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第２部
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宇宙に飛ばされる
↓
宇宙の危機を救う
↓
影で陰謀が動き始める（今ここ）
勇者（地球に帰ろうと色々と試行錯誤はしたけど地球に変えるにはとりあえず金が必要だという結論に至った）
勇者（そんなわけで今は地球帰還に向けてひっそりバイトに励んでいます）
勇者「しゃあっせ〜」
客「ペチャクチャペチャクチャ」
勇者「ペチャクチャペチャクチャ」
勇者「あざした〜」
パート「勇者君、時間だから休憩はいって」
勇者「うぃ〜す」ﾖｯｺﾗｾｯｸｽ
スタコラサッサーー
"
勇者「」ｶﾞﾁｬﾘﾝｺ
666「」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
勇者「お疲れで〜す」
666「つかれ〜」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
勇者「先輩〜また客相手にクチャクチャしたんすか〜」
666「仕方ねえだろ癖なんだから･･････」ｸﾁｬｸﾁｬ
勇者「クレームの電話対応する俺の身にもなってくださいよ〜」
勇者「色々、面倒なんすよ最近の客は」
666「そっ、じゃあ善処するは」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
666「ほい」ｽｯ
勇者「んっ?」
666「お前宛の手紙」
勇者「ああ、どうも」
勇者（誰からだろ?）ﾍﾟﾗｯ
666「どうした」
勇者「いや、身に覚えのない所から変な招待状が届いたんすよ」
666「ふ〜ん」ｽﾞｲｯ
666「･･･これ禍免武闘会への招待状じゃん」
勇者「禍免武闘会?」
666「４年に１回、開催される武闘大会で優勝者はどんな願いでも叶えてもらえるんだよ」
666「だから歴代の優勝者の中には宇宙の帝王とか宇宙一の金持ちとかも存在するぞ」
勇者「そんなものが･･････」
勇者（願いがかなう･･････）
出場
↓
優勝
↓
地球帰還
スタコラサッサーー
666「おい、どうしたんだよ」
勇者「すいません先輩！大会期間中、休みとれるか店長に聞いてきます！！！」Bﾀﾞｯｼｭ
666「お、おう･･････」
666（計画通り）ﾆﾔﾘﾝﾁｮ
店長「おっ?ちょうどよかったわ……」
勇者「実はシフトのことで相談がァァァァァアアアアア！！！」
店長「おまえ今日でクビ」
勇者「ホワイ?」
店長「このまえ、店の売上金横領したろ?」
勇者「はい……」
店長「だからクビな……」
勇者「いきなりそれはないでしょオオオォォォオオォォ！！！」
勇者「確かに俺はこの前、店の売上金を横領しましたよ…えぇ！」
勇者「でもそれはしょうがなかったんですよぉぉぉ」
勇者「だってねぇ！金がないと地球に変えれないでしょ?」
勇者「でしょオオオォォォォォォ！！！！！！」
店長「でもまあ……クビはクビだから………」
勇者「………」
店長「クビ…だから………」
勇者「…」
終わった―――この日―俺の全てが終わった
勇者「イギャイギャイギャ！！！！！」ﾄﾞｽｺｲｲﾁﾊﾞﾝﾎﾞｼ
勇者「イギャギャギャギャギャ！！！」ﾄﾞｽｺｲｺﾀﾛｳﾉｽｹ
勇者「イギョェェェェェ！！！！！」
勇者「帰ってやるぞ……」
勇者「どんなことがあっても地球に帰ってやる！！！！」
勇者（この体を鍛え抜き地球に変える）※店長と会話してる間に禍免武闘会は終わっていました
勇者「恐山に籠り念を身につける」
勇者「それが今の俺にできる精一杯のことだ……」
ビュルルルルルル
勇者「臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前」
勇者「」ｶｯ
勇者（肉体に流れる気が脈動している……）
勇者（これが無我の境地なのか……）
勇者「」ﾁﾗﾘ
勇者（寝床が荒らされている……また大熊主の奴か……）
勇者（この恐山山頂付近に生息する体長168ｃｍの樋熊）
勇者（その圧倒的存在感と実力から近隣住民にも大熊主と呼ばれ畏怖されている）
勇者「まさに俺の修行の成果を試すにピッタリの相手ではないか……」ﾑｷﾘﾝｺ
勇者「待っていろよ…大熊主」