り得るから言ってるんだけど」
北上「……演出場、行こうか」
阿武隈「……いい提案ね、それを待ってたわ」
青葉「なんだか大変なことになってますね」
ロジェ「青葉」
青葉「ども、恐縮です」
ロジェ「何があったのですか」
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青葉「お互いによそ見してた北上さんと阿武隈さんが衝突しました」
青葉「物理的にも精神的にも」
ロジェ「はあ……仕方ないですね」
青葉「あ、私は止めましたよ?」
青葉「私の代わりに、お願いしますね?」
ロジェ「……」
青葉「では私はこれで!」
ロジェ「……」
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ロジェ「そこの二人」
北上「あ、提督」
阿武隈「提督!演習場使用の許可を……!」
ロジェ「落ち着きなさい」
ロジェ「何があったのです?」
北上「聞いてよ提督、歩いてたら阿武隈がぶつかってきてさー」
阿武隈「だからぶつかってきたのは北上さんの方でしょう!?」
ロジェ「なるほど……お互いに譲れないわけですか」
ロジェ「しかし口で言い合うだけでは何の解決にもなりません」
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ロジェ「いいでしょう。演習場は貴女達の貸し切りです」
ロジェ「艦娘は艦娘らしく、砲雷撃戦で」
ロジェ「ストレスを発散し頭を冷やしなさい」
北上「え、貸し切り?」
ロジェ「邪魔が入られたくはないでしょう」
阿武隈「ありがとうございます!」
北上「じゃ、やろうか」フフ
阿武隈「まあ勝つのは私だけど」フフ
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ロジェ「……」
青葉「あ、司令官!」
青葉「あの二人はどうでしたか?」
ロジェ「青葉、一人たりとも演習場に入れてはなりませんよ」
青葉「へっ?」
ロジェ「当然貴女自身もです」
ロジェ「北上と阿武隈には暫しそこで体を動かしてもらっています」
ロジェ「その演習場に入れば、大破間違いなしでしょう」
青葉「ええ……」
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普通に有能なんだよなあ
あの世界はリアリストじゃなくてデュエリストが絶対正義だったから負けただけで
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ロジェ「鎮守府の艦娘全てに告ぐ」
ロジェ「本日、我々は沖ノ島へと出撃し」
ロジェ「見事作戦完了した」
ロジェ「これも皆さんのおかげですよ」
ロジェ「さて」
ロジェ「明日はモーレイ海域へと出撃し」
ロジェ「敵艦隊を殲滅すること」
ロジェ「その作戦を見事達成する」
ロジェ「さあ、もう疲れたでしょう」
ロジェ「就寝し、明日に備えなさい」
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吹雪「……」
睦月「あ、吹雪ちゃん」
吹雪「睦月ちゃん、まだ起きてたの?」
睦月「それはこっちのセリフだよ」
睦月「今夜は少し冷えるから、早く床に就いた方がいいよ?」
睦月「それに明日は出撃にゃしぃ」
吹雪「うん……そうだね」
睦月「何か考え事?」
吹雪「鋭いね、睦月ちゃんは」
睦月「ふふん、名探偵睦月にかかればこんなこと朝飯前だよ」
吹雪「私がこの鎮守府に着任したばかりの頃の事を」
吹雪「ちょっと、思い出しちゃっただけだよ」
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吹雪「初めまして、吹雪です」
吹雪「よろしくお願いします!」
ロジェ「吹雪」
吹雪「は、はいっ!」
ロジェ「期待していますよ」
ロジェ「当鎮守府の一人の戦士として、戦い抜くのです」
吹雪「は……はい!頑張りますね!」
ロジェ「……叢雲」
叢雲「何よ?」
ロジェ「今までご苦労だった」
ロジェ「貴女は本日で秘書としての務めが終わりです」
叢雲「なっ!?」
吹雪「えっ!?」
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叢雲「何……私はもうどうでもいいってこと?」
ロジェ「フフ、そうではありませんよ」
雲雲「何笑ってんのよ……酸素魚雷を喰らいたいの!?」
吹雪(着任して早々修羅場だよ……)
ロジェ「叢雲。貴女が秘書で無くなったからといって」
ロジェ「貴女への信頼が失くなったわけではありません」
叢雲「……」
ロジェ「私が貴女を秘書から解任する理由はふたつ」
ロジェ「まずひとつ、それは貴女の肩の荷を降ろすため」
叢雲「私はそんなに苦労なんて……」
ロジェ「貴女は室内で仕事を熟すより、その自慢の酸素魚雷で」
ロジェ「敵艦を撃沈する方が似合います」
ロジェ「私の仕事を気にせず、思う存分戦をできるのですよ」
叢雲「……っ」
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有能な長官をうまく書けなくて詰まる
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がんばれ
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