狐娘「山・・・コン・・・招待状？」
狐姉「あ、届いた届いた〜」
狐娘「姉上、なんじゃこれ？」
狐姉「これ？山コンの招待状よ」
狐娘「その山コンってのは何なのじゃ？」
狐姉「なに？山コンに興味あるの？」
"
狐姉「これは、出会いの少ないこの山奥で行われる合コンです」
狐娘「・・・？なんじゃ？姉上は男を求めておるのか？」
狐姉「・・・」
狐娘「つい先日茶の間で誰かと電話しておらんかったか？」
狐姉「・・・・・・」
狐姉「・・・」
狐娘「新しい男を求めておるということはあの御仁との関係は終わったというこ・・・」
狐姉「それ以上しゃべったら尻尾がなくなるわよ？」
狐娘「姉上の新しい出会いに幸あれ！なのじゃ」
狐娘（犬姉さんほどの女子が男性との出会いを恐れるとは思えんのじゃが・・・）
狐娘「それほどまでに男性との出会いというものは怖いものなんじゃな」
狐姉「そうなの！自分の一生を左右するほどなんだから！」
狐娘（その一生を左右するチャンスに姉上は一度失敗したんじゃな）
狐姉「・・・あなたすごい失礼なこと考えてない？」
狐娘「・・・そんなことないのじゃ」
狐娘「山コンとやらにか？別にわしは出会いなど求めておらんのじゃ」
狐姉「あなたにも出会いをつかむのがどれだけ難しいのか体験させてやるわ！」
狐娘（ただのやつあたりにしか思えないのじゃが・・・断ると尻尾を切り落とされそうじゃの・・・）
狐娘「わかったのじゃ。それじゃあついていくのじゃ」
"
同じ狐や狸や山猫や狼が色々来たりするのだろうか？
狐姉「・・・あんたそんな恰好でいくの？」
狐娘「？。招待状には軽装でおいでくださいと書いてあったのじゃ」
狐姉「いやいや、いくら何でも軽装すぎるでしょ・・・Tシャツにオーバーオールって」
狐娘「ホットパンツみたいなほうがよかったかの？」
狐姉「・・・いや、もういいわ」
狐姉「うふふ・・・できる女は見えないところにこだわるのよ」
狐娘（なるほど・・・今日は勝負下着なんじゃな）
狐娘「まぁ、今日一日でその下着を殿方にさらすところまで話がすすむとはおもえんがの」ﾎﾞｿｯ
狐姉「・・・なにか言った？」
狐娘「いやなにも」
狐姉「さぁ？私は犬ちゃんに誘われたクチだから。ほかに誰が来るのかはわからないわ」
狐娘「ふむ・・・そうなのか」
狐姉「ほかの参加者は会場に行ってみないとわからないわね」
狐娘「ちなみに殿方の参加者の情報もないのか？」
狐姉「情報があったらこんなにのんびりしてないわよ」
狐娘（それもそうじゃな）
狐娘「ん？」
狐姉「あ、犬ちゃん来たみたいね」
狐娘「ふむ」
犬姉「おじゃまするべや」
狐姉「・・・」
狐娘「・・・」
犬姉「ん？どした？」
関係ないけども神社の神様は違う神社へお参りに行かれると嫉妬するらしい。坊さんの話
って突っ込めばいいのか……？