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ツノオトコラヴ
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豪商人「頼みましたよ」
馬女「はーい」
豪商人「本当に頼みましたからね?」
馬女「わかってますってーもう」
豪商人「とても良いお得意様からのお願いなんですから」
馬女「はいはい、じゃあ行ってきまーす」ガチャ
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馬女「あつー…」バタン
馬女「こんな砂漠の中を探さないといけないのかー」
豪商人「ふぅ、行きましたか…」
豪商人「しかしまぁ…まさか」
豪商人「あのお得意様がツノオトコラヴだったとはね…」
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豪商人「うーん…ちょっと接し方を変えないといけませんね…」
豪商人「さて…もう一つのお願いも叶えるとしますかな」
ブーーーーー ーーーー ーーーン
馬女(流石砂漠用のバイクだな)
馬女(砂漠をこんなに軽々と走れるなんてね)
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ゴゴゴゴゴゴーーーー!!!!
馬女(しかし…酷い土煙だ…!ゴーグルなかったら目を開けられないぞ)
馬女(んー食用は2日分水も多分そうだから)
馬女「2日の内に捕まえろって事かな」
馬女「…あ、しまった捕まえられなかった時の事考えてなかった!」
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馬女「ま、私に限ってそんな事ないか」
馬女(あれから四日たった)
馬女(食用は2日前に水は昨日尽きた)
馬女(町に戻ろうにも砂漠を走るのが楽しすぎたせいで)
馬女(戻り道がわからなくなっていた)
馬女(…角男を見つけたら一発殴ってやろう)
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"
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馬女「うぅっ…オアシスは近くに無いのかな」
馬女「喉が…ガラガラだ」
ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーン……
馬女「ん?」
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あ、すみません少し遅れましたが胸くそ注意です
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ズザザザザザザザ!!!!!!
馬女「えッ!?」
ザーーーーーー!!
馬女「スッ砂地獄っ!?」
馬女「しまった!前見てなかった!」
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馬女「バイクを乗り捨てれば!!」
ットーン!!
馬女「助かっ!」
ズルッ
馬女「あッ…」
馬女(足が滑って…)
馬女(砂地獄に)
馬女(落ちた)
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ジャーーーーーーーー…
(…ここは)
(どこ)
(体は動く)
(息ができない)
(苦しい)
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ザパーーーッ!!!
馬女「ハーッハーッ!」
馬女「ハッハッ!」
馬女「ハァー」
…ブルッ
馬女「寒い…」
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馬女「水?」
馬女(ゴクリ)
馬女「…」
馬女「ズズッ」
馬女「!?」
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馬女「…ェッ!ペッ!ペッ!」
馬女「うぅ、なんだここの水変に固い」
馬女「というかここは」
馬女(………)
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馬女(見渡す限りの沼、そしてそこへ落ちてくる砂)
馬女(私は)
馬女(…飲まなきゃ)
馬女「んっ…んくっ…うえっ…んく…」
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馬女(あれから上に行くためにそこら中沼の中をを歩いた)
馬女(すると砂地獄があった訳でも無さそうな所に小さな丘と家があった)
コンコン
ガチャ
馬女(…空いてる)
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馬女「失礼しまーす」
馬女「誰か…いないか」
馬女「まぁ適当に盗って行けばいいか」
馬女(…上に上がる方法が無かったらここで暮らすのかな)
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男「おい、あんた」
馬女「ひっ!」
男「ひってなんだよ、ここは俺の家だぞ」
馬女「え、…うん」
男「うん、じゃないだろ何勝手に入って来てるんだよ」
馬女「…いや、開いてたから」
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男「ったく盗人でもないんだから」
馬女「え?」
男「…おいまさか、お前」
馬女「知らないよ」
男「俺の目を見て言えよ」
馬女「…角」
男「なんだよ?珍しいのか?」
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男「俺の後ろにいる角男が」
角男「………」
馬女「…、別に」
男「はっはー ん?さてはこの角男を捕まえに来た、とでも?」
馬女「いや、違うハズだ」
男「そうか?まぁ違うならゆっくりしてっても良いからよ」
角男「………」
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