聖剣「？」
女神「聖剣よ、貴方に使命を与えます」
女神「貴方にはこれより天界から地上へと降り、ある少女の下へ向かって貰います」
女神「その少女は勇者となる運命を背負った者……」
女神「貴方は彼女を導き、そして共に魔王を討つのです」
聖剣「……」
女神「これが貴方の使命です。分かりましたね？」
聖剣「>>2」
"
もう１回分かりやすく説明お願いします
＞もう１回分かりやすく説明お願いします
女神「えっ？ そ、そうですか……目覚めたばかりだから意識がはっきりしていないのかもしれませんね」
女神「こほん、では改めて……」
女神「貴方には地上へ降り、勇者の下へ向かって貰います」
女神「勇者の武器として、良きパートナーとして勇者を導き……」
女神「そして魔王を倒すのが貴方の使命なのです」
女神「分かりましたね？」
聖剣「>>4」
＞ここは話し合いで平和に解決するべきです。
＞自分を魔王の所に送ってください。
女神「なっ……！？ な、何を言い出すのですか貴方は！！」
女神「そのようなことを許すはずがないでしょう！！」
女神「そもそも可哀想、だなんて……」
女神「貴方は魔王がどのような存在なのか分かって言っているのですか？」
"
女神「そ、それに彼女は性格も悪いし食いしん坊だし」
女神「その癖に胸もぺったんこだし背も低いしロリ体型なのですよ！」
女神「……はっ！？ ま、まさか……」
女神「私よりもあの子のほうが好みだというのですか？！ グラマー金髪美人の私より！！」
聖剣「>>7」
女神「そ、そうですか……ほっとしたような残念なような……」
女神「ですが、まあ、普通の体型が好みということでしたら話は早いです」
聖剣「？」
女神「貴方が送られる先の勇者は極めて普通の体型の女の子です」
聖剣「？！」
女神「大き過ぎず小さ過ぎず、太過ぎず細過ぎず……といった感じですよ」
女神「……ち、ちなみに、貴方はどんな性格の子が好きなんですか？」
女神「別に参考にしようとかそういうのではありませんが、その、単なる興味本位なのですが」
聖剣「>>9」
女神「成る程、そうですか……まあ記憶の片隅に留めておきます」
女神「……べ、別に貴方のためじゃないですからね！ 勘違いしないでくださいね！」
聖剣「…………」
女神「……こほん」
聖剣「？」
女神「え？ そんなことより早く魔王のところに送れ、と？」
聖剣「…………」
女神「どうしても説得を試みたいと言うのならば勇者にそのことを打ち明けて……」
聖剣「？」
女神「……って、ダメですからね！ 貴方の使命は魔王を討つことなのですから！」
女神「ダメですよ！ 勇者の心を惑わすようなことを言ってはダメですからね！」
女神「絶対ですよ！」
聖剣「…………」
聖剣「？」
女神「貴方には一つだけ加護を授けてあげましょう」
女神「貴方の欲する能力を教えてください、どんな力でも授けてあげます」
女神「その力で勇者を助け、道を切り開いてください」
女神「……べ、別に貴方のためじゃないですからね！ 勇者のためなんですから！」
聖剣「…………」
女神「……す、少しくらい反応してくれても良いではないですか……」
女神「……こほん。さあ、どんな力が良いですか？」
聖剣「【安価下】」
女神「なっ……？！ そ、その能力がなんの役に立つと言うのですか！？」
聖剣「！！！！」
体重や体格を正確に知ることで勇者の体調管理と成長具合を把握でき、旅の助けになる！！
……と、熱い思いを込めて力説した
女神「な、成る程……？ 貴方がそう言うならばそうなのでしょうね」
説得に成功した！
聖剣「……！」
体重・スリーサイズ・ブラのカップを見抜く能力を身につけた！
女神「ど、どうでしょうか？」
聖剣「！！」
女神の体重・スリーサイズ・ブラのカップをを見抜いた！
聖剣「…………」
重要な情報だ、胸の内にそっとしまい込んでおこう……。
女神「満足したようですね……」
女神「では準備も出来たようですし、貴方を勇者の下へ送りましょう」
女神「必ずや魔王を討ち、使命を果たすのですよ……」
聖剣「……！」
突然眩い光に包まれ、意識を失った！
聖剣「？」
女勇者「何かしら、この剣……」
気がつくと少女の手に握られていた。
早速少女の体重・スリーサイズ・ブラのカップをを見抜いた！
聖剣「……！！」
実に好みの体格だ！！
聖剣の攻撃力が二倍になった！！
王様「お主は女神に選ばれたのだ！」
女勇者「私が女神に選ばれた勇者ですって……！？」
どうやらここはお城の謁見の間らしい。
勇者と王様が謁見しているところに丁度出てきてしまったようだ。
ここは一つ挨拶でもかますとしよう。
聖剣「【安価下】」
女勇者「？！」
王様「？！」
女勇者「こ、こいつ今なんかキモい言い間違いしてたんだけど！？」
王様「あー、うん。何を言うのだ勇者よ、気のせいだろう」
王様「女神から賜った聖剣だぞ、罰当たりなことを言うのはやめなさい」
女勇者「ええっ、でも……」
王様「頼んだぞ勇者よ！」
女勇者「わ、わかったわよ。やればいいんでしょ……」
聖剣「…………」
女勇者「うう……なんかやだなぁ、こいつ」
少々心象が悪くなったようだ……。
聖剣「？」
女神《いきなりセクハラとは良い度胸ですね……そんなにその子の身体が良かったのですか……？》
女神《あんまりおイタが過ぎると私もほんの少し怒っちゃいますよ……》
聖剣「……！」
女神《……別にヤキモチとかじゃないですよ……魔王討伐に支障が出ると困るからですよ……》
聖剣「……」
女神《……というか、私が怒る以前に勇者に嫌われて捨てられるとかそういったことが無いように気をつけてくださいね……》
聖剣「…………」
良く肝に銘じて置こう……。
せっかくあげたんだしそのまま書いてしまえ