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女勇者「いくぞー!」女魔法使い「おー!」
-
酒場
女勇者「こんにちは��」
店主「お、勇者ちゃん また依頼受けに来たのかい?」
女勇者「はい!いい依頼入ってますか?」
店主「そうさなぁ…」
店主「"ボスオークの討伐”なんてどうだい?内容の割に報酬が多めだよ」
女勇者「あ、じゃあそれで!お願いします!」
店主「うん、手配しとくよ」
"
"
-
店主「ところで勇者ちゃん…」
女勇者「はい?なんでしょうか」
店主「勇者ちゃんに着いて行きたい!って子がいるんだけど…」
女勇者「ほ、ほんとですか!?」
店主「いいかい?」
女勇者「はい!!むしろお願いしたいくらいです!!」
店主「はは、じゃあそっちも連絡しておくね」
-
翌日
女勇者「私と冒険したいってどんな人かなぁ…」
女勇者「とりあえず酒場に行ってみようかな」
女勇者「こんにちは〜」
店主「あ、勇者ちゃん」
女魔法使い「!」
店主「この子が君に着いて行きたいって子、女魔法使いちゃんだよ」
女魔法使い「は、はじめまして!女魔法使いといいます!」
女勇者「こちらこそ!これからよろしくね!」
女魔法使い「は、はい!!」
-
女勇者「じゃあ…早速行こっか!」
女魔法使い「?」
女勇者「もう依頼受けてるの!討伐依頼!」
女魔法使い「え、あ、あの」
女勇者「いいからいいから!」
女勇者「いくぞー!」
女魔法使い「お、おー!」
-
ー オークのアジト ー
オーク「親分」
ボスオーク「なんだ」
オーク「人間が来てます」
ボスオーク「あ?人間?」
オーク「二人いますが……恐らく迷子かと」
ボスオーク「ああ………また看板立てとけ」
オーク「へい」
"
"
-
女魔法使い「はぁ…はぁ…」
女勇者「大丈夫?まだ歩けそう?」
女魔法使い「す、すみません……私、体力無くて…」
女勇者「いいって、私も最初はそれくらいだったよ?」
女魔法使い「は、はい……はぁ……」
女勇者「あ、看板…………"帰り道は左”…?」
女勇者「こんな所に誰が立てたんだろ…?」
女魔法使い「あ、あれ……オークのいる所じゃないですか…?」
女勇者「…あ、ほんとだ」
-
オーク「親分」
ボスオーク「なんだ」
オーク「人間が来てます」
ボスオーク「さっき聞いた」
オーク「いえ、看板に従わずこちらに」
ボスオーク「何?」
オーク「身なりを確認した所、冒険者である可能性が高いです」
ボスオーク「……俺らを退治しに来やがったか」
-
女勇者「意外と小さめの小屋なんだ…」
女魔法使い「す、少し、休憩してもいいですか…はぁ……」
女勇者「あ、水あるよ」
女魔法使い「ありがとうございます……」
オーク「すぐ外にいるみたいです」
ボスオーク「迎え撃てるようにしとけ」
オーク「へい」
-
女魔法使い「もう、大丈夫です」
女勇者「よし、じゃあ……入ろっか」ガチャ
オーク「………フゥンッ!!」
女勇者「!!」ドゴッ
女魔法使い「ゆ、勇者さん!!」
ボスオーク「! 待て!」
オーク「………」
女勇者「…いったぁ……」
-
ボスオーク「女……?しかも子供……」
女魔法使い「い、今回復しますね!」
女勇者「ありがとう…」
ボスオーク「……突然襲ったのは悪かったな、ここに何をしに来た?」
女勇者「…ボスオークの討伐です」
オーク「!」
ボスオーク「…俺がボスオークだ」
-
ボスオーク「できれば、そのまま帰ってもらいたい」
女勇者「…できません」
ボスオーク「…そうか」
ボスオーク「…オーク、やるぞ」
オーク「へい」
女魔法使い「ひえぇ…」
女勇者「大丈夫、魔法使いちゃんは援護して」
女魔法使い「は、はい…」
-
女勇者「…ハァァ!!!」ダッ
オーク「ウガァ!!」バキッ
女勇者「ぐっ、おらぁっ!!」シュッ
オーク「がっ、うぐ…」
ボスオーク「ウオオオ!!!」ガッ
女魔法使い「う、メ、メラ!!」ボッ
ボスオーク「ガアアアア!!」バキッ
女勇者「ぐぁっ…!」
女魔法使い「勇者さん!」
ボスオーク「ウオオオオ!!」ダダダ
-
女魔法使い「ホイミ!」
女勇者「はぁっ、はぁっ」
女勇者「らぁっ!!」シュッ
ボスオーク「うぐぉ…っ!」
女勇者「があああ!!」ドスッ
ボスオーク「ぐっ……」
オーク「お、親分…」
女魔法使い「イオ!」
オーク「があああっ!!」ボウッ
-
女勇者「はっ……はっ…」
女勇者「終わった…」
女魔法使い「はぁ、はぁ…」
女勇者「……」
女勇者「…帰ろっか」
女魔法使い「はい…」
-
酒場
女勇者「こんにちは��」
店主「いらっしゃい、うまくいったかい?」
女勇者「はい!依頼主さんから報酬貰ってきました!」
店主「それは良かった、魔法使いちゃんはどうだった?」
女魔法使い「え、あの、勇者さんがすごく強くて、圧倒されました」
女勇者「えへへ、ちょっと照れちゃうな」
店主「重要な依頼も無いし、しばらく休むといいよ」
女勇者「はい!」
女勇者「魔法使いちゃんも、依頼の時は呼ぶからそれまでは休んでてね」
女魔法使い「は、はい!」
-
寝る
明日書けたら書く
-
乙
-
期待
-
女勇者「とりあえずお金は入ったし、今月は大丈夫かな…」
女勇者「ご飯と宿屋と……お母さんとこに仕送りする分も引いて……」
女勇者「…うん!ギリギリ大丈夫!」
女勇者「……やっぱり2人で折半だとキツいかなあ…」
女勇者「…ううーん…」
コンコン
女勇者「? はーい」
仲居「勇者さん? 女魔法使いさんがお呼びです」
女勇者「わかりました〜」
-
女勇者「はいはーい どしたの魔法使いちゃん」
女魔法使い「えと、その……」
女勇者「?」
女魔法使い「わ、私も、ここに…」
女勇者「え、魔法使いちゃんもこの宿取るの?」
女魔法使い「はい…」
女勇者「別に私はいいと思うけど……お家は?」
女魔法使い「……無いんです…」
女勇者「え」
-
女魔法使い「私…家族もいなくて…それで…」グスッ
女勇者「あああ!!ごめんごめん!!」
-
女勇者「じゃ、じゃあ一緒の部屋にしない?」
女魔法使い「え……?」
女勇者「流石に2人分の部屋代は…ね」
女勇者「少ししたらまた依頼こなさなゃね」
女魔法使い「は、はい!」
-
女勇者「……というわけで、1部屋に2人でお願いします」
仲居「はい、少し料金が上がりますが…」
女勇者「え"……上がるんですか?」
仲居「通常よりはお安いんですけれど…」
女勇者「ううーん……じゃあ……それでお願いします」
仲居「かしこまりました」
女魔法使い「す、すみません……」
女勇者「いいっていいって!」
女勇者「……ご飯、ちょっと貧相になっちゃうかも」
-
女勇者「あー……お金ない………装備も買えない……おいしいご飯……」
女勇者「またオークの討伐とか無いかなあ…」
女魔法使い「わ、私、今度はもっと頑張ります!」
女勇者「うん、もっと強くなってもらわないと困るんだからね!」
女魔法使い「は、はいっ!」
女勇者「じゃあ、酒場行ってみよっか!」
女魔法使い「はいっ!」
-
店主「お、最近よく来るねえ……金欠かい?」
女勇者「はい…まあ…」
店主「今ちょうど報酬がでかい依頼が入ってきたところだよ」
女勇者「ほ、ほんとですか!?」
店主「ただ内容がねぇ…」
女勇者「やりますやります!!受けといてください!!」
店主「あ、ああ……わかったよ」
女魔法使い「ど、どんな依頼なんですか?」
店主「ちょっとした富豪からの依頼でねぇ…」
店主「"幻のキノコを見つけてほしい!” というものなんだけど…」
-
女勇者「なんだ、ありがちな依頼じゃないですか」
女魔法使い「そうなんですか…?」
女勇者「探し物依頼は簡単で報酬が多いから人気なの」
女勇者「でも幻のキノコって言われてもなあ…」
店主「幻っていうぐらいだし、珍しいんじゃないのかい?」
店主「とりあえずこれ、依頼主のお宅」
女勇者「あ、はい」
女勇者「行ってきま��す」
女魔法使い「い、行ってきます…!」
-
富豪宅
召使い「富豪様、冒険者二名がお見えになられました」
富豪「うん、通して」
女勇者「こ、こんにちは〜」
女魔法使い「こここ、こんにちは」
富豪「………女だけ?」
女勇者「はい、二人で冒険しています」
富豪「なんだか頼りないけど……まあいいや」
-
富豪「今回依頼したのは、とあるキノコを探してほしいんだけど…」
女勇者「えと、どこにあるか…とかは」
富豪「大体、なんだけどね…」
富豪「北の山脈の頂上当たりに生えてる……らしいんだけど」
富豪「なにせ気候が読めない上にモンスターが多い、生半可では無理だよ」
女勇者「ふむふむ……北の山脈……気候にモンスター…」
女勇者「あ、魔法使いちゃん、メモ取っておいてくれる?」
女魔法使い「あ、は、はいっ!」
-
富豪「まあ無理にとは言わないけど、取ってきてくれたら報酬は弾むよ」
女勇者「………して、おいくらぐらい……?」
富豪「うーん………取ってきてくれたら、だけど……これぐらいかな」
女勇者「さ、3万ゴールド……?」
富豪「30万、だよ」
女勇者「!!!」
女魔法使い「!!!」
女勇者「ぜ、絶対取ってきてみせます!!!」
女勇者「行こっ!魔法使いちゃん!」
女魔法使い「はい!」
富豪「あ、もう行っちゃった……」
-
北の山脈
女勇者「さ、さ、寒い………!!」
女魔法使い「……!」カタカタ
女勇者「と、とりあえず……行ける所まで登ろうか」
女魔法使い「……!」コクコク
-
北の山脈 Lv.1
女勇者「く、寒い……寒ぎるよ……」
女魔法使い「…!」ポウッ
女勇者「あ……魔法で火おこせるのか…」
女勇者「魔法使いちゃんが頼りだよ……」カタカタ
女魔法使い「……!」コクコク
ザッ ザッ
女勇者「……何かいる?」
ホワイトオーク「ガァ…」
女魔法使い「!?」
女勇者「オーク!?真っ白…」
-
ホワイトオーク「グゥ……」
女勇者「弱って、る……?」
女魔法使い「……!」ガサゴソ
女勇者「あ、それ魔法使いちゃんの食料…」
女勇者「……いいの?」
女魔法使い「……!」コクコク
ホワイトオーク「ガァ…」パクパク
ホワイトオーク「ガア」
女勇者「ちょっと元気……かな?」
-
ホワイトオーク「ガアー」
女魔法使い「……?」
女勇者「お礼言ってるんじゃない?」
女魔法使い「……!」コクコク
ホワイトオーク「グゥ」ザッ ザッ
女勇者「行っちゃったね」
女勇者「先進もう」
女魔法使い「……!」コクコク
-
北の山脈 Lv.2
女勇者「はぁ……はぁ…」
女魔法使い「」
女勇者「だ、大丈夫?魔法使いちゃん…」
女魔法使い「」コク
女勇者「ちょ、ちょっと休憩、しようか」
女勇者「大きめの洞窟……あった、あそこに入ろ」
女魔法使い「」コク
-
女勇者「ふいー……」
女魔法使い「メ、メラ…」ポウッ
女勇者「あぁ……あったかい……」
女魔法使い「はぁ……はぁ……」
女勇者「しばらくここで休もうね」
女魔法使い「はいぃ……はぁ…」
ホワイトオーク「グ?」
女勇者「うわあっ!!」
女魔法使い「!?」
-
ホワイトオーク「グアー」
女勇者「さ、さっきの奴…?」
女魔法使い「白いオークさん…」
ホワイトオーク「ガア」ポカポカ
女勇者「毛皮であったかそう…」
女勇者「あ、そうだ!」
女魔法使い「だ、ダメです!!!」
女勇者「!?」
-
女魔法使い「さ、寒さを凌ぐためにオークさんを殺しちゃダメです!」
女勇者「…え」
女勇者「そんなことしないよ……怖いこと言わないでよ」
女魔法使い「本当ですか…?」
女勇者「うん……私はただオークと寄り添ってたら暖かいんじゃないかって」
女魔法使い「あ、す、すみません…」
女勇者「いやいや、魔法使いちゃんは優しいね」
女魔法使い「……」カァ
-
女勇者「ちょっと失礼します…」スッ
ホワイトオーク「ガァ?」
女勇者「あっ…………暖かい!!!」モフモフ
女魔法使い「わ、私も……」モフモフ
女勇者「はぁー………寝ちゃいそう…」モフモフ
女魔法使い「……」モフモフ
ホワイトオーク「ガゥ…?」
-
女勇者「………」zzz
女魔法使い「………」zzz
ホワイトオーク「……」
女勇者「………」zzz
女魔法使い「……はっ…」
女魔法使い「あっ……すみません」
ホワイトオーク「ガー…」
女魔法使い「………もう少しだけ……」
女魔法使い「………」zzz
ホワイトオーク「……」
-
女勇者「………ふっ…あー……」
女勇者「どれぐらい寝ちゃったかな…」
女魔法使い「おはようございますっ」
女勇者「あ、魔法使いちゃん、起きてたんだ」
女魔法使い「はい、ちょっと前に」
ホワイトオーク「………」zzz
女勇者「あー……なんか申し訳ないことしちゃったな…」
女魔法使い「お礼に食べ物置いておきますね…」
女勇者「あ、いいよいいよ、今度は私の分から」
女勇者「魔法使いちゃん食べる分無くなっちゃうからね」
女魔法使い「ありがとうございます」
-
北の山脈 Lv.3
女勇者「地形も急になってきたね……」
女魔法使い「……」ガタガタ
女勇者「すごい谷……」
女勇者「でも、これ超えなきゃ……他に道無いし」
女勇者「……がんばろう」
女魔法使い「……」コクコク
-
女勇者「ふぅ…ふぅ…」
女勇者「なんとか…渡りきったね」
女魔法使い「……!」コクコク
女勇者「もうそろそろ、頂上じゃない、かな」
女勇者「流石にこれ以上は厳しいよ…」
女魔法使い「……」
女勇者「…………あ!!あそこ頂上じゃない!?」
女魔法使い「!!」
女勇者「キノコキノコ……!!」
-
女勇者「無い……無い………」
女魔法使い「…………」
女勇者「キノコ無いじゃん………」
女勇者「デマだったのかなぁ……」
女魔法使い「…………?」
ザッ ザッ
ホワイトオーク「…ガ?」
女勇者「あ、オーク」
女魔法使い「……」
女勇者「オークに聞いても……わかんないよねぇ…」
-
女魔法使い「お、オーク、さん」
女魔法使い「この山に、キノコ、知りませんか?」
ホワイトオーク「ガア?」
女勇者「えと、こんな形で……」
女勇者「あ、富豪から写真貰ってきたんだった」
ホワイトオーク「グウ」
女勇者「あはは、知らないよねぇ……」
ホワイトオーク「グウグウ」クルッ
女魔法使い「!!!」
女勇者「!!!」
-
女勇者「あ、あった……オークの背中に…」
女魔法使い「………!?」
ホワイトオーク「グウ」スポッ
ホワイトオーク「グ」
女勇者「く、くれるの……?」
ホワイトオーク「グウグウ」
女魔法使い「あ、ありがとう…オークさん…!」
ホワイトオーク「ガア��」
ザッ ザッ
-
女勇者「……行っちゃったね」
女勇者「まさか……オークの背中に生えてるとはね…」
女魔法使い「……」
女勇者「……」
女勇者「……帰ろう」
女魔法使い「……」コク
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胸糞じゃなくてよかった
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富豪宅
富豪「ええっ…取ってきてくれたのかい!?」
女勇者「はい……えっと…」
富豪「本当にありがとう!!」
女勇者「い、いやぁ……あはは…」
女魔法使い「……」
富豪「報酬だったね、はい、これ」
女勇者「やった、あ………?」
女勇者「こ、このオークは……?」
富豪「30万ゴールド相当のホワイトオーク、今朝捕獲したばっかりなんだ!」
ホワイトオーク「ガア〜」
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女魔法使い「え、あ、あの……」
富豪「いやあ!!本当にありがとう!!これ、書いてなかったけど、チップとして!」
女勇者「あ、ありがとう、ございます?」
女魔法使い「……」
女勇者「……」
ホワイトオーク「ガア」
-
酒場
店主「………で」
店主「そのオークな訳だ」
女魔法使い「…はい」
ホワイトオーク「ガア」
女勇者「全くもう!!!あんだけ頑張ったのに!!」
女勇者「報酬がオークと5000ゴールドって!!!」
女魔法使い「オークさんに悪いですよ…」
女勇者「だって!!だってさぁ……」
女勇者「………もう…いいや…」
女勇者「来月分くらいにはなるし…」
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寝ます
無理やりな設定とかすいません
ちなみにオークはコレの白くて目が優しい感じで想像してます
http://i.imgur.com/YeFopK5.jpg
イケメンオークを想像してた方はあしからず
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乙!
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そろそろ期待
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まだかな?
-
まだー?
-
まだかなー?
-
は
-
ボスオークとノーマルオークは殺すのにホワイトオークには優しいのか…
-
a
-
画像のが四つ足歩行なら許されるんじゃないかな?もはやオークというより猪みたいなもんだが
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まとめて投下って感じだったから続きは期待出来ないのかなぁ
>>60
オークとなるとDQの抜きでも二足歩行のイメージあるわ
"
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