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ヒナミ「うん」
カネキ「でさ、前から気になってたんだけど、ヒナミちゃんの赫子って羽赫？」
ヒナミ「ううん、私の赫子は甲赫と鱗赫らしいよ、トーカお姉ちゃんが言ってた」
カネキ「えっ！？二種類も赫子持ってるの？」
ヒナミ「うん、そうみたい。芳村さんに聞いたら芳村さんも二種類持ってるんだって」
カネキ「へー、凄いなぁ…」
トーカ「二人とも何の話してんの？」ｶﾞﾁｬ
ヒナミ「トーカお姉ちゃんだ！お仕事終わったの？」
トーカ「終わった終わった」
カネキ「赫子の種類について話してたんだよ」
トーカ「ふうん…」
カネキ「…昔のことを思い出させるようで悪いんだけど、トーカちゃんの両親は何赫だったの？」
トーカ「父さんが甲赫だったから、多分母さんが羽赫かな」
カネキ「へえ…お父さんの方の赫子は受け継がれなかったんだ」
トーカ「ああ、ヒナミの赫子について聞いたんだ？」
カネキ「うん」
カネキ「そりゃそうだよね…勉強になります」
トーカ「私もそれなりに修羅場をくぐってきたからね、他にもドンドン聞いていいよ」
カネキ「えっと…入見さんと古間さんは何赫なの？」
トーカ「えーっと…入見さんは羽赫だって聞いたんだけど、古間さんはどうなのかな…」
古間「お呼びかな？」ｶﾞﾁｬ
トーカ「…いつからそこに？」
古間「トーカちゃんが部屋に入る直後からだよ」ﾄﾞﾔｧ
トーカ「…うわぁ」
カネキ「こ、古間さんは何赫なんですか？」
古間「ほう…僕の赫子が気になる…と？そうだね、それを教えるにはまず魔猿の武勇伝を」
古間「」
ヒナミ「それじゃあ古間さんは猿マンだ！」
古間「」
入見「余談だけど、私とこの猿は一応SSレート喰種よ」ﾄﾞﾔｧ
古間「」
トーカ「え！？それ本当ですか！？」
入見「本当本当」ｱﾊﾊ
カネキ「それじゃあ魔猿の異名も…」
入見「それも本当。こんな奴でも昔はかなりヤバかったんだから」
トーカ「…冗談かと思ってた」
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入見「黙れ猿」
ヒナミ「それじゃあ入見さんにも異名ってあるんですか？」
入見「うん、一応CCGからは『黒狗』って呼ばれてたわ」
トーカ「か、かっけえ…」
古間「戦闘力で言えば、白鳩の特等達と互角にやりあえるレベルかな」
入見「流石に有馬相手は無理だけどね」
カネキ「有馬？」
古間「CCGの死神、絶対に相手にしちゃいけない捜査官だよ」
入見「アイツ絶対人間じゃないわよね、カネキ君みたいな半喰種よ、絶対」
四方「…今、有馬の名前が聞こえたが、何の話をしている？」ｶﾞﾁｬ
入見「あら、四方君」
古間「カネキ君に有馬貴章のことを教えてたのさ」
ぐああああああマジだああああああああ
すいません許してください！何でもしますから！
カネキ「四方さんは有馬という捜査官を見たことがあるんですか？」
四方「…ああ、奴は俺の姉、トーカの母親の仇だ」
カネキ「えっ…」
トーカ「…」
古間「持ってるクインケがもうチートだよね」
入見「多分霊長類最強ね」
ヒナミ「こ、怖いよぉ…」
トーカ「ちょっと…！ヒナミが怖がってるからそこまでに…」
四方「す、すまん」
シューティングスターウィングや血酒の件から、喋る時は喋りそうな感じがするなぁという筆者の妄想でつ
四方「正解だ」
古間「良いな〜、羽赫。僕的には赫子の中で一番強いと思うんだけど」
入見「案外そうでもないわよ。私からすると甲赫が一番厄介だったりするのよね」
トーカ「赫子の硬さが尋常じゃないですからね…その分スタミナ少ないですけど」
ヒナミ「…私パワフル系なんだ」
古間・入見「え！？ヒナミちゃん二種類持ちなの！？」
ヒナミ「う、うん」
カネキ（このやり取りさっきもしたな）
四方「二種類持ちは芳村さんだけかと思っていたが…」
入見「甲赫、鱗赫持ちとなると守り、攻め、両方イケるわね…」
ヒナミ「う、うん…」ｽﾞｵｯ
四方「これは…」
カネキ「…綺麗だ」
ヒナミ「///」
入見「赫包は３つね」
トーカ「赫子だけで言えばこの中の誰よりも強いんじゃないですか？」
ヒナミ「ひゃっ！」ﾋﾞｸｯ
古間「えっ」
入見「」ｽﾞｵｯ
トーカ「おっ」
古間「えっ」
入見「…土に還れクソ猿ゴラァ！」ﾄﾞｺﾞｫ
古間「ごるぱっ！」ｽﾞｻｧｧ
ヒナミ「こ、古間さーん！」
トーカ「うおっ、入見さんの赫子凄っ…」
カネキ「ツヤが違いますね、ツヤが」
入見「そーお？そんなに褒められると恥ずかしいわぁ〜↑」
古間「」
芳村「凄い音がしたんだけど、何かあったのかい？」ｶﾞﾁｬ
ニシキ「月山でも乗り込んできたか？」