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男「クラスの隅にいる」女「クラスの上にいる」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 00:45:51 6Y8qF.Vw
男「夏休みも終わったな」

男友「夏休み明けちゃったね」

男「久しぶりだ。この夏に何かしたか?」

男友「うーん、何もしてないかなー」

男「なるほど。彼女と花火を見た訳だな。おい、お前ら!! 男友の自慢が入荷したぜ!!」

男友「ちょ…、そんなこと言ってな」

モブ「うおおおっ!! 美女ちゃんとの自慢かよ!! 死んじまえー!! 頼む、死んでくれー!!」カマエ

男友「マッドマックスで出てきたポーズやめてよ」

ワイワイガヤガヤ

女「…、うるさい」

シーン

モブ「なんだよ。感じ悪い奴だな」

男「ふーん」


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2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 00:59:10 6Y8qF.Vw
担任「ほら、席につけ。…よし、お前ら、席についたな。これから集会がある云々〜」ペラペラ

男(女さんは本を読んでるな)

男「すいませーん。女さんの顔色が優れていないので、俺が保健室に連れていって良いですか?」

女「なっ?! そんなこと…」

担任「何、そうなのか。大丈夫なのか?」ドシドシ

女「(近寄られたら携帯がバレる…)あ、あー。うん、体調悪いかもー」

男「なら、俺が連れていきます。いいですよね」

担任「いや、女子が連れていけよ。保健委員、仕事だ」

保健委員「ええ…」

担任「何だその態度、舐めてるんじゃないのか」

男「そう言う事なんで連れていきます」グイッ

女「わっ」

担任「あ、おい!!」

男「あぶねーっ」ガララ

女「手を握られちゃった」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 01:37:11 6Y8qF.Vw
女「全く、私を連れ出して何するの」トコトコ

男「いやー、女さんの読んでる小説ってさ、俺の好きな作家さんだったから、不器用ながら声をかけた」

女「あ、そうなの。意外ね、あなた乙女趣味があるの」

男「ああ。恥ずかしい限りだけどな。…『答えを聞かせてくれるまで、話さない』だっけ」

女「凄い!! 声が似てるわ、本当に好きなのね」

男「うん。そうなんだよ、後で話さない? 別に、放課後でもいいからさ」

女「そうね。放課後だと助かるわ」


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 02:30:02 6Y8qF.Vw
放課後

女「〜で、〜が」ペラペラ

男「あ、文庫本に触っていい?」

女「あ、いいよー」

男「ふむ…。あ、貸してくれてありがとう」

女「そんな、お礼なんていらないわ。私、あまり話さないから」

男「女さんって、皆と触れ合うのが嫌なの?」

女「そういうわけじゃないの。ただ、自分の感想を優先してしまうの。辞めようって思うのに、何も変えられなくて」ヘラ

男「あー、なんかわかる。変わるのって難しいよね」

女「男君って、優しんだね。こうやって私でも話しかけてくれた」

男「呼び捨てでいいよ」

女「あら、なら私も呼び捨てでお願い」

男「そう来たかー」ケラケラ


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 02:32:19 6Y8qF.Vw
男「それと」

女「それと?」

男「放課後だと素直になるんだねー」ニヤニヤ

女「や、やめてよ」

男「ははは。…あっ」

女「どうしたの?」

男「いや、太陽が沈んでいくからさ」ユビサシ

女「本当だ。綺麗…」

男「お疲れ様って言ってるな」

女「なにそれ」ケラケラ

男「…なあ、連絡先交換しない?」

女「あ、いいならいいけど」


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6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 03:23:54 6Y8qF.Vw
男友「最近、女ちゃんと仲いいよね」

男「そんなわけ無いだろ」

男友「いやいや、言い逃れ出来ないよ。よく話してるじゃん」

女「男ーっ 最新作読んだ?」トタトタ

男「あー、読んだ読んだ。本当に担任が許せないよね」

女「あ、わかるー」

男友「ほら、すぐイチャイチャするー」

男「だから違うって」

女「あ、お邪魔だった?」

男友「いや、そういうわけじゃないんだけどー」


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 03:27:26 6Y8qF.Vw
男友「本当、微笑ましいよー。僕なんて美女ちゃんと」

男「あーっ、引っ越すんだったか」

男友「そうなんだよー。ゆとり教育の最後だからかな」

男「意味わからん」

女「あ、それから送迎会しようよ」

男友「へ?」

女「別れるわけじゃないんでしょ? それなら、皆とワイワイして別れようよ」

男友「女ちゃんって、男に触発されて変わったよねー」

男「本来がこの状態だから」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 03:28:57 6Y8qF.Vw
女「それじゃ…」トタトタトタ

男友「それにしても、性格変わったよねー」

男「まあ、それなりの経緯はあるんだけどな」

男友「聞きたい。聞かせてよー」

男「プライバシーもあるからなあ」
ーーー
ーー



9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 03:47:27 6Y8qF.Vw
男『ライン交換してから暫く経つね』

女『そうね。本当にありがとう、好きな作家が同じなんて奇跡だわ』

男『買い被りだよ』

女『そうじゃない。私は自分から話せないから』

男『話せないってことは、失敗したあとが怖いってことだろ?』

女『た、確かに』

男『大丈夫、俺がいるんだから自分から行動してみなよ』

女『う、うん』


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 03:49:08 6Y8qF.Vw
翌日。

男「おはよう! 女!」

女「?!」

モブ「えっ」ザワザワ

ーー
ーーー
男友「そんなこともあったねー」

男「う、いや、うん。そうだな」

男友「あれ、でも男って恋愛小説嫌いだったんじゃ…」

男「は? 何の話?」

男友(すっとぼけるんだね)


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 03:51:42 6Y8qF.Vw
女「ということで、美女さんのお別れ会ー」

男友「・・・」

男「無言で泣くなよ。キモいな」

美女「・・・」

男「何だよ。睨み付けるなよ」

女「まあまあ。みんな仲良く」


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 03:54:09 6Y8qF.Vw
男「おい、駅まで見送っただろ。諦めろ」

男友「だってー」

男「遠距離とか素敵だろ。な、女。新刊でもそんな内容だったよな」

女「私も密かに思ってた」

女「今日は楽しかったなー」

男「うん」ゾクッ

男(あれ、何だこの感じ)

女「どうしたの?」

男「何でもねえ」

男友「美人を連れ回して、やりますねえ男くん」

男「うるせえよ!」


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 03:54:43 6Y8qF.Vw
序章 完


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/02(水) 20:33:55 6Y8qF.Vw
男「文化祭が始まる」

男友「美女ちゃーん」

男「まだ言ってるのかよ女々しいな」

担任「あー、はいはい。うるさいぞ。委員を早急に決めないといけないのに」

男友「そんなこと言われても」

ざわざわ

女「・・・」チラッ

男「俺は別にやってもいいけど」

男友「なんだよ嘘つけ」

女「・・・先生」スッ

担任「どうしたんだ」

女「…あの、やります」

モブ「え、どういう」

女「私、委員をやります」

男「女…」


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/03(木) 22:52:08 zCDfEmic



16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/06(日) 12:16:30 PYkBdfk2
担任「それじゃ、そう言う事だから、今日は解散!」

男「え、ちょ…」

女「男くん。心配してる?」

男「そりゃ、そうだろ。大丈夫なのか?」

女「うん。ちょっと頑張ってみることにしたんだ」

男「無理はするなよ」

女「大丈夫だって」


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/10(木) 18:28:39 D9.Jcw0g



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