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女「私が魔法戦争に…?」
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女「えっと何かの間違えですよね…?」
先輩「いいえ、間違いじゃなく貴女は魔法戦争に出るのよ」ニコ
女「で、でも…私、魔法の適正は最低のEランクだし…」
先輩「えぇ、知ってるわ」
女「それに、経験だって…」
先輩「貴女が必要なの」
女「どうして……」
"
"
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女「…………」
先輩「うーん、そうねぇ…」
先輩「それじゃあ、貴女の魔法見せて」
女「えっ?」
先輩「ちょうど貴女に戦ってほしい子がいるの」ニコ
───
──
─
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競技場
先輩「この時間は誰もいないから思いっきりやっていいからね」
女「私…やるとは言ってないんですけど」
先輩「まぁまぁ、軽い模擬戦だから」
女「うぅ……」
女(何でこんなことに……)
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先輩「あら、もう来てるみたいね」
女「………………あっ」
美少女「こんにちは」ペコ
先輩「あら、もしかして知ってる?」
女「はい、1学年で魔法成績1位の美少女さんですよね」
先輩「そう、超絶優等生さんよ」
美少女「その呼び方は止めて下さい」
女「えっと、女です…よろしくお願いいたします」ペコ
美少女「はい、よろしくお願いします」
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美少女「それで先輩、私は女さんと戦えばいいんですね?」
先輩「えぇ、そうよ」ニコ
女「む、無理です…勝てるはずありません!」
先輩「あら、勝たなくていいのよ」
先輩「ただ、全力で戦ってね」ニコ
女「えぇー!!」
"
"
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先輩「ルールは簡単、相手を戦闘不能にしたら終わりよ」
美少女「わかりました」
女「あの、戦闘不能って…?」
先輩「気絶、魔力切れが戦闘不能の条件よ」
女「気絶?!」
美少女(魔法戦闘は初めての方でしょうか?)キョトン
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先輩「それじゃあ、試合開始!」スッ
美少女(手加減は失礼ですね…)
美少女「行きます!」バチバチ
女(雷魔法…凄い雷球の数!)
美少女「聖なる雷よ、貫け!!」バァン
女「わわっ?!」
ドン ドォン!!
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先輩「やっぱり美少女の雷球は速いわねー」
先輩(直撃したように見えたけど)
先輩(彼女が『本物』なら…)ジッ
美少女「直撃、大丈夫でしょうか…」
ケホ ケホ
美少女「?!」
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女「うぅ…びっくりしたぁ」
先輩「無傷…!!」
美少女「そんな…!」
女(速いなぁ…ほとんど見えなかった)
美少女「これなら、どうですか」バチィ
ゴロゴロ
先輩「黒い雲…上から雷を降らす気ね」
美少女「降り注げ!!」バチチチ
女「─────」ボソ
美少女「?!」
ドォゴン!!
-
バチバチ
美少女(直撃の直前、何か詠唱を…)
ユラ
美少女「……?!」ゾクッ
女「………………」
先輩(また無傷、やっぱり彼女は…)ニヤ
美少女「どうして……」
女「……凄い」
美少女「えっ?」
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女「やっぱり美少女さんは凄いね!」
女「あんなに高難易度の魔法が打てるなんて」
美少女「…………」ポカン
女「次は私の番…!」
美少女「………っ!」ビク
"
"
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