勇者「今日が貴様の最後だ！」
魔王「ﾌﾝ...舐められたものだな」
魔王「たった一人で来るとは」
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王様「君の一族は、闇の龍を討伐した英雄の家系だ」
勇者「はっ、身に余る光栄であります」
王様「しかし、近年、魔物どもの襲撃も増え、市民たちは不安に喘ぎ、今もなお、混乱の時期にある」
王様「そこでだ、貴君に最初の任務を与える」
勇者「はっ、この勇者の名に懸けて、王より承る任務、必ずや成功させてみせます」
王様「よろしい」
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王様「単刀直入に言うと、魔物を産み出した張本人、魔王を倒してほしい」
勇者「魔王って、王族の血を引くこの国の異端者のことでございますか！？」
側近「貴様！！そのような俗事を口にするでない！！」
勇者「も、申し訳ありません！」
王様「まあ、よい」
側近「で、ですが、いくらなんでも無礼な行動です！」
側近「神の血を引く貴方様の事を愚弄するような行動をこの俗人は行ったのですよ！？」
王様「もうよい、下がれ」
王様「側近、....しつこい女は嫌われるぞ....」ｻｻﾔｷ
側近「わ、分かりましたよ！下がればいいんでしょ！」
側近「今度、王を咎めるような行為をしてみろ、貴様の頭をヤギのエサにしてくれる...」
勇者「考えようもなしのご無礼、本当に申し訳ありませんでした！！」
勇者「お許し、光栄であります！！」
側近「ﾌﾝ.....」
側近「では、私はここで」
勇者「はっ、了解しました！」
ｷｨｰ ｶﾞﾀﾝ
勇者「....ったくメンドクセーな...」
王様「まあまあ、どうせアイツもお嫁さん候補だ」
勇者「しっかし、その堅苦しい言い方はいつまで続けんだよ」
勇者「俺様も合わせなきゃ行けねーから、メンドいんだよ...」
王様「アイツも僕の権力が欲しい尻軽女でしょ」
王様「とりあえず王様のフリをしてりゃ、寄ってくんだよ、オ・ン・ナは」
王様「なんとでも言えばいい」
王様「しかし、魔王さまさまが出てきたことは事実だ」
王様「こいつを殺せば、僕の権力はもっとあがる」
勇者「でも、一応王族の生まれだから、何かを殺すのはNGだから、俺様に頼んだと
勇者「まっ、いーぜ。金さえあればいくらでも殺してやるよ」
勇者「お前の取り分は１割くらいなら乗ってやるよ」
王様「君は強欲だなぁ...」
勇者「テメーほどじゃねーよ」
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勇者「あー、俺の幼馴染連れてっていいか？」
王様「勿論。勝手に連れてってくれ」
勇者「ならば3人連れていく」
勇者「まあ俺様の前じゃ役立たずだろうがな」
王様「そいつらにも金は払うぞ？」
勇者「俺様の取り分が減るのにか？」
勇者「あのなぁ」
王様「君はやっぱり強欲だな」
王様「でも、そうすればいい王様でいられるだろ、僕」
勇者「ｹﾞｽｯ…」
王様「なんとでもいえばいい」