美紀「はい・・・」
くるみ「ま、ゆきはゆきだよ」
美紀「そうですけど」
悠里「美紀さん。あの子のそばについて居てあげて」
美紀「はい」
悠里「・・・」
くるみ「・・・」
くるみ「まいったな。美紀には『スタンド』が見えていないから」
悠里「ええ。ゆきちゃんの『めぐねえ』が精神病か何かに思われてしまっているわね」
"
悠里「そうね。ゆきちゃん、『スタンド』と現実の人間の区別が出来ない状態になっちゃってるから」
くるみ「私の『先輩』にも、時々『シャベル君』とか言って話しかけてくるもんなー」チャキッ
悠里「それはくるみがきちんとスタンドをしまっておかないからよ」
くるみ「いや〜。私はりーさんみたく自在にスタンドを使いこなせてないから、気を抜くとたまに出てきちゃうんだよ」
悠里「やれやれ。スタンド使いとしてはくるみもまだまだ未熟ね」
くるみ「あはは・・・」
悠里「難しいと思うわ。もともとスタンド使いだった私たちとは違うし、
今から訓練を始めるにも、どう説明したらいいのかわからないもの」
くるみ「でも素質はあると思うんだよねー。
美紀のやつ、たまにりーさんが放つプレッシャーっていうか、オーラみたいなの感じ取ってるっぽいし」
悠里「一般人にもスタンドの気配くらいは感じるだろうけど、それくらいなら太郎丸だって感じ取れているわよ？」
くるみ「あははっ。じゃあやっぱ無理か。
スタンドの気配を感じるだけでスタンド使いになれるなら、今ごろ太郎丸もスタンド使いだな」
悠里「残念だけど、今しばらく美紀さんにはスタンドのことは黙っておきましょう」
"
悠里「ゾンビに対抗できるのはスタンドによる攻撃だけ。
彼女は現在確認されている、唯一のスタンド使い以外の生存者よね」
くるみ「ずっと一つの部屋にこもってたとか言ってたもんな。それが幸いしたのかな？」
悠里「・・・幸い、かどうかはわからないけどね」
くるみ「・・・そうだな。ま、なんにせよ強運だけでゾンビから生き残れたのなら大したもんだよ、美紀は」
悠里「そうね・・・」
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ゆき「ぶーっ、補習つまんなーい」ぱたぱた
めぐねえ「もう、丈槍さん。きちんと課題をやらないとダメでしょう？」
ゆき「だってぇ。もうお腹空いたんだもん」くーきゅるる
めぐねえ「あらあら」くすっ
コンコン
みーくん「ゆき先輩」
ゆき「あ、みーくんだー！」
みーくん「みーくんはやめてください」
みーくん「ゆき先輩こそ何を？」
ゆき「あはは。見ての通りめぐねえといっしょに補習だよ〜」
めぐねえ「もうちょっとだけかかりそうね」
みーくん「・・・そうでしたか。いえ、部活の方になかなか来ないので、様子を見に来ただけです」
ゆき「わざわざごめんねみーくん。がんばって補習の課題、急いで片付けちゃうから！」ふんすっ
めぐねえ「ふふっ。がんばってね丈槍さん」
みーくん「急ぎの用事というわけではないので無理しないでくださいね、先輩。
そろそろ晩ごはんの仕度を手伝う頃かと思って呼びにきただけですから」
ゆき「ごはん！？」ぴくっ
ゆき「ご、ごはん・・・」じゅるり
みーくん「ゆき先輩？」
ゆき「め、めぐねえ〜」チラッ
めぐねえ「ふふっ。仕方ないわね。残りの課題は晩ごはんを食べてからにしましょうか？」
ゆき「やったー！めぐねえ大好きー！」ぴょんぴょん
ゆき「さ、みーくん帰ろう〜」
みーくん「えっ！？い、いいんですか！？」
ゆき「うん！ごっはんーごっはん〜♪」
ゆき「たっだいまー！」
りーさん「おかえりなさいゆきちゃん」
くるみちゃん「おーっす」
みーくん「ただいま帰りました。夕食の用意、手伝います」
りーさん「ありがとう美紀さん」
ゆき「ごはん〜」ゴロゴロ
くるみちゃん「いや、お前も手伝えよ！」
めぐねえが生身でゾンビ殴ってる姿想像して吹いた
エコーズとか、スパイシーガールとか