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アニ「私に青春なんてない」
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SSは初めて書かせていただきます!
時間軸や御都合主義な場面が多々ありますが生暖かい目で見ていただけると幸いですw
アルアニ←エレンの場面があります。というかアルアニ中心です。
それでも良いという方はどうぞ!
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アルミン「やあ、アニ」
アニ「なんかよう?」
アルミン「何読んでるのかなあって」
アニ「…人魚姫」ボソッ
アルミン「人魚姫…?あはは、アニ可愛いね」ニコッ
アニ「はあ?」
アルミン「アニもお姫様に憧れたりするんだ」
アニ「そんなわけないでしょ。人魚姫って結構恐いんだよ」
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アルミン「子供向けじゃないやつは恐いんだっけ」
アニ「そう、嫉妬して刺そうとして…泡になる」
アルミン「でも人魚姫ってどのお姫様より綺麗と思うんだけどなあ」
アニ「シンデレラや白雪姫のほうが綺麗じゃないか、クリスタみたいで」
アルミン「確かに似てるね、クリスタ」
アニ「性格よすぎ」
アルミン「ははっ、分かる分かる。
…アニは人魚姫ぽいかも」
アニ「…刺すよ?」
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アルミン「ごめんごめん、アニって海みたいだし、人魚って海に住んでるんだよ」
アニ「…海?」
アルミン「青くて綺麗な水たまりみたいなの、いつかいけたらなあ」
アニ「あんたみたい」
アルミン「え?」
アニ「あんたの目の色みたい」
アルミン「それをいったらアニのほうが近いよ」
アニ「じゃああんたが人魚姫」
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見ている方いませんか…?
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いてるよ。
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>>6 嬉しいですありがとうございます!
アルミン「そしたら僕はアニの瞳に溺れるね」
アニ「あんたってそんなキザなこと言える奴なんだ」
アルミン「ポエマージャンが毎日聞かせてくるからね」
アニ「ミカサへのか…」
アルミン「そう、困っちゃうよね」
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アルミン「やあ、アニ」
アニ「…どうも」
アルミン「今日は何読んでるの」
アニ「愛とは、ため息でできた煙だ」
アルミン「あぁ、シェイクスピア。ベタだね」
アニ「悪かったね、結構好きなんだよ」
アルミン「シェイクスピアは何が一番好き?」
アニ「ロミオとジュリエット」
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アルミン「どうして貴方はロミオなの?」
アニ「…大根」
アルミン「まって!そんなに下手じゃなかったでしょ?!」
アニ「ふふっ、そんなにムキにならなくてもいいじゃないか」ニコッ
アルミン(あ、笑った…可愛い)
アニ「ちょっとアルミン…?」
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アルミン「あぁごめん、アニの笑顔可愛いなって」
アニ「キザ男…」
アルミン「あぁもうごめんって!調子に乗りすぎた」
アニ「ほんと、あんたって王子様みたい」
アルミン「いつかアニを迎えに行ってあげるよ」
アニ「ジャンとか関係なく、あんたもとからとんだキザ野郎だよ」
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アルミン「そんなつもりはないんだけどな…」
アニ「…ねえ、今声聞こえなかった?」
アルミン「誰か来たんじゃない?」
??「おーいアルミーン!」
アルミン「この声は…」
エレン「おいアルミン、こんなところに…ってアニもいたのか」
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アニ「悪いかい?」
エレン「いや、アルミンといるの珍しいなって」
アルミン「アニと喋ってたんだよ、王子様になって迎えに行ってあげるよってね」
アニ「ばっかじゃないの、頼んでないし」
エレン(…あ、照れてる)
アルミン「そうだ、このあとミカサやサシャ達と座学の宿題やるんだけど一緒にやる?いいよね、エレン?」
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エレン「ん?ああ勿論構わないぜ」
アニ「私は遠慮しとくよ、もう終わったし」
エレン「まじか、早いな」
アルミン「それだったらサシャの見てくれない?」
アルミン「僕、コニーで手一杯でさ」
アニ「…いいよ」
アニ「アルミンの貸してくれないかい?持ってくるの面倒だし」
アルミン「いいよ、僕今持ってるから」
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エレン「じゃあ俺、ミカサ達呼んでくる」
アルミン「ありがとう。アニ、もうちょっと本呼んでよっか」
アニ「ああ」
アルミン「ねえ、アニってさ一目惚れしたことある?」
アニ「ないよ、それに恋もしたことない」
アルミン「誠の恋をする者は皆一目で恋をする」
アニ「…シェイクスピア」
アルミン「流石」
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アニ「アルミンはあるの?」
アルミン「さあ、初めてだからあれが一目惚れなのか恋なのか分からない」
アニ「…じゃあ気になってる人はいるんだ」
アルミン「まぁ…ね(アニがここまで食いついてくるとは…)」
アニ「ふぅん」
アルミン(期待していいのか…な?)
アニ「期待はあらゆる苦悩のもと」
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アルミン「え?」
アニ「シェイクスピア。期待はどんな形であろうと裏切るよ」
アルミン「じゃあ、できるだけしないでおくよ(嫌がられてた…)」
エレン「呼んできたぞー」
エレン「それで変なのもくっついてきた」
ジャン「よう!」
アルミン「ジャン…」
アニ「ポエマー」
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アルミン「ちょっ、アニwwwww」
ジャン「どうした?」
アルミン「なんでもwwないwww」
ミカサ「アニ…何故貴女もいるの?」
エレン「俺らが頼んだんだよ、サシャ達の見てくれって」
サシャ「えっ、アニが見てくれるんですか?」
アニ「うん、スパルタだけどね」
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サシャ「ひっ」ビクッ
アルミン「大丈夫だよ、冗談だから」
サシャ「本当ですか…嘘だったらパンもらいます…」
アルミン「う、うん…」
ミカサ「いつまでも話していては宿題が終わらない」
アルミン「そうだねじゃあ、やろっか」
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おつ
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アルミン「やあ、アニ」
アニ「またあんたか」
アルミン「ひどいな、今日は何読んでるの?」
アニ「弱かった僕が強くなって彼女を助けるお話」
アルミン「えっと…題名?」
アニ「うん」
アルミン「恋愛小説…だよね?」
アニ「…うん」
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アルミン「やっぱり王子様に…」
アニ「憧れてないから!」
アルミン「そう?」
アニ「恋愛小説はあんまり好きじゃないけど、なんか主人公以外みんな綺麗で…」
アルミン「主人公は?」
アニ「周りを騙して、男と駆け落ちしようとしたひどい奴」
アルミン「ははっ辛辣だ」
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アニ「主人公以外、キラキラしてる」
アルミン「そっか」
アニ「…今日は歯の浮くようなこと言わないんだね」
アルミン「言って欲しかった?」
アニ「別に…!」
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ジャン「よう、アニ」
アニ「…」
アルミン「やあ、アニ」
アニ「どうも」
ジャン「なんで俺は無視なんだよ!」
アニ「…ここ図書館だから静かにして」
ジャン「ああもう!」
アルミン「ごめんねアニ、こないだの勉強会のときなんか僕らが仲良かったから勘違いして」
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アルミン「図書館で僕がアニに王子様になるよって言う仲だって言ったらなんかついてきた」
アニ「…あんたが悪い」
ジャン「お前ら本当なんなんだよ」
アルミン「ところで今日は何読んでるの?」
アニ「ジャンが居るから言いたくない」
ジャン「いいじゃねえか、ったく俺も本読む」
アニ「…いばら姫」
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アルミン「アニそういうの好きだよね」
ジャン「アニがお姫様?!うけるwww」
アルミン「ジャン…?」
ジャン「った!アニ蹴るな!アルミンも無言怖!」
アニ「ジャンうるさい」
ジャン「はい…」
アニ「自分だって白雪姫読んでるくせに…」
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アルミン(ミカサっぽいからか…)
アルミン「魔法のキスとか憧れるの?いつでもしてあげるのに」
アニ「…あんたも大概だよ」
アルミン「いやあ、だってこういうこと言ったときのアニが可愛いから」
アニ「…」ゲシッ
アルミン「いったい!蹴らないで」
アニ「弱っちい王子様なんていらないよ」
ジャン「…なんかアニ意外と可愛いな」
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アニ「はぁ?何言ってんの」
アルミン「でしょ?」
ジャン「まあ、ミカサには敵わねえけどな」
アニ「もうあんた達なんて知らない!」
『彼女は案外可愛い』
図書館の彼女
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エレン「おい、アニ」
アニ「なんだい?」
エレン「お前、風呂最後か」
アニ「ああ、大勢ではいるのは好きじゃない」
エレン「髪、濡れてる。風邪ひくぞ」
アニ「あんたはミカサか」
エレン「そういえば、髪下ろしたとこ初めてみた」
アニ「人の話は聞きなよ」
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エレン「あぁ悪い、やっぱ綺麗だな金髪」
アニ「あんたの幼馴染みだって金髪だろ?」
エレン「アルミンのはふわふわした色っていうか…可愛いんだよな」
エレン「お前のはなんか…キラキラしてる」
アニ「…まったく幼馴染みといいあんたといいよくそんなことペラペラといえるね、加えてあんたは鈍感…」
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エレン「やっぱ鈍感か…?アルミンにもよく言われるんだけど」
アニ「鈍感すぎると思うよ、そのうち愛想尽かされる」
エレン「気にしてるんだけどなあ」
アニ「じゃあね、あんまり歯の浮くようなことばっか言わない方がいいよ」フリフリ
エレン(でもやっぱりあいつ綺麗だな)
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おつ
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エレン「おい、アニ」
アニ「なんだい?」
エレン「やるぞ」
アニ「ああ」
エレン「いって!また負けかよ…」
エレン「ほんと強いなお前、っとさんきゅ」ヨッコイショ
アニ「私が強いんじゃなくてあんたが弱いんだよ」ゲシ
エレン「アニはか弱い乙女だもんな?っていってえ!」
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エレン「なんで蹴るんだよ!」
アニ「自分で言うのはいいけどあんたに言われるとむかつく」
エレン「はぁ?なんだよそれ」
アルミン(あ…照れ隠し…)
ライナー「おいアルミンどうした」
アルミン「ああごめんね?なんでもないよ」
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エレン「おい、アル…ミン?」ガラ
エレン(アニといる?)
アルミン「それをいったらアニのほうが近いよ」
アニ「じゃああんたが人魚姫」
アルミン「僕はアニの瞳に溺れるね」
エレン(いつの間に仲良くなったんだあいつら)
エレン(てか、アルミンあんなことよく言えるなアニも嬉しそうだし)
エレン(ふぅん…)
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エレン「おい、アニ」
アニ「なんだい?」
エレン「なんか悩んでんのか?」
アニ「は?」
エレン「いや時々、お前すっげえ悲しそうな顔するから」
エレン「なんかあったら言えよ?」
アニ「別に、なんでもないよありがと」ニコッ
エレン(あ、笑った)
エレン「なんだお前笑ったら可愛いじゃんか」
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アニ「…だからそういうのやめたほうがいいよ」
エレン「おう?」
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ミーナ「ねえ、アニ!」ギュ
アニ「なに」
ミーナ「今日はエレンと組まないの?」
ミーナ「さっきからチラチラ見てくるんだけど(アルミンも)」
アニ「気分じゃない」
ミーナ「それで私のところ来てくれたの!嬉しい!」キラキラ
アニ「…別に」
ミーナ「ふふっアニ大好き!」
アニ「もう!」
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ミーナ(あ、エレンがこっち来た)
エレン「おい、アニ」
アニ「…なんだい?」
エレン「なんで今日組んでくんないんだよ」
アニ「別に気分だよ」
エレン「俺は今日もお前の気分なんだ、組めよ」
アニ「はぁ?!意味わかんないんだけど」
ミカサ「エレン、無理やりはよくない」
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エレン「ミカサには関係ないだろ?てかいつから居たんだよ」
ミカサ「アニは今日は組みたくない。だから無理やりはだめ」
アニ「ああ、悪いねエレン、また次。ミカサもどうも」
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ミカサ「ねえ、アニ?」
アニ「なんだい」
ミカサ「さっきはエレンが…」
アニ「別にいいよ、それよりどうも」
ミカサ「え?」
アニ「私のこと助けてくれたじゃなか」
ミカサ「あぁ、どういたしまして」ニコッ
アニ「…あんたも笑うと可愛い」
ミカサ「え?」
アニ「なんでもない、あいつらの真似だよ」
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エレン「おい、アニ!」
アニ「はいはい」
エレン「よしじゃあ早速」
エレン「なんでまた負けるんだよ!」
アニ「いた…」
エレン「うおっ、アニ大丈夫かよ」
アニ「ミスった…」
エレン「とりあえず医務室行くぞ」パシッ
エレン「ほら早くしろ」
アニ「あ、あぁ…」
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エレン「大丈夫かよ、足」
アニ「ちょっと捻っただけだよ」
エレン「珍しいな、アニが」
アニ「たまには私だってあるよ」
エレン「物事に良いも悪いもない。考え方によって良くも悪くもなる」
アニ「…?」
エレン「シェイクスピアだよ、お前好きなんだろ?」
アニ「あんたがシェイクスピア?!」
エレン「なんだよ悪いかよ」
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アニ「いや…ふふっ面白くって」
エレン「だってお前ずっとくらい顔ばっかしてて、元気なかったから」
アニ「もとからだよ」
エレン「言えないんならいいけど、じゃあどうして泣きそうなんだよ」
アニ「…え?」
エレン「俺、いない方がいいか?」
アニ「いや、いて…欲しい」ギュッ
アニ「やっぱいい」パッ
エレン「分かった」
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『彼女は案外弱い』
兵士の彼女
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アルミン「ねえ、アニ」
アニ「なに?」
アルミン「ここの図書館さ、シェイクスピア少ないよね」
アニ「ハムレットと、ロミオとジュリエットしかないね」
アルミン「今度の休日さ、ひま?」
アニ「まあ」
アルミン「ほんと?」
アニ「本当だって」
アルミン「本屋に行きませんか!」
アニ「…いいけど」
アルミン「本当?!じゃあ休日ね!」フリフリ
アニ「あ、ああ」
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アルミン「ねえ、アニ!」
アニ「なんだい」
アルミン「どっか行きたいところある?」
アニ「本屋じゃなかったのかい?」
アルミン「本屋は行くけど他だよ」
アニ「……ぁ」
アルミン「あ?」
アニ「アクセサリー…ショップ…」
アルミン「いいね行こうか、お姫様」
アニ「…」ゲシッ
アルミン「ごめん!本当に痛いから蹴らないで!」
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アニ「随分裏の本屋なんだね」
アルミン「外の世界の本とか売ってるからね」
アニ「なるほど」
アルミン「こっちシェイクスピアだよ!」
アニ「私ここに居るから、アルミン見といで」
アルミン「ありがと」
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アルミン「決まった?アニ」
アニ「うん、アルミン先買って外行っといて」
アルミン「え?うん、ありがと」
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はよ
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はよ
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