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私「<円卓の騎士>探さねば、この世に光なし!」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/17(月) 18:54:04 za8/nwOY
別スレ・僕「気づいたら異世界で」
    
    俺「平穏な世界は何処へ」

    俺「危険物取り扱い者乙4類?」の三つを繋ぐお話です。


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2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/17(月) 19:02:04 za8/nwOY
私は夢を見ていたのか·····夢にしてはリアルだ

あの鼓動は誰の者か、あの人は誰か、自分が何者なのか····

思いが···伝わってくる。今宵もまた····一人まどろみのなか

光の見えない暗い暗いトンネルの中を·····走る····走る

私は何処へ行くのだろうか····


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/17(月) 19:13:16 za8/nwOY
ピチュン ピチュン

私「·····もう少し寝たかった·····」バッ

布団をどかし、私は立ち上がり朝を迎える

何気ない朝だ······そして、今日も1日を過ごすはずだった····

私「いってきます····お母さん、お父さん····」チーン

私には家族はいない····小さい頃に二人とも死んだ····


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/17(月) 20:07:52 za8/nwOY
私「じゃ····学校に行くかな」カチャ バタン

私「あれっ?空に渦が····何だろう···」

渦は空でゆっくりと回転を続ける

私は何故か嫌な予感がした

アレが何か災厄の前兆だと思った

私「····いけない!遅刻しちゃうよ!」タッタッタ

渦に気をとられて、私は30分もその場にいたのだ

私「8時30分過ぎちゃてるし···ヤバい!」タッタッタ

ドォーン

私「わぁ!?」ズテン

私「痛い····何なのさっきの地震····」

私「とにかく、急がないと····」


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/18(火) 07:21:37 Ys/W.7ro
····


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6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/18(火) 17:21:25 M6IbGDyI
<<よう相棒 まだ生きてるか?>>


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/19(水) 22:07:55 wF.rSCIk
そのときだった。彼に出会ったのは

???「待て、今すぐ逃げるんだ」

彼は鎧にマント、どうみてもコスプレにしか見えない姿だった。

私「あのぉ、私急いでるんですけど····」イラッ

???「引き止めたのは悪かった····だが、君のいるこの都市は
   まもなく消滅する····行っても無駄さ」ジロ

彼が見ているのは先程の渦である。

ゴゴゴ、バリンバリン

私「わぁ、また!?」

???「始まったか····東京の消滅が···」ボソッ


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/20(木) 21:23:31 3MhgkTpg
渦が建物を吸い込んでいく。

私「え、どういうこと····」

???「言っただろ、早く逃げろと。」

私「何で····知ってたの···あなたは一体?」

???「僕の名はアルヴェギヤ、<吼零の騎士>さ。」

私「いや、設定じゃなくて····」

言いかけたときだった···

私「あれ····眠くなって····zzz」ガク、バタン···

アルヴェギヤ「悪いけど、眠ってもらうよ」


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/21(金) 22:07:33 IU5FL97c
まどろみの中、声が聞こえる····

コポコポ···プシュ-

???a「水槽の中にいるあの女誰何ですか?」

???b「彼女は<マキナ>····」

コポコポ、プシュ-···

私「(マキナ?誰なの····)」

私の夢は見知らぬ景色を写し出す····今回は
何処かの工場を見ているようだ。


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/21(金) 22:19:11 IU5FL97c
???b「彼女は<吼零の騎士>の一人よ」

???a「吼零?」

???b「吼零の騎士は円卓の騎士を影で監視する存在····
マキナは<カルディア>を監視していた」

私「(吼零の騎士····あの男が言っていた···)」

???b「二十年前、<ガルーダ>が彼女を捕獲した。」

???a「ガルーダって、私の前任の<魔神将>じゃないですか!」ガタッ


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/22(土) 15:59:52 QxuTFoek
私は<マキナ>という名前に聞き覚えがあった。

私「(そうだ、思い出した私の名前だ!)」パチリッ

私「出して、ここから出して!!」コンコンコンコン コポコポプシュ-

???b「大丈夫よ···もうすぐ出れるわ···」

私「え、ホントに?」コポコポプシュ-

???c「<オメガポーン>の材料としてね」ニコッ

私「いやぁぁぁぁぁ!!!!」

???d「麻酔で眠らせろ、うるさいから。」

???c「了解それじゃ····お休みなさい!」ピッ コポコポ、ウィーン····

機械音と共に私に麻酔が投与された。


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/22(土) 22:18:49 QxuTFoek
私の瞼は再び閉じ眠りへと誘われる。

コポコポ、プシュ-

???「<マキナ>····聞きなさい」

私「(あなたは?)」

デウス「私の名は<デウス>···遥か昔に生み出されし者」

デウス「君には<円卓の騎士>を探してもらいたい」

私「人探しなんて無理よ····だって私捕まってるのよ!」

デウス「それならば、問題ない」


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/23(日) 10:15:39 0bwciA6c
デウス「君自身が秘めた力でこの水槽から出ればよい」

私「力····どうすればいいのよ····」

デウス「·····イメージすればよい、自分が水槽を破壊する姿を」

デウス「助言はそれだけだ·····では、また会おう
    次は夢ではなく、現実で」フゥーン

私「消えちゃった····とにかく····」


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/23(日) 19:32:55 0bwciA6c
私「試してみようかな···」パチリ

私は強くイメージした。

出たいここから出たいと

私「ん〜ハァ!」ピキッピキッ

水槽に僅かな傷をつけることに成功した!

私「ホントに傷が入ったわ」アゼン

私「よしっ····もう一度」

私「ふぬぅ、ハァ!」パリンパリンパリン、ブシャー


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/29(土) 09:09:42 ZYZ6sGak
ジリジリ  ブゥーン ブゥーン ケイコク スイソウガハカイサレマシタ

私「こうなるとは···逃げなきゃ!」キョロキョロ

???「闇雲に逃げたらだめだ····<マキナ>よ!」カツカツ···

相棒「私の名は相棒···君を助けに来た、逃げるぞ」

私「はい、分かりました!あ、誰かくる」タッタッタ サッ ジィー

相棒「急ぐぞ!」

私「はい、相棒さん!」

???「···止まれ、そこの二人···」ヒュウン、カツカツ···

相棒「何!?まさか、君は····!!」

私「あ、貴方はあの時の!」

???「僕の名はアルヴェギヤ····<吼零の騎士>!」

アルヴェギヤ「君達には悪いけど、少し眠ってもらうよ!」カチャ スウィー ジャキン

相棒「チィッ、やるしかない!!」ザッ チャキ スゥー ジャキン

相棒はクナイを構え臨戦する。一方、アルヴェギヤはレイピアを構えている。


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/29(土) 21:26:59 ZYZ6sGak
私「待ってよ、争うなんて···!」

アルヴェギヤ「君はこの男の正体を知らないだろう?」

アルヴェギヤ「この男は仲間である騎士を裏切り、己の欲を満たそうとした」

相棒「確かに···だけど、今は違う!私にはもう邪念はない!」

アルヴェギヤ「そうかな····?<エクラヴィア>よ?」

相棒「(あのとき、私はいや···拙者はメイド殿により時空の狭間に囚われていた···)」


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/30(日) 18:40:55 DhsfWRvw
〜一方、とある町〜

俺兄「さぁて、パーツは弟が見つけてくれた····」ガサゴソ キラーン

俺兄「既にこの町に<プロト>は来ている····戦いは避けられないはずだ」

俺兄「彼女の洗脳を解き、パーツも守る···」グッ

俺兄「(パーツは元々、<カドゥケウス>という騎士が作った物)」

俺兄「(この世界のどんな物質にも該当しない····)」

俺兄「(異世界ではこれを<円環の結晶>と呼ぶ)」

俺兄「使い方を誤れば、死を招く······ゆえに、<カドゥケウス>に
   しか使いこなすことはできない··········」

俺兄「奴らはそれを逆手にとり、この世界を消滅させるつもりだ」


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/05(金) 22:29:19 Zg2WYWtM
俺兄「私が<プロト>を作ったのはその力を暴走させるための器
   を組織に提供するためだった。そして·······」

俺兄「この世界を消滅させ、一から世界を作る····」

俺兄「それを阻止するためにパーツを守らねばならないんだ!」グッ

ガチャ、ジィー

俺(乙4)「危険物の勉強中だ····静かにしてくれ、兄さん」ニコリ···ギロッ!

俺兄「わ、分かりました·····弟さん····」

俺(乙4)「次やったら····」ポキポキ····

俺兄「本当にごめんなさいぃぃぃぃ!!!!」ペコリペコリペコリ

俺(乙4)「じゃ、部屋に戻る····」ガチャ、バタン····

俺兄「フゥー·····死ぬかと思った····」ヘナヘナ


19 : いぬのたまご :2014/12/11(木) 20:59:50 dhwn2J8c
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20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/15(月) 22:32:08 L4AGapWM
相棒「(あのとき、拙者はメイド殿により時空の狭間に囚われていた···)」

〜回想〜

相棒「暗い·······何も見えない······」ブラン

相棒「拙者はここで死ぬのだろうか·······」ブラン

???「ここから出たい?」ピカァ

眩い光とともに“彼女”は拙者の前に姿を現した···

相棒「どんな代償を払おうとも····ここから出たいでこざるッ!」ブラン

???「そう、なら一つ代償を払ってもらうわよ·····」ギャリリリン ブゥンブゥン!

彼女は鎖で拙者の記憶を封印した······騎士としての記憶を·····

そして、彼女は拙者にこう告げた·····


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/20(土) 10:48:08 6ARIw2IE
???「外に出たら···探して欲しい人がいます···」

相棒「それは誰でござるか?どこにいるのでござるか?」

???「彼女は今、組織のある場所に囚われています」

???「出来れば、私が彼女を救いたいのですが···
       この空間からでることはもはや出来ないでしょう···」

???「彼女が捕まったのは私のせいなのです···
      せめてもの罪滅ぼしとして彼女を救いたいのです」

相棒「分かりました···貴女の名前は?」


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/23(火) 20:55:45 18u8fPrc
マキナ「私は···<マキナ>···」

相棒「何ッ!?貴女は···三賢者の一人だったのか」

マキナ「では、ここからでますよ···」

相棒「はい、必ず助けるでござる!」ヒュゥン···

マキナ「全ては貴方にかかっていますよ···」フッ···

その後、拙者は十年前の平行世界に流れつき今に至る。

ようやく、拙者は“貴女”への恩を返せそうだ···

相棒「私は···彼女を助けてみせるッ!」ダンッ、タッタッタ···

アルヴェギヤ「威勢が良いね···でも、君は僕に勝てないよッ!」ダンッ、タッタッタ···

キィンキィンキィン!ブゥンブゥン!

相棒「ハァァァァ!」ジャキン、ザシュザシュザシュ!

アルヴェギヤ「フンッ、この程度か···」キィンキィンキィン

アルヴェギヤ「···<ζバッシュ>···」ジャキン、ブヒュン クルクルクルッ ガァオ!
 
ヒュー、ズシン ガァオガァオガァオ!


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/24(水) 20:57:40 KAcCWtO6
魔法陣からライオンが出現した!

相棒「何だとッ!」ジャキン···

アルヴェギヤ「さぁ、ライオンよ····彼を喰うんだッ!」ピュゥー

ライオン「ガォガォガォン!」ダンッ、ダンッ ピョーン!

私「相棒さんッ!逃げてッ!」

相棒「大丈夫、私は死なない···」タッタッタ···ダンッ、ジャキン!

相棒「鎧よ、私に力をッ!」····ピカァーン、バンッ、ガシュン!

相棒は鎧を身に纏った!

ライオン「ガォガォガォン!」ザシュザシュザシュ!

キィンキィンキィン、ボロボロ···

相棒「止めときな···自慢の爪が欠けるだけだよ···」ガチュン、ガチュン···

ライオン「ガォォォォン!」ガブリッ!


24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/25(木) 11:27:15 UpkTeui6
ライオンは相棒に噛みつくが···

バリンバリン!

ライオン「ガゥゥゥゥ····」ピョーン、ザッ···

強靭な牙さえも折れてしまった···

相棒「“ライオン”じゃ話にならない···」ガチュン、ガチュン···ジャキン!

相棒「フンッ!」ビュビュビュン!

ザシュザシュザシュ!

ライオン「グルゥゥゥゥ···」フッ···バシュン···

クナイの攻撃によりライオンは消えた···

相棒「さぁ···次は君の番だ、アルヴェギヤ!」ジャキン···

アルヴェギヤ「仕方ないなぁ···僕の手で君を葬るよッ!」フッ、ザシュンザシュンザシュン!

相棒「以前よりも腕が鈍ったか?」···キィン!


25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/25(木) 14:22:08 UpkTeui6
アルヴェギヤ「フンッ···それはどうかな?」ピカァーン!

アルヴェギヤ「<ζソニック>!」ヒュゥン!

相棒「消えたッ!」

私「後ろですッ!相棒さんッ!」

相棒「ハッ!」クルッ

アルヴェギヤ「くらえ、エクラヴィアァァァァァ!」ザシュン!

相棒「グフゥゥゥゥゥゥゥ···」ガクッ···

アルヴェギヤ「止めだ···!」ジャキン、ブゥン!

私「止めてぇぇぇぇぇッ!」

ピィーン!

アルヴェギヤ「ウ、ウウウ···ウ···」カラン···

相棒「(何だ?···突然、奴の様子が···)」

アルヴェギヤ「···今日は調子が悪い···命拾いしたね···」ガクッ、ヒュゥン···

私「彼は一体どうしたの···何故、苦しみだしたの···」

相棒「···とにかく、逃げるよ!」


26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/29(月) 12:01:40 N6njPSBA
数時間後···

私「では、“虚無の世界”に行きましょう···」

相棒「護衛は任せてくれッ!」

シュトルフ「···“魔獣”は現れるのか··」

グワァン、シュゥ、シュゥ、シュゥ···

私達は今、“虚無の世界”に向かっています。

“虚無の世界”には“魔獣”がいるらしいので
護衛として相棒さんとシュトルフさんがついてきます。

私達がそこへ向かうのは<彗刃>を倒すための方法を
<デウス>様、<エクス>様に聞くためなんです。

シュゥ、シュゥ、シュゥ···グワァン···

私「ここが···“虚無の世界”···」

相棒「···本当に何もないところだ」

シュトルフ「この真っ白な世界のどこに、あの方達はいるんだ?」


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/29(月) 15:32:35 N6njPSBA
相棒「ここからは、気配を探るしかない···」

私「じゃ、気配を探ってみます···ウゥーン····」

私「あっちの方向から気配がしますッ!」

シュトルフ「よし、いくか···」スタスタ···

〜一方、虚無の部屋では〜

デウス「遂にマキナが“覚醒”したか···」

エクス「<デウス>よ、ダルガムに未来のビジョンを見せたのか?」

デウス「このままでは<彗刃>が世界を破壊しかねんからな···」

エクス「何故そこまで肩入れする?」

デウス「それをいうなら、お前も同じだ···」

デウス「何故、秩序を守る“吼零の騎士”を率いている?」

エクス「ハハハッ···どうやら、我々は奇遇
             にも同じことを考えている」

デウス「···まったく、呆れた話だ」


28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/30(火) 23:22:58 OVB09uD.
エクス「···おやおや、こんな話をしているうちに」

エクス「物語は動いているようだ···」

デウス「天神官達は異世界“ヴェルジャミオガ”の支配」

デウス「組織の首領は己の悲願を叶えるため」

デウス「円卓の騎士は<戦刃>及び<彗刃>を倒すために」

デウス「人間とは実に···“可能性”と“愚かさ”に富んでいるな···」

エクス「···話はここまで···お客さんの登場だ」パチン···

グワァングワァングワァン···

私「あなた方が···<デウス>様、<エクス>様ですか?」

相棒「私も初めてお目にかかる···」

シュトルフ「早めに会えて良かった」


29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/04(日) 23:53:38 VkXN4KeY
エクス「よく来たな···<マキナ>よ」

私「教えてくださいッ!<彗刃>に勝つ方法をッ!」

デウス「そうか···そのために」

シュトルフ「はい、教えて頂きたいのですッ!」

相棒「どうか···どうか···我々に知恵をッ!」

エクス「···いいだろう···ただし、条件がある」

デウス「“封印されし魔獣”を討伐して倒した証として···」

エクス「魔獣の角を持ってこいッ!」ピシッ

相棒「魔獣はどこにいるのですか?」

エクス「魔獣は異空間に封じ込めてある」

シュトルフ「では···<マキナ>の力を使えば··」


30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/08(木) 22:42:48 es0Q2RRE
デウス「その通りだ····」

相棒「時間がない···二人ともすぐに行くぞッ!」

私「はいッ!」

シュトルフ「了解だ!」

タッタッタ····グワァン、グワァン、グワァン···

エクス「“魔獣”に勝てるかどうか····」

デウス「···楽しみだ···円卓の騎士よ」


31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/10(土) 22:50:29 xRqGmp7w
ブゥン、カァァーン···カツカツ···カツカツ···カツカツ···

私「どこに“魔獣”はいるんでしょうね?」カツカツ···

相棒「···君は恐くないのか···“魔獣”が」カツカツ···

私「恐いですよ···そりゃ···」カツカツ···

シュトルフ「では何でさっきより元気なんだ?」カツカツ···

私「たぶん···嬉しいんです···私は今まで、一度も
   人から頼りにされなかったから」カツカツ···

私「東京の人々を救うのも、“虚無の世界”
    にお二人を連れていくことも」カツカツ···

私「<マキナ>の力を使う、私しか出来ないこと···」カツカツ···

私「頼りにされてる以上はしっかりしないと!」カツカツ···

相棒「そうか···良いと思うよ」カツカツ···

シュトルフ「(···我々、騎士も頑張らねばな···)」カツカツ···


32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/11(日) 10:47:46 J9qRv4ig
ガルゥゥゥッ····

相棒「!!」ピタッ···

シュトルフ「この声は魔獣かッ!」スゥーカチャ、ジャキン···

私「近くにいますね···」ザッ···

三人は戦闘に備える···。

ガルゥゥゥッ···ズシンズシン···

ピョーンピョーンピョーン···

魔獣「ガルゥゥゥッ!」ダンッ、ジャキン!スパーンスパーン!

魔獣は鋭い爪で攻撃する!

キィンキィン!···ジャリィジャリィ···


33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/11(日) 21:22:24 J9qRv4ig
相棒「グムゥゥゥゥ···!」ジャリィ···

シュトルフ「グォォォォ···!」ジャリィ···

二人は剣で爪の攻撃を防ぐが···魔獣の腕に
押し潰されそうになっていた!

ジャリィジャリィ···メキメキ···

私「(ど、どうしよう···まだ攻撃の魔法は
      使ったことないのに···!)」

私「(二人ともこのままじゃ死んじゃうッ!)」

ピィーン!

???『新たな“マキナ”よ···貴女に攻撃魔法を授けます』

私「(!?···直接頭に声が···!)」


34 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/25(日) 09:10:11 jq.ua8xs
???『意識を二人の剣に集中させないさい・・・』

???『さすれば、二人を救えます』フッ···

私「(···意識を剣に···)」ジィ···

ピィーンピィーン···

ティカンティカン!パァァァァ···

ジャリィジャリィ···

相棒「ムッ!?これは···!」

シュトルフ「剣が共鳴している···!」

パァァァァ···バチュゥゥゥーン!

ザキュゥーン!ブシャァァァァ···

魔獣「ギャオオオオオン!!!」ブシャァァァ···

共鳴した剣から放たれた超音波が魔獣の左腕を切り落とした!


35 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/01(日) 11:21:30 /V76IhZQ
私「今です、止めを!」

相棒「よぉしッ!」ジャキ、ヒュヒュヒュン!

ズサズサズサッ!

魔獣「ギャオオオオオオンンンン!!!」ブシャァァァ···

スゥーカチャ、キラン、ザシュザシュザシュン!!!

シュトルフ「冷左残刀ッ!」カチコチカチコチ····ボトボトン!

魔獣「グルワアアアアアアアアアッ!!!!」バキンバキン!

バランバラン···ボトボン······

魔獣は連続攻撃の前に倒れ・・・

ブゥンブゥン、ズサァァァン!

角だけが残った。

私「これで、帰れるッ!」

シュトルフ「いや、待て・・・おかしいぞッ!」

相棒「ああ、魔獣の気配がもう一匹・・・!」


36 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/11(水) 11:49:42 SwJ.0xQE
ズシン···ズシン···バチッン···

相棒「アレは“デュラハン”・・・!」

シュトルフ「妙だな・・・ヤツの気配はどこか懐かしい・・・」

私「とにかく、倒しましょう!」ブワァーン

ズシンズシンズシン・・・ピタッ・・・

デュラハン「ハイジョ・・・スル・・・」カシュン、ジャキン、ジャキン···

相棒「ハァァァアッ!」フッ、ザシュン!

相棒「(手応えありだな・・・)」ジジジジッ···

デュラハン「テキヲホソク・・・エネルギーバースト・・・」ギュイイイイイ・・・

相棒「何ッ!?」

カッ、ボカァァァァアン!バヒューゥゥーン!!

モクモク···ガクッ、バタリ···

相棒「グッ・・・」ジュゥジュゥ···プスプス···

私「相棒さんッ!!」タッタッタ···


37 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/04/18(土) 12:48:55 5CnoKaWA
相棒「チィッ···腕が焼き付くされたか・・・」チラッ···

アイボウサン、ダイジョウブデスカ?

相棒「(それより、さっきの電撃技は・・・)」

私「聞いてますか?私の話・・・」

相棒「おっと、スマンッ!」

私「腕の再生には時間がかかりますから・・・」

私「少し、休んでください。」パァァ···

相棒「ああ・・・」

ズシュンズシュンズシュン···

シュトルフ「時間稼ぎは任せろッ!」ジャキ、ダダダダダ···

キュイキュイ、ウィウィーン、ビュポポパピ···

デュラハン「テキヲホソク、ハイジョスル・・・」ドムドムドムッ···


38 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/05/28(木) 20:43:43 yJJgTB86
ピポパピポ···ガシュ、ウイィ···

敵は腕を回転させ、弾丸を飛ばす!

ズダダダダダダ!!

シュトルフ「グムゥゥゥッ・・・!」ザシュザシュ···

圧倒的な力を発揮する“デュラハン”・・・

その進撃は獲物を消滅させるまで止まらない。


39 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/20(月) 10:44:50 8ENPkFE.

ピキピキ····鎧も度重なる攻撃で限界を迎えていた。

鉛の雨をかいくぐらなければ、我々に勝機はないッ!

一瞬でいい・・・隙さえやつにできれば・・・。

カーン···カーン···

そのとき、再び剣が共鳴したのだ。

カーン、カーン···カーンカーンカーンカーン···

共鳴音が大きくなる・・・。

ウオッ!? ケンガトンデイク!!?

カーンカーンカーンカーンカーンカーンカーンカーンカーンカーン!!!!!

パァアアァァ···眩しい光が辺りをつつむ・・・。

次に目を開けた瞬間、我々は目を疑った。

デュラハン「リカイフノウ···ジジ···カツドウテイシ···リカイフノウ···」バチバチ···

「ハロー、皆さんッ!」ニコッ···

そこには・・・倒れたデュラハンと・・・

美少女がいた・・・。


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