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勇者「君オッパイでかいね。仲間になりなよ」
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ーーー最初の街・傭兵ギルドーーー
盗賊「オッパイの大きさで仲間を選ぶのかよ」
勇者「うん」
盗賊「・・・こんな男が勇者だと?ふざけてる」
勇者「ひどいなあ」
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勇者「で?勇者一行の一員になってくれる?」
盗賊「私の夢は、私の手で魔王を倒すことだ」
盗賊「お前のことは気に食わねえが、仕方ない」
勇者「そっか。じゃあ行こうか」
盗賊「行くってどこにだ?」
勇者「国王様の下へ」
ーーー王の間ーーー
王「その者と旅に出るのだな?」
勇者「はい」
盗賊「(この人が、この国の王・・・初めてお姿を拝見した)」
王「(なかなかいい男だろ?)」
盗賊「!?」
勇者「どうかした?」
盗賊「・・・なんでもない」
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王「もうギルドには連れ出すことを伝えてあるのか?」
勇者「はい。特に問題もありませんでした」
王「そうか。ならばよろしい」
王「盗賊よ」
盗賊「は、はい!」
王「そう緊張するな」
王「勇者をよろしく頼む。そやつは強すぎる故、危うい」
王「お前が支えてやるんだ」
盗賊「危うい・・・」
勇者「・・・」
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王「では、これは旅の支度金だ」
勇者「ありがとうございます」
王「必ず魔王を倒してくれよ?うちの四天王は頼りないからな」
勇者「ふふっ、分かりました。必ず倒します」
ーーー武具商店ーーー
盗賊「こ、こんなに高いのを買っていいのか?お前の武器を買う金が無くなっちまうぞ」
勇者「俺はもう剣と防具を持ってるから心配しなくていいよ」
盗賊「そ、そうか」
盗賊「なら!こ、この雷撃の剣も買っていいか!?」
勇者「うん」
盗賊「いつか欲しいと思っていたが、本当に手に入れられるなんて・・・」
盗賊「鋼防具と雷撃の剣で金10枚・・・す、すげえ」
勇者「薬草とかも買いに行かないとね」
盗賊「あ、ああ」
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ーーー道具屋ーーー
勇者「特薬草50個下さい」
店主「え!?在庫を見てきますから少しお時間をください!」
勇者「はいはい」
店主「お待たせしました!」
勇者「すいません、キメラの翼も50個下さい」
店主「は、はい!」
勇者「ありがとね」
店主「またご贔屓に!!」
勇者「じゃあ今日は解散しようか。明日の昼に国を出よう」
盗賊「ああ」
勇者「じゃあまた明日」
盗賊「また明日」
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ーーー門ーーー
東の四天王「お待ちしておりました、勇者様!盗賊様!」
盗賊「な、なあ勇者?あの御方って東の四天王じゃ」
勇者「そうだよ」
勇者「東の四天王、わざわざ来てくれたの?」
東の四天王「もちろんです!見送りなしじゃ寂しいでしょう」
勇者「ふふっ、ありがとう」
東の四天王「皆の物!敬礼!!」
兵隊「!」ビシッ
兵隊「いってらっしゃいませ!勇者御一行様!!」
盗賊「」ビクッ
勇者「じゃあ行ってくる。この国に何かあったらすぐ帰ってくるから」
東の四天王「私がいるので安心してください!帰ってくる必要はないですよ!」
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ーーー始まりの道ーーー
勇者「!」ズバッ
盗賊「(目に入った魔物を片っ端から切り伏せてる)」ズバッ
勇者「ここら辺の敵はまだ弱いね」
盗賊「そうだな、一撃で十分」
盗賊「次の『泉の国』まではダメージ無しで到着できそうだ」
勇者「うん」
娘「うーん、うーん」
盗賊「なんだあれ?」
勇者「どうしたの」
盗賊「女が倒れてる」
勇者「目がいいんだね」
盗賊「まあ盗賊だからな」
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娘「痛い・・・痛いよお・・・」
勇者「大丈夫?オッパイ小さいけどどうかした?」
娘「え・・・あの、オッパイ小さいのは元々です」
盗賊「律儀に答えなくていいんだよ。なんでこんなとこで倒れてるんだ」
娘「『泉の国』に行こうとしてたんですけど、武具を装備するのを忘れちゃって・・・」
盗賊「お前・・・相当なバカだな」
娘「」イラッ
勇者「俺達も『泉の国』に行くつもりなんだ。危ないから一緒に行こう」
娘「いいんですか!」
盗賊「なあ勇者、こいつ怪しくないか?」コソ
勇者「でも、ここに置いていくわけにはいかないから」コソ
娘「ありがとうございます!本当にありがとうございます!!」
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盗賊「魔物の群れか。20匹以上いるぞ!」
魔物たち「ぐぎゃー」
盗賊「でやー!」ズバッズバッ
娘「えー!あなた勇者様だったんですか!!」
勇者「そうだよ」
娘「勇者に見えなーい」
勇者「ひどいなあ」
盗賊「おい勇者!手伝え!」
娘「何か勇者である証拠とか無いんですか?」
勇者「あるよ。これが証拠」ゴソゴソ
娘「へえ・・・このペンダントが?」
勇者「綺麗でしょ?特殊な魔法が施されているんだ」
盗賊「勇者!雑魚だが数が多くて面倒なんだ。手伝えマジで!」
娘「綺麗ー。ねえ、私にプレゼントしてくれないですか?」
勇者「ごめん、それはできない」
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娘「そうですか・・・残念です」
魔物ボス「『よくも私の手下たちを・・・許さんぞ』」
盗賊「勇者!強そうなのが出てきた!はやく手伝え!」
娘「ペンダントがダメなら、これを貰いますね!」
勇者「え?」
娘「この剣、良い剣ですねー」
勇者「なっ!いつの間に」
娘「返してほしかったら『泉の国』の『離れ城』に来て下さいね」
勇者「君は一体・・・」
娘「来てくれたら、私が誰だか教えます」
娘「それではまた今度。『キメラの翼』!」
勇者「待て!」
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盗賊「ふー、ダメージは受けなかったが疲れた」
盗賊「おい勇者!なんで手伝ってくれなかったんだよ」
勇者「剣が盗まれた」
盗賊「はあ?」
勇者「急いで『泉の国』に行こう」
ーーー泉の国・門ーーー
門兵「お待たせいたしました、勇者御一行様」
門兵「こちらが通行許可証です」
勇者「ありがとう。ねえ、『離れ城』はどこにあるのかな?」
門兵「『離れ城』ですか・・・申し訳ありません、分かりかねます」
勇者「そっか」
盗賊「おい、どうするんだよ」
門兵「もしかしたら『泉広場』に知っている者がいるかもしれません」
勇者「盗賊、行こう」
盗賊「あ、ああ」
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ーーー泉広場ーーー
盗賊「なあ勇者」
勇者「何?」
盗賊「なんでそんなに焦ってるんだ?」
勇者「そんなことないよ。俺はいつも通り冷静だよ」
盗賊「嘘つけ。剣が盗まれてから焦りまくりじゃないか」
盗賊「・・・確かにあの剣は業物だったが、この国でなら同格の剣を売ってるだろう」
勇者「そうだね」
盗賊「新しいのを買えばいいじゃないか。金もあるし」
盗賊「元はと言えばあの女に気を許したお前が悪いんだ」
盗賊「今回は勉強代だと割り切って、冷静になれよ」
勇者「そこのお嬢さん、『離れ城』って場所を知らない?」
盗賊「おい勇者!話を聞いてなかったのか!!」
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勇者「・・・俺はあの剣じゃないと嫌なんだ」
盗賊「・・・」
盗賊「(国王様の言ってた勇者の危うさって、剣へのこだわりのことなのか?)」
勇者「あ、そこのオッパイがちょっと大きいお姉さん!」
盗賊「オッパイの大きさをいちいち口に出すな!失礼だろ!!」
魔法使い「ねえ、あなた」
勇者「はい?」
魔法使い「もしかして『雷の国』の勇者様?」
勇者「そうですが」
魔法使い「『離れ城』を探しているのよね?案内してあげるわ」
盗賊「おい、誰だあんた」
魔法使い「ただの魔法使いよ。ほら早く行きましょう!」グイッ
勇者「(あ、オッパイが当たってる・・・)」
盗賊「おい待て!私を置いていくな!」
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ーーー地下水道ーーー
盗賊「泉の下はこうなっているのか・・・」
魔法使い「凄いでしょ?」
勇者「『離れ城』に行きたいんだが」
魔法使い「大丈夫よ。ここを通らなきゃ『離れ城』へは行けないの」
盗賊「・・・あんた、本当に何者なんだ」
盗賊「あの女の仲間なのか?」
魔法使い「仲間?うーん、ちょっと違うかも」
魔法使い「さあ着いたわ。ここが通称『離れ城』」
勇者「これは・・・こんな地下に」
盗賊「何も無いじゃねえか」
勇者「いや、ある。巨大な城が眼前に・・・」
盗賊「何言ってんだ勇者。何も無いぞ」
魔法使い「盗賊ちゃん!」ギュッ
盗賊「ちょっ!急に私の手を掴むな!」
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盗賊「っ!」
魔法使い「どう?ビックリした?」
盗賊「さっきまで壁があったはずなのに・・・壁が消えて、突然古城が現れたぞ」
魔法使い「ようこそ、いらっしゃい。あの子が待っているわ」
ーーー離れ城ーーー
娘「遅かったね」
勇者「剣を返せ」
娘「はい。盗んでごめんね」
盗賊「(素直だな!返せって言われて返すのかよ)」
勇者「ふう」
魔法使い「ねえ勇者様、盗賊さん。」
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何これ普通に面白い、他に何か書いた作品ありますか?
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支援
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④
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すいません、矛盾点が・・・
>>4盗賊「こ、こんなに高いのを買っていいのか?お前の武器を買う金が無くなっちまうぞ」
↓
>>12盗賊「新しいのを買えばいいじゃないか。金もあるし」
矛盾してます。なので、>>12のこの部分のセリフを
盗賊「新しいのを買えばいいじゃないか。私の武具を売ればいい」
に脳内保管していただきたいです
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>>16
このssを無事完結することができたら、
他のssも宣伝させていただこうと思っています
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魔法使い「この『離れ城』、どう思う?」
盗賊「どうって・・・」
魔法使い「この城は元々魔界にあったの」
勇者「魔界・・・ってなんだ?」
娘「そんなことも知らないの!?」
娘「私のことをバカって言ってたけど、あなたたちの方がバカじゃん!!」
盗賊「てめえ」
魔法使い「娘、やめときなさい」
魔法使い「魔界っていうのは、簡単に言うと魔族の住む世界よ」
勇者「・・・魔族か」
魔法使い「人間が住む世界が人間界で、魔族が住む世界が魔界」
盗賊「なんで魔界の城がこんなところにあるんだ」
魔法使い「私がここに運んできたの。はるばる魔界からね」
勇者「何の為に?」
魔法使い「あなたたちのような、魔王討伐を志す人間の為よ」
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④
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期待
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