■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
娼婦「……人を、苦しませるのが本当に好きよね あなた」
-
――………………
少女「――」
支配人「―――」
コツコツコツ……
支配人「アレ、髪切ったの?もったいない」
支配人「でも短いのも似合ってるよ」
少女「――」
支配人「訓練校の方には話通しといたよ」
支配人「学力は大していらないし」
支配人「少し体育がハード位の認識でいい」
支配人「まぁ心配いらないだろう」
少女「――」
"
"
-
支配人「…君はあそこで銃器の扱いを学ぶね」
支配人「それを身につけて」
支配人「どうするの」
少女「――」
少女「…あなたに 復讐をしてもいい?」
支配人「――――」
支配人「…僕と離れた穏やかな三カ月は」
支配人「君に復讐心を育てたかい?」
-
支配人「…君はあそこで銃器の扱いを学ぶね」
支配人「それを身につけて」
支配人「どうするの」
少女「――」
少女「…あなたに 復讐をしてもいい?」
支配人「――――」
支配人「…僕と離れた穏やかな三カ月は」
支配人「君に復讐心を育てたかい?」
-
少女「…そうだね」
少女「…冷静になって 素直に」
少女「あなたや 私を買おうとした国頭修一が苦しめばいいって」
少女「思うの」
支配人「…………」
支配人「それでいい」
支配人「君を蹂躙した男たちに 君は復讐をすれば良いよ」
支配人「それで君に生きる目的が出来るなら」
支配人「僕を殺しに来るのを楽しみに待ってるよ」
支配人「その時の君は綺麗だろうな」
トス……トストストス……
少女「さよなら」
-
支配人「――」
支配人「――マコト」
支配人「ひとつ予言してあげる」
支配人「君はここに帰るよ」
支配人「いつかね」
"
"
-
娼婦「……オーナーって悪魔みたいよね」
支配人「やぁ それ素敵な褒め言葉だなあ」
娼婦「さて あたしも部屋に戻って荷造りしよっと」
支配人「ああ 君も行くんだっけ」
娼婦「そよ」
支配人「君の歌が枕元で聴けなくなるのは残念だなぁ」
娼婦「嘘ばっかり」
娼婦「ちょっとは本当のこと言ったらどうなの?」
支配人「心外だな 本当に君の歌を好きだった」
支配人「その歌でここを出ていくのなら仕方がない」
娼婦「…………もう バカね」
-
娼婦「前から呼んでくれていたのよ」
支配人「じゃ君にばれないように たまに聴きに行くよ」
娼婦「バカね」
娼婦「分かるわ」
支配人「分かるの?」
娼婦「…分かっちゃうわ」
-
ポン……ガラガラガラ……
娼婦「…戻る?オーナー」
支配人「ああ、今日はちょっと寄っただけだ」
娼婦「…そう」
娼婦「じゃあ、これで」
娼婦「最後ね」
娼婦「さよなら」
ガシャン……
支配人「…………」
支配人「菜摘」
支配人「淋しいな、行かないでよ」
-
支配人「――――――」
娼婦「――――……人を」
娼婦「苦しませるのが本当に好きよね、あなた」
支配人「――――」
娼婦「…でもあたし愚かだから」
娼婦「あなたに苦しまされるのが、そんなに嫌いじゃなかったわ」
娼婦「――――」
支配人「――――」
支配人「じゃ、さようなら」
娼婦「――――っ――――」
-
終わり
ただの文字起こし
-
???
-
想像の余地があって妄想が捗る、かな?
苦しむのは、支配人が復讐すべき相手でありつつ親みたいなものだからかね
乙
"
"
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■