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戦士「戦乙女よ!」
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戦士「めっちゃ誇り高い死に方するさけ、ヴァルハラ連れてってーや」
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戦士「…」
戦士「こうやって毎日、空に向かって叫んでるが…はたして願いは届いているのだろうか…」
?「何やってるんだ」
戦士「おぅ、弓兵か」
弓兵「毎朝毎朝、何を叫んでいるんだ。同じ部屋の俺はいい迷惑だぜ」
戦士「いやなに、戦士として生まれたからには、ヴァルハラに行きたいのでな」
弓兵「ヴァルハラだぁ?馬鹿馬鹿しい」
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戦士「お前は死んだ後の事を考えはしないのか?」
弓兵「死んだ後…何にも無いさ。無だよ、無」
戦士「俺はそうは思わないな。誇り高く戦い抜いた者の魂は、戦乙女に選ばれ死後なお神々の戦いに参加できるという…素晴らしいじゃあないか」
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弓兵「神々の戦い?なんだそりゃ…ンなモンに参加して楽しいかね」
戦士「とんでもない栄誉だろうが。死してなお、そんな戦いに参加できるんだぞ!?」
弓兵「お前は戦闘狂…戦士というよりバーサーカーだな」
戦士「ヴァルハラに憧れる者は皆戦闘狂…戦いの中でこそ自分の存在を感じられるのさ」
弓兵「そんなモンかねぇ…」
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カーンカーンカーン
弓兵「おっと、訓練開始の合図だ。中央広場へ急ぐぞ」
戦士「がってん承知」
ダッダッダッ
・ ・ ・ ・ ・
中央広場にて。
教官「よーし集まったな糞虫ども!今からしごきにしごいて血反吐を吐かせてやるから覚悟しろ!」
糞虫ども「サーイェッサー!」
教官「声が小さい!」
糞虫ども「サーイェッサー!!!」
教官「よし、では一列目から私についてこい!」
ダッダッダッ
"
"
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・ ・ ・ ・ ・
教官「遅い!」
ムチ バシィ!
糞虫A「アヒィ」
教官「貴様もだ、モタモタするな!」
ムチ ビシィ
糞虫B「ンマー!」
教官「どいつもこいつも肥溜め以下の奴らばかりだな!死ぬ気で動け!」
ムチ ギュルルン ブワッ ヌラリー ヒョンッ!
糞虫C〜G「アンッ、ダメェッ」
教官「動け、走れ、撃て、刺せ、止まるな!」
ムチ クレッシェンド ドブヒィッ
糞虫H「ノ、ノノムラー!」
-
ダッダッダ
戦士「ひぃ…ひぃ…」
弓兵「何だ、もうへばったのか」
戦士「な、なんのこれしき…」
教官「!」
クルッ
教官「そこっ、無駄口を叩くなっ!」
ムチ ヒュンッ バシィ
戦士「あぐぁっっっ!」
サッ スッ
弓兵「…」
教官「ぬぅっ…」
教官(私の鞭をかわした…だと…?)
-
こいつ…できる…!
-
教官(生意気なっ…ならば、これならどうだ!)
ムチ ヒュルルンシュパッ
弓兵「!」
サッ クイッ サッ ハサッ
教官「馬鹿な!腰があんな角度で!さらに洗濯ばさみをあんな風に使って鞭の軌道を変えるなんて!」
-
教官「貴様…なぜ私の鞭をよけるのだ!」
弓兵「はっ。これも教官殿の与えたもうた試練かと思い、かわしました」
教官「ぬぅ…」
弓兵「では訓練列に戻ります。失礼します」
ダッダッダ
教官「あやつ…ふん、なかなか虐め甲斐がありそうだな」
-
戦士さんが空気なの…
-
・ ・ ・ ・ ・
教官「よし、本日はここまで!各自速やかに自室へ戻れ!遅い奴は銃殺だ!」
戦士「ひぃっ」
弓兵「ビビってないで急ぐぞ、戦士」
戦士「ひぃっ」
-
戦士「ひぃっ」
ダッダッダ
教官「…ふぅ。軟弱な奴らばかりだ。こいつらを三日後に前線に送り込むなど…無理だ。犬死にさせるだけだ…なのに国王ときたら…」
-
教官「そもそも無謀な話だったのだ。未知の領域…『扉の向こう』に攻め込むなど、してはならなかったのだ…」
扉の向こう。
いつの時代からあったのか誰も知らないが
決して扉を開けてはならず
その向こう側に行ってはならない
その事だけは伝えられてきた。
触れてはいけない禁忌であった。
-
だがある日
バカな国王が
ほんの気まぐれ
ノリ、勢い
軽い気持ちで扉を開く命令を出した。
扉の向こうからは
魔物とは違う異形のものが現れた。
鉄並に硬い昆虫のような皮膚
口からは紫の蒸気を吐き
ガラス玉のような目を持ち
耳をつんざく声で喋る。
その外見は様々で
人間のように二足歩行するもの
獣のように四つん這いのもの
触手が何本もあるもの
あげればきりがない。
-
それらはやがて人語を理解し
自らをこう名乗った。
『神兵』
と。
自分達は、人間のいうところの神に使える兵士だと。
ゆえに神兵。
扉のさらに奥には
神とよばれる存在が
(あるいは人間が神と定義するものに近い存在が)
いるのだという。
-
神兵の戦闘能力は人間を遙かに越えていた。
まるで歯が立たない。
その侵攻を防ぐので精一杯であった。
もちろん人間側は多大な犠牲を払ったのは言うまでもなく
ろくに訓練をうけていない者が戦線に送り込まれる始末であった。
教官「このまま国王に従っていたら国は滅ぶ…十分に訓練を受けた者であっても、神兵の前ではゲロカス同然だ。まして数日しか訓練を受けていないあいつらなど…足止めにすらならない」
-
教官「もはや我々には何も出来ない。扉を開いたその時から、滅びゆく運命だったのだ…!」
ピシュルルル!
教官は鞭を振るった。
鞭のしなる音は
物悲しく虚空に消えた…
-
ひぃっ
-
・ ・ ・ ・ ・
〜訓練生宿舎〜
戦士「疲れた…」
グッタリ
弓兵「情けないな、あれしきでそんなに疲れるなんて」
戦士「お前がタフすぎるんだよ…」
弓兵「伊達に長生きしちゃいないさ」
戦士「…俺ァいまだに半信半疑だがな。お前が不老不死だなんてよ」
-
弓兵「不老不死…まぁそれに近いもんだと説明はしたが…厳密にはちょっと違うんだがな」
戦士「あぁいい。難しい話は俺の頭じゃ理解できんからな」
弓兵「ふふ、お前のその単純な所は好きだよ」
戦士「馬鹿にしやがって、もう」
弓兵「いやいや、褒めているんだよ。実際お前のその性格には救われている」
-
戦士「そうかよ」
弓兵「ふふ、そうツンツンするな」
シュルル…ヌギヌギ
戦士「ちょ、おま…!」
弓兵「サラシがキツくてかなわん。まったく、女である事を隠すのには苦労するよ」
-
クルッ
戦士「脱ぐならそう言え!」
弓兵「今更照れるなよ、俺とお前の仲じゃないか」
戦士「あのな、俺は男でお前は女なの!照れる照れないの話じゃないの!」
弓兵「俺は別に見られても気にしないんだがな」
戦士「俺が気にするわい」
-
弓兵「はは、すまんすまん。つい反応が面白くてな…よし、着替えた。もうこっちを向いてもいいぞ」
戦士「まったく…で、そろそろ説明してもらえるか?」
弓兵「うん?」
戦士「なぜお前が俺について来たのか…なぜ訓練なんかに参加したのかを」
弓兵「うーん、気まぐれ?」
戦士「とぼけるなよ。お前の事だ、なにか裏があるんだろ」
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弓兵「そうだな…ちょっとな、顔見知りが関わってそうなんでね」
戦士「扉の向こう…神様に知り合いでもいるのかよ」
弓兵「まぁね。神兵に人間どもが殺されるのなんかどうでもいいんだけど、ちょっと調子に乗ってるのが気にくわなくてね」
戦士「相変わらずスケールの大きな話をするなぁ。今更だけど本当に何者なんだよ…」
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弓兵って前いたのと同じなのかな…
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弓兵「俺はただの…ただの巨乳さ」
サラシ ハラリ バイーン
ブルンブルン
戦士「いちいち乳を出すな!」
ブルンブルン
ブルンブルン
戦士「や、やめんか!」
ブルンブルン
ブルンブルン
戦士「ええい聞き分けの無い乳お化けめ…ならさっ!」
ズボン ヌギッ ボロン
戦士「こちらも出させてもらう」
-
ビィィィィィン
戦士「アスラン・ザラ、ジャスティス…出る!」
弓兵「確かに玉裏はザラザラだな」
戦士「キラーーーーー!」
ビィィィィィン
ビキッビキッ
ボフッ
ドプッ
戦士「ふぅ…もう止めるんだシン…」
弓兵「誰がシンやねん」
戦士「究極召還…」
弓兵「いろいろ混ざりすぎ」
-
戦士「ふぅ…人はなぜ戦争などするのだろう」
弓兵「ハンパねぇ賢者タイム」
戦士「あぁ…あああああ!」
ブルブルブル
弓兵「ど、どうした戦士!?」
戦士「あ…いあ…時間の…流れが…数字でみえる…」
シロメ グルンッ
-
戦士「こ、これが俺…の…もっ、物語だ!」
ビクンビクンビクン
トロリ
弓兵「きゃあ、水溶き片栗粉!」
戦士「ま、まだでる…」
弓兵「げ、限界突破…」
このあと99999リットルの精子が出て戦士はしんだ。
【完】
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感動した!
-
戦乙女「解せぬ」
乙
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