■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
メイド「あけましておめでとうございます」
-
食堂
坊っちゃん「!」
主人「アケマシテオメデトウ? なんだそれは」
メイド「はい、東洋のある国では新年を迎えるとき、このような挨拶をするのです。本で知りました」
主人「こちらのハッピーニューイヤーみたいなものか」
メイド「左様でございます」
主人「まあ、いくつになっても勉強するのはいいことだ」
メイド「ありがとうございます」
坊っちゃん「……」
主人「……あけましておめでとうか」
"
"
-
期待
-
オリジナルです
メイドと坊っちゃんが主人公なので
少し昔のロンドンみたいなところのお話です
メイド
27
がさつ
背が高い
坊っちゃん
12
口が悪い
かわいい
-
夏目漱石かと思ったぞ がんばってね
-
坊っちゃんの部屋
坊っちゃん「……」
メイド「入るぞ!」コンコンガチャッ
坊っちゃん「……勝手に入るならノックなんかするな」イラッ
メイド「おお、悪いな」
坊っちゃん「まあ、いい。で、なんだ」
メイド「風呂の用意ができたからな、さっさと入れ! と、呼びに来たんだ」
坊っちゃん「そりゃどうも。……ところで」
メイド「なんだ?」
"
"
-
坊っちゃん「さっきのアレ、なんだよ」
メイド「さっきの? なんのことだ」
坊っちゃん「新年の挨拶とかいうやつだよ!」
メイド「ああ、アレか。特に意味はないぞ! なんとなくだ!」
坊っちゃん「ほう、じゃあアレはどこで知ったんだ? 本で読んだとか言っていたけど、メイド、本なんか読めないだろ?」
メイド「そうだ! 私は家が貧乏だったから学校に行かなかったんだ! だから字もわからん! なんか本で読んだとか言ったほうが格好いいからな。……で、どこで知ったんだっけ?」
坊っちゃん「ほら、思い出せ。ヒントは昨日のことだ」
メイド「昨日のこと? なんかあったかな」
坊っちゃん「ぼくが教えたんだよ! じまんげに話しやがって! 腹立つわ!」
メイド「そうだそうだ! 思い出したわ」
-
ん…?
-
風呂場
坊っちゃん「……まったくメイドのやつめ。いいかげんなんだから」チャポン
坊っちゃん「ふーっ。やっぱりお風呂はいいな」
坊っちゃん「……それにしても」
坊っちゃん「メイド、今日もかっこよかったなぁ//」
坊っちゃん「メイドはぼくの初恋の人……」ボー
メイド「入るぞ!」ガラガラ
坊っちゃん「きゃあああ!」
メイド「! なんだよ、女みたいな声出して。びっくりさせるな!」
-
坊っちゃん「おまえはいつもいつも急に現れて! ノックをしろよ!」
メイド「悪いな!」
坊っちゃん「で、今度はなんだ?」
メイド「背中を洗わせてもらおうか!」
坊っちゃん「はああ!?」
メイド「最近、めっきり一緒に入らなくなっただろう? わたしは寂しいんだ! だから、せめて背中くらい洗わせてもらう」
坊っちゃん「いやだよ! 自分一人でできるわ! しかもすでに洗ったし!」
メイド「でもお」
坊っちゃん「いいからでてけよ!」
メイド「……ちっ」ガラガラ
坊っちゃん「……」
-
がさつの癖が凄い
"
"
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■