■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■

メイド「あけましておめでとうございます」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/03(日) 21:28:48 lAj8.yz.
食堂

坊っちゃん「!」

主人「アケマシテオメデトウ? なんだそれは」

メイド「はい、東洋のある国では新年を迎えるとき、このような挨拶をするのです。本で知りました」

主人「こちらのハッピーニューイヤーみたいなものか」

メイド「左様でございます」

主人「まあ、いくつになっても勉強するのはいいことだ」

メイド「ありがとうございます」

坊っちゃん「……」

主人「……あけましておめでとうか」


"
"
2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/03(日) 21:30:41 9gBnedjo
期待


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/03(日) 21:31:28 lAj8.yz.
オリジナルです

メイドと坊っちゃんが主人公なので
少し昔のロンドンみたいなところのお話です

メイド
27
がさつ
背が高い

坊っちゃん
12
口が悪い
かわいい


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/03(日) 21:33:00 VLkWTkpY
夏目漱石かと思ったぞ  がんばってね


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/03(日) 21:35:50 lAj8.yz.
坊っちゃんの部屋

坊っちゃん「……」

メイド「入るぞ!」コンコンガチャッ

坊っちゃん「……勝手に入るならノックなんかするな」イラッ

メイド「おお、悪いな」

坊っちゃん「まあ、いい。で、なんだ」

メイド「風呂の用意ができたからな、さっさと入れ! と、呼びに来たんだ」

坊っちゃん「そりゃどうも。……ところで」

メイド「なんだ?」


"
"
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/03(日) 21:44:43 lAj8.yz.
坊っちゃん「さっきのアレ、なんだよ」

メイド「さっきの? なんのことだ」

坊っちゃん「新年の挨拶とかいうやつだよ!」

メイド「ああ、アレか。特に意味はないぞ! なんとなくだ!」

坊っちゃん「ほう、じゃあアレはどこで知ったんだ? 本で読んだとか言っていたけど、メイド、本なんか読めないだろ?」

メイド「そうだ! 私は家が貧乏だったから学校に行かなかったんだ! だから字もわからん! なんか本で読んだとか言ったほうが格好いいからな。……で、どこで知ったんだっけ?」

坊っちゃん「ほら、思い出せ。ヒントは昨日のことだ」

メイド「昨日のこと? なんかあったかな」

坊っちゃん「ぼくが教えたんだよ! じまんげに話しやがって! 腹立つわ!」

メイド「そうだそうだ! 思い出したわ」


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/03(日) 21:50:00 T2kktNtM
ん…?


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/03(日) 21:53:07 lAj8.yz.
風呂場

坊っちゃん「……まったくメイドのやつめ。いいかげんなんだから」チャポン

坊っちゃん「ふーっ。やっぱりお風呂はいいな」

坊っちゃん「……それにしても」

坊っちゃん「メイド、今日もかっこよかったなぁ//」

坊っちゃん「メイドはぼくの初恋の人……」ボー

メイド「入るぞ!」ガラガラ

坊っちゃん「きゃあああ!」

メイド「! なんだよ、女みたいな声出して。びっくりさせるな!」


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/03(日) 21:58:23 lAj8.yz.
坊っちゃん「おまえはいつもいつも急に現れて! ノックをしろよ!」

メイド「悪いな!」

坊っちゃん「で、今度はなんだ?」

メイド「背中を洗わせてもらおうか!」

坊っちゃん「はああ!?」

メイド「最近、めっきり一緒に入らなくなっただろう? わたしは寂しいんだ! だから、せめて背中くらい洗わせてもらう」

坊っちゃん「いやだよ! 自分一人でできるわ! しかもすでに洗ったし!」

メイド「でもお」

坊っちゃん「いいからでてけよ!」

メイド「……ちっ」ガラガラ

坊っちゃん「……」


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/04(月) 18:52:56 scknHK6A
がさつの癖が凄い


"
"

■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■