男「あれ」窓の外指差し
カラス「みんながどうしたの」
男「最近五月蝿いって近所のおばさんが言ってたから気をつけろよ。駆除されるぞ」
カラス「わかった。今度は私だけでくる」
男「いや、来んなよ」
カラス「ごはん」
男「やらねぇよ」
カラス「けち」
"
男「なんだよ」
カラス「これ割って」>クルミ
男「俺はクルミ割り人形じゃねーんだけど」
カラス「くるみわりにんぎょう？」
男「とりあえず道路に置いとけば車が轢いてくれるぞ」
カラス「……」
カラス「！。車が割ってくれる！」
男「そうそう」
カラス「じゃあ行ってくる」
男「帰ってこなくていいぞ」
カラス「酷い」
カラス「」バシャバシャ
男「おー」
カラス「あ」
男「水浴び気持ちいいか？」
カラス「うん」
男「田んぼの水だけどな」
カラス「？」
男「まあ、いいか。じゃあな」
カラス「じゃあね」
スズメ「止めろぉぉぉぉぉ！！」
カラス「助けてー」バサバサ
スズメ「返せぇぇぇぇ！！」
カラス「わー」バサバサ
男「…？」
男「お前スズメに何したんだ？」
カラス「ごはん取ってた」
男「ああ、雛か」
カラス「うん」
男「美味しかった？」
カラス「みんなと分けたからあんまり食べれなかったの」
男「そっか」
男「ん？」
カラス「なにこれ」
男「カラスよけ」
カラス「？」くい
男「眩しい」
カラス「？」くい
男「眩しい」
"
男「なんだ」
カラス「群れは？」
男「…」
カラス「私には群れがある」
カラス「男には群れがない」
カラス「なんで？」
男「あるよ」
カラス「あるの？」
男「おう」
カラス「良かった」
カラス2「こんにちわ！」
男「帰れ」
カラス1「なにこれー！」くいっ
男「眩しい」
カラス2「これあげます！」>カエル
男「いらんから食べていいぞ」
カラス2「…(´･ω･`)」
男「カラスはここにいないぞ」
カラス1「いないのー？」
カラス2「どこに行ったか知りませんか？」
男「知らん」
カラス1・2「(´･ω･`)」
男「こんにちは」
おばさん「こんにちわぁ」
お母さんまってー！
おばさん「あら、またカラス…最近本当よく見かけるわねぇ…ゴミ荒らされないかしら…」
男「ネットを掛けてますし大丈夫ですよ」
おばさん「そうよね、みんなゴミ出す曜日きちんと守ってるし…」
男「ですよ。では仕事に行きますので」
おばさん「あ、行ってらっしゃい」
男「行ってきます」
男「……」
カラス「ねえってば」
男「……」
カラス「どうしたの」
男「…ここにある食べ物は俺が取ってきたんだ」
カラス「あ」
男「もういいや、全部食っちまえ」
カラス「ありがとう」
男「はあ」
男「なんだ」
カラス「そろそろ私死ぬかも」
男「そうか」
カラス「うん」
カラス「兄妹と娘達、頼んでいい？」
男「無理」
カラス「なんで」
男「俺カラスじゃないしお前の群れじゃないから」
カラス「そっか」
男「おう」
カラス「じゃあ、さよなら」
男「さよなら」
カラス1（娘）「遊びに来た！」
カラス2（妹）「遊びに来ました！」
男「帰れ」
終わりです。山無し谷無しオチ無しですいません。
車の中にあったコンビニ弁当を食われた事は一生忘れない。でもカラスを嫌いになれない。
ちなみに>はくちばしのつもりです。
可愛かった
１羽くらいウチにも来ればいいのに
乙
一羽でも来るようになったら、もうそこには鳩さえ寄り付かなくなる
これ豆な