信長「くっ……！」
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ホトトギス「どうやらここまでのようだな……」
ホトトギス「死ねいっ！ 信長っ！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ
信長（や、やられるっ！）
ホトトギス「ちっ、邪魔が入ったか！」ﾊﾞﾊﾞｯ
秀吉「大丈夫でございますか、信長様！」
信長「おおっ！ 猿よ、かたじけない！」
家康「……」ﾆﾔｯ
信長「貴様は家康か！ よくぞ駆けつけてくれた！」
秀吉「あやつの強みは、あの翼でございます！」
信長「ほう、翼！？」
秀吉「あやつの翼は頑丈で、矢だろうが鉄砲だろうが、あらゆる攻撃を防ぎます」
秀吉「信長様の刀が通じなかったのも、そのためです」
"
秀吉「防御が得意な相手に、こちらから攻めるのは得策ではありません」
秀吉「つまり、あのホトトギスから攻めさせるのです」
秀吉「そうすれば、この“待ち”が得意な彼が、大打撃を与えるでしょう」
家康「……」ﾆﾔｯ
信長「なるほど！」
信長「だが、あやつはあのように翼で防御を固めているぞ」
秀吉「ご安心下さい」
秀吉「攻めてこぬなら、攻めさせてみせよう、でございます！」
ホトトギス「どうした？ もう濡れてんぜ？」ﾆﾔﾘ
信長「くっ……！」
みたいなのだと思ってしまった
ホトトギス「……」
秀吉「あ、そういや君、刀持ってないんだっけ？」
秀吉「鳥だもんねえ、持ってるわけないよねえ、アッハッハー」
ホトトギス「……」ﾌﾞﾁｯ
ホトトギス「ゆるせねえええええええええ！！！」ﾀﾀﾀｯ
家康「はあああああああっ！」
ザシュッ！
ホトトギス「ぐはっ！？」ｶﾞｸｯ
信長「トドメだッ！」
信長「予告通り、鳴かなかったから、殺してやるぞ！ ホトトギスッ！」
ズバンッ！
ホトトギス「バカな……この俺が、人間ごときに……！」ﾄﾞｻｯ
家康「……」ﾆﾔｯ
信長「ありがとう、二人とも！」
信長＆秀吉＆家康「我ら天に誓う！」
信長＆秀吉＆家康「我ら生まれた日は違えども、死す時は同じ日同じ時を願わん！」
これが世に名高い“桃園の誓い”である。
ホトトギス「それ違うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ！！！」ｶﾞｸｯ
信長＆秀吉＆家康「あ、鳴いた」
― 終 ―
笑った
オチでクソワロタ
乙