■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
男「クラスの隅にいる」女「クラスの上にいる」
-
男「夏休みも終わったな」
男友「夏休み明けちゃったね」
男「久しぶりだ。この夏に何かしたか?」
男友「うーん、何もしてないかなー」
男「なるほど。彼女と花火を見た訳だな。おい、お前ら!! 男友の自慢が入荷したぜ!!」
男友「ちょ…、そんなこと言ってな」
モブ「うおおおっ!! 美女ちゃんとの自慢かよ!! 死んじまえー!! 頼む、死んでくれー!!」カマエ
男友「マッドマックスで出てきたポーズやめてよ」
ワイワイガヤガヤ
女「…、うるさい」
シーン
モブ「なんだよ。感じ悪い奴だな」
男「ふーん」
"
"
-
担任「ほら、席につけ。…よし、お前ら、席についたな。これから集会がある云々〜」ペラペラ
男(女さんは本を読んでるな)
男「すいませーん。女さんの顔色が優れていないので、俺が保健室に連れていって良いですか?」
女「なっ?! そんなこと…」
担任「何、そうなのか。大丈夫なのか?」ドシドシ
女「(近寄られたら携帯がバレる…)あ、あー。うん、体調悪いかもー」
男「なら、俺が連れていきます。いいですよね」
担任「いや、女子が連れていけよ。保健委員、仕事だ」
保健委員「ええ…」
担任「何だその態度、舐めてるんじゃないのか」
男「そう言う事なんで連れていきます」グイッ
女「わっ」
担任「あ、おい!!」
男「あぶねーっ」ガララ
女「手を握られちゃった」
-
女「全く、私を連れ出して何するの」トコトコ
男「いやー、女さんの読んでる小説ってさ、俺の好きな作家さんだったから、不器用ながら声をかけた」
女「あ、そうなの。意外ね、あなた乙女趣味があるの」
男「ああ。恥ずかしい限りだけどな。…『答えを聞かせてくれるまで、話さない』だっけ」
女「凄い!! 声が似てるわ、本当に好きなのね」
男「うん。そうなんだよ、後で話さない? 別に、放課後でもいいからさ」
女「そうね。放課後だと助かるわ」
-
放課後
女「〜で、〜が」ペラペラ
男「あ、文庫本に触っていい?」
女「あ、いいよー」
男「ふむ…。あ、貸してくれてありがとう」
女「そんな、お礼なんていらないわ。私、あまり話さないから」
男「女さんって、皆と触れ合うのが嫌なの?」
女「そういうわけじゃないの。ただ、自分の感想を優先してしまうの。辞めようって思うのに、何も変えられなくて」ヘラ
男「あー、なんかわかる。変わるのって難しいよね」
女「男君って、優しんだね。こうやって私でも話しかけてくれた」
男「呼び捨てでいいよ」
女「あら、なら私も呼び捨てでお願い」
男「そう来たかー」ケラケラ
-
男「それと」
女「それと?」
男「放課後だと素直になるんだねー」ニヤニヤ
女「や、やめてよ」
男「ははは。…あっ」
女「どうしたの?」
男「いや、太陽が沈んでいくからさ」ユビサシ
女「本当だ。綺麗…」
男「お疲れ様って言ってるな」
女「なにそれ」ケラケラ
男「…なあ、連絡先交換しない?」
女「あ、いいならいいけど」
"
"
-
男友「最近、女ちゃんと仲いいよね」
男「そんなわけ無いだろ」
男友「いやいや、言い逃れ出来ないよ。よく話してるじゃん」
女「男ーっ 最新作読んだ?」トタトタ
男「あー、読んだ読んだ。本当に担任が許せないよね」
女「あ、わかるー」
男友「ほら、すぐイチャイチャするー」
男「だから違うって」
女「あ、お邪魔だった?」
男友「いや、そういうわけじゃないんだけどー」
-
男友「本当、微笑ましいよー。僕なんて美女ちゃんと」
男「あーっ、引っ越すんだったか」
男友「そうなんだよー。ゆとり教育の最後だからかな」
男「意味わからん」
女「あ、それから送迎会しようよ」
男友「へ?」
女「別れるわけじゃないんでしょ? それなら、皆とワイワイして別れようよ」
男友「女ちゃんって、男に触発されて変わったよねー」
男「本来がこの状態だから」
-
女「それじゃ…」トタトタトタ
男友「それにしても、性格変わったよねー」
男「まあ、それなりの経緯はあるんだけどな」
男友「聞きたい。聞かせてよー」
男「プライバシーもあるからなあ」
ーーー
ーー
ー
-
男『ライン交換してから暫く経つね』
女『そうね。本当にありがとう、好きな作家が同じなんて奇跡だわ』
男『買い被りだよ』
女『そうじゃない。私は自分から話せないから』
男『話せないってことは、失敗したあとが怖いってことだろ?』
女『た、確かに』
男『大丈夫、俺がいるんだから自分から行動してみなよ』
女『う、うん』
-
翌日。
男「おはよう! 女!」
女「?!」
モブ「えっ」ザワザワ
ー
ーー
ーーー
男友「そんなこともあったねー」
男「う、いや、うん。そうだな」
男友「あれ、でも男って恋愛小説嫌いだったんじゃ…」
男「は? 何の話?」
男友(すっとぼけるんだね)
-
女「ということで、美女さんのお別れ会ー」
男友「・・・」
男「無言で泣くなよ。キモいな」
美女「・・・」
男「何だよ。睨み付けるなよ」
女「まあまあ。みんな仲良く」
-
男「おい、駅まで見送っただろ。諦めろ」
男友「だってー」
男「遠距離とか素敵だろ。な、女。新刊でもそんな内容だったよな」
女「私も密かに思ってた」
女「今日は楽しかったなー」
男「うん」ゾクッ
男(あれ、何だこの感じ)
女「どうしたの?」
男「何でもねえ」
男友「美人を連れ回して、やりますねえ男くん」
男「うるせえよ!」
-
序章 完
-
男「文化祭が始まる」
男友「美女ちゃーん」
男「まだ言ってるのかよ女々しいな」
担任「あー、はいはい。うるさいぞ。委員を早急に決めないといけないのに」
男友「そんなこと言われても」
ざわざわ
女「・・・」チラッ
男「俺は別にやってもいいけど」
男友「なんだよ嘘つけ」
女「・・・先生」スッ
担任「どうしたんだ」
女「…あの、やります」
モブ「え、どういう」
女「私、委員をやります」
男「女…」
-
④
-
担任「それじゃ、そう言う事だから、今日は解散!」
男「え、ちょ…」
女「男くん。心配してる?」
男「そりゃ、そうだろ。大丈夫なのか?」
女「うん。ちょっと頑張ってみることにしたんだ」
男「無理はするなよ」
女「大丈夫だって」
-
乙
"
"
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■