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兵士「勇者様が可愛すぎる」
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『△□新聞
私達は今日と言う日を決して忘れる事は無いだろう
昨晩 魔王の潜伏している城から閃光が走った、
その時城を取り巻いていたドンよりとしていた
雲は嘘のように晴れ、綺麗な星空がいつまでも
続いていた...私は確信した人間が勝ったのだと
邪悪なる魔王は滅び正義が勝った(中略)私達は今時代が
一歩先え進んだことを確信したのだ』
上官「俺が生きている間に時代が動いたなんて感動しちゃうな」
兵士「あぁ、今日凱旋パレードでしたね、僕らに仕事はあるんですか」
上官「いや、警備の数が足りてるってんで俺らの出番は無いみたいだ」
兵士「なら良かった」
上官「人多いもんな〜...しかもこんな暑い日だぞ?他の隊は気の毒にな」
兵士「ははは...」
"
"
-
兵士「僕にも新聞見せてください」
上官「ん、はぁ〜...それにしてもアレだな〜...あの千年以上も続いた戦争が今日この日に
あっけなく終わったんだぜ?何か拍子抜けだな」
兵士「平和が一番ですよ」
上官「まぁ俺らは戦には出てないけどな」
兵士「お陰で他の隊からは変な目で見られて困っちゃいます」
上官「ほっとけほっとけ上の人間が俺らを派遣しなかったんだ、俺らの責任
じゃねえさ」
-
兵士「それはそうですけどね〜」
「こらぁ!」
上官「はぁどうしたんで?」
「今日の便所掃除はお前らの隊がやるんだろうが、何サボってんだ」
上官「い、今こいつが行こうとしてたんでさぁ...なぁ?」
兵士「えぇ?!ぼ、僕ですかぁ?」
「誰でも良いがさっさと掃除して来い!クソがこびりついてんぞ!」 ツカツカ
上官「っつ〜訳でお願いね」
兵士「えぇ〜...」
上官「命令」
兵士「はっ!行って参ります!」
ーーー
ーーーー
-
ーーーー
ーーー
女騎士「ほらっ!今日は勇者が凱旋パレードあるんだから身なり整えなさい!」
男騎士「え〜別に良いだろ〜」
女騎士「バカ!今日ぐらいシャンと出来ないの!?ほらさっさとする!」
男騎士「へいへい...」
女騎士「はぁ〜...」
「なぁ〜謁見用の服で良いかなぁ〜!」
女騎士「それしか無いでしょうが!早く着て!急ぐよ!」
男騎士「はいよ〜」
ーーー
ーーーー
-
ーーーー
ーーー
トイレ
兵士「たまには騎士団連中もトイレ掃除しろよ...ったくも〜...」
兵士「何で騎士団専用の便所まで掃除しなきゃいけねぇんだよ」 ゴシゴシ
兵士「神格化された騎士様のクソでも売りに出しちまえば掃除しなくても済むだろうか?
販売部にでも問い合わせてみるか...」 ッキュッキュ
兵士「騎士団は美人さんも多いしな〜」 シャカシャカ
兵士「よし次いこう」
"
"
-
「ちょっと先行ってて」
兵士「お、客か」
「なんだクソか?俺が着替えてる時に行ってくればよかったのに」
「ち、違うわよ!!///」
「んじゃ先行ってくる」
「ったくもう...デリカシーが無いんだから...」
女騎士「トイレトイレ...」
兵士「お疲れ様です〜」 シャカシャカ
女騎士「うわっ...何だ下級兵か...トイレ、使うわよ」
兵士「どうぞどうぞ」
女騎士「...」
兵士「うわこびりついてらぁ...」
女騎士「ねぇちょっと」
兵士「はい?」
-
女騎士「トイレ、するんだけど?」
兵士「そうですね」 フキフキ
女騎士「...」
女騎士「出ていって」
兵士「女騎士様こそさっさと出して下さいよ、掃除できないじゃないですか」
女騎士「んな!?あなた何言ってるか分かってるの!?」
兵士「あ、右端の方まだ掃除してないんでそこ使って下さい」
女騎士「な!何で...!」
兵士「掃除するの楽でしょう?」
女騎士「良いから出て行けぇ!」
兵士「はぁーい...」
女騎士「まったく...」 バタン
女騎士「何でこの国の男はデリカシーってものがないのよ...っん...」
ポトン...
女騎士「ふぅ...紙紙...あれ?」
-
女騎士「ちょ...ちょっとあなた!」
「はーい!」
女騎士「何で紙補充してないのよ!」
「あ、いっけねぇ忘れてた!ちょっと取ってきますね〜」
女騎士「まったく...ん?何であいつ声聞こえたの?」
「持ってきましたよ〜」
女騎士「あ、ありがとう...?」
「もういいですかぁ?」
女騎士「う、うるさい!」 ジャバー!
ギイ
-
兵士「爆撃お疲れ様です」 シャカシャカ
女騎士「あ、あんた...!そ、外へ出たんじゃ...!///」
兵士「あ、いけない忘れてました」
女騎士「こっこの!あなた私をおちょくってるでしょ!?」
兵士「はいはいさっさと出て、塩素スプレー撒くから気分悪くなっちゃいますよ?」
女騎士「このっ...はっいけない!パレード遅れちゃう!」
兵士「楽しんできてくださいね〜」 ッシュッシュ
女騎士「あ、あんた覚えときなさい!?」
ッタッタッタ
-
兵士「あ、モップがけしてなかった」
「すいません...」 モジモジ
兵士「はい?...あれ子供?」
勇者「と、トイレ使っても良いですか...」 モジモジ
兵士「はい、良いですよ...?」
兵士(王族の子かな?身なり良いし)
勇者「あ、あ、ズボン落ちちゃう...服汚れちゃう...」
兵士「...」シャカシャカ
勇者「あ...あの」
兵士「はい」
勇者「ず、ズボン持ってぇ...」 プルプル
兵士「はい...んしょっと、これで出せますか?」
勇者「はい...///」
兵士(おぉこれは良い眺めだ...いろんな性癖目覚めた僕は何でもいけちゃう
んですよね〜)
-
勇者「あ、あんまり見ないで...///」 シャアアアアアアア...
兵士「良いでしょうちょっとくらい」
勇者「へぇ?!な、何言ってるんですかぁ?!」
兵士「ふらふらしてたら小便かかっちゃいますよ〜」
勇者「あ、それはだめ...」
兵士「終わりましたか?」
勇者「う...うん...///ありがとうございました!」 ッタッタッタ
兵士「王族の子は別にあると思ったんだけどなぁ...兼用なのかな?」
ワアアアアアアアアアアアアア...
兵士「パレードが始まったか、まぁ僕には関係ないけど」
兵士「さぁて次行くか...」
-
期待
-
ーーーー
ーーー
勇者「久しぶりだね、二人とも」
男騎士「おーあんなクソガキが...立派になってまぁ」
女騎士「バカっ!勇者はあんたよりも何倍も苦労したんだからちょっとは
労いなさい!」
勇者「あはは、二人とも仲良いね〜」
男騎士「こいつが勝手に突っかかってくるだけだぜ?別に仲良いわけじゃ...」
女騎士「なっ...そ、そうよこいつとはエンカウント率が高いだけなんだから!」
男騎士「俺は雑魚敵かいな...」
-
勇者「久々に男騎士と稽古したいな〜」
男騎士「暫くはここに居るんだろ?休みの日にでも稽古つけてやるよ」
女騎士「男騎士の方が逆に稽古付けられたりしてね」
男騎士「バッカおまえ勇者の剣術は半分俺の流派が宿ってんだぞ?なぁ?」
勇者「よくわかんないけど...ここまで乗り越えられたのはみんなのお陰って
事は分かるんだ」
男騎士「おめぇは...何処まで行っても良い子だなぁ...」
女騎士「この後は何も無いの?」
勇者「うん、久々に帰ってきたから少しばかり休暇をやるって国王が言ってた」
女騎士「そっか、じゃぁ市場回って見ない?勇者が居ない間に結構お店変わってる
んだよ」
勇者「え?いいの?行く行く!」 ピョンピョン
男騎士「じゃぁ俺も付いてってやるか、ガキ二人じゃぁ道に迷いそうだしな」
女騎士「誰がガキよ!」
ーーー
ーーーー
-
ーーーー
ーーー
上官「おう、ごくろうさん」
兵士「裏方の仕事は辛いもんですよほんと」
上官「んじゃぁがんばったご褒美に酒奢ってやるよ」
兵士「ほんとですか?珍しいですね」
上官「一杯だけな」
兵士「...」
ーーー
ーーーー
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乙!
-
いいよいいよ
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ーーーー
ーーー
ワイワイガヤガヤ
勇者「お〜...人がいっぱい...」
男騎士「他の国からの出店も増えたからな、特産品も大体はここで買えるように
なったんだ」
女騎士「でも関税かかってちょっと高いのよね〜...化粧品なんか特に」
男騎士「女が使うもんは需要あっからな」
勇者「これからもっと人増えるのかな...」
男騎士「あぁ腐るほどな」
「おい!勇者様だ!」
「こんなとこにまで来てくれたんだ!」
-
ザワザワ...
勇者「え?え?ワプッ」
「これ買ってくれ勇者様〜!」
「こいつ持って行きな!サービスだ!」
勇者「ちょ...ちょっと...」
男騎士「あ〜あ〜やっぱりな、だからやめとけって言ったんだ」
女騎士「そんなの一言も言って無いでしょうが!勇者大丈夫かな...ん?」
上官「おうおう人が多い事で」
兵士「通れますかねこれ」
女騎士「あっ!あの野郎!」
男騎士「え?え?何?」
女騎士「ちょっと待ってて!!」 タタタタッ
男騎士「な、何だ...?」
-
女騎士「ちょっとあんた!」
兵士「呼んでますよ」
「へぇ!?お、俺ぇ!?」
女騎士「あんたよ!下級兵!」
兵士「へぇ!?ぼ、僕ですかぁ?」
女騎士「ど...どこまであたしをおちょくる気なのかしら...?」
兵士「お、おちょくるなんてそんな...」
上官「お、騎士団長の娘さん?いかがしましたか?」
女騎士「あんたこいつの上司ね?!この男どうにかしてよ!!今日もトイレで...」
兵士「だって女騎士様長いんですもん、掃除してるこっちの身にもなって下さいよ」
女騎士「こんの...!」
男騎士「お、おい何してんだよ」
女騎士「だってこいつが!」
男騎士「事の顛末を聞かない限り俺はどっち側に付く事も出来ないんだが?」
女騎士「え...そっそれは...」
-
兵士「もういいですか?僕用事あるんですが」
女騎士「ちょっ...待ちなさい!えぇ良いわ話してあげる!この男!あたしのは、排泄音
を聞いてたのよ!故意に!」
兵士「はぁ?言い掛かりはよして下さいよ大体掃除してるから入るなって看板
立ててたでしょうが」
女騎士「か、看板?...あ」
男騎士「話は付いたようだな、女騎士お前にも落ち度があった」
兵士「んじゃぁ僕はこれで...」
勇者「二人とも〜こんなにもらっちゃ...た」
兵士「あ、王族の子でしたっけ?」
-
男騎士「王族?こいつは勇者だぞ?」
兵士「あぁ、勇者様...だったんすねぇ...」
勇者「あっ、先ほどはどうもありがとうございました」
兵士「これはご丁寧にどうも、それじゃ!」 ピューン
上官「あっおい酒はのまねえのかぁ?!」 タタタタッ
-
乙!
-
勇者「あっ...行っちゃった」
男騎士「知り合いか?」
勇者「ちょっとお世話になったんだ...まだ話もしてないのに...」
女騎士「なにはともあれあんな奴とは関わらない方がいいわ!絶対に!」
男騎士「なに必死になってんだよ...」
ーーー
ーーーー
-
ーーーー
ーーー
兵士「あぁぁぁぁ僕の人生終わったぁ〜」
上官「なんだよいきなり逃げやがって...無駄に走らせるな...」 ゼイゼイ
兵士「あの子勇者だったんすねぇ〜あああ」
上官「どうしたんだ?何かやらかしたのか?」
兵士「それがですねぇ...
説明中
上官「お前死んだな」
兵士「純粋無垢な感じが堪らなかったんですよねぇ...何つうかこう...キャンバス
を絵の具で汚したくなる衝動に駆られたと言うか...」
上官「バカな奴だなぁ...とりあえずこれからは静かに行動しとけ?騎士団連中に知れ渡ったら
独立歩兵隊の名折れだ...」
兵士「気をつけます...」
-
上官「まずはあの二人に手回ししとかねえとなぁ...」
兵士「あぁ、騎士団長の娘ともう一人いた男ですか?」
上官「あぁ...しかし俺に二人に黙って欲しいなんて言えるような権力は無いしなぁ...」
兵士「勇者様が二人に話して無いって事も考えられますよね?」
上官「そんな都合の良い話があるか...勇者様は年頃だ、発見した事や体験した事を
親や友達に話したがるぞ絶対」
兵士「でもそれ以外に方法が...」
上官「一縷の望みに賭けるしかねぇか...」
上官「よし兵士!勇者様に土下座して来い」
兵士「へぇ?!ぼ、僕がですかぁ?!」
上官「当たり前だボケ、てめぇのケツはてめぇで拭けハゲ!」
兵士「はい...」
上官「許しが出るまで帰ってくるなよ変態」
ーーー
ーーーー
-
ーーーー
ーーー
男騎士「なぁ、勇者の奴が言ってた世話になったって...」
女騎士「どうせあの下級兵に変な事教えられたんじゃない?」
男騎士「そんなことなら良いが...何か胸騒ぎがするんだよなぁ」
女騎士「どうせ仕事サボったから団長から説教食らう〜とかそんな事でしょ?」
男騎士「なら良いが...」
女騎士「良くないわよ...
-
バアン!!!
兵士「御免!!勇者殿はおられるか!!」
男騎士「な、なん...だよ心臓に悪いだろう!」
女騎士「あ、あんたノックぐらいはできるでしょ?!」
兵士「何だ...いなさそうですね、失礼しました」
バタン
男騎士「な...何だったんだよ...」
女騎士「あいつ勇者探してたけど...」
男騎士「...そうだな...ちょっと後付けてみる」
女騎士「あ、あたしも...」
男騎士「お前はここに居てくれ、勇者が来るかもしれない」
女騎士「うん...分かった」
ギイ...
-
兵士「くっそ〜勇者様はどこにいるんだぁ?」 ギロギロ
男騎士(うわ...目が性犯罪者のそれと似ている...)
男騎士(勇者に何の用なんだ?あんなに慌てて...)
兵士「こうなりゃしらみつぶしに探すっきゃないか...」
男騎士 (お、移動した) ヌキアシサシアシ
ーーー
ーーーー
-
ーーーー
ーーー
兵士 ギロギロ
(うわ...)
(何かよからぬ事を企んでるなありゃ)
(あいつ独歩隊の変態野郎じゃねぇか?)
兵士「いたぁ...」 ニタア
(っひ!?キモっ!)
(あいつ勇者様見てニヤッとしてるぞ...)
男騎士(この兵士...勇者に何を...)
-
勇者「♪〜」
兵士「...」 ソローリ
兵士(一旦眠らせておいて...それから人気の無いところで話を付けるか...) ソローリ
ガバッ
勇者「ンムーーー?!ンムー?!」
兵士(落ちろ!)
男騎士「あんの野郎!!何して...!
-
ガスッ
兵士「ウゴッ」
勇者「ハア!!」
ドゴオ!!
兵士「アババババババ金玉がががががが」
勇者「あれぇ?!さ、さっきの?!」
兵士「普通に話し掛ければ良かったぁぁぁぁババババ」
勇者「そ、そうだよ!何で闇討ちみたいなこと...あぁ大変!医務室へ!」
ガシッ
兵士(えぇ///僕より小さい子にお姫様抱っこされるなんて...///) キュン...
男騎士「...帰るか」
ーーー
ーーーー
-
乙!
-
まあ魔王倒した相手だしほぼ一般人の兵士じゃ無理だわな
-
乙乙
-
医務室
兵士「あぁ〜鈍い痛みが〜...」
看護兵「玉は両方無事だ、安心して逝ってこい」
兵士「死ぬのは確実なんすか」
看護兵「いや、ここにいるみんなの総意だ「こいつは死んだ方が良い」ってな」
兵士「個人部屋にしてくんない?」
看護兵「今のところ大部屋に患者が来る予定はねぇよ、
はぁ〜...英雄に闇討ち紛いなマネするたぁお前も相当追い詰められてんのか?」
兵士「ちょっとヤバイかなってくらい」
看護兵「あそ、まぁ勇者様呼んでくるが...金輪際バカな真似はするなよ?勇者様はお前が
思っている以上に強い...次は玉なしになると思え」
兵士「了解しました」 ガタガタ
バタン
-
「あのバカも懲りてるハズなんで大目に見てあげて下さい...あいつの戦友...
先の決戦で死んじまったみたいで...そっからおかしくなっちまって」
「うん...分かった...ありがとう」
ガチャ
勇者「もう平気?」
兵士「はい、なんとか...」
勇者「僕びっくりしたよ...まさか兵隊に掴み掛かられるなんて...」
兵士「自分口下手なもんで...」
勇者「意味違うと思うけど...で?なにか僕に話したそうだったけど...」
兵士「あぁ!忘れてた!勇者様ァ!どうかあの事は内密に...アレがばれたら自分は
歩兵連隊から追い出されちゃいますゥ!」
勇者「あ、あれ?って...あぁ」
-
勇者(闇討ち紛いの事かな...?まぁ反省してるっぽいし...)
勇者「わかった...今回の件については僕が口止めしておくよ...」
兵士「ありがとうございますぅ!!」 (ん?口止め?あのトイレは僕と勇者様しか
居なかった気がするけど...まぁ良いか)
勇者「もうあんな事はしないで..。話があったら面と向かって話してね?」
兵士「肝に銘じておきます」
バアン!!!
女騎士「勇者?!大丈夫?!」
兵士「あぁあぁ玉に響くぅ...」
勇者「お、女ちゃん?どうしたの?」
女騎士「あの変態に猥褻な行為を強要させられたって...あれ?何でその変態と?」
兵士「ど、どうも」
男騎士「廊下は走るなって...おっなんだ...生きてたか」
-
兵士(ヒエ〜騎士団の精鋭が二人も...こりゃヤバイ)
兵士「ゆ、勇者様!自分は平気なのでもう帰って頂いても結構ですよ!」
勇者「え?でも...」
女騎士「勇者?こいつと知り合ったのって?」
勇者「知り合ったのは騎士団用のトイレだけど...どうしたの?」
兵士(へぇぇぇ?!黙っておくってあんた言ってたじゃないのさ!)
兵士 アセダラダラ
女騎士「へぇ?それで何か勇者はされなかった?」
-
勇者「おしっこするの手伝ってもらっただけだよ?...あ、でも何か変だなって思ったんだけどさ
僕が見ないでって言ったら「良いでしょちょっとくらい」って...あれってどう言う意味?」
兵士「...お、男の...ロマン?」
勇者「ろ、ロマン?!」
女騎士「さ、流石にあんたヤバイわよ...それは...」
男騎士「ゴ、ゴホン...二人とも、ちょ〜っと席を外してもらえるか?」
女騎士「え、でも...」
勇者「僕何も聞きたいよ〜」
男騎士「いいからいいから」
女騎士「あ、っちょ!」
勇者「え〜僕も聞きたい...」
バタン
男騎士「お前さぁ...」
-
兵士「へい」
男騎士「もうちょっと首尾よく出来なかったのか...?」
兵士「いや〜欲が勝っちゃって...」
男騎士「途中からおかしな行動始めたからさぁ...びっくりしちまったぜ...で?
例の...女騎士のアレは?」
兵士「上手く録音したさ、何年やってきたと思ってる?」
男騎士「あぁ良かった...だが今回お前はちょっと道を外しすぎた」
兵士「あぁ分かってる...報酬はいらねぇよ...結構上手い具合に録音出来たんだがなぁ」
男騎士「ったく...勇者に手ぇ出すっては以外だったぞ?お前そういう趣味が...?」
兵士「いや、俺の弟と重ね合わせちまっただけさ...あいつが死ぬ前はずっと小便たびに付いて
行ってやったが...まさかあそこで発作出るとは思わなんだ」
-
兵士「で?その品はどうするんだ?まさか売りつける訳じゃないだろ?」
男騎士「当たり前だ、何年も恋焦がれた女騎士...しかも排便音なんて売りに出すわけが無い」
兵士「それを聞いて安心した...俺もそろそろこの仕事から足洗うかなぁ...」
男騎士「何でだ?良い商売じゃないか」
兵士「俺の趣味じゃ無いんだ盗撮、盗聴は」
男騎士「あぁ...そうだったな、お前は和姦物が大好物だったな」
兵士「あぁ...だが今の俺に和姦物のよさを語る資格はねぇさ...」
男騎士「互いに同意し、互いを求めあう...それが和姦の良いところだ後腐れがねぇし
ヌイた後の無駄な背徳感も無い...清々しく事を終えれる...」
-
兵士「だが俺のやってきた事は何だ?同意も、互いを求める事も無くただ、ただ
ひたすらに自慰行為をする為だけに...!俺は悪魔に身を売っちまった...」
男騎士「出来心ってのは怖いな...ちょっと興味がわいて録音したら...ズルズル
とのめり込んじまった...あの男さえいなけりゃぁな...」
兵士「あいつは先の決戦でくたばったよ...あいつの部屋漁って証拠になる録音盤全部
捨てなきゃならねえんだ...」
男騎士「ドンくらいの期間脅されてたんだっけか?」
兵士「そうだなぁ...3年くらいだな...俺が録音盤を落として...そのときからだな」
兵士「いやでも...脅されてたってのは口実に過ぎねえ...俺もどこかで求めてたのかなぁ...」
-
男騎士「お前らしくないな、過去は振り返らず先を見据えて歩くをモットーに
してたお前が」
兵士「あぁ...迷いが生まれちまったらこの商売はもうおしまいだ...今日で俺は
足を洗うつもりだ」
男騎士「顧客にはなんて?」
兵士「客の性事情なんて俺の知った事じゃない、奴らが求めても俺はもうタダの
下級兵...それだけさ...まぁ余りしつこいようだと猫の排便音でも録音してやるさ...」
男騎士「じゃぁコンビも解消...だな?」
兵士「あぁ...空しかったが...楽しかったぞ」
男騎士「また...趣味についてでも語り明かそうじゃないか...」
兵士「あぁ...さぁいつものクールな男騎士に戻れ、女騎士に振られるぞ」
男騎士「あぁ」
-
男騎士「話は終わったぞ〜」
バアン!
女騎士「で?変態はなんて?」
男騎士「金輪際勇者には近づかない、騎士団の連中には逆らわないってさ」
兵士(俺がそんな事一言か言ったか?!)
兵士「そ、そういう事でヤンス」
勇者「え?でも...」
男騎士「勇者、お前と兵士には何の接点も無けりゃ、これから仲良くしなきゃいけない
なんて義理はない、良いか?」
勇者「...」
兵士(勇者は別に仲良くなろうって分けじゃないと思うんだが...)
男騎士「女騎士、それで良いな?」
女騎士「まぁ...男騎士がいいならそれで...」
-
おや、勇者のようすが……?
乙
-
乙!
-
男騎士「じゃぁ他の患者に迷惑掛けないうちに退散するか」
女騎士「そうしましょっか...ん?勇者?どうしたの?」
勇者「な、なんでもない...行こっか!」
女騎士「?」
バタン
-
兵士「はぁ〜...録音盤どうやって捨てっかな〜...」
兵士「そのまま捨てても誰かに見つるかもしんねぇし...燃やすか...?」ウーン
兵士「どうすっかな〜...」
ーーー
ーーーー
-
乙!
-
ーーーー
ーーー
男騎士(あいつ録音盤どうやって処分すんだろうな...)
女騎士「どうしたの?」
男騎士「いや...なんでもない、飯食いに行くか?」
女騎士「え?どうしたの...?」
男騎士「いいからいいから...」
ーーー
ーーーー
-
ーーーー
ーーー
墓地
兵士「お焚き上げでもして戦友どもに捧げようかいな」
パチッ パチッ
兵士(長年つもりに積もった埃...やっと今日取り払えるんだな、あーでも勿体無いか?)
「墓地で焚き火とは...すごいね君」
兵士「?!」
勇者「やっ」
兵士「な、何か御用で...?」
勇者「それは僕のセリフ、で?何してたの?」
兵士「あ、お、お焚き上げ...?」
勇者「今すぐ消して、供え物に燃え移ったらどうするの?」
兵士「はい...」
シュウーー
-
勇者「レコード盤...?何でこんなものを?」
兵士「じ、自分の黒歴史だもんで...」
勇者「ふーん...この日付は?一昨日のだよね?」
兵士「あっ、えーっと...」
勇者「ん?」
兵士「そうっ!呪文を詠唱するのが好きでして...へへっ...でも自分魔力とかない
んでただ叫んでるだけなんすよ...だからそれをこちらへ...渡して下さい」
勇者「ねぇ、これ僕にも聞かせてよ?」
兵士「はぁ?!いや、無理!絶対無理!」
勇者「無理って事はないでしょ...」
-
兵士「き、聞いたって何もないですから...」
勇者「僕一応魔法は使えるんだ、だから何かこう...手助けみたいなことしてみたい
んだよ...きみも魔法使ってみたいんでしょ?」
兵士(別に魔法とかどうでも良いわ!)
兵士「い、良いから返して下さいよ...ね?良い子だから」
勇者「こ、子供扱いしないでよ!」
兵士「いやそういう訳じゃぁ無いんですが...」
勇者「じゃぁ良いでしょ?」
兵士(あ、これめんどくさい奴だ)
-
乙!
-
勇者「魔法ってねぇ魔力だけじゃ使えないんだ、だから訓練すれば...
兵士「分かりました...じゃぁこうしましょう」
勇者「え?」
兵士「僕は勇者様のいう事を何でも聞きましょう...その代わりその録音盤を返してくれますか?」
勇者「え?な、何言って...」
-
乙!
-
いいぞーこれ
-
兵士「どうですか?」
勇者「え...えっと...な、何でもって事は...何でも?」
兵士「はい、何でもって事は何でもです」
勇者「...分かった」
兵士(どーしよこれ...勢いで言ってしもうた...)
勇者「じゃぁこのレコード盤は預かっておきます」
兵士「へぇ?!」
勇者「だって逃げられたら困るし...いいでしょ?」 ウワメズカイ
兵士(あ、その目は駄目だ...)
兵士「あ、良いっすよ」
勇者「ありがと!兵士の黒歴史は絶対聞かないから...これからよろしくね?」
兵士「よろしくお願いします...」
-
乙!
-
勇者「じゃぁ何してもらおうかな〜...」
兵士(出来るだけ...出来るだけやさしめでお願いします!)
勇者「うーん...じゃぁ...え、エッチな...本を...」
兵士「え?」
勇者「エッチな本...買ってきて...」
兵士「ゆ、勇者様ならそういった性事情は事欠かないと思われますが...」
勇者「ぼ、僕のそ、そんな事頼める仲の子は居ないから...だ、だからエッチな本で...その...」
兵士(この子も男になろうとしているんだな...)
兵士「分かりました、引き受けましょう」
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乙!
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からかい甲斐のありそうな勇者様だ…
-
勇者「ほんと?!ありがとう!!...あ、どこで受け取ろうか...」
兵士「そうですね〜...じゃぁ正午過ぎに騎士団用の便所でってのはどうです?」
勇者「わかった!じゃぁそこで!」
兵士「んじゃ、行ってきます」
ーーー
ーーーー
-
乙
-
まだー?
-
ーーーー
ーーー
『本屋』
兵士「っても...勇者様の好きそうなジャンルを探すのは大変だぞ...」
男騎士「ッてことで俺を呼んだのか?」
兵士「何か知りませんかね...?」
男騎士「うーん...勇者の性癖...」
兵士「めんどくさいな...熟女物でも適当に買って渡すか?」
男騎士「それはやめとけ、年端も行かない少年にトラウマ植えつける気か?」
兵士「...なぁ、勇者様が城を出る前はお前らと一緒に居たんだよな?」
男騎士「あ?あぁ、そうだな」
兵士「普段から勇者様が惹かれてた物って無いか?パンチラとかうなじチラとか?」
男騎士「あぁ〜...女騎士とかの絶対領域よく見てたな!あぁ見てた見てた!」
兵士「それだ!」
-
兵士「絶対領域...あったこれだ!」
男騎士「絶対領域...何かドキドキするなこれ」
兵士「お前は買わない方が良いんじゃねえか?」
男騎士「え?なんでよ」
兵士「女騎士様エロ本見たら発狂するんじゃねえのか?性格的に」
男騎士「あ、そうだわ...しゃぁない、買うのはやめとくか...」
兵士「おやっさん、これ頼みます」
「まいど〜」
ーーー
ーーーー
-
ーーーー
ーーー
『騎士団用便所』
勇者「まだかな...」ソワソワ
中佐「はっ!?勇者様?!こんなところで何しているんですか!?」
勇者「え?あ、えっと...み、見回りだよ!そう、見回り!」
中佐「そんな事は兵にやらせれば良いんですよ!えーっと...おい!そこのお前!」
兵士「ひゃい!」
兵士(うわっ...下士官いじめが好きなクソ中佐だ...)
-
中佐「勇者様が魔王討伐から帰られたと言うのに貴様は何しておるのだ!
ん?掃除用具...?ッチ、下級の更に下級か...仕方ないか...」 ブツブツ
兵士「な、何か御用でしょうか!!中佐殿!」
中佐「あーもう良い!さっさと掃除して来い!」
兵士「で、では...あ!勇者様!お疲れ様です!」 ビシッ
中佐「敬礼の腕が低い!」
兵士「申し訳ございません!」
中佐「ったっく...あ?おいお前」
兵士「はっ!」
-
中佐「誰が道具使って掃除して良いって言ったんだ?畏れ多くも!」
兵士「はっ!」
中佐「上官用の便所ならまだしも、騎士様専用の便所を掃除するのであるならば
丹精込めて!素手で掃除をしろ!」
兵士「はっ!申し訳ございません!今日からは素手で掃除をさせていただきます!」
「何だー?また中佐の下士官いじめか?」
「あれで多くの武勲持ちだぜ?鬼将軍になるのも時間の問題だな」
「はははっ間違いねえ、あの下級兵もしごかれるぜ」
-
中佐「フフン...おっと勇者様...見苦しい所を見せてしまいました...」
勇者「...中佐?」
中佐「はい、何でしょうか」
勇者「君はいつもそうやって兵をいじめていたのかい?」
中佐「...っは?え、いっやそんな事は...」
勇者「僕の一番嫌いなタイプだよ、権力を鼻に掛けて部下を精神的に痛めつける...
そして人の往来の激しいトコでワザと怒鳴り自分の権力を誇示して...悲しい男だね君は」
中佐「は?は?え?えっ...」
勇者「君たちもそうなのかい?」
「え、おッ自分らは...」
勇者「情け無い...僕が居た頃はみんな輝いていたのに...」
中佐「え、あ!あ!すいません!!貴様!先ほどの言葉は撤回する!!」
兵士「あ、はい!」
-
勇者「この事は国王に報告し他の隊でもこういった事が無いか確認します、いいね?」
中佐「え、いや...それはっ!」
勇者「いいですね?」
中佐「...っく、クソガキがぁ!」 ワナワナ
勇者「兵士、これ、取り押さえて」
兵士「はい!オロナイン控えろ!!」
中佐「ウザッテエ!」
ーーー
ーーーー
-
ーーーー
ーーー
兵士「勇者様、ありがとうございました」
勇者「ううん...僕が何か気に入らなかっただけだよ...」
兵士「ふふっ...勇者様も権力を大いに振るってましたけどね...」
勇者「あ、バレた?」テヘッ
兵士「あ、これ頼まれてたものです...気に入るか分からないのですが...」
勇者「あ...///そうだった...///なんか恥ずかしいね...」
兵士「さぁ、どうぞ」
勇者「ありがとう...絶対領域?それって...?」
兵士「見ればピンと来ますよ」
勇者「...」 ペラッ
勇者「ハワワワ...///」
兵士「どうですか?」
勇者「うn...とても...良い///」
兵士「気に入って頂けましたか...はぁ〜良かった!」
-
うむ
絶対領域は素晴らしい
-
絶対領域もいいが、恥らう勇者様もよいものだ
乙
-
勇者「あ、お金...ちょっと待ってて...」 ガサゴソ
兵士「あっお金は要りません、今回は自分の罪滅ぼしと言うかそんな感じなんで...」
勇者「え...でもいいの?」
兵士「はい、これで晴れて勇者様も漢になれた事ですし...いくら買ってもお釣りがくる程ですよ?」
勇者「そっか...ありがとう!兵士!」 ギュッ
兵士(ちょ、抱き付きは卑怯なり)
兵士「ははは...ちょっとそれはマズイです」
勇者「?」
兵士「では自分は便所掃除に行ってきます...」
勇者「え?兵士昨日も掃除してたけど...毎日トイレ掃除してるの?」
兵士「いえ、今日は他の隊の当番だったんですが...ここ集合って言われたので
無理言って代わって貰いました」
-
勇者「あっ...ごめんね...」
兵士「いえ、自分が言い出した事です勇者様は...その本を隠した方が...」
勇者「あ、そうだね!!」
兵士「それで良いです...では、行って参ります」 ビシッ
勇者「うん...あっ!あのさ、兵士...!」
兵士「はっ、何でありますか?」
勇者「僕...っそ...その...仕事上...何と言うかその...兵士さえ良ければなんだけど...」
勇者「っそ...その...仲良く話せるような友達が...少ないから...その...」 モジモジ
兵士(あぁ...そっか...)
兵士「はぁ?何言ってるんですか?」
勇者「あ...ごめん...」
兵士「そんな事言わなくても...自分から勇者様のトコに行きますよ、エロを分かち合った仲です
もうこれは親友と言わずして何と言いましょうか?」
勇者「...ッ///」 ッパア
兵士「では今度こそ行って参ります」 ビシッ
-
兵士(今の俺、超カッコイイんじゃねえか...?)
兵士「さぁてと...いっちょヤリマスか...!」
ーーー
ーーーー
-
ーーーー
ーーー
兵士「掃除するなんて言うんじゃなかったよ!!クソ!」シャカシャカシャカ
兵士「小便器にゲロ吐くバカがどこにいるか!!」 キュッキュッキュ
兵士「二日酔いなのはわかるけどさぁ!」
兵士「騎士団はまともにクソも出来ないのかよ...!ったく...」
女騎士「...」
兵士「しかも男女兼用とかさ!女が使ったのかもわかんねえだろうが...はぁ〜」
女騎士「それがアンタの本音なのね?」
兵士「そうd...ヒヤアアアアア...」
女騎士「どこからそんな声出してるのよ...ちょっと良いかしら?」
-
兵士「アバババババ...何でしょうか?」
女騎士「はぁ〜...言っとくけど勇者の事よ、嫌とは言わせないから」
兵士「はぁ」
女騎士「勇者がこれ持ってたのよねぇ...」
『絶対領域本』
兵士(見つかるのはやっ!!)
女騎士「アンタでしょ、これあげたの」
兵士「え、あの、違いマス...ハイ」
女騎士「あたしに嘘は効かないわよ、勇者がエロ本を自分から買いに行くほど
の甲斐性は無いわ、それに貴方勇者に性犯罪紛いな事をしたでしょ?」
兵士「あ...すいません...」
女騎士「はぁ〜...あなた自分が何したか、分かってる?この本を勇者が持っている
のを世間に知られたら、勇者が失望される恐れもあるのよ?」
-
兵士「はい...」
女騎士「こんな事は言いたくないけど...勇者と言うカードは他民族、他国の外交にも
使えるの、自国を優位に立たせられる程のね。でも国民からの支持も得られない
政治家を貴方は信用できる?出来ないでしょ?勇者は政治家でも何でも
無いけど...でも、この国の象徴。英雄なの」
兵士(言いたくねえなら言うなよ) ハナホジ
女騎士「聞いてるの?!」
兵士「はっ!」
女騎士「勇者はもう普通に暮らせられるような存在では無いの...貴方も今後の行動に
気をつけなさい、極端な話それが国を滅ぼす事になるわよ」
兵士「以後...気をつけます..あの....自分質問いいっすか?」
女騎士「は?何よ?」
兵士「お、女騎士様がエロ本に生理的嫌悪を催すから...説教した訳では無いですよね...?」
女騎士「...つまりあたしがこの本を見たくも触りたくも無いから、理由を付けて説教したって解釈したのね?」
-
エロ本くらい読ませてやれよぉ
ところで深夜はフィルターないからsaga入れなくてもいいと思うんだが
-
>>83
女騎士がお世話してくれるってことだよ
言わせんな恥ずかしい
-
兵士「そ、そう言う事です」
女騎士「はぁ〜...まぁそう思われても仕方ないとはあたしも分かるけど...
さっきも言ったけど、勇者は貴方とは違って背負ってる物が大きいのよ?」
兵士「そうっすね」
女騎士「こうやって嫌な人演じてるのも勇者の為なの、
兵士「はぁ...了解しました」
女騎士「あら?中佐には礼儀よくしてたけどあたしには無いのね?」
兵士「りょ、了解しました!」 ビシッ
兵士(って見られてたのぉ?!恥ずかしいぃ↑///)
女騎士「あそうだ、あたしの生理的嫌悪感ってのもあるから」
兵士(この女って...)
ーーー
ーーーー
-
ーーーー
ーーー
昼食後
兵士「だからぁ!汚いけど入れてみたいって言う好奇心もそうだし何よりも興奮するじゃないですか!」
上官「そうしたらお前ケツでやるんなら女じゃなくてもいいじゃねえか」
兵士「何でそうなるかなぁ〜...!!」
「兵士〜!勇者様がお前に用事あるってよ!」
兵士「用事?あぁ...」
上官「お前...あの後勇者様と何があったんだ?」
兵士「いや〜ちょっと」
「早く行ってこい!」
兵士「はい!ちょっと行ってきます」
上官「おう、粗相の無いようにな」
-
そして
勇者「ごめんね...兵士がせっかく買ってきてくれたのに...」
兵士「あぁ、やっぱ返してくれないんですね...う〜ん...」
勇者「女騎士凄く怒ってて...怖いんだ...」
兵士「やっぱ怖いっすか...」
兵士(このいたいけな少年の性活を守るには...)
勇者(やっぱ怒ってるよね...)グスン
勇者(これ以上は兵士に迷惑掛けちゃうし...)
勇者「兵士...もう僕の事は...」
兵士「よし!こうしましょう!」
勇者「え...?」
-
兵士「騎士団の宿舎の裏に井戸があるの知ってますよね?」
勇者「うん...でもあそこちょっと怖いんだ...」
兵士「はい、なんとも言えぬドンよりとした空気が立ち込めて人は滅多に寄り付きません
これはちょっと内緒の話なんですが...」チョイチョイ
勇者「?」
兵士(井戸の近くに雑木林があります、明日時間もらえますか?」
勇者(うん...)
兵士(では明日の正午、昼飯食べたらその井戸に集合して下さい、細かい事はは明日説明します)
勇者(これって僕らだけの...?)
兵士(俺と勇者様だけの秘密です)
勇者 ッパアアアア
勇者(分かった!じゃぁまた明日!)
兵士(遅刻しないで下さいね、あそこの井戸は意外と目立ちますから)
勇者「うん!じゃぁね!」 タッタッタッタ
兵士「じゃぁ俺も準備しますかね...」
-
そして...
騎士団宿舎 裏手
勇者「...」ビクビク
勇者(やっぱ怖いな...でも、兵士がココに...)
「勇者様...!こっちです...!声のする方へ...!」
勇者「兵士...!」 カサカサ
「こっちです...!そこを右!」
勇者「兵士...!兵士...!」
兵士「ご苦労様です、さぁこっちです」
勇者「うん...」
-
兵士「ここです」
勇者「...これって?」
兵士「もう長い間使われて無い旧兵舎です、ツタもいい具合に迷彩になって雑木林の
外からは絶対見えません...しかし井戸までいくのが結構リスキーなのでみなここまで来るのを
断念してます...ッショイト!」
ギギイイイイイイイイ...
兵士「油刺さないとな...こっちです」
勇者「う、うん...」
兵士「足元気を付けて下さい」
勇者「ありがとう...っわわ!」
兵士「おぉっと...丈夫ですか?」
勇者「あ、うん...ありがとう...///」
兵士「んじゃ、いきましょうか...」
カツーン カツーン
勇者(無言...何か話さないと...)
兵士(何話すか考えとけば良かった...)
-
そうだよな、どうせ尻に突っ込むなら男でもいいよな
-
兵士「勇者様はエロ本をどこに隠していたんですか?」
勇者「え?あぁ..えっと....本棚の辞書と辞書の間に...」
兵士「あぁ...カバー変えちゃって?」
勇者「...///」
兵士「まぁエロ本バレは男なら誰しもが通る道ですよ、今回の失敗で学んで
行きましょう」
勇者「はい...」
兵士「さぁ着きました...先に注意しておきますが...ココの事は他言無用でお願いします
各部隊の性鋭が選びに選び...さらに選考し尽されたエロ本です、ココがバレたら我が
国の兵の士気にも影響を与えますので...」
-
ガチャッ ギイイイイイイイ...
兵士「今明かりつけます」 カチャ ッボ...
勇者「おぉ...これって全部...?」
兵士「はい...十数年間ずっと守り続けられてきました、レア本から最新まで
そして各カテゴリに分けて保存されています」
勇者「大きい図書館みたいだね...」
兵士「では時間の許す限り堪能してって下さい、自分はココで待っておりますので」
勇者「うん...」 ボーゼン
-
勇者(すごい...よく分かんないけど...凄い...)
勇者(人妻...?触手...?全く分かんないや...) ペラッ
勇者「ヒャアアア///」
兵士「だ、大丈夫ですか!?」
勇者「な、何で女の子がツタに?!」
兵士(あぁ..触手物は勇者様には早すぎたか...)
兵士「あぁ...そういった性癖の人間も存在しますゆえ...納得はしなくても理解はして下さい...」
勇者「う、うん...」
兵士「このゾーンはまだ少しばかり早すぎましたね...ちょっと奥の方に行けばソフトな
本がありますので...」
勇者「あ、ありがとう...///」
-
兵士(しかし...国の英雄とこんな形で知り合うなんてなぁ...神様ってのは
気まぐれです事...)
兵士「俺も少しばかり堪能しますかね...」 ペラッ
勇者(兵士が真剣に読んでる...僕も何か...ん?)
『カテゴリ ロリ ショタ』
勇者(ショタ...?って何だろう?)
-
勇者(表紙の絵は...男の子?主人公かな...) ペラッ
ーーーーーーーーーー
ショタ『お尻でイッっちゃうよぉおぉお!///』
?『出すぞ!!孕めよ!!』
ビュル ビュルル ドプッ
ショタ『んっ...///はっ...///はっ///も、もうお家帰してよぉ...///』
?『駄目だ、ちゃんと俺の子供を産むまで何回もヤるぞ、覚悟しとけよ...』 チュッ
ショタ『///』
ーーーーーーーーーー
勇者「」
-
よりによってwww
-
勇者(え?え?何で男の子とエッチしてるの...?)
勇者「絶対...絶対おかしいよ...だって...」
兵士「ん?」
兵士(まさか勇者様また地雷見つけやがったな...)
兵士「ヨイショット...勇者様?大丈夫ですk...おっと...いきなり抱きつくのは...」
勇者「...」 グスン
兵士「あー...何か嫌な物でも見ちゃいましたか...?」
勇者「ココは僕の知らない事だらけだ...」
兵士「あーまぁそりゃそうでしょうね...大丈夫ですか?なんならもう出ますか?」
勇者「ねぇ...これ...」ッス...
兵士「ん?ただのショタ物ですが...あぁ、そういう事か...」
-
兵士「同性同士がエロい事をしているのはおかしい...ですか?」
勇者「...」コクッ
兵士「あー...まぁ初めて見る物だから仕方無いか...勇者様、自分は先ほど勇者様に言った事覚えてますか?」
勇者「...納得はしなくても理解はしろ...だよね...」 ギュー
兵士(ちょ、離れて欲しいような欲しくないよな)
兵士「そうです...あぁ勇者様、この国には素晴らしい言葉があります、『嫌なら見るな』
って...そうですね...勇者様、まずはココの本を適当に手に取って下さい、そうして学んで行きましょう...ね?」
勇者「...うん」
兵士「自分も手伝います」
勇者「いいの...?」
兵士「えぇ、じゃぁまずは、端から端まで気になった本を手に取って下さい、まだ読んじゃ駄目ですよ?
手にとってココまで持って来てください」
勇者「うん!」 ッタッタッタ
兵士(初めて見るものだらけで最初から適応しろってのが無理な話だったな...
それにまたトラウマが出来たら流石に可哀想だ...)
ーーー
ーーーー
-
ーーーー
ーーー
兵士「あぁ〜...やっと全部読み終わった...どうでしたか?」
勇者「...凄かった」
兵士「はは...何かピンと来た属性は?」
勇者「...」 ッス
『ショタ本』 『幼馴染』
兵士「お、幼馴染とはお目が高い...しょ、ショタ物は大丈夫ですか...?」
勇者「うん...見れば見るほど奥が深かった...」
兵士(そこまで考えてるの?!)
兵士「さぁてと...そろそろ夕飯ですね...戻りますか?」
勇者「...」 モジモジ
兵士「おっ、大丈夫ですか?」
勇者「へ、兵士はさ...あの...これどう思うの...?」
『ショタ本』
兵士「じ、自分ですか...う〜ん...正直大好物です」
-
素晴らしい
-
目覚めてしまったのか……!?
-
勇者「大好物...そっか...」 ペラッ
兵士「ゆ、勇者様...一応言っておきますが『エロ』におきましては自分にあった
性癖でないと...足並みを合わせるような物では無いですよ...?」
勇者「分かってるよ...僕がピンと来たからこれを選んだだけだよ」
兵士「それなら良いんですが...」
勇者「僕もっと勉強したいなぁ...」
兵士「まぁ急ぐ事は無いですよ、じっくり学んで行きましょうよ」
勇者「うん!あぁ〜何かおなかすいちゃった...」
兵士「そろそろ夕飯ですね...戻りましょうか」
勇者「うん!」
ーーー
ーーーー
-
なぜホモショタなんだ、せめておねショタに目覚めていれば…
-
何を勉強したいんですかねえ……
乙
-
ーーーー
ーーー
中佐「こんな簡単な事も出来んのかぁ!!」 バキイ!!
兵士「うぐっ...申し訳ございません!!」
中佐「貴様ぁ...聞く所によると最近勇者様と一緒にいる事が多いらしいなぁ?
まさか虎の威を借りようなんて魂胆じゃねぇやな?あ?」
兵士「そんな!滅相もございません!」
(最近中佐の野郎下士官に風当たり強くしてやがんな...)
(あぁ、確か前に勇者様に公衆の面前で恥掻かされたらしいからな...
しかも勇者様にとっかかって軍法会議更迭にならないで済んだってのに...まだあんな態度とれるたぁな...) ヒソヒソ
中佐「ッチ...クソが...」
兵士「ふぅ〜...腹いてぇ...」
「おめぇよく耐えられんなぁ...勇者様にツテがあるんだったらもういっぺん報告してくれよ」
兵士「勇者様は権力を悪用するのを嫌ってるところがあるからな〜俺らが気に入らなくても
相手にしてくれんだろうな」
「ちえ〜だめかぁ」
-
こいつはなかなかの屑だぜえ…
-
兵士「それに俺もあまり勇者様に迷惑掛けたくねえし」
「まぁそうだな...泣きついてるみたいで格好悪いな」
兵士「だろ?」
「そいえばよ、北の国境線付近で山賊と土着民の連中が手ぇ組みやがって近隣の村々を
襲ってるらしいで?」
「あぁ〜朝刊に載ってたなぁ、上官の実家あそこら辺って聞いたが大丈夫かな?
兵士もあそこらの生まれだろ?親とかから連絡はないのか?」
兵士「あぁ、今のところは大丈夫っぽいが...」
「大丈夫だといいがなぁ」
「派遣命令とかそろそろ出るんじゃねぇか?」
-
兵士「なるたけ早めに済めばいいけどなぁ」
上官「っよ、お疲れさん」
「上官、実家の方は大丈夫なんですかい?」
上官「あぁ、今のところは国境の駐屯兵で何とか追っ払えてるらしいがなぁ
そろそろ討伐作戦に出るかもなぁ」
兵士「我が隊も作戦に参加できるんですか?」
上官「今のところは候補に挙がってる」
「影じゃあ引きこもり部隊って呼ばれてますけぇココで汚名返上してみたいっすな」
上官「汚名も何もなぁ上の命令で合戦に出されなかったんだから俺らはどうしようも
ねぇんだよ」
兵士「兵がたくさん死にましたからねぇ何か思うところでもあるんじゃ無いんですか?」
上官「まぁお前らが作戦に参加したいってなら掛け合ってみるわ」
兵士「了解しました」
ーーー
ーーーー
-
ーーーー
ーーー
女騎士「あぁ〜!!まあたこんな本買ってぇ!!」
男騎士「あ!!バカ触んじゃねぇ!!」 バッ スカッ
男騎士「返してぇ!」
女騎士「待ったく...勇者に悪影響になるもの持って来ないでよ」
男騎士「えぇ?別に良くねえか?この程度で大げさだろ」
女騎士「全く...この国の男はみんなデリカシーってもんが... ブツブツ
男騎士(これは勇者も苦労するなぁ...この歳で禁欲生活とは...)
女騎士「聞いてるの?!兎に角これ捨てちゃうから!」
男騎士「あぁ!!やめてぇ!」
-
プライバシーの侵害ですよ女騎士さん!
ちょっと不穏になってきた?
乙
-
男騎士「ハア〜...ひでえ奴だぜ...」
男騎士(しかし...このまま勇者にも禁欲生活を強いられる事となると...
やりすぎ感も否めねえなぁ...)
男騎士(兵士に奴がうまくやってくれると良いが...)
「夕飯作ったわよ〜!!さっさと来なさ〜い!」
ーーー
ーーーー
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