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私「<円卓の騎士>探さねば、この世に光なし!」
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別スレ・僕「気づいたら異世界で」
俺「平穏な世界は何処へ」
俺「危険物取り扱い者乙4類?」の三つを繋ぐお話です。
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私は夢を見ていたのか·····夢にしてはリアルだ
あの鼓動は誰の者か、あの人は誰か、自分が何者なのか····
思いが···伝わってくる。今宵もまた····一人まどろみのなか
光の見えない暗い暗いトンネルの中を·····走る····走る
私は何処へ行くのだろうか····
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ピチュン ピチュン
私「·····もう少し寝たかった·····」バッ
布団をどかし、私は立ち上がり朝を迎える
何気ない朝だ······そして、今日も1日を過ごすはずだった····
私「いってきます····お母さん、お父さん····」チーン
私には家族はいない····小さい頃に二人とも死んだ····
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私「じゃ····学校に行くかな」カチャ バタン
私「あれっ?空に渦が····何だろう···」
渦は空でゆっくりと回転を続ける
私は何故か嫌な予感がした
アレが何か災厄の前兆だと思った
私「····いけない!遅刻しちゃうよ!」タッタッタ
渦に気をとられて、私は30分もその場にいたのだ
私「8時30分過ぎちゃてるし···ヤバい!」タッタッタ
ドォーン
私「わぁ!?」ズテン
私「痛い····何なのさっきの地震····」
私「とにかく、急がないと····」
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····
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<<よう相棒 まだ生きてるか?>>
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そのときだった。彼に出会ったのは
???「待て、今すぐ逃げるんだ」
彼は鎧にマント、どうみてもコスプレにしか見えない姿だった。
私「あのぉ、私急いでるんですけど····」イラッ
???「引き止めたのは悪かった····だが、君のいるこの都市は
まもなく消滅する····行っても無駄さ」ジロ
彼が見ているのは先程の渦である。
ゴゴゴ、バリンバリン
私「わぁ、また!?」
???「始まったか····東京の消滅が···」ボソッ
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渦が建物を吸い込んでいく。
私「え、どういうこと····」
???「言っただろ、早く逃げろと。」
私「何で····知ってたの···あなたは一体?」
???「僕の名はアルヴェギヤ、<吼零の騎士>さ。」
私「いや、設定じゃなくて····」
言いかけたときだった···
私「あれ····眠くなって····zzz」ガク、バタン···
アルヴェギヤ「悪いけど、眠ってもらうよ」
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まどろみの中、声が聞こえる····
コポコポ···プシュ-
???a「水槽の中にいるあの女誰何ですか?」
???b「彼女は<マキナ>····」
コポコポ、プシュ-···
私「(マキナ?誰なの····)」
私の夢は見知らぬ景色を写し出す····今回は
何処かの工場を見ているようだ。
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???b「彼女は<吼零の騎士>の一人よ」
???a「吼零?」
???b「吼零の騎士は円卓の騎士を影で監視する存在····
マキナは<カルディア>を監視していた」
私「(吼零の騎士····あの男が言っていた···)」
???b「二十年前、<ガルーダ>が彼女を捕獲した。」
???a「ガルーダって、私の前任の<魔神将>じゃないですか!」ガタッ
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私は<マキナ>という名前に聞き覚えがあった。
私「(そうだ、思い出した私の名前だ!)」パチリッ
私「出して、ここから出して!!」コンコンコンコン コポコポプシュ-
???b「大丈夫よ···もうすぐ出れるわ···」
私「え、ホントに?」コポコポプシュ-
???c「<オメガポーン>の材料としてね」ニコッ
私「いやぁぁぁぁぁ!!!!」
???d「麻酔で眠らせろ、うるさいから。」
???c「了解それじゃ····お休みなさい!」ピッ コポコポ、ウィーン····
機械音と共に私に麻酔が投与された。
-
私の瞼は再び閉じ眠りへと誘われる。
コポコポ、プシュ-
???「<マキナ>····聞きなさい」
私「(あなたは?)」
デウス「私の名は<デウス>···遥か昔に生み出されし者」
デウス「君には<円卓の騎士>を探してもらいたい」
私「人探しなんて無理よ····だって私捕まってるのよ!」
デウス「それならば、問題ない」
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デウス「君自身が秘めた力でこの水槽から出ればよい」
私「力····どうすればいいのよ····」
デウス「·····イメージすればよい、自分が水槽を破壊する姿を」
デウス「助言はそれだけだ·····では、また会おう
次は夢ではなく、現実で」フゥーン
私「消えちゃった····とにかく····」
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私「試してみようかな···」パチリ
私は強くイメージした。
出たいここから出たいと
私「ん〜ハァ!」ピキッピキッ
水槽に僅かな傷をつけることに成功した!
私「ホントに傷が入ったわ」アゼン
私「よしっ····もう一度」
私「ふぬぅ、ハァ!」パリンパリンパリン、ブシャー
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ジリジリ ブゥーン ブゥーン ケイコク スイソウガハカイサレマシタ
私「こうなるとは···逃げなきゃ!」キョロキョロ
???「闇雲に逃げたらだめだ····<マキナ>よ!」カツカツ···
相棒「私の名は相棒···君を助けに来た、逃げるぞ」
私「はい、分かりました!あ、誰かくる」タッタッタ サッ ジィー
相棒「急ぐぞ!」
私「はい、相棒さん!」
???「···止まれ、そこの二人···」ヒュウン、カツカツ···
相棒「何!?まさか、君は····!!」
私「あ、貴方はあの時の!」
???「僕の名はアルヴェギヤ····<吼零の騎士>!」
アルヴェギヤ「君達には悪いけど、少し眠ってもらうよ!」カチャ スウィー ジャキン
相棒「チィッ、やるしかない!!」ザッ チャキ スゥー ジャキン
相棒はクナイを構え臨戦する。一方、アルヴェギヤはレイピアを構えている。
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私「待ってよ、争うなんて···!」
アルヴェギヤ「君はこの男の正体を知らないだろう?」
アルヴェギヤ「この男は仲間である騎士を裏切り、己の欲を満たそうとした」
相棒「確かに···だけど、今は違う!私にはもう邪念はない!」
アルヴェギヤ「そうかな····?<エクラヴィア>よ?」
相棒「(あのとき、私はいや···拙者はメイド殿により時空の狭間に囚われていた···)」
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〜一方、とある町〜
俺兄「さぁて、パーツは弟が見つけてくれた····」ガサゴソ キラーン
俺兄「既にこの町に<プロト>は来ている····戦いは避けられないはずだ」
俺兄「彼女の洗脳を解き、パーツも守る···」グッ
俺兄「(パーツは元々、<カドゥケウス>という騎士が作った物)」
俺兄「(この世界のどんな物質にも該当しない····)」
俺兄「(異世界ではこれを<円環の結晶>と呼ぶ)」
俺兄「使い方を誤れば、死を招く······ゆえに、<カドゥケウス>に
しか使いこなすことはできない··········」
俺兄「奴らはそれを逆手にとり、この世界を消滅させるつもりだ」
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俺兄「私が<プロト>を作ったのはその力を暴走させるための器
を組織に提供するためだった。そして·······」
俺兄「この世界を消滅させ、一から世界を作る····」
俺兄「それを阻止するためにパーツを守らねばならないんだ!」グッ
ガチャ、ジィー
俺(乙4)「危険物の勉強中だ····静かにしてくれ、兄さん」ニコリ···ギロッ!
俺兄「わ、分かりました·····弟さん····」
俺(乙4)「次やったら····」ポキポキ····
俺兄「本当にごめんなさいぃぃぃぃ!!!!」ペコリペコリペコリ
俺(乙4)「じゃ、部屋に戻る····」ガチャ、バタン····
俺兄「フゥー·····死ぬかと思った····」ヘナヘナ
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相棒「(あのとき、拙者はメイド殿により時空の狭間に囚われていた···)」
〜回想〜
相棒「暗い·······何も見えない······」ブラン
相棒「拙者はここで死ぬのだろうか·······」ブラン
???「ここから出たい?」ピカァ
眩い光とともに“彼女”は拙者の前に姿を現した···
相棒「どんな代償を払おうとも····ここから出たいでこざるッ!」ブラン
???「そう、なら一つ代償を払ってもらうわよ·····」ギャリリリン ブゥンブゥン!
彼女は鎖で拙者の記憶を封印した······騎士としての記憶を·····
そして、彼女は拙者にこう告げた·····
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???「外に出たら···探して欲しい人がいます···」
相棒「それは誰でござるか?どこにいるのでござるか?」
???「彼女は今、組織のある場所に囚われています」
???「出来れば、私が彼女を救いたいのですが···
この空間からでることはもはや出来ないでしょう···」
???「彼女が捕まったのは私のせいなのです···
せめてもの罪滅ぼしとして彼女を救いたいのです」
相棒「分かりました···貴女の名前は?」
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マキナ「私は···<マキナ>···」
相棒「何ッ!?貴女は···三賢者の一人だったのか」
マキナ「では、ここからでますよ···」
相棒「はい、必ず助けるでござる!」ヒュゥン···
マキナ「全ては貴方にかかっていますよ···」フッ···
その後、拙者は十年前の平行世界に流れつき今に至る。
ようやく、拙者は“貴女”への恩を返せそうだ···
相棒「私は···彼女を助けてみせるッ!」ダンッ、タッタッタ···
アルヴェギヤ「威勢が良いね···でも、君は僕に勝てないよッ!」ダンッ、タッタッタ···
キィンキィンキィン!ブゥンブゥン!
相棒「ハァァァァ!」ジャキン、ザシュザシュザシュ!
アルヴェギヤ「フンッ、この程度か···」キィンキィンキィン
アルヴェギヤ「···<ζバッシュ>···」ジャキン、ブヒュン クルクルクルッ ガァオ!
ヒュー、ズシン ガァオガァオガァオ!
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魔法陣からライオンが出現した!
相棒「何だとッ!」ジャキン···
アルヴェギヤ「さぁ、ライオンよ····彼を喰うんだッ!」ピュゥー
ライオン「ガォガォガォン!」ダンッ、ダンッ ピョーン!
私「相棒さんッ!逃げてッ!」
相棒「大丈夫、私は死なない···」タッタッタ···ダンッ、ジャキン!
相棒「鎧よ、私に力をッ!」····ピカァーン、バンッ、ガシュン!
相棒は鎧を身に纏った!
ライオン「ガォガォガォン!」ザシュザシュザシュ!
キィンキィンキィン、ボロボロ···
相棒「止めときな···自慢の爪が欠けるだけだよ···」ガチュン、ガチュン···
ライオン「ガォォォォン!」ガブリッ!
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ライオンは相棒に噛みつくが···
バリンバリン!
ライオン「ガゥゥゥゥ····」ピョーン、ザッ···
強靭な牙さえも折れてしまった···
相棒「“ライオン”じゃ話にならない···」ガチュン、ガチュン···ジャキン!
相棒「フンッ!」ビュビュビュン!
ザシュザシュザシュ!
ライオン「グルゥゥゥゥ···」フッ···バシュン···
クナイの攻撃によりライオンは消えた···
相棒「さぁ···次は君の番だ、アルヴェギヤ!」ジャキン···
アルヴェギヤ「仕方ないなぁ···僕の手で君を葬るよッ!」フッ、ザシュンザシュンザシュン!
相棒「以前よりも腕が鈍ったか?」···キィン!
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アルヴェギヤ「フンッ···それはどうかな?」ピカァーン!
アルヴェギヤ「<ζソニック>!」ヒュゥン!
相棒「消えたッ!」
私「後ろですッ!相棒さんッ!」
相棒「ハッ!」クルッ
アルヴェギヤ「くらえ、エクラヴィアァァァァァ!」ザシュン!
相棒「グフゥゥゥゥゥゥゥ···」ガクッ···
アルヴェギヤ「止めだ···!」ジャキン、ブゥン!
私「止めてぇぇぇぇぇッ!」
ピィーン!
アルヴェギヤ「ウ、ウウウ···ウ···」カラン···
相棒「(何だ?···突然、奴の様子が···)」
アルヴェギヤ「···今日は調子が悪い···命拾いしたね···」ガクッ、ヒュゥン···
私「彼は一体どうしたの···何故、苦しみだしたの···」
相棒「···とにかく、逃げるよ!」
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数時間後···
私「では、“虚無の世界”に行きましょう···」
相棒「護衛は任せてくれッ!」
シュトルフ「···“魔獣”は現れるのか··」
グワァン、シュゥ、シュゥ、シュゥ···
私達は今、“虚無の世界”に向かっています。
“虚無の世界”には“魔獣”がいるらしいので
護衛として相棒さんとシュトルフさんがついてきます。
私達がそこへ向かうのは<彗刃>を倒すための方法を
<デウス>様、<エクス>様に聞くためなんです。
シュゥ、シュゥ、シュゥ···グワァン···
私「ここが···“虚無の世界”···」
相棒「···本当に何もないところだ」
シュトルフ「この真っ白な世界のどこに、あの方達はいるんだ?」
-
相棒「ここからは、気配を探るしかない···」
私「じゃ、気配を探ってみます···ウゥーン····」
私「あっちの方向から気配がしますッ!」
シュトルフ「よし、いくか···」スタスタ···
〜一方、虚無の部屋では〜
デウス「遂にマキナが“覚醒”したか···」
エクス「<デウス>よ、ダルガムに未来のビジョンを見せたのか?」
デウス「このままでは<彗刃>が世界を破壊しかねんからな···」
エクス「何故そこまで肩入れする?」
デウス「それをいうなら、お前も同じだ···」
デウス「何故、秩序を守る“吼零の騎士”を率いている?」
エクス「ハハハッ···どうやら、我々は奇遇
にも同じことを考えている」
デウス「···まったく、呆れた話だ」
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エクス「···おやおや、こんな話をしているうちに」
エクス「物語は動いているようだ···」
デウス「天神官達は異世界“ヴェルジャミオガ”の支配」
デウス「組織の首領は己の悲願を叶えるため」
デウス「円卓の騎士は<戦刃>及び<彗刃>を倒すために」
デウス「人間とは実に···“可能性”と“愚かさ”に富んでいるな···」
エクス「···話はここまで···お客さんの登場だ」パチン···
グワァングワァングワァン···
私「あなた方が···<デウス>様、<エクス>様ですか?」
相棒「私も初めてお目にかかる···」
シュトルフ「早めに会えて良かった」
-
エクス「よく来たな···<マキナ>よ」
私「教えてくださいッ!<彗刃>に勝つ方法をッ!」
デウス「そうか···そのために」
シュトルフ「はい、教えて頂きたいのですッ!」
相棒「どうか···どうか···我々に知恵をッ!」
エクス「···いいだろう···ただし、条件がある」
デウス「“封印されし魔獣”を討伐して倒した証として···」
エクス「魔獣の角を持ってこいッ!」ピシッ
相棒「魔獣はどこにいるのですか?」
エクス「魔獣は異空間に封じ込めてある」
シュトルフ「では···<マキナ>の力を使えば··」
-
デウス「その通りだ····」
相棒「時間がない···二人ともすぐに行くぞッ!」
私「はいッ!」
シュトルフ「了解だ!」
タッタッタ····グワァン、グワァン、グワァン···
エクス「“魔獣”に勝てるかどうか····」
デウス「···楽しみだ···円卓の騎士よ」
-
ブゥン、カァァーン···カツカツ···カツカツ···カツカツ···
私「どこに“魔獣”はいるんでしょうね?」カツカツ···
相棒「···君は恐くないのか···“魔獣”が」カツカツ···
私「恐いですよ···そりゃ···」カツカツ···
シュトルフ「では何でさっきより元気なんだ?」カツカツ···
私「たぶん···嬉しいんです···私は今まで、一度も
人から頼りにされなかったから」カツカツ···
私「東京の人々を救うのも、“虚無の世界”
にお二人を連れていくことも」カツカツ···
私「<マキナ>の力を使う、私しか出来ないこと···」カツカツ···
私「頼りにされてる以上はしっかりしないと!」カツカツ···
相棒「そうか···良いと思うよ」カツカツ···
シュトルフ「(···我々、騎士も頑張らねばな···)」カツカツ···
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ガルゥゥゥッ····
相棒「!!」ピタッ···
シュトルフ「この声は魔獣かッ!」スゥーカチャ、ジャキン···
私「近くにいますね···」ザッ···
三人は戦闘に備える···。
ガルゥゥゥッ···ズシンズシン···
ピョーンピョーンピョーン···
魔獣「ガルゥゥゥッ!」ダンッ、ジャキン!スパーンスパーン!
魔獣は鋭い爪で攻撃する!
キィンキィン!···ジャリィジャリィ···
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相棒「グムゥゥゥゥ···!」ジャリィ···
シュトルフ「グォォォォ···!」ジャリィ···
二人は剣で爪の攻撃を防ぐが···魔獣の腕に
押し潰されそうになっていた!
ジャリィジャリィ···メキメキ···
私「(ど、どうしよう···まだ攻撃の魔法は
使ったことないのに···!)」
私「(二人ともこのままじゃ死んじゃうッ!)」
ピィーン!
???『新たな“マキナ”よ···貴女に攻撃魔法を授けます』
私「(!?···直接頭に声が···!)」
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???『意識を二人の剣に集中させないさい・・・』
???『さすれば、二人を救えます』フッ···
私「(···意識を剣に···)」ジィ···
ピィーンピィーン···
ティカンティカン!パァァァァ···
ジャリィジャリィ···
相棒「ムッ!?これは···!」
シュトルフ「剣が共鳴している···!」
パァァァァ···バチュゥゥゥーン!
ザキュゥーン!ブシャァァァァ···
魔獣「ギャオオオオオン!!!」ブシャァァァ···
共鳴した剣から放たれた超音波が魔獣の左腕を切り落とした!
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私「今です、止めを!」
相棒「よぉしッ!」ジャキ、ヒュヒュヒュン!
ズサズサズサッ!
魔獣「ギャオオオオオオンンンン!!!」ブシャァァァ···
スゥーカチャ、キラン、ザシュザシュザシュン!!!
シュトルフ「冷左残刀ッ!」カチコチカチコチ····ボトボトン!
魔獣「グルワアアアアアアアアアッ!!!!」バキンバキン!
バランバラン···ボトボン······
魔獣は連続攻撃の前に倒れ・・・
ブゥンブゥン、ズサァァァン!
角だけが残った。
私「これで、帰れるッ!」
シュトルフ「いや、待て・・・おかしいぞッ!」
相棒「ああ、魔獣の気配がもう一匹・・・!」
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ズシン···ズシン···バチッン···
相棒「アレは“デュラハン”・・・!」
シュトルフ「妙だな・・・ヤツの気配はどこか懐かしい・・・」
私「とにかく、倒しましょう!」ブワァーン
ズシンズシンズシン・・・ピタッ・・・
デュラハン「ハイジョ・・・スル・・・」カシュン、ジャキン、ジャキン···
相棒「ハァァァアッ!」フッ、ザシュン!
相棒「(手応えありだな・・・)」ジジジジッ···
デュラハン「テキヲホソク・・・エネルギーバースト・・・」ギュイイイイイ・・・
相棒「何ッ!?」
カッ、ボカァァァァアン!バヒューゥゥーン!!
モクモク···ガクッ、バタリ···
相棒「グッ・・・」ジュゥジュゥ···プスプス···
私「相棒さんッ!!」タッタッタ···
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相棒「チィッ···腕が焼き付くされたか・・・」チラッ···
アイボウサン、ダイジョウブデスカ?
相棒「(それより、さっきの電撃技は・・・)」
私「聞いてますか?私の話・・・」
相棒「おっと、スマンッ!」
私「腕の再生には時間がかかりますから・・・」
私「少し、休んでください。」パァァ···
相棒「ああ・・・」
ズシュンズシュンズシュン···
シュトルフ「時間稼ぎは任せろッ!」ジャキ、ダダダダダ···
キュイキュイ、ウィウィーン、ビュポポパピ···
デュラハン「テキヲホソク、ハイジョスル・・・」ドムドムドムッ···
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ピポパピポ···ガシュ、ウイィ···
敵は腕を回転させ、弾丸を飛ばす!
ズダダダダダダ!!
シュトルフ「グムゥゥゥッ・・・!」ザシュザシュ···
圧倒的な力を発揮する“デュラハン”・・・
その進撃は獲物を消滅させるまで止まらない。
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ピキピキ····鎧も度重なる攻撃で限界を迎えていた。
鉛の雨をかいくぐらなければ、我々に勝機はないッ!
一瞬でいい・・・隙さえやつにできれば・・・。
カーン···カーン···
そのとき、再び剣が共鳴したのだ。
カーン、カーン···カーンカーンカーンカーン···
共鳴音が大きくなる・・・。
ウオッ!? ケンガトンデイク!!?
カーンカーンカーンカーンカーンカーンカーンカーンカーンカーン!!!!!
パァアアァァ···眩しい光が辺りをつつむ・・・。
次に目を開けた瞬間、我々は目を疑った。
デュラハン「リカイフノウ···ジジ···カツドウテイシ···リカイフノウ···」バチバチ···
「ハロー、皆さんッ!」ニコッ···
そこには・・・倒れたデュラハンと・・・
美少女がいた・・・。
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