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女「私が魔法戦争に…?」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/05(土) 21:44:01 bNa4J3oI
女「えっと何かの間違えですよね…?」

先輩「いいえ、間違いじゃなく貴女は魔法戦争に出るのよ」ニコ

女「で、でも…私、魔法の適正は最低のEランクだし…」

先輩「えぇ、知ってるわ」

女「それに、経験だって…」

先輩「貴女が必要なの」

女「どうして……」


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2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/05(土) 21:51:43 bNa4J3oI
女「…………」

先輩「うーん、そうねぇ…」

先輩「それじゃあ、貴女の魔法見せて」

女「えっ?」

先輩「ちょうど貴女に戦ってほしい子がいるの」ニコ

───
──



3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/05(土) 21:56:52 bNa4J3oI
競技場

先輩「この時間は誰もいないから思いっきりやっていいからね」

女「私…やるとは言ってないんですけど」

先輩「まぁまぁ、軽い模擬戦だから」

女「うぅ……」

女(何でこんなことに……)


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/05(土) 22:10:20 bNa4J3oI
先輩「あら、もう来てるみたいね」

女「………………あっ」

美少女「こんにちは」ペコ

先輩「あら、もしかして知ってる?」

女「はい、1学年で魔法成績1位の美少女さんですよね」

先輩「そう、超絶優等生さんよ」

美少女「その呼び方は止めて下さい」

女「えっと、女です…よろしくお願いいたします」ペコ

美少女「はい、よろしくお願いします」


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/05(土) 22:12:54 bNa4J3oI
美少女「それで先輩、私は女さんと戦えばいいんですね?」

先輩「えぇ、そうよ」ニコ

女「む、無理です…勝てるはずありません!」

先輩「あら、勝たなくていいのよ」

先輩「ただ、全力で戦ってね」ニコ

女「えぇー!!」


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6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/05(土) 22:17:03 bNa4J3oI
先輩「ルールは簡単、相手を戦闘不能にしたら終わりよ」

美少女「わかりました」

女「あの、戦闘不能って…?」

先輩「気絶、魔力切れが戦闘不能の条件よ」

女「気絶?!」

美少女(魔法戦闘は初めての方でしょうか?)キョトン


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/05(土) 22:21:29 bNa4J3oI
先輩「それじゃあ、試合開始!」スッ

美少女(手加減は失礼ですね…)

美少女「行きます!」バチバチ

女(雷魔法…凄い雷球の数!)

美少女「聖なる雷よ、貫け!!」バァン

女「わわっ?!」

ドン ドォン!!


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/05(土) 22:26:52 bNa4J3oI
先輩「やっぱり美少女の雷球は速いわねー」

先輩(直撃したように見えたけど)

先輩(彼女が『本物』なら…)ジッ

美少女「直撃、大丈夫でしょうか…」

ケホ ケホ

美少女「?!」


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/05(土) 22:41:46 bNa4J3oI
女「うぅ…びっくりしたぁ」

先輩「無傷…!!」

美少女「そんな…!」

女(速いなぁ…ほとんど見えなかった)

美少女「これなら、どうですか」バチィ

ゴロゴロ

先輩「黒い雲…上から雷を降らす気ね」

美少女「降り注げ!!」バチチチ

女「─────」ボソ

美少女「?!」

ドォゴン!!


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/05(土) 22:49:29 bNa4J3oI
バチバチ

美少女(直撃の直前、何か詠唱を…)

ユラ

美少女「……?!」ゾクッ

女「………………」

先輩(また無傷、やっぱり彼女は…)ニヤ

美少女「どうして……」

女「……凄い」

美少女「えっ?」


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/05(土) 22:55:42 bNa4J3oI
女「やっぱり美少女さんは凄いね!」

女「あんなに高難易度の魔法が打てるなんて」

美少女「…………」ポカン

女「次は私の番…!」

美少女「………っ!」ビク


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