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オーク「子牛を買ったぞ」
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オーク「まるまる太らせてから食うか」
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・ ・ ・ ・ ・
〜一年後〜
牛「ンモー」
オーク「あぁ…牛…牛!」
パンッ パンッ パンッ
オーク「君は今や俺の大切な牛…愛してる!愛してる!」
パンッ パンッ パンッ
牛「ンモー」
オーク「牛…牛ぃぃぃぃぃ!」
-
・ ・ ・ ・ ・
それから十月十日
なんやかんやあって
牛は身ごもった。
さらになんやかんやあって
牛は元気な男の子を産んだ。
その子は牛オークと名付けられた。
さらにさらになんやかんやあって
10年の歳月が流れたり流れなかったり…
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牛…豚……合い挽き!?
-
牛オーク「くそっ…牛にもオークにもなりきれない俺は…いったい何者なんだ…何の為に俺は生まれてきたんだ…!」
オーク「何を言い出すんだ息子よ」
牛「ンモー」
オーク「何の為に生まれてきたってお前…オークは女騎士を犯す為に生まれてきたに決まってるだろ」
牛「ンモー」
牛オーク「母さんまで…俺はオークであってオークじゃないんだ!」
"
"
-
オーク「くだらない事言ってないで、早く朝ご飯食べて学校に行きなさい」
モグモグ
オーク「いやぁ、君の作ったビーフストロガノフはいつ食べても絶品だなぁ」
牛「ンモー」
牛オーク「共食いやんけ」
-
オーク「私はオークだから違うぞ」
牛オーク「じゃあ俺と母さんはどうなるんだよ!」
牛「ンモー!」
牛オーク「何だよ母さん…いつもそうやって父さんの肩をもってさ!」
オーク「いいから早く食べて学校に行きなさい」
牛オーク「学校…あの掃き溜めみたいな所に毎日毎日行けってのか、あんたは!」
牛「ンモー!」
牛オーク「何だよ母さん…実の父に向かってあんたとは何ですか!だって…?今更そんな事で怒るのかよ…あんたは!」
牛「ンモー!」
シッポ ビシィッ
牛オーク「ぐはぁっ!」
-
オーク「謝れ牛オーク…母さんに謝るんだ!」
牛オーク「くそっ、みんなみんな…みんな敵だ!」
ダダダッ バタンッ
オーク「あっ、どこへ行くんだ!」
牛「ンモー…」
オーク「心配ないさ…あの子は強い子だ…だって私達の子供なんだからね」
牛「ンモー」
-
語呂悪いなあ
-
・ ・ ・ ・ ・
牛オーク「…」
テクテクテク
牛オーク「ちくしょう…行く当ても無いから学校に来ちまったぜ」
テクテクテク
牛オーク「教室、か…」
ガラガラ
牛オーク「…」
ザワッ
生徒達「あ…」
生徒達「あいつは…」
生徒達「気持ち悪い…」
生徒達「休めばいいのに」
生徒達「家畜め…」
-
牛オーク「…」
牛オーク(やっぱりな…どいつもこいつもオランダも…俺を差別的な目で見やがる!)
ダダダッ
ポンッ
?「よっ、牛オーク。おはよ」
牛オーク「…なんだ女か」
女「なんだとは何よなんだとは〜!」
-
牛オーク(こいつは女。何故か分からんがこいつだけは俺に分け隔て無く接するんだよな)
女「一限目は体育。剣術の実技試験よ、早く甲冑に着替えて体育館に行くわよ」
牛オーク「あ、あぁ…」
-
・ ・ ・ ・ ・
カチャカチャ
カツン カツン
女「…」
カツン カツン
牛オーク「…」
カチャカチャ
ギシン ギシン
生徒達「…」
カチャカチャ
教師「よーし全員集まったな。今日は剣術の実技試験だ。甲冑を着ているとはいえ一歩間違えれば命にかかわるからな、ふざけるんじゃあないぞ!」
生徒達「はいはーい」
教師「はい、は一回!」
生徒達「はいはーい」
教師「はい、は一回!」
-
教師「では始めるぞ。マイナンバー順に呼ぶから白線の中に来い。他の者はよく見とけー」
そして実技試験は始まった。
中には試験中に瀕死の大怪我を負う者もいた。
そしてなんやかんやあって
牛オークの順番が来た。
教師「では次は…牛オーク、それと…女!」
牛オーク「…お前とかよ」
女「マイナンバー順だからしょうがないでしょ。手加減しないからね、あんたも本気で来なさい」
牛オーク「言われなくても」
-
カチャカチャ
カツン カツン
牛オーク「…」
女「…」
教師「よし…では、始めィ!」
女「はぁぁぁっ!」
ブンッ
牛オーク「せいっ!」
キィン
女「だったら!」
ブンッ
牛オーク「甘い!」
-
キィン クンッ
女「しまっ…」
ボトッ
牛オーク「そこだ!」
カツン
女「きゃあっ!」
教師「そこまで!」
-
なるほど
そういうことか…
-
女「くっ…」
教師「まったく…こんな家畜野郎に負けるなんて…ならば貴様は家畜以下だな、女!」
生徒達「そうだそうだ」
教師「皆の衆、そんな女には罰が必要だと思わんか?」
生徒達「思う思う」
教師「どんな罰がよいかね?」
生徒達「はっずかしめ!はっずかしめ!」
-
女「え…」
教師「ようし、皆がこう言っているんだ。おとなしく罰を受けるんだな」
女「ば、罰…?」
教師「そうだよ…おい牛オーク!」
牛オーク「…何スか」
教師「家畜の貴様が、この家畜以下の雌豚をしつけてやれ」
牛オーク「!?」
教師「聞こえンかったか?そこの雌豚をしつけろと言ったンだ!」
牛オーク「!?」
-
マイナンバーとか時代の先端を迸ってるな…
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まずマイナンバーを他人に知られるような事が問題だろ
マイナンバーとか会社でも上司や人事部のみが知ってていい情報だぞ
-
教師「聞こえンかったか?そこの雌豚をしつけろと言ったンだ!」
牛オーク「!?」
教師「なんだ、できぬのか腰抜けめ…」
牛オーク「できらぁ!」
教師「なら早くその雌豚をしつけるんだ」
牛オーク「えっ、女を!?」
教師「なんだ、できぬのか腰抜けめ…」
牛オーク「できらぁ!」
教師「なら早くその雌豚をしつけるんだ」
牛オーク「えっ、女を!?」
教師「なんだ、できぬのか腰抜けめ…」
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おうネタの使い回しやめーや
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〜このやり取りが十分続いて〜
教師「さぁ、早くやるんだれ!」
牛オーク「やってやる…いや、やぁってやるぜ!」
ヌギッ
牛オーク「俺の断空剣をみろやぁぁぁ!」
生徒達「ぷっ…なんだあれ」
生徒達「まるで単四電池じゃないか」
ドワッハッハッハ
-
牛オーク「…」
ニヤッ
生徒達「なんだあいつ…馬鹿にされたのに笑ってやがる…気がくるったのか?」
牛オーク「ふん、俺は正常さ。それよりお前等が不憫でな、どうやら本物のチンポを知らんらしい」
生徒達「なん…やて…」
-
グルメ漫画風
-
教師「御託はいい、行動で示せ」
牛オーク「チッ…」
女「う、嘘やんな…?牛オーク優しいもん、あたしに性的暴力なんかやらへんもんな?な?」
牛オーク「…すまんな、学校という閉鎖的空間では教師の命令は絶対なのだ…へけっ…」
女「い、いやや…いややー!」
生徒達(なぜ急に関西弁に…)
-
ババッ
牛オーク「ツインキンタマ、フルドライブ!」
キィィィン タマァァァ
生徒達「右の金玉が剛の風を、左の金玉が柔の風を…!?」
ビュワァァァン
ギュインギュインギュイン
牛オーク「金玉から発せられたふたつの風が…重なり、交わり…ひとつに…なる!」
生徒達「巨大なひとつの竜巻が…天に!昇る!まるで!龍だ!」
グォォォォォ
教師「ふん、なかなかやりおる…だがそこからが大変だぞ…貴様ごときにその竜巻、果たして使いこなせるかな?」
-
牛オーク「…」
牛オーク(ここまではできるんだ…この先だ…この先からが正念場なんだ)
ゴクッ
生徒達「…」
生徒達「…」
皆、息をのんでいた。
緊張の糸は極限まで張りつめ
少しでも声を発しようものなら
ぷつん、と容易く切れてしまいそうであった。
あの竜巻は恐らく
チンポにまとわせるもの。
それは間違いない。
ただ、はたしてそんな事が
可能なのだろうか?
できる筈が無い…
いや、あるいは…
誰もが無謀とせせら笑い
誰もが僅かな可能性を期待した。
そこには敵味方の区別は、もはや無く
ただ巨大な竜巻の行く末を
そこにいる全員が眺めていた。
-
『【オーク】!×【オンナ】!エクストリーム!!』
-
グモォォォォォ…
生徒達「…」
牛オーク(チャンスは一瞬…逃せば…俺のチンポはミンチ…つまり挽き肉になる)
ゴクリ
牛オーク(臆するな…必要なのはタイミング…そして勇気だ!)
ザザッ
生徒達「!」
教師「動くか…」
牛オーク「ここだ!」
ピョーン
エビゾリィ
生徒達「空中で海老反りに!?」
教師「ほぅ、あの型は…ふん、奴に教わったか…」
牛オーク「奥義…超勃起タ・ツ・マ・キー!」
ビィィィィィン!
-
生徒達「く、空中で…あの体勢を保てるのか!?」
牛オーク「…ここでやらなきゃ男じゃねぇ!」
キィィィン
牛オーク「来い…竜巻よ…俺を…俺を包み込み、そして…そして!」
ギュギュギュ
生徒達「竜巻が…牛オークの股間に一直線だ!」
ギュギュギュ
牛オーク「いける、この角度なら間違いない…いける!」
クンッ
教師「!」
教師(いかん、竜巻の入射角度が僅かに…ずれた…あ、あのままでは牛オークのチンポは…!)
-
ミ・ン・チ!
-
・ ・ ・ ・ ・
あれから
あれからどれだけ季節が巡ったのでしょうか。
もう何度目の桜なのでしょうか。
あの日
ミンチになった牛オークのチンポが
瞼に焼き付いて離れないのです。
-
私は
あの日からなんやかんやあって騎士になった。
そう、女騎士だ。
周囲からは猛反対された。
でも、私には目的があったから。
騎士になって
牛オークを救うという目的が。
牛オークは
チンポがミンチになったショックで
今も病院で意識不明である。
目覚めさせるには
この世界のどこかにある
『チンポハエール』という薬草が必要だという。
-
どこにあるのか分からない。
それを探す旅に出るため
屈強な肉体と精神が必要だった。
だから私は騎士に
そう、女騎士になったのだ。
…そろそろ行こう。
いつになるか分からない
でも、必ず
必ず成し遂げてみせる。
ねぇ牛オーク
貴方が目を覚ました時
私がおばあちゃんになっていても
びっくりしないでね?
ううん、きっと大丈夫
だって牛オークは
すごく
すっごく
『優しいんやもんな?』
【完】
-
【エピローグ】
『…』
『…長い』
『長い、夢を見ていた気分だ』
『俺は一体…』
ヒラヒラ
『花びら…桜、か…』
『そうか、今は春なのか…』
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コンコン
『…?』
ガラガラッ
『…』
『あの…どなたですか…?』
『…』
『貴方は…何故だろう…懐かしい…気持ちに…』
『あぁ、そうか…貴方は…君は…お前か…』
ニコッ
【fin】
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なんかこう綺麗っぽくまとめられた感
乙
-
乙 泣いた
-
乙
"
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