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ベジータ王「戦闘力10000の赤ん坊が生まれただと?」
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側近「パラガスの息子だそうです」
ベジータ王「何かの間違いではないのかね?」
側近「いえ100個の最新型スカウターで数値を測りましたが
どれも戦闘力10000前後の値を示していたので間違いではないかと」
ベジータ王「少し前に噂でフリーザの戦闘力を聞いたのだが」
側近「はい」
ベジータ王「530000らしい」
側近「...途方もない値ですね」
ベジータ王「私の息子が3歳にして戦闘力3000を超えたのだが
成長したとして…まあ30000前後で止まるだろうと思う」
側近「やはり王は...まだフリーザ討伐を視野に入れておるのですか?」
ベジータ王「我々戦闘民族サイヤ人を他の異星人と同じように扱う
あいつの態度はどうも許せん…とはいえ戦闘力の差もあまりに大きい」
側近「とすると...パラガスの息子を?」
ベジータ王「危険因子であるのは間違いないし王の座も渡すことになるだろうが
サイヤ人の地位復権の事を考えると…それくらいのリスクは背負わんとな」
側近「なるほど」
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"
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ベジータ王「とりあえず、その現物を見てみんとな」
側近「ではメディカルルームに向かいますか?」
ベジータ王「その前にパラガスを連れてこい」
側近「あ、はい早急に連れて参ります」タタッ
ベジータ王「...」
ベジータ王「戦闘力10000の戦士なんぞ数えるくらいしかおらんというのに
出生時の段階で既に到達しているなど…どういうことだというのだ」
ベジータ王「そういえばパラガスの戦闘力は...」ピピッ
ベジータ王「5000か...悪くないが特別高い数値ではない」
ベジータ王「どういう突然変異が起きたのか知らんが...まあ期待してみるか」
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─メディカルルーム─
パラガス「ブロリーよ…お前は一体何がどうしてこんな気味悪い戦闘力で産まれたのだ」
ブロリー「...ムゥ」
バーダック「けっ!戦闘力はたけぇ方がいいじゃねえか!
俺の息子見てみやがれ...2だぞ!戦闘力2!笑い話にもならねえぜ」
パラガス「しかしこれだけ高すぎると逆に王から消されないか心配だ」
バーダック「仮にそうなりゃ俺は王に反抗してやるぜ?
わざわざ戦闘力の高い戦士を消すなんてそんな奴を王になんてしたくねえ」
パラガス「やれやれ…恐ろしい奴だ」
タッタッタッ
側近「パラガス!王がお呼びだ!すぐに来い」
パラガス「えっ...あ、はい」
バーダック(何かあったら天井にエネルギー弾を打てよ?駆けつけてやる)
パラガス(心臓が破裂しそうだ全く)
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─王の間─
側近「ベジータ王!パラガスをお連れしました」
ベジータ王「うむ」
パラガス「ど...どうも...御無沙汰しております」ガチガチ
ベジータ王「パラガスよ…話があるのは貴様の息子についてだ」
パラガス(やはりか…)
ベジータ王「出生直後に測定したデータによると戦闘力10000らしいな」
パラガス「は、はい」
ベジータ王「正直、私も初めて聞いた時は前例のない数値だったので驚いたが
将来的に我々には必要不可欠な存在になるのではないかと思い…
パラガス「え?」
ベジータ王「どうした?」
パラガス「い、いやその...危険因子だからと粛正されるのではないかと心配してたので」
ベジータ王「サイヤ人は戦闘力が全てだ。わざわざ超優秀な
数値をもって産まれた期待の星を消すなど、そんな王はサイヤ人ではない」
パラガス「な、なんと...ご無礼な事を言ってしまい申し訳ありません!」ガッ
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ベジータ王「ところで…何故そのような戦闘力で産まれたのか思い当たることはあるか?」
パラガス「いや、特には」
ベジータ王「そうか。わかった…とりあえず今日は帰って良い」
パラガス「あ、はい」
ベジータ王「すまん、最後に1つ」
パラガス「何でしょうか」
ベジータ王「育て方を間違えるなよ。育て方1つで我々の協力な味方にもなるし
反対にこの星を滅ぼす悪魔になるかもしれんからな」
パラガス「はい…十分に気を付けて息子を育てます」
ベジータ王「ま、貴様なら問題ないだろうと思うから気を重くはするな」
パラガス「御気遣い感謝します」
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─酒場─
パラガス「はぁー疲れた」カランッ
バーダック「でも良かったじゃねえか。俺も王のこと見直したぜ」
パラガス「しかしなぁ…これからも疲れるだろ息子の成長を管理されるなんてな」
バーダック「ま、俺の息子は見向きもされずテキトーな星に飛ばされるけどな」
パラガス「しかし、あんな化物みたいな息子を世話しきれる自信はないな」
バーダック「何なら俺が面倒見てやろうか?ラディッツも
ナッパさんが最近は鍛えてくれてて暇なんだよ」
パラガス「にしてもお前は下級戦士からよくそこまでなったよなあ」
バーダック「でもこんなもんじゃフリーザどころかドドリアたちにも敵わねえ
もっともっと強くならなきゃな」
パラガス「お前の向上心は本当に凄いよ…」グビグビ
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期待
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優しい世界に期待
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───
─────
───────
側近「これがその赤ん坊です」
ベジータ王「名は...ブロリーというのか。良い名だな」
側近「こう見る分にはとても戦闘力10000には見えませんがね」
ベジータ王「隣の子は?」
側近「バーダックの息子ですね」
ベジータ王「奴か...下級戦士の癖に最近戦闘力10000を超えたと噂されてたが」
側近「本来、下級戦士が攻めに行かない星にわざわざ出向いたりして
荒く戦闘力を上げていったそうです。何度も死にそうになったとか」
ベジータ王「ほうほう…そういう奴は嫌いじゃないな。して、この子の戦闘力は?」
側近「たったの2です。地球とかいう星に送り込まれることになってます」
ベジータ王「地球か。地球は地球人の戦闘力が低い割りに星の精度は非常に良いらしい
あまり戦闘力の高い戦士を送って星に傷をつけることを考えると良い選択だ」
側近「まあ成長する頃には100くらいの戦闘力になってるでしょうしね」
ベジータ王「まあ...こんな下級戦士のことよりブロリーのことだな」
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ベジータ王「にしても…この部屋の気温はこれでいいのか?やけに寒い気が」
側近「ハックションッ!!」ブルッ
カカロット「!?」ビクッ
カカロット「オギャー!!オギャー!!」
ベジータ王「ん?どうしたのだ」
カカロット「オギャー!!オギャー!!オギャー!!オギャー!!」
ブロリー「ウウッ…」
カカロット「オギャー!!オギャー!!オギャー!!オギャー!!」
側近「すいません…ついくしゃみを」
ブロリー「ヒイッ...ヒクッ…ヒクッ…ウエエンッ!!ウエエンッ!!」
ベジータ王「...」
オギャー!!オギャー!!ウエエンッ!!ウエエンッ!!オギャー!!ウエエンッ!!オギャ!!
側近「出ましょう...」
ベジータ王「あ、ああ…」
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───
ベジータ王「今のがブロリーのトラウマにならなければよいのだが」スタスタ
側近「どういうことですか?」スタスタ
ベジータ王「出生時に戦闘力10000の超エリートの自分が
たった戦闘力2の下級戦士に泣かされたというのは生涯に渡って
彼自身のプライドを傷つけることになる恐れがある」
側近「流石に赤ん坊の時の記憶など...」
ベジータ王「小さいときに起きた出来事ほど後々の自分の
人格形成に大きく関わるものだ。歪んだ性格のまま成長されると星を滅ぼしかねん」
側近「...」
側近「ブロリー専用の個室を手配します」
ベジータ王「その方がいいだろうな…最終兵器は慎重に扱え」
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─修練場─
サイバイマン「キィーッ」ポヒーッ
ドォォォンッ!!
ラディッツ「ひぃっ...ひぃっ…ナッパさん!俺はもう無理だ…」ハァハァ
ナッパ「ったく...戦闘力800の雑魚はすぐへばるぜ」
ラディッツ「流石に連日、自分より強いサイバイマンの相手はキツイっすよ!」
ナッパ「おいおい…そんなことじゃ立派なサイヤ人にはなれんぜ?」
ラディッツ「あぁ…くそぅ」
ナッパ「いいか?テメェの親父もな?元々は弱い下級戦士だったんだよ
でもな、弱いからこそ奴は自分より強い奴らと死ぬ気で戦って強くなったんだ
今じゃ俺なんか足元にも及ばねえ一軍の戦士だぜ?」
ラディッツ「...」
ナッパ「俺はお前にもそうなってほしいから少々厳しいトレーニングしてんだ」
ラディッツ「ナッパさん…」
ナッパ「サイバイマンも余裕ぶっこいてるから一発かましたれ」
サイバイマン「キイッ」
-
ラディッツ「う、うおおおおおっっ!!」ダッ
サイバイマン「シャアッ!」ダッ
ヒュンッ ヒュンッヒュンッ ガッガッ
ラディッツ「ハアッ!」バッ
サイバイマン「ギィッ!」ブンッ
ラディッツ「よけた!?」
クルクルッ
サイバイマン「ギィヤッ!」ボウッ
ラディッツ「うがっ!」ダンッ
ナッパ「...」
ラディッツ「ハァハァ...」ボロッ
サイバイマン「シシイッ」ニヤッ
ラディッツ「ふんっ…」ボワワンッボワワンッ…
ナッパ(力を一点に集中させて強力なエネルギーボールを作る…あいつにもあんな芸当が…)
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ラディッツ「フルパワーのエネルギーボールだ…これは親父の技でもある」
ナッパ(バーダックが対フリーザになったときに使うとか言ってた奥義か...ほう)
サイバイマン「...」
ナッパ「サイバイマン!お前もフルパワーでエネルギー波を噛ましてやれ!」
サイバイマン「キシャア!!」ボウッ!!
ラディッツ「はぁっ!!」ドォォッ!!
グオォォ… グオォォ…
ラディッツ「やあああ!!!」ガァッ!!
サイバイマン「ギッ!?」ヌッ
ドォォォンッ!!
サイバイマン「」ピクピクッ
ナッパ(一瞬だが戦闘力1500まで上昇したか...ふんっ面白いじゃねえか)
ラディッツ「やった...勝った!」
ナッパ「やるじゃねぇかガキの癖に…よし今日は好きなだけ美味いもん食わしたる」
ラディッツ「やったぁ!」
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〜ドラゴンボールのもしもの世界の話です〜
・書き溜め無しで思い付くままに書きます
・戦闘力設定は原作とは大きく変化すると思われます
以上
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ここまでのキャラと戦闘力
ブロリー(0歳)戦闘力10000
カカロット(0歳)戦闘力2
ラディッツ(5歳)戦闘力800〜1500
ベジータ(5歳)戦闘力5000
バーダック(25歳ほど)戦闘力14000
パラガス(25歳ほど)戦闘力5000
ナッパ(30歳ほど)戦闘力8000
ベジータ王(40歳ほど)戦闘力20000
※原作とは異なります
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期待
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コツコツ コツコツ
ギーッ
兵士長「敬礼!」バッ
兵士「...」バッ
バッ バッ バッ
???「そこのあなた」
兵士A「はっ」
???「腕の角度がずれてますよ」
ゴキッ
兵士A「うぐぉっ!」
フリーザ「次回までに直しておきなさい」
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フリーザ「ところで例の件についてですが」
兵士長「はい」
フリーザ「2週間後にでも決行しましょうかね」
兵士長「2週間後ですか」
フリーザ「ええ。彼らにはもう飽きましたし偉い方から消すようにとの
ご要望もありましたしねぇ...全く人使いが荒いですよあのお方も」
兵士長「ザーボンさんやドドリアさんは」
フリーザ「おおむね賛成の意を示してます」
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ウィーン
フリーザ「はい」
ドドリア「ドドリアです」
フリーザ「何かありましたか?」
ドドリア「フリーザ様が気になられてたベジータ王子についてです」
フリーザ「彼が星を離れる日は2週間後と聞いてますが」
ドドリア「それが、ベジータ王子の代わりにバーダックというサイヤ人が向かうそうで」
フリーザ「バーダック?聞いたことないですね…下級戦士ですか?」
ドドリア「肩書きはそうなのですが戦闘力数値は10000を超えてるらしく」
フリーザ「ほう…それは高めの数値ですね。ベジータ王以外で
10000超えの戦士がいたとは驚きましたよ」
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これは期待
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まだ?
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期待
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あく
-
あ
"
"
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