女「そんな男いるはずないでしょ〜、冗談が好きなんだから〜♪」ﾅｾﾞﾅｾﾞ
男「この…」
クール「君たちはいつも仲がいいな」ﾌﾌ
女「ちょ/// そんなふうに言わないで///」
クール「ほほう、つまり男の娘君が好きでないと」ﾆﾔﾘ
女「ち、ちがうもんそうじゃなくてああうういいううええ///」ｱﾀﾌﾀﾀ
男「おめーのがかわいーじゃねーか」
女「あう////」
"
男「よせ」
クール「…」
女「アルビノだしサラサラヘアーだし」ﾌﾜﾌﾜ
男「よせって」
クール「……」
女「グリーンブルーのオッドアイだし背は低めだし」ｲｼﾞｲｼﾞｻﾜｻﾜ
男「やめろっつの」
クール「………」ｺﾞｸﾘ
女「ねえ、スカート穿かない？」
男「いい加減にしろ！」
クール「」ｺﾞｸﾘ
モブ２「黒髪ストレート好みなんですけどー」
モブ３「胸めちゃでかいし」
モブ４「尻もでかいし」
モブ５「男の娘君をかわいがる姿が美しいですね」
男「って褒めてたぞ」
クール「通報すべきかも」
女「男の娘君の素直さがかわいい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
男「なんで俺を撫でる」
クール「ふむ」
先生「ぐうかわね男の娘君」
女「でしょ」
男「なんだよ」ｼｬﾗｰﾝ
クール「どうせならフリル付きのを着ればいいのに」ﾎﾞｿｯ
男「え？」
女「どうせならフリル付きのを着ればいいのに」
男「絶対着ねー！」ﾌﾟﾝ!
クール「代弁乙」ﾎﾞｿｯ
先生（男の娘きゅん可愛い剥きたい）ﾊｧﾊｧ
"
女「男の娘君、料理もうまいよね〜♪ 他も優秀だけど、家庭科だけはずーっと５だもんね〜♪
男「るせーな」
クール（男の娘の手料理…）ｺﾞｸﾘ
男「あと肉じゃができたー、と」
女「こっちもサラダできたよ」
クール「飯が炊けた」
男「二人がかなり楽してないか」ｼﾞﾛ
先生（見つめられたいオッドアイ）
男「なでつけるな」ｽﾞｲ
女「あ、避けないで！」
クール「美味かったぞ」ﾎﾟﾝ
男「クールまで頭に手を…」
クール「ふふ、たまにはいいではないか褒めてやろう」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
女「あ、あ、ああずるいいいいっ！！」
男「何がズルいんだよいつもお前がやってるくせにそもそもやるなよ」ｸﾞｲ
クール「ほう、腕をつかむ力が意外と強いのだな…しかし」ﾌﾌ
ｸﾞｲｯ
男「なんだよ」ﾊﾟｯ
クール「！」ﾄﾞﾀｯ
女「クールさんが力を見せつけようと引っ張ったところで男の娘ちゃんが手を放したためにクールさんがずっこけた」
男「なんだその説明口調俺はただ放しただけだぞ」
モブ２「くそ、見えなかった」
クール「（ぐ、ぐむ）…男の娘君、やられてしまったな」ﾊﾊﾊ
男「勝手にコケたくせに…」
ﾀﾀﾀﾀﾀｯ
女「！ この走る音は…」
生徒会長「男の娘君！ 今、クールさんを突き飛ばしたわね！？」ﾊﾞｰﾝ!!
男「廊下走るな」
生徒会長「ごめんなさい」
女「長い…」
クール「こういうところが男らしいのだな」
男「わかったか？」
生徒会長「ご、ごめんなさい」ﾍﾟｺ
男「わかったらいい、気をつけてな」ﾆｺ
生徒会長「う/////」
女「あ」
クール「むう」
モブ１「生徒会長の頬まで染めたぞあいつ」
モブ２「女とクールのオーラがすごいな」
男「？」ｷｮﾄﾝ
男「いいけど」
女「////」
男「どこに行くんだ？」
女「えっと…洋服屋さんとかレストランとか///」
男「金大丈夫なのか？」
女「えっ、あう、だ、大丈夫。お小遣い貰ったばっかだから」
男「んー、金ばっか使うのもアレだからな…公園とかでよくないか？」
女「素朴可愛い」
男「弁当とか作ってさ」
女「家庭的可愛い」
男「ま、そんなとこでいいんじゃないか？」ﾝｰ
女「考える顔が可愛いっ」ｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝ
男「可愛い可愛い言うなって」
女「静かなところね」
男「遊具も特にないしな…でも花とかきれいなんだ」
女「花をめでる男の娘ちゃん可愛い」ﾜｸﾜｸ
男「この…」
子供「あのおねーさん二人綺麗〜」ｷｬｷｬ
母親「そうねえ」
男「む」
女「くぷぷｗ」
女「あ、ありがと///」
男「昨日言った通り弁当作ってきたんだ、食おうぜ」ｽｯ
女「女子力高可愛いｗｗ」
男「余計なこと言ってないでくおうぜ」ｲﾗ
女「ごめんごめん、うわー、おいしい」
男「だろ？ ガキの頃から飯とかけっこう作ってるからまあ自信はあるんだ」
女「得意料理は？」
男「玉子焼き」
女「超かわいい」
男「なんだよ！ …お、頬に飯粒ついてるぞ」ﾍﾟﾄ
女「はうぁ！？」/////////////////////
男「うおっ！ 顔すごい赤いぞいつもより」
女「い、いつもとかあうううあううう/////」
ｻﾞ…ｻﾞ…ｻﾞｩ…
男「木の揺れる音がいいな」
女「うん////」
女「…」ﾁﾛｯ
男「ん〜」ｻﾔｻﾔ
女（髪が風にたなびいて…さわやかな横顔が…あああ好き…っ////）
男「どうした?俺の顔みて」
女「えﾞっ」ﾋﾞｸﾝ!
男「どうしたんだよ」
女「あ、あ、ああううああううあえういあ////」ﾄﾞｯｷﾄﾞｯｷﾄﾞｯｷ
男「お、おいおい」
女「あ、横顔かわいいな〜〜〜って」ｱﾊﾊ
男「おい！」
男「さーて、この後どうする？」
女「え、えーと…///」
男「昨日言ってたし、服買いに行くか？ とりあえず飯代は浮いてるんだし…つっても１０００円くらいか？」
女「い、いこっ！ 行こう行こう！ あの店安いし！ 二人で行こう！」
男「あ…女性用の専門店じゃないだろうな。まあ俺はもともと買わないとは思うんだけど、入っただけでなんか言われそうだからよ」
女「それも大丈夫！ いこ！」
男「おう」
男「…そんなあわてなくていいんじゃねえか？」
女「えっと…（ちょっとファッションショー的なこともしたいからなあ…かといって時間かけたら迷惑だろうし、２，３着厳選して…」
男「おーい女」
女「なあに？」
男「寝る時の浴衣着てみたけどどーだ？」
女「ふぁっと！？」//////////////////
男「どーした？」
女（超素敵＆超かわいいどうしたらいいかわかんない）ｱﾗﾌﾗｱﾗ/////////
店員「あのー、それは男性用でございまして、お客様にはこちらがよろしいかと」
男「ｶﾞﾙﾙｶﾞﾙﾙ」
店員「？ あ、あの」
女「まあまあまあ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
女「うう〜、男の娘ちゃん可愛いよおお…しかも寝間着とか」
女「あれに勝てない限り男の娘ちゃんに見せられないどうしたら…」ﾌﾟﾙﾝ
女「…ふぅ、胸もまたおっきくなってきたし…ブラも新しいのにしなきゃなあ」
女（男の娘ちゃんにブラ選んでもらおっか）
女「きゃーきゃー私のバカーっ！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
男「女、どうした大丈夫か！？」
女「あ、違うの違うの開けないで！」////
男「開けやしねえよ女が着替えてるかもしれない時に」
女「そ、そう」ｶﾞｸｼｯ
男「なんだか声が元気なくなったな」
女「な// なんでもないよー」ｱﾊﾊﾊﾊ
男「ドレスみたいだな」
店員「とてもよくお似合いですね、素晴らしいです」
女「そ、そうですか//// お、男の娘ちゃんどう？」
男「似合ってると思うぞ、どっかの姫みたいだ」
女「わ///」
店員「どうでしょう、そちらのお客様（男）にもお揃いの色違いをご用意できますが」
女「ぜひ」
男「おいこら」
女「次はこれだけど、どう？」
店員「打って変わって動きやすそうなワンピーススタイルですね」
男「あんまり似合ってないな」
女「う、そ、そうかな」
男「さっきのが良かったと思う」
女（また素直////////////）
店員「スカートの丈を短くした方がよろしいかと」
女「ちょ、そういうの私無理なんで」
店員「そうですか」
男「ふぁ〜あ」
女「これ最後に選んだんだけど、どうかな。流行りのやつ」
店員「おおお、有名雑誌にのってたアレですね。素晴らしいです」
男「店員さん、ちょっとあっち行っててください」
店員「は？ はあ」ﾄﾄﾄ
女「どうしたの？」
男「チャック開いてるぞ」ｺｿｯ
女「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
女「うえ〜ん、二度とチャック付きの選ばないもん」ｸﾞｽﾝ
男「そういうなって、失敗しないようにすればいいだろ。まあ最初の服が一番お前らしくてよかったと思う」
女「え」ｸﾞｽｯ
男「雑誌のとかより一番気に入った奴選んだから、お前らしくできたんじゃないか？ ファッションはわかんなくてもそんくらいはわかる」
女「男の娘ちゃん…//」
男「ってとぉ、結局何にも買わなかったな。時間も使ったし、どっかの店でケーキでも食わねえか？」
女「うん！」
〜〜〜〜
男「おはよー」
生徒会長「おはよう、男の娘君」
男「男って呼べよ」
生徒会長「そんなことより、今すぐ来て」
男「？」
生徒会室〜〜
生徒会長「男の娘君」
男「男だってのに」
生徒会長「…いくらそういう、その、可愛さという点での評価が高いとは言え、こういうことは控えたほうがいいと思うわ」ﾋﾟﾗ
男「ん、写真？」
男「…これは」
生徒会長「男の娘君でしょう？」
男「顔は確かに…でも、なんで女装」
生徒会長「風紀委員さんに、あなたの言ったとおりに厳しく、仕事をするように命じたら、この写真を持ってきてくれたの。皮肉なものね」
男「しらねーよ、俺は男だぞ？」
生徒会長「しらばっくれるのもいい加減にして。今は私と風紀委員さんしか知らないわ。今、ここで謝ってくれるなら、だれにも言わないでおいてあげる」
男「俺じゃねえって。似てる女がいるのか…それか合成か、それくらい考えろよ」
男「決め付けは良くない、とも言っただろ」
生徒会長「あ」
男「あ、って」
生徒会長「…ぐぐっ」
男「ぐぐっってなんだ、ネタ尽きたのかおい。やっぱり、一人でサボった奴の分もこなそうとするからおかしくなっちまうんだな」
生徒会長「待って。あなたが本当に女装している可能性も、今の時点ではあるわよね」
男「はあ？」
男「まあいいけどよ」
生徒会長「…」ｺﾞｿｺﾞｿ
男「どうだ？ なんかあったか？」
生徒会長「…」ｽｯ
男「あ、今お前机の下からなにかを俺のカバンに入れようとしたろ」
生徒会長「！」
男「みたぞちゃんと」ｸﾞｲ
生徒会長「あ、あ、あ」
男「…女物の下着…やっぱ、お前でっちあげ考えてたな」ｷﾞﾛ
生徒会長「ち、ちがうわ！ これはあなたのカバンに入っていたものよ！」
男「だったら、その下着に俺の細胞がくっついてるかとか検査でもするかオイ」
生徒会長「う…ぐっ」
男「なんでこんな事したんだ？ オイ」
生徒会長「…う」
男「う、じゃわかんねーよ」
生徒会長「…」
男「なんでこんな事したんだ！！」
生徒会長「…おねがい、たすけて」
男「！？」
生徒会長「実は、実は…」ｳﾙﾙ
男「どうしたんだよ」
生徒会長「あいつに脅されて…」
男「あいつ？」
ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ
生徒会長「」
男「解決な」
生徒会長「え、ええ」
男「お前の妹人質に取られたからって、言うこと聞くのはなあ」
生徒会長「そうね」
男「まさか、俺のこと女と勘違いして告って恥かいた奴が俺を逆恨みして生徒会長まで操って潰そうとするとはなあ」
生徒会長「こんな簡単に終わるなんて…」
男「警察が優秀ってことだな」
生徒会長「……」
女「男の娘ちゃん可愛い」
男「脈絡無く言うな」
クール「はっはっは」
男「」ｚｚｚ
クール「お、男の娘君が寝ているな」
男「」ｚｚｚｚ
クール「昨日夜更かしでもしたのだろうか？」ﾌﾑ
男「」ｚｚｚｚｚｚｚ
クール「……」
男「」ｚｚｚｚｚｚｚｚｚ
クール「ふむ」
男「くぅー」ｚｚ
クール「な////」ﾄﾞﾀﾝ
男「んー、どうしたクール」
クール「い、いやなんでもない（かかか可愛いっ！！！ くぅーとか//////）」/////////
クール「思えばあの時か…私が彼に心奪われてしまったのは…」ﾌﾌｯ
男「どしたクール」ﾇｯ
クール「後ろから急に来るな、驚くだろう」
男「驚いてるように見えないぞ」
クール「そうか」ﾌﾌﾌ
男「お前のファンが来てるぞ」
モブ女達「きゃークールお姉様こっち向いてー！」ｷｬｲｷｬｲ
クール「ふうむ…すまないが、各々教室に帰ってくれないか。他のみんなの迷惑になる」
モブ女達「きゃー！！カッコよすぎる痺れるぅううう」ｷｬｲｷｬｲ
クール「しようが無いな…」ﾌｳ
男「なんだよ」
クール「…引き合いに出して別の人を馬鹿にするのは感心しないな。今すぐに謝って貰おう」
モブ女「う…すみませんクールさん」
男「クールじゃなくて俺に謝るべきなんじゃないのか？」
クール「その通りだ。君は私の許しを得たいだけで、反省をしているようにはとても見えない」
男「皆に迷惑をかけてるって言われた時点でやめるべきだろ。本当にファンなら、クールが言うことにしっかりと耳を傾けるべきだ。ただ立ち振る舞いや行いを称賛するだけで、そこから何を感じ学び取るかが重要なんじゃないのか、それに…」ｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞ
モブ女「うえぇぇえええええ許してえ」ﾋｲｲｲｲｲｲ
他モブ「かわいそうに…」
モブ女「ひいいいわかりましたあああ」ﾋｲｺﾗﾋﾟｭｰ
クール「…すまない、ファンを上手く静止できないんだ…」
男「お前のせいじゃないさ」
クール「し、しかし…我々二人、いいコンビでは無いだろうか？」////
男「そうかもなあ、一応息はあってたかもな」
クール「凛々しい私と可愛い君のコンビか…ふふ、画になるな」
男「あのなあ…」
クール「いや、すまんすまん」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
男「頭叩くなよ」
クール「はっはっは」
女「なにかあったの？」ｶﾞﾗﾗﾗ
体育教師「今日はドッジボールだ」
モブ１「おーやったる」
モブ２「小学生か」
モブ３「久々だなｗ」
モブ４「よし、あの子を庇って守れば俺に…」
モブ５「体つきもより出来ていますし、今やると子供の頃と比べてどう変わったかがわかり面白そうですね」
女「…とすると、男の娘ちゃんはちょっとかわいそうかもね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
男「なんだよ」
クール「まあ無理をするな。守ってやる。丁度同じチームだからな」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
男「だからなんだよ」
モブ1「いくぜっ」ﾊﾞｼｭｯ!
モブ２「いでっ、あーめんど」
体育教師「こらー！ 真面目にやれー！」
モブ２「外野へ行く戦略ですよ〜」
モブ３「戦略かいｗ」
モブ５「はっ！」ﾎﾟｰﾝ
モブ女２「きゃあ！」
モブ４「うおおおっ！ 俺が守るぜー！」
ｶﾞｯ
モブ４「！ うおおおおおおーーーーっ」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
モブ３「盛大にこけたなｗｗ」
モブ女２「あ、あれ？ 弱い球」
モブ５「当たったら外野に出なくてはいけませんよ？」ﾆｺｯ
モブ女２「や、優しい球をわざと…ありがとう///」
モブ４「うおおおおお〜〜〜〜〜〜〜！！！！」
モブ３「乙…」
ﾜｰﾜｰﾜｰ
男「来たな…いい球じゃねえか」
クール「男の娘君、危険だ！ さがっていろ！」ﾊﾟｼｯ
男「！？」
モブ１「うぐっ、クールに取られた」
クール「か弱き者を狙うとは卑怯者め！」ﾊﾞｯ!!
ﾊﾞｼｲｯ!
モブ１「いっでー！ 本気出すなあ！」
男「お、おい」
クール「礼には及ばん」ﾌﾌﾝ
男「なんの礼だあ！ 俺だってできるっつの！」
女「うう、クールちゃんってば自分だけいいとこ見せて…」
ﾎﾟｺｯ
クール「…しまった、こんなところで変化球とは」
モブ女達「すごい！モブ５君」
モブ５「いえいえ」
体育教師「クール、外野行けー」
クール「すまん…君を守れなくなってしまった」
男「別に良いって自分でどうにかするから」
女「男の娘ちゃんは私が…！」ｸﾞｯ
モブ女２「やん！」
モブ女達「こらー！ モブ５君みたいに手加減しろー」ﾜｲﾜｲ
モブ１「こちとら内野に戻りたいんでね、ちょっと位いたいのは覚悟しな〜」ﾀｯﾀｯﾀ
モブ３「ガキだｗ」
体育教師「モブ女２は外野、モブ1は内野に行くように」
男「…なんだかんだで、こっちのチームはクールが勝手に守った俺と、逃げ回ってた女だけになっちまったな。敵チームはモブ５とモブ１か」
女「うう、男の娘ちゃんが」
モブ５「男の娘さんと女さんですか…本気を出すにはすこし気が乗りませんね」
モブ１「なら俺にボール貸せ」ｻｯ
モブ５「あっ」
男「だからフツーに俺は男だっての！」
クール「ぬうっ、モブ1の本気120％のシュートが男の娘に…避けろ！！」
男「だれが避けるか、受け止めてやらあ！」
モブ女３「男君、足がすくんでよけられないっぽいよ！」
クール「くっ！」
男「ちげえよ！！」ｶﾞｰ
女「あぶなーい！」
男「！？」
ﾊﾞｼｯ!!
モブ１「げ！」
クール「ぬうっ、女が男を庇って…大丈夫か！」
女「えーん！ 痛い…」
モブ５「大丈夫ですか！？」
モブ１「ご、ごめん」
男「女、なに考えてんだよ！」
女「だって男の娘ちゃん守りたくて…」
男「だからんな必要ねえってのに！」
体育教師「怪我は無いか？ …大丈夫そうだな。擦り傷だけか。男の娘、女を保健室に連れてってやれ」
男「は、はい…」
モブ女達「モブ１バカ」
クール「…子供心のまま大人の力を使うと大変だと言うことがわかったな。女、私も一緒に行こう」
女「ごめんね〜男の娘ちゃん、クールちゃんみたいにしっかり守ってあげられなくて」ｴﾍ
クール「私も手を貸そう。まあ、これを機に男の娘君も少しは鍛えなければな」
女「いいよー男の娘ちゃんはこのままで」
クール「そのままでも私が守ってあげるが」ﾌﾌ
女「う、いいもん、クールちゃんは！ 私が強くなって守ってあげるもん！」
男「なんで俺が弱いからこうなったみたいになってるんだよお！」ｱｰﾓｰ!!
こんかいここまで
乙彼です。
生徒会長「あら、男の娘君じゃない」
男「おう」
生徒会長「この間は本当にごめんなさい、いきなり決め付けたりして」
男「まあもういいさ。気をつけてくれりゃ」
生徒会長「…どこかへお出かけ？」
男「散歩。そっちは？」
生徒会長「え、っと…ちょっと本を買ったところなのよ」
男「何の本？」
生徒会長「…まあ、小説…かな。あの…れ、歴史小説」
男「そっか」
生徒会長「え、ええ。じゃ、じゃあね」
男「おう」
ｷｬｰｰｰｰｰｯ!!!
生徒会長「何！？」
女性「引ったくりよつかまえてーーーっ！！」
男「ちっ！」
生徒会長「男の娘君、預かってて！」ｽﾞｲ
男「ん！？ 本押し付けられた！？」
引ったくり「どけ女二人ーーーーーっ！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
生徒会長「どかないわ！！」ｸﾞﾘﾝ!!
引ったくり「うおおっ！？」ﾌﾞｵﾝ
ﾄﾞｻﾞｱｯ!!
周囲「おおー一本背負いだ」
男「二人っておい…」
生徒会長「もう逃げられないわよ」
引ったくり「う、うるせえ！」ｶﾞｼｯ!
生徒会長「！」
男「生徒会長捕まっちまった」
生徒会長「ひ、卑怯な…罪を重ねてどうするの」
引ったくり「うるせえ、俺はお前みたいな正義ぶった奴が大嫌いなんだよ！ 俺がこんな事してるのもお前らみたいな奴のせいだど畜生めーーーーーっ！！」
男「ざけすぎだろ！」ﾎﾟｲ
引ったくり「！」ﾎﾞｸﾞｯ
周囲「あの女の子が本を投げて引ったくりをひるませた」
男「おい！」
生徒会長「隙ありよ！」ﾎﾞｸﾞｯ!!
引ったくり「げぼっ！！」
周囲「腹に肘打ちを入れた」
引ったくり「……っ！」ﾄﾞｻﾞｯ
周囲「正拳突き…何者なんだ」
男「…」
生徒会長「ありがと、男の娘君。あなたなりのアシスト、嬉しかったわ」
男「“なりの”ってなんだよ…それより、怪我とかないか？」
生徒会長「安心して、ヤワじゃないわ」
男「あ、さっきあいつに本投げつけちまった、悪い。取ってくる」
生徒会長「え？ ちょ、あ、まって」
男「ん？ 袋が破けて…なんだこれ『桃色の出逢い』？ 『真面目一徹の生徒会長の心を動かす美少女の正体は男』…」
生徒会長「見ないでーーーーーっ！！！」///////
生徒会長「誰にも言わないで…お願いよ」ｾﾞｴﾊｱ
男「いいけど」
生徒会長「や、約束よ？ 絶対よ？ 言ったら許さないわよ？ 手紙やメールの文章もダメだし、ジェスチャーもダメよ？」
男「つまり他のだれにも知らせるなって事だろ？ わかってるって」
生徒会長「え、ええ。お願いね」
男「ああ」
生徒会長「え、えっと、本のタイトルのことは」
男「だから大丈夫だって」
生徒会長（バレてない…？ 良かった）////
ｶﾞﾗﾗﾗﾗ
妹「お兄ちゃんいる〜〜？」
男「おう妹」
モブたち「！？」ｶﾞﾀﾀｯ
モブ１「男に妹がいただと…かなりの美少女だな」
モブ２「ふんわりとした髪にパッチリとした目…」
モブ３「元気っ子な感じだが、プロポーション良好…イイ！」
男「おい」
妹「でしょ〜、お兄ちゃんって可愛いのよねー」ﾅｾﾞﾅｾﾞ
男「おいこら！」
クール「ほほう、妹に頭を撫で付けられるとは…うむ、なかなか」ｸﾞｯ
男「なんだよ！」
妹「可愛い可愛いお兄ちゃん♪」ﾅｾﾞﾅｾﾞ~
男「いい加減にしろ！」ｶﾞｰ!
妹「わわ、ごめんごめん！」
女「でも怒った顔も可愛いよね♪」
妹「お、わかってるぅ」
妹「わー、すらっと背が高くてカッコいい女の人いる…お兄ちゃん、この人の10分の1もそういうとこ持ってれば…」
男「うるせえな、しかたねえだろ。そういう風に生まれちまったんだから」
妹「まあまあ、そんなに悔しがらないで」ﾅｾﾞﾅｾﾞ
女「そうそう、男の娘ちゃんは男の娘ちゃんの良さを出していこうね〜」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
クール「君は自分の幸福に気づくべきなのだぞ？」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
男「どいつもこいつも…」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ
男「いいかげんにしろおーーーーーーーーーっ！！！！！！！」
男「パジャマパーティー…家で？」
妹「そうそう、女さんとクールさんと私でね」
男「ずいぶん仲良くなったんだな」
妹「逆よぉ、今から皆で仲良くなろってことで集まるのよ！」
男「そうか…まあそれもいいよな」
妹「そーゆーことで、夜騒がしくなりまーす」
男「おうわかった、父さんと母さんに伝えとけよ」
妹「はーい！」
妹「あ、あれ生徒会長さんじゃない？」
男「本当だ…おうっす」
生徒会長「男の娘君……その子は？」
妹「妹でーす♪」ｷｬﾊ
生徒会長「へえ、姉妹仲良く、いやげふんげふん、兄妹仲良くお散歩？」
男「……」
妹「兄妹仲良くお買物で〜っす♪」
男「夕飯の材料買ってきたんだ」
生徒会長「……へえ、ご夕飯の」
妹「女さんやクールさんとお泊まり会するの♪」
生徒会長「！！ お、お泊まり！？ 男の娘君の家にあの二人が！？」
妹「ん？ （もしや…）ねえ、生徒会長さん、今日家で一緒に食べない？」ﾆﾋﾋ
生徒会長「えっ！？」
まあなきゃないで良いけど
露骨なのは要らんのです
悪い、事情がある。ずっと書き溜めてた分が投下できない。
書いてくうちに序盤も変えるしかなくなったから。
続きは安価スレってことでいいなら書ける・・・かも
余計な奴しか沸かん
がんばれ！
現在最終章書き中
ちょい待って
>>64にもある通り序盤から直したくなったので最初からね
男「俺男だぞ」
女「でもかわいいんだも〜ん♪」ﾅｾﾞﾅｾﾞ
男「この！」
モブ１「いつも仲がいいなー」
女「ちょ/// そんなふうに言わないで///」
モブ２「つまり男の娘君が好きでないと？」ﾆﾔﾘ
女「ち、ちがうもんそうじゃなくてああうういいううええ///」ｱﾀﾌﾀﾀ
男「大丈夫か呂律回ってないぞ顔赤いし熱あるのか」ﾋﾟﾄ
女「あう////」
モブ達「おおー」
男「よせ」
女「アルビノだしサラサラヘアーだし」ﾌﾜﾌﾜ
男「よせって」
女「グリーンブルーのオッドアイだし背は低めだし」ｲｼﾞｲｼﾞｻﾜｻﾜ
男「やめろっつの」
女「ねえ、スカート穿かない？」
男「いい加減にしろ！」
女「！？」
男「いいか、言論の自由があるからって、好き勝手に何でもかんでも言っていいって訳じゃねえんだ。お前は人が傷つくことでも平気で言うのか。そんな事を続けてたら、誰からも相手にされなくなるぞ。自由の中にも、ルールのようなものは必要なんだ。傷つかない言葉を選んで……」ｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞ
女「は、はいいごめんなさいいっ」
モブ１「ううむ、こういうところは男らしいな」
モブ３「あの顔だからって女友達多くて免疫できたとか？」
男「るせーぞお前ら」
ｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞ
モブ１〜３「うわわわわわわごめんなさあああああああい」
女「またすごい怒ってる……怒ってる顔も可愛い♪」
男「おい！」ｶﾞｰ
モブ２「黒髪ストレート好みなんですけどー」
モブ３「胸めちゃでかいし」
モブ４「尻もでかいし」
モブ５「男の娘さんをめでる姿が美しいですね」
男「って褒めてたぞ」
モブ６「モブ５以外通報すべきかも」
女「男の娘ちゃんの素直さがかわいい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
男「なんで俺を撫でる、つかやめろって言ったろ！」
女「だってだって」ｳﾙﾙ
男「何で泣くんだよ」
男「いいけど」
女「////」
女「かわいい」
男「るせーな。で、どこに行くんだ？」
女「えっと…洋服屋さんとかレストランとか///」
男「金大丈夫なのか？」
女「えっ、あう、だ、大丈夫。お小遣い貰ったばっかだから」
男「んー、金ばっか使うのもアレだからな。公園とかでよくないか？」
女「素朴可愛い」
男「弁当とか作ってさ」
女「家庭的可愛い」
男「ま、そんなとこでいいんじゃないか？」ﾝｰ
女「考える顔が可愛いっ」ｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝ
男「おい！」
女「静かなところね」
男「遊具も特にないしな…でも花とかきれいなんだ」ｽｽ
女「って、花をめでる男の娘ちゃん可愛い！」ﾜｸﾜｸ
男「この…」
子供「あのおねーさん達綺麗〜」ｷｬｷｬ
母親「そうねえ」
男「む」
女「うふふ」
男「ほら、ベンチ座れよ」
女「あ、ありがと///」
男「昨日言った通り弁当作ってきたんだ、食おうぜ」ｽｯ
女「女子力高可愛い！！」
男「余計なこと言ってないで食うぞ」
男「ガキの頃から飯とかけっこう作ってるからまあ自信はあるんだ」
女「得意料理は？」
男「玉子焼き」
女「超かわいい」
男「なんだよ！ お、頬に飯粒ついてるぞ」ﾍﾟﾄ
女「はうぁ！？」/////////////////////
男「うおっ！ 顔すごい赤いぞいつもより」
女「い、いつもとかあうううあううう/////」
〜〜
男「木の揺れる音がいいな」
女「うん////」
女「……」ﾁﾛｯ
男「ん〜」ｻﾔｻﾔ
女（髪が風にたなびいてさわやかな横顔が、あああ好きっ////）
男「どうした？ 俺の顔みて」
女「えﾞっ」ﾋﾞｸﾝ!
男「どうしたんだよ」
女「あ、あ、ああううああううあえういあ////」ﾄﾞｯｷﾄﾞｯｷﾄﾞｯｷ
男「お、おいおい」
女「あ、横顔かわいいな〜〜〜って」ｱﾊﾊ
男「おい！」
女「え、えーと///」
男「昨日言ってたし、服買いに行くか？ とりあえず飯代は浮いてるんだし。つっても１０００円くらいか？」
女「い、いこっ！ 行こう行こう！ あの店安いし！ 2人で行こう！」
男「あ…いまさら訊くけどよ、女性用の専門店じゃないだろうな。まあ俺はもともと買わないとは思うんだけど、入っただけでなんか言われそうだからよ」
女「だいじょうぶだよ！ いこ！」ﾀｯﾀｯﾀ
男「おう。でもそんなあわてなくていいんじゃねえか？」
服屋〜〜
女「えっと……（ちょっとファッションショー的なこともしたいからなあ。かといって時間かけたら迷惑だろうし、２，３着厳選して）」
男「おーい女」
女「なあに？」
男「寝る時の浴衣着てみたけどどーだ？」
女「ふぁっと！？」//////////////////
女（超素敵＆超かわいいどうしたらいいかわかんない）ｱﾗﾌﾗｱﾗ/////////
店員「あのー、それは男性用でございまして、お客様にはこちらがよろしいかと」
男「ｶﾞﾙﾙｶﾞﾙﾙ」
店員「？ あ、あの」
女「うふふふふ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
男「なでつけるなー！」
女「可愛いでしょ?」
店員「はい」
男「はい、じゃねえ！」
〜〜
男「ドレスみたいだな」
店員「とてもよくお似合いですね、素晴らしいです」
女「そ、そうですか//// お、男の娘ちゃんどう？」
男「似合ってると思うぞ、どっかの姫みたいだ」
女「う///」
店員「どうでしょう、そちらのお客様（男）にもお揃いの色違いをご用意できますが」
女「ぜひ」
男「おいこら」
〜〜
女「次はこれだけど、どう？」
店員「打って変わって動きやすそうなワンピーススタイルですね」
男「あんまり似合ってないな」
女「う、そ、そうかな」
男「さっきのが良かったと思う」
女（また素直にそんな////////////）
店員「スカートの丈を短くした方がよろしいかと」
女「ちょ、そういうの私無理なんで」
店員「そうですか」
男「ふぁ〜あ」
女「これ最後に選んだんだけど、どうかな。流行りのやつ」
店員「おお〜、有名雑誌にのってたアレですね。素晴らしいです」
男「女にはあんまり似合わないな」
女「えっ！」
店員「いや、そんなことはないと思いますけど」
男「あ」
女「？」
男「店員さん、ちょっとあっち行っててください」
店員「は？ はあ」ﾄﾄﾄ
女「どうしたの？」
男「スカートの前チャック開いてるぞ」ｺｿｯ
女「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
男「そういうなって、失敗しないようにすればいいだろ。まあ最初の服が一番お前らしくてよかったと思う」
女「え」ｸﾞｽｯ
男「雑誌のとかより一番気に入った奴選んだから、お前らしくできたんじゃないか？ ファッションはわかんなくてもそんくらいはわかる」
女「男の娘ちゃん…//」
男「ちゃんづけよせってのに……ってと、結局何にも買わなかったな。時間も使ったし、どっかの店でケーキでも食わねえか？」
女「え、ケーキ？ やっぱりそういうの好き？ かわい〜」
男「別にいいだろ」
女「ごめんごめん、男の娘ちゃんだから可愛いんだもんね〜」
男「こら！」
女「あはは」
男「ったく、とにかく行くぞケーキ屋……ん？」
犬「ぐるるるるっ」
男「……」
女「男の娘ちゃん……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
男「どっかの飼い犬が逃げたんだな」ｷｮﾛｷｮﾛ
男「飼い主も近くにいないな」
犬「ぐるるる」ｼﾞｬｯ
男「来そうだな。取り押さえるぞ」ｷｯ
女「む、無茶しちゃダメだよお、やられちゃうよ、にげようよお！」
男「いいや、ダメだ犬の脚にはすぐ追いつかれる」
女「そ、そんな、あぶないってば！」ｸﾞｲｸﾞｲ
男「引っ張るなよ……お前は逃げろ」
女「そ、そんなのできるわけ！」ｸﾞｲｸﾞｲ!
犬「がるっ！」ﾊﾞｯ!
男「だっ！」ｸﾞﾜｯ!
女「だめえっ！」ｸﾞｲｯﾌﾞﾁｯ!
男「お、おい！」
女「あ、カバンが壊れて落ちて……中身まで飛び散っちゃった」
ﾊﾞｼｬﾝ!
犬「ぐるる……らっ！？」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ!!
男「な、なんだ！？ 急に犬が俺をすり抜けて落ちたカバンを漁り始めた」
犬「わおわおわお！」ﾊﾟｸﾊﾟｸﾓｸﾞﾓｸﾞ
女「男の娘ちゃんの作った玉子焼きの残りをたべてる！ これの匂いに連れられてきたのね！」
男「なんだ、そうだったのか」
男「あ、ああ、いやお前こそな」
女「無茶しちゃダメだよ、絶対に勝てるわけないんだから」
男「ん？ いや、ちょっとまて、別に負けるって決まって……」
女「でもさすが男の娘ちゃん。ワンちゃんも呼び寄せちゃうんだもんね。女子力高くていいな〜」
男「何言ってやがるお前……」
女「あ、男の娘ちゃん、ほっぺにご飯粒ついてる」
男「あ……あぁっ！？」
女「やっぱり男の娘ちゃん、かわいいっ！」
男「おいぃいいっ！！」
ﾜｲﾜｲﾜｲ
ｷｬｲｷｬｲｷｬｲ
モブ女達「きゃークールお姉様こっち向いてー！」ｷｬｲｷｬｲ
クール「ふうむ…すまないが、各々教室に帰ってくれないか。他のみんなの迷惑になる」
モブ女達「きゃー！！カッコよすぎる痺れるぅううう」ｷｬｲｷｬｲ
クール「しようが無いな」ﾌｳ
女「人気有るよねクールちゃん」
モブ２「ああいうカッコいい系は男より男らしかったりするしな。実際、不良軍団をひとひねりにしたそうだし。そこから女子人気が爆発したらしいぞ」
モブ３「すげー」
モブ女「背がスラーッと高くて顔立ちもキリッとしてるし、運動神経抜群だし、男の娘なんかよりも男らしいし！」
男「なんだよ」
クール「引き合いに出して別の人を馬鹿にするのは感心しないな。今すぐに謝って貰おう」
モブ女「う、すみませんクールさん」
モブ女「え、こいつに？」ｼﾞﾄ
男「それは、クールの許しを得たいだけで、反省をしていないってことか？ ふざけるな。そもそも皆に迷惑をかけてるって言われた時点でやめるべきだろ。本当にファンなら、クールが言うことにしっかりと耳を傾けるべきだ。ただ立ち振る舞いや行いを称賛するだけでなく、そこから何を感じ学び取るかが重要なんじゃないのか、それに……」ｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞ
モブ女「うえぇぇえええええ許してえ」ﾋｲｲｲｲｲｲ
他モブ「かわいそうに」
男「気をつけろよ」
モブ女「ひいいいわかりましたあああ」ﾋｲｺﾗ
クール「謝るのを忘れるのではないぞ」
モブ女「……わかりました。ごめんなさい」
男「まあ、いいだろ」
クール「うむ。しっかり反省するようにな」
モブ女「……」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
モブ女達「きゃーっ！ クールさんかっこい〜〜〜！！」ｷｬｰｷｬｰｷｬｰ
男「俺は無視か」
男「お前のせいじゃないだろ」
クール「ふむ、しかし君と私は、なかなか息が合っていると思わないか」
男「そうかもなあ」
クール「凛々しい私と可愛い君のコンビか。ふふ、画になるな」
男「おい」
クール「ふふ……ふふふふふっ/////」
女「！」
男「」ｚｚｚ
クール「お、男の娘君が寝ているな」
男「」ｚｚｚｚ
クール「昨日夜更かしでもしたのだろうか？」ﾌﾑ
男「」ｚｚｚｚｚｚｚ
クール「……」
男「」ｚｚｚｚｚｚｚｚｚ
クール「ふむ」
男「くぅー」ｚｚ
クール「な////」ﾄﾞﾀﾝ
男「んー、どうしたクール」ﾑﾆｬ
クール「い、いやなんでもない（かかか可愛いっ！！！ くぅーとかむにゃとか//////）」/////////
クール「思えばあの時か。私が彼に心奪われてしまったのは//」ﾌﾌｯ
男「どしたクール」ﾇｯ
クール「後ろから急に来るな、驚くだろう」
男「驚いてるように見えないぞ」
クール「そうか」ﾌﾌﾌ
男「ん？」
クール「いや、なんでもない」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
男「頭叩くなよ」
クール「はっはっは」
ｶﾞﾗﾗﾗﾗ
女「あ、あの二人……やっぱりクールちゃんは」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ
体育教師「今日はドッジボールだ」
モブ１「おーやったる」
モブ２「小学生か」
モブ３「久々だなｗ」
モブ４「よし、あの子を庇って守れば俺に…」
モブ５「体つきもより出来ていますし、今やると子供の頃と比べてどう変わったかがわかり面白そうですね」
女「…とすると、男の娘ちゃんはちょっとかわいそうかもね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
男「なんだよ」
クール「まあ無理をするな。守ってやる。丁度同じチームだからな」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
男「だから、なんだよ」
モブ1「いくぜっ」ﾊﾞｼｭｯ!
モブ２「いでっ、あーめんど」
体育教師「こらー！ 真面目にやれー！」
モブ２「外野へ行く戦略ですよ〜」
モブ３「戦略かいｗ」
モブ５「はっ！」ﾎﾟｰﾝ
モブ女２「きゃあ！」
モブ４「うおおおっ！ 俺が守るぜー！」
ｶﾞｯ
モブ４「！ うおおおおおおーーーーっ」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
モブ３「盛大にこけたなｗｗ」
モブ女２「あ、あれ？ 弱い球」
モブ５「当たったら外野に出なくてはいけませんよ？」ﾆｺｯ
モブ女２「や、優しい球をわざと…ありがとう///」
モブ４「うおおおおお〜〜〜〜〜〜〜！！！！」
モブ３「乙…」
ﾜｰﾜｰﾜｰ
モブ１「うおおらっ！」ｼｭﾊﾞｯ!!
男「来たな…いい球じゃねえか」
クール「男の娘君、危険だ！ さがっていろ！」ﾊﾟｼｯ
男「！？」
モブ１「うぐっ、クールに取られた」
クール「か弱き者を狙うとは卑怯者め！」ﾊﾞｯ!!
ﾊﾞｼｲｯ!
モブ１「いっでー！ 本気出すなあ！ 顔当てるなー！」
男「お、おい」
クール「礼には及ばん」ﾌﾌﾝ
男「なんの礼だあ！ 俺だってなあ！」
ﾋﾞｭﾝ!!
女「ボール速いよ恐いよお」ｴｰﾝ
男「大丈夫か？」
女「う、うん///// 男の娘君自分も怖いのに頑張って偉いね」
男「おい」
〜〜
モブ女達「きゃーっ！ クールさんかっこいー！」ｷｬｰｷｬｰ!
「殆んど一人で敵チームをやっつけてるわ！」
クール「まだまだ！」ﾋﾞｭﾝｯ!!
ﾊﾟｼｯ
モブ５「ふむ、次々とこちらの陣営が崩れてゆきますね。たった一人で素晴らしい働きをしているではありませんか」ｼｭｯ!
ﾊﾟｼｯ
クール「良い球だ。君もやるな！」ﾋﾞｭﾊﾞｯ!
モブ１「なんだ、クールとモブ５の一騎打ちみたいになっちまったよ」
男「お、俺にもボールを……」
女「あぶないよー」ｸﾞｲｸﾞｲ
男「だからひっぱるなって！」
クール「…しまった、こんなところで変化球とは」
モブ女達「すごい！モブ５君」
モブ５「いえいえ」
体育教師「クール、外野行けー」
クール「すまん、君を守れなくなってしまった」
男「別に良いって自分でどうにかするから」
女「……！」ｸﾞｯ
モブ１「うおおおーっ！」ﾋﾞｼｯ
モブ女２「やん！」
モブ女達「こらー！ モブ５君みたいに手加減しろー」ﾜｲﾜｲ
モブ１「勝負は勝負、ちょっと位いたいのは覚悟しな〜」ﾀｯﾀｯﾀ
モブ３「ガキだｗ」
女「うう、男の娘ちゃんが危険だよう、私も」
モブ５「男の娘さんと女さんですか…本気を出すにはすこし気が乗りませんね」
モブ１「なら俺にボール貸せ」ｻｯ
モブ５「あっ」
モブ１「くらえ男の娘！！ なんだかんだ言ってお前男じゃねえか、女ちゃんとかクールといつも一緒にいやがって腹立つぞこのヤロシュートぉおおお！！」ﾌﾞﾝｯ!!!!
男「だからフツーに俺は男だっての！」
クール「ぬうっ、モブ1の本気120％のシュートが男の娘に！ 避けろ！！」
男「だれが避けるか、受け止めてやらあ！」
モブ女３「男君、足がすくんでよけられないっぽいよ！」
クール「くっ！」
男「ちげえよ！！」ｶﾞｰ
女「あぶなーい！」
男「！？」
ﾊﾞｼｯ!!
モブ１「げ！」
クール「ぬうっ、女が男を庇って……大丈夫か！」
女「えーん！ 痛い……」
モブ５「大丈夫ですか！？」
モブ１「ご、ごめん」
男「女、なに考えてんだよ！」
女「だって男の娘ちゃん守りたくて」
男「だからんな必要ねえってのに！」
体育教師「怪我は無いか？ よし、大丈夫そうだな。擦り傷だけか。男の娘、女を保健室に連れてってやれ」
男「は、はい…」
モブ女達「モブ１バカ」
クール「子供心のまま大人の力を使うと大変だと言うことがわかったな。女、私も一緒に行こう」
女「ごめんね〜男の娘ちゃん、クールちゃんみたいにしっかり守ってあげられなくて」ｴﾍ
男「いやだからよ」
クール「私も手を貸そう……ふふ、今回のところは負けたな」
女「……」
クール「だが、この次は」
女「うん」ｺｸｯ
男「何の話だ？」
女「え//」
クール「ふふ、なんでもない。それよりこれを機に男の娘君も少しは鍛えなければな」
男「あんっ！？」
クール「確かにな。そのままでも私が守ってあげられるからな」ﾌﾌ
男「おいっ！」
女「う、いいもん、クールちゃんは！ 私が強くなって守ってあげるもん！」
男「なんで俺が弱いからこうなったみたいになってるんだよお！」ｱｰﾓｰ!!
〜〜
女教師「ぐうかわね男の娘君」
女「でしょ」
男「なんだよ、普通のエプロン着てるだけだぞ」ｼｬﾗｰﾝ
クール「どうせならフリル付きのを着ればいいのに」ﾎﾞｿｯ
男「え？」
女「どうせならフリル付きのを着ればいいのに」
男「絶対着ねー！」ﾌﾟﾝ!
クール「代弁乙」ﾎﾞｿｯ
女教師（男の娘きゅん可愛い剥きたい）ﾊｧﾊｧ
女「男の娘君、料理もうまいよね〜♪ 他も優秀だけど、家庭科だけはずーっと５だもんね〜♪
男「るせーな」
クール（男の娘の手料理……）ｺﾞｸﾘ
男「あと肉じゃができたー、と」
女「こっちもサラダできたよ」
クール「飯が炊けた」
男「二人がかなり楽してないか」ｼﾞﾛ
女教師（見つめられたいオッドアイ）
男「なでつけるな」ｽﾞｲ
女「あ、避けないで！」
クール「美味かったぞ」ﾎﾟﾝ
男「クールまで頭に手を…」
クール「ふふ、たまにはいいではないか褒めてやろう」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
女「あ、あ、ああずるいいいいっ！！」
男「何がズルいんだよいつもお前がやってるくせにそもそもやるなよ」ｸﾞｲ
クール「ほう、腕をつかむ力、意外と強いのだな。しかしあくまで、思ったよりは上と言う程度だ」ﾌﾌ
ｸﾞｲｯ
男「なんだよ、別に全力は」ﾊﾟｯ
クール「！」ﾄﾞﾀｯ
男「あっ大丈夫か？」
女「クールちゃんが力を見せつけようと引っ張ったところで男の娘ちゃんが手を放したためにクールちゃんがずっこけた」
男「なんだその説明口調俺はただ放しただけだぞ」
男「勝手にコケたくせに」
ﾀﾀﾀﾀﾀｯ
女「！ この走る音は…」
生徒会長「男の娘君！ 今、クールさんを突き飛ばしたわね！？」ﾊﾞｰﾝ!!
男「廊下走るな」
生徒会長「ごめんなさい」
クール「何かが始まる雰囲気が一瞬で消滅した」
男「いつもいつも、悪いことした奴を取り締まるのはいいけど、やり方が強引だったり乱暴だったりそもそも風紀委員の仕事奪ってるし。あの風紀委員は確かによくサボるけどよ、ちゃんと仕事するように話し合ったのか？ それをしないであいつが仕事しないこいつがサボってるだから私が代わりにやってるって自分だけ苦労して全体のレベルダウンにつながってるんだ。それに今だってクールが引っ張ったのと俺が手を放したのが同時だったから起きた偶然だろ、他に大勢いる中で俺一人を悪者にしてしまう発言を大声でするというのは良くない。今回はこの程度だったからいいけどなんか事件起きた時とかそうやって短絡的に考えるとあとで取り返しのつかないことになっていくんだ」ｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞ
女「長い」
クール「やはり、こういうところは男らしいな。体格はまあアレだが」
男「わかったか？」
生徒会長「ご、ごめんなさい」ﾍﾟｺ
生徒会長「う/////」
女「あ」
クール「むう」ﾋﾟｸ
モブ１「生徒会長の頬まで染めたぞあいつ」
モブ２「女とクールのオーラがすごいな」
男「？」ｷｮﾄﾝ
生徒会長「あら、男の娘君じゃない」
男「おう」
生徒会長「この間は本当にごめんなさい、いきなり決め付けたりして」
男「まあもういいさ。気をつけてくれりゃ」
生徒会長「どこかへお出かけ？」
男「散歩。そっちは？」
生徒会長「え、っと。ちょっと本を買ったところなのよ」
男「何の本？」
生徒会長「れん……じゃ、なくて、れ、歴史小説。うん。歴史小説」
男「そっか」
生徒会長「え、ええ。じゃ、じゃあね」
男「おう」
ｷｬｰｰｰｰｰｯ!!!
生徒会長「何！？」
女性「引ったくりよつかまえてーーーっ！！」
男「ちっ！」ﾀｯ
生徒会長「男の娘君、預かってて！」ｽﾞｲ
男「ん！？ 本押し付けられた！？」
生徒会長「許さないわ！」ﾀﾞｰｰｰｯ!
男「おい、お前ひとりで行くな！ おい！」
引ったくり「どけ女二人ーーーーーっ！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
生徒会長「どかないわ！！」ｶﾞｯ!!
引ったくり「うおおっ！？」ﾄﾞｻﾞｱｯ!!
周囲「おおー足引っ掛けた」ﾜｲﾜｲ
男「二人っておい」
引ったくり「う、うるせえ！」ｶﾞｼｯ!
生徒会長「！」
ｷｬｱｱｱｱ!!
女性「引ったくりがナイフを持って…！」
ｶﾞｼｯ
男「おいおい」
生徒会長「男の娘君が人質に！」
引ったくり「へっへっへ、この場で脱げ！ でないとこいつの顔に一生モンの傷だぜ」
ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ
生徒会長「卑劣な！」
男「なんてこといいやがるんだこいつ」
生徒会長「はあ！？」
引ったくり「テメー等の勝手なルールのせいで、どれだけ俺が苦しんだとおもってやがる！ ゆるさねえぞ！」
生徒会長「意味不明ね、救いようが無いわ」
ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ
男「何言ってんだよ、さっきみたいなことがあったってことじゃないのか？」
生徒会長「えっ」
引ったくり「黙ってろ人質！」
男「自分の正義に突っ走って、誤解の可能性や考え方の違いを無視して悪者扱いして、変なイメージもついたりして……そんな積み重ねがこいつの人生壊したってことじゃないのか？」
生徒会長「……うっ」
引ったくり「――っ」
『ち、ちがうよ！ 僕じゃないよお！』
『手伝ってくれるの？ ありがと、ちょっとトイレ……』
『おい、何で他人に押し付けてサボろうとしてるんだ！！』
『ちがう、そうじゃない！ここはこうやるんだ！』
『別の先輩に教わった方法では……』
『口答えするな！』
『お前のせいでボール無くしたぞ！』
『だっておばあさんがぶつかりそうで』
『俺のボール、弁償しろよ』
『お前、職場で怒られた腹いせに俺の仕事を増やす気か』
『違います、単に間違って失敗しただけで……』
『わざと失敗って最低だなオイ』
『あいつだよ、悪いことばっかしてるじゃん』
『あいつならやるわな』
『君、今万引きしただろう』
『努力が足りないからだ』
『あなたがやったに決まっています』
『クビ！』
引ったくり「うおあおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーっ！」
生徒会長「！」
男「ま、とにかく悪い事するなよ」ｷﾞｭｯ
引ったくり「ぐ！？」
周囲「足を踏んだぞ！」
男「よし、あとはパンチで」ｸﾞｯ
周囲「あの女の子が大の男をひるませたぞ！」
男「おい！」
生徒会長「ナイスアシストよ！」ﾀﾀﾀｯ
男「あ、あん？」
生徒会長「せいはああああっ！！」ﾊﾞｷｬｱｯ!!!
引ったくり「ごふぁあああっ！」
周囲「飛び膝蹴りだ！」
引ったくり「か、かっこ、かっこつけやが、って、げほっげほっ」
生徒会長「私のしていること、考えていることが正義かどうかは確かにわからないわ。ただ、あなたのしているのが悪いことだって解るわ。それが許せない、それだけよ！」ﾊﾞｷｲｯ!!!
引ったくり「……っ！」ﾄﾞｻﾞｯ
周囲「正拳突きだ！」「完全なフォームだ」「綺麗な動きねぇ」
ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ〜〜
生徒会長「怪我はなかった？」
男「あ、ああ、でもよ、俺自力でも……」
「すげーかっこいい」「あの人、あの女の子を見事に救ったわね」「ファンになりそ」
ﾜｲﾜｲﾜｲﾜｲ
男「おい、誰ださっきから女の子って言ってるのは！」ｶﾞｰ!
男「“なりの”ってなんだよ。あ、それより、怪我とかないか？」
生徒会長「安心して、ヤワじゃないわ。あなたこそ心配よ！ 恐くなかった？」
男「俺だって大丈夫だよ！ こわかねーよ！ 大してこいつに触れてもねえってのに」
生徒会長「……ごめん」
男「あん？」
生徒会長「決め付けが良くないって、君に聞いたばっかりだったのに、私ったら彼を否定しただけで、何も変わってなかった」
男「んー、まあ人間、3歩進んで2歩退がるどころか、3歩進んで3歩退がるくらいだししかたねーよ。それより」
生徒会長「とにかく前へ進む心構えが大事、ってことね」ﾌﾌ///
男「ああ」
生徒会長「男の娘君って……ん、なんでもないわ//」
男「？ あ、さっきの本落としちまった。悪い、取ってくる」ﾀﾀﾀ
生徒会長「え？ ちょ、あ、まって」
男「ん？ 袋が破けて…なんだこれ『桃色の出逢い、真面目一徹の生徒会長の心を動かす美少女の正体は男』」
生徒会長「見ないでーーーーーっ！！！」///////
生徒会長「誰にも言わないで、お願いよ」ｾﾞｴﾊｱ
男「いいけど」
生徒会長「や、約束よ？ 絶対よ？ 言ったら許さないわよ？ 手紙やメールの文章もダメだし、ジェスチャーもダメよ？」
男「つまり他のだれにも知らせるなって事だろ？ わかってるって」
生徒会長「え、ええ。お願いね」
男「ああ」
生徒会長「え、えっと、本のタイトルのことは」
男「だから大丈夫だって」
生徒会長（バレてない？ バレてないよね。良かった）////
ｶﾞﾗﾗﾗﾗ
妹「お兄ちゃんいる〜〜？」
男「おう妹」
モブたち「！？」ｶﾞﾀﾀｯ
モブ１「男に妹がいただと！ かなりの美少女だな」
モブ２「ふんわりとした髪にパッチリとした目」
モブ３「元気っ子な感じだが、プロポーション良好……イイ！」
女「へー、男の娘ちゃんって妹いたんだね、可愛くて姉妹みたい」
男「おい」
妹「でしょ〜、お兄ちゃんって可愛いのよねー」ﾅｾﾞﾅｾﾞ
男「おいこら！」
男「なんだよ！」
妹「可愛い可愛いお兄ちゃん♪」ﾅｾﾞﾅｾﾞ~
男「いい加減にしろ！」ｶﾞｰ!
妹「わわ、ごめんごめん！」
女「でも怒った顔も可愛いよね♪」
妹「お、わかってるぅ」
クール「うむうむ」
妹「わー、すらっと背が高くてカッコいい女の人いる…お兄ちゃん、この人の10分の1もそういうとこ持ってれば」
男「うるせえな、しかたねえだろ。そういう風に生まれちまったんだから」
妹「まあまあ、そんなに悔しがらないで」ﾅｾﾞﾅｾﾞ
女「そうそう、男の娘ちゃんは男の娘ちゃんの良さを出していこうね〜」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
クール「君は自分の幸福に気づくべきなのだぞ？」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
男「どいつもこいつも……」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ
男「いいかげんにしろおーーーーーーーーーっ！！！！！！！」
男「パジャマパーティーを家で？」
妹「そ。女さんとクールさんと私でね」
男「ずいぶん仲良くなったんだな」
妹「逆よぉ、今から皆で仲良くなろってことで集まるのよ！」
男「そうか、まあそれもいいよな」
妹「でしょ、そーゆーことで、夜騒がしくなりまーす」
男「おうわかった、父さんと母さんに伝えとけよ。今日も仕事で遅くなるからな」
妹「はーい！」ｲｪｲ♪
妹「あ、あれ生徒会長さんじゃない？」
男「本当だ。おうっす」
生徒会長「お、男の娘君……その子は？ ま、ままままままさか」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
妹「妹でーす♪」ｷｬﾊ
生徒会長「」ﾎｯ
男「？」
生徒会長「あ、えっと、姉妹仲良く、いやげふんげふん、兄妹仲良くお散歩？」
男「……」
妹「兄妹仲良くお買物で〜っす♪」
男「夕飯の材料買ってきたんだ」
生徒会長「へえ、ご夕飯の」
妹「そ。女さんやクールさんとお泊まり会するの♪」
生徒会長「！！ お、お泊まり！？ 男の娘君の家にあの二人が！？」
生徒会長「えっ！？」
男「おいおい、いきなりどうした」
妹「どーせ元から４人も居るんだし、一人加えても良いんじゃない？ 人数大いほうが楽しいでしょ」
男「まあ別に良いけどよ、生徒会長にも都合があるだろ」
生徒会長「い、いいわ。たまには友人の家でお泊り会するのも、いい息抜きになるし生徒会長として他生徒の生活に触れるのも悪くは無いわ///」ｳﾝ
男「そうか？ まあいいけどよ。ん？ 食うかどうかの誘いに泊まるって答えたのか今」
妹「いいのいいの、さあかえろー」
男「まあそのくらいは良いけどよ。どうしたんだ妹急にテンション上げやがって」
生徒会長「お、男の娘君の家にお泊まり……/////」ｼｬｶｼｬｶｼｬｶ
男「変な歩き方だな」
妹「やっぱり」ｸﾌﾌﾌﾌ
女「おじゃましまーす」
クール「どうも」
妹「いらっしゃ〜い♪」
男「おう、父母今日いないからってハメ外しすぎるなよ。近所迷惑考えてな」
女「は〜い」
クール「ここが男の娘君の家なのだな」ｳﾑ
生徒会長「こんにちは」
女「えっ！？ 生徒会長さん！？」
クール「何故だ」
男「さっき会ったら、妹が誘い出してな」
妹「うん♪」ﾆｯｺﾘ
女「ちょっと、どうしよ」
クール「ぐぬう」
女「それはないけど」
生徒会長「なら良いでしょう？ 不純なところがないか見させてもらうわ」
クール「誰が不純だ、くっ！」
男「ケンカすんなよー」
クール「あ、ああ。わかっているさ。そ、それにしても良い家だ。なかなかよろしい趣味をしていらっしゃる。むっ！？ この飾ってある熊のぬいぐるみはもしや」
男「妹のだぞ」
クール「ちっ」
男「なんで舌打ちした」
女「コレ昔欲しかったんだ。人気ありすぎて何処も売り切れで」
クール「私も当時、すごく欲しかったが手に入らずに1週間泣いて過ごした記憶がある」
女「クールちゃんにもそういう頃があったんだね」
クール「う、うむ//」
男「そうか」ﾆｺｯ
女「ふーん、やっぱりお兄ちゃんなんだなあ」
クール「優しいのだな。発売時期から言って、まだ5歳か6歳だったろうに」ｳﾑ
生徒会長「へ、へえ〜」
男「玄関で立ち話もナンだろ。上がれよ」
女「照れないの？」
クール「ここは照れ顔を晒すべきだ」
男「なんでだよ」
生徒会長「て、照れ顔……見たい///」
男「ん？」
生徒会長「ま、まあまあそれより！ お食事の準備をしましょうしましょう！」ｱﾊﾊﾊ
男「そうだった！ すぐ始めないと変な時間に食うことになるからな」ﾀﾀｯ
女「うう、がんばろ、クールちゃん」
クール「うむ」
男「おいおい、お前ら料理ちゃんとできるのか？」
女「わーきゃー」ｶﾞｼｬﾝﾊﾞﾘﾝ
クール「のわわわわわわ」ﾄﾞｯｼｬﾝｺﾞｯｼｬﾝｺﾞﾛﾝﾊﾞｺﾞﾝ
妹「あ、あ、あ、あ」
男「あーあ」
生徒会長「何をしてるの」
女「うえーん」
男「大丈夫か」
女「う、うん/// ハンバーグできました」
男「出来たのかよ」
生徒会長「出来たのね」
女「できたの」
女「え、えへへ///」
クール「火の通しが甘いと危険だぞ」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ
妹「クールさん頭から血がーーーっ！」
男「オイオイ大丈夫か」
生徒会長「包帯包帯！」ｸﾞﾙｸﾞﾙ
クール「ぐむう…情けない」
男「無茶するからだ」
クール「すまない」
生徒会長「あとは私がやるわ、みんなはお皿とかの準備をお願い」
男「俺もやるよ」ﾁｬｯﾁｬｯ
クール「お、男の娘君に包帯を巻いてもらえるとは///」
〜〜
男「生徒会長うまいなー餃子」
生徒会長「お、男の娘君こそ//// 凄いじゃないこのスープにシーフードライス」
妹「二人共美味しいよこれは。料理上手カップルとか言ったりして？」
生徒会長「りょ、料理じょ、かかかかかかカップル？」ﾋﾟｸﾋﾟｸﾋﾟｸｯ
女＆クール「む！」
生徒会長「へー、カップル。うん、カップル。まあ悪くないけど、んーまー」ｵﾎﾎﾎﾎ
クール「む、むしろ片方だけで成り立つと言うことだな」
生徒会長「な、何を言っているの なにもできないで脚を引っ張っておきながら」ｺﾞｺﾞｺﾞ
クール「何だと」ｺﾞｺﾞｺﾞ
妹「おっ修羅場」
男「だからケンカすんなってのに」
クール「む、そうだな。男の娘君に迷惑だ」
生徒会長「迷惑はかけられないわ。男の娘君に」
男「男の娘男の娘うるさいぞお前ら」ｺﾞｺﾞｺﾞ
食事後・男以外で今妹の部屋〜〜
妹「えっへっへ〜、これがお兄ちゃんの、子供の頃の写真だよっ♪」ﾄﾞｻ
クール「ほほう、アルバム５冊分とはな」
女「すごーい」
生徒会長「あんまり雑に扱っちゃダメでしょ」
妹「お父さん、写真が趣味だから。私の分も同じくらいあるし、夫婦のラブラブ写真なんてアルバム30冊はあるよ！」
女「へええ……わああ、超可愛い！！！」
生徒会長「う///////」
クール「ううむ、ザ・キュートだな」
生徒会長「/////////」
女「うんうん」ﾆﾏﾆﾏ
クール「素直な笑顔か。今は無邪気さがなくなっているが、これは本当に」ｺﾞｸﾘ
妹「ショタ的な意味でアリでしょ」
クール「うむ」ｺｸﾘ
女「え」
生徒会長「ちょっ！」
クール「い、いやははは、そ、それよりこの写真はなんだ！？ 水着！？」
女「ええ！？ み、みずずずぎぎぎい！？」//////
生徒会長「はぐ！」
女「あ、そっか」////
クール「なんか違う事を想像したな」
女「く、クールちゃんがなんかすごい事みたいにいうから////」
生徒会長「そ、そうよ！ 一瞬、何かと思ったわ！？」
クール「ふ。ちょっと大げさに言っただけだ（ごまかしは成功したな）」ﾌｳ
妹「何今のフーって。ねえねえなあに〜？」ﾆﾔﾆﾔﾆﾔ
クール「な、なんでもない！なんでもないぞ！」ｱｾｱｾ
妹「へー、なんでもないんだーなんでもねー」ﾋﾋﾋﾋﾋﾋﾋ
クール「お、おのれ」
女「どうしたの？ ……あ」
クール「ほほう、男の娘君のバックで、妹が転んで丸出しだなパ」
妹「それ以上はシャラップ！！！！」
クール「ほほう、黙ってほしいのか。この先を硫黄が言うまいが事実は変わらんぞ？ なあ？」ﾌﾌﾌﾌﾌ
妹「ううう〜もーやめてえええええ」
女「あ、あはは」
生徒会長「もう、他のはどうかしら？ あ、これは？」ﾊﾟﾗﾗﾗ
クール「お遊戯会の劇か。これもなかなか」
女「男の娘ちゃん、浦島太郎役やったんだねー」
妹「乙姫様の役をやらされそうになって、必死に抗議したらしいよ」
クール「そんな時から意地を張っていたのか」
女「男の娘ちゃんの乙姫様役……見たい」
クール「うむ」
生徒会長「///」ｺｸｺｸ
妹「そ。中学もね♪」
女「楽しそうだね」
クール「む、シンデレラかこれは。男の娘君の役は、お城の兵士のようだな」
妹「そ。劇の度にシンデレラとか白雪姫とか（美女と野獣の）美女とかやらされそうになって、全力で拒否ったからいまだかつて女装回数は無しって言ってた」
女「全部見たい、今」ｸﾞｯ
クール「本気だな女」
妹「気持ち解るわあ」
生徒会長（男の娘君の女装シリーズ……うう、見たい見たい見たい！！ って私は何を！！）ﾀﾞﾗﾀﾞﾗﾀﾞﾗ
女「わ、生徒会長ちゃん鼻血でてるよ！？」
生徒会長「え、あ、あ！」ﾌｷﾌｷ
生徒会長「な、なんでもないわよ！」
クール「何を想像しているのだ？ 一番不純なのは生徒会長かも知れぬな」ｸｯｸｯｸ
生徒会長「そ、そんなことないわよ！ ちょ、ちょっと昼にチョコレートを食べただけよ！！」
クール「はっはっは」
生徒会長「な、なにがおかしいのよ！」
クール「まあまあ。で、それから先は脇役ばかりか。それにしても、こういう時は多数決で役が決まったりしないものなのか？」
妹「多数決にしようって誰かが言ったその時点で拒否するのがそう言う時のやり方だってお兄ちゃん言ってたなあ」
生徒会長「間違った民主主義に対して確固とした考えを持っているのね、すごいわ」
女「元が可愛いから、これ以上可愛いって言われたくないのかな」
妹「そんなとこかな？ まあ、男のプライドってやつかもね」
クール「うむ。だがそれもかわいい」
女「うんうん」
生徒会長「////」
妹「赤ちゃん時代の写真とかどう？ これお兄ちゃんの赤ちゃんバージョン」ﾊﾟﾗﾗ
女「かわいい〜って、この時なら言っても怒られないよね？」
クール「さすがに文句も言えぬだろうな、ふふふ。む？ この写真、ずいぶんなイケメンに肩車されているのだな。こちらは？」
妹「！ ……う、生まれたときの姿もかわい〜でしょ〜」ﾆﾔﾆﾔ
女「生まれたときの姿……生まれたままの……うっ///」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ
妹「ありゃ〜？ 何を想像したのかな〜っと」
女「や、やめてよ妹ちゃん////」
生徒会長「お、女さん、そういう想像はよしたほうが良いわ///」
女「せ、生徒会長さんこそ、何の想像だかわかるの！？ ねえ///」
生徒会長「ぐ////」
クール「ふふ。やはり生徒会長もこっち側か」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ
妹「クールさんこそ鼻血出てますよ」
クール「ぬわ！」ｱｾｯ
クール「さ、さっき顔面をフライパンにぶつけただけだ！」ｱｾｱｾ
生徒会長「あらそうですかー、うふふ」
クール「ぐ、ぐぬ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ！」
男「入るぞ」ｺﾝｺﾝ
女＆クール＆生徒会長「！！！」ﾋﾞｸｳｯ
妹「OKでーす」
男「アイスもって来たぞ」ｶﾞﾁｬ
女「わ/// また浴衣///」
クール「む、むうう///」
生徒会長「ぶっ！」///////
クール＆生徒会長（お、男の娘く……ちゃんの浴衣姿！？ うわわわ胸元見えてるしうわわわわわわ）////////
妹「へっへー私は毎晩見放題〜♪」
男「何言ってんだよもう」
クール（“もう”だと！？ 普段の言動とのギャップが……うおおおお！！）///
生徒会長（超可愛い、抱きしめたい。じゃなくてぇ！）////
男「？ おお、アルバムずいぶん引っ張り出したな」
女「これとか可愛いね♪」
男「お前な」
妹「えっへっへ〜♪」
クール「む？ これは誰だ？ イケメンだな。子供の頃の君を肩車している」
男「っ」
妹「あ」
女「どうしたの？」
男「――従兄弟の兄ちゃんだ」
妹「――う、うん」
生徒会長「ど、どんな人なの？ ねえ教えて！」
男「誰より男らしくて格好よかったよ……」
生徒会長「過去形、なの？」
男「……」
クール「すまん、嫌な事を聞いてしまったらしい」
生徒会長「ごめんなさい」
男「いや、いい。部外者は消えるぞ、じゃあな」ｶﾞﾀｯ
女「お、女同士の集まりでも男の娘ちゃんはべつにいていいと思うよ」
男「おまえは」ｷﾞﾛ
女「え、えへへ〜♪」
妹「あ、そ、そーだ。ねえねえ、折角お兄ちゃんもいて揃ったことだし、ゲームしない？」
生徒会長「ゲーム？」
妹「そ。しかも、王様ゲーム！！」
クール「ほう」
女「え」
生徒会長「う」
男「あん？ 王様ゲーム？」
妹「そ。いいでしょ〜、やろ！」ﾆﾋﾋﾋﾋ
女（男の娘ちゃんにスカートはかせたりとか……）ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
クール（男の娘に園児服着せられるかも……）ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ
生徒会長（抱きしめたりとか……き、ききききキスとか///）ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞ
妹（いっひっひ、皆お兄ちゃんに対して面白い欲望持ってるみたい！ 楽しめそ〜！）
男「嫌だ」
女達「「「 」」」
男「皆は、やりたいのならやればいい。だが俺はやらない」
女「そ、そんな。皆で楽しもうよお」
クール「せ、折角だ。やろうではないか」
生徒会長「その通りよ。ね、ね？」
男「どんな命令でも絶対なんだろ？ こんなゲームで、そんな危険背負えるか」
妹「ま、まあまあ、固いこといいっこなしで。お兄ちゃんだって、4人揃った美少女になんでも言えるってことだし、ね？」
男「やっぱり、そういうこと想定してたか」
妹「ぐげ」
女「あう」
クール「ぬむ」
生徒会長「 」
男「お前らもな」ﾌｳ
クール「すまん」ﾍﾟｺ
生徒会長「わ、私はただ」ｱｾｱｾ
男「俺はこういうゲームや賭けは嫌いだ。ちょっとした遊びで、スカート穿かされたら俺は死ぬほど嫌だ。スカートを馬鹿にするわけでも、スカートを自分から穿く男やスカートを男が穿く文化を卑下してるんでもない。俺が嫌だと思ってるから嫌なんだ。お前らにしたってそうだ。いきなり裸になれとか言われて、ゲームだからって理由ですんなり納得できるか？ 心に一生の傷がつくかもしれない。そんなところを見るのも、俺は嫌だ。自分の大切なものを壊されたくないし、相手の大事な物を壊したいとも思わない。つまりこういうゲームは、俺にとってデメリットしかないわけであって」ｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞ
女「ごめんなさああい」ｳｪｰﾝ
クール「許してくれ」ｸﾞｸﾞｯ
生徒会長「私が悪かったからぁ！」ｳｰ
妹「調子に乗りすぎましたあ〜！ もーやめてーーーー！」ﾌﾍｰ!
既に書き終わってはいる。続きはまた近日中に。
待ってたあああああああああああああああああ
マジで待ってたああああああああああああああ
生徒会長「あれっ、あそこに入ってくのは男の娘君では」
男「〜♩」ﾃｸﾃｸ
生徒会長「どうしたのかしら……って、女さんとクールさんが尾けてる！？」
女「あっ見つかった」
生徒会長「何してるの？ 怪しいわね」
クール「いや、なに。男の娘君が心配で」
生徒会長「心配……？ 男の娘君があの道場に入ってまさか入門を？」
クール「いや、どうやらこの1週間ばかり通っているようなのだ」
生徒会長「それは確かに心配ね、積極性と行動力があるのはいいことだけれど」
クール「この間、ドッジボールをしたのだが、そこで自身が守られるべき存在であると露呈してしまったがための行動だと思うのだが」
女「男の娘ちゃんじゃ投げられて死んじゃうよお！ 骨も折られて腱も引きちぎられて服は破かれてお尻は貫かれて」ｳｪｰﾝ
クール「泣くな泣くな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
生徒会長「うーん。まえの引ったくりの一件もあるし、彼の性格から見ても……ちょっと、窓から覗いてみましょう」
生徒会長「ちょ、ちょっと様子を見るだけよ！」
女「うん」ｿﾛｰｯ
女「わあ、男の娘ちゃん柔道着かわいいっ！」
クール「ふむ……アンバランスさが良いな」
生徒会長「う/// え、えと？ 20人くらいの道場のようね」ｳﾝ
道場内部〜〜
ｾｲﾔｯ!ｼｬｱｯ!
ﾊﾞｼﾝｯ!ﾍﾞｼﾝｯ!!
男「！」ﾄﾞﾀｯ!
道場モブ２「ほうりゃっ！ 大外刈り！」ﾋﾞｭﾝｯ!
男「とっ！」ﾄﾞｻｯ
道場モブ３「山嵐えいやーーーっ！！」ｸﾞｳﾝｸﾞｳﾝ!
男「おおっ」ﾄﾞｻｱｱｯ!
道場モブ４「おらあああっ！！ 腕十字！！」ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ!
男「うおー」
道場モブ５「ほれっ、脇固め」ｸﾞﾘﾘｯ
男「へえ」
女「いやあああああああっ！！ 男の娘ちゃんが投げられまくってるう！」
クール「関節技まで存分に掛けられてしまっているぞ」
女「やっぱり死んじゃうよお」ｻﾒｻﾞﾒ
生徒会長「今すぐ抗議に行くのよ！ ……あら？」
ｶﾞﾗﾗﾗﾗ
師範娘「頼もうっ！！」ﾊﾞｰﾝ!
師範「おお、師範娘帰ったか！」
男「？」
女「誰か入ってったよ」
クール「こちらは……タイミングを逃したな」
生徒会長「……」
道場モブ３「なんだなんだ」
道場モブ１「あれは師範の娘だ、3年ぶりに修行から帰ってきたんだ」
道場モブ２「かわいーな！ つか美人」
道場モブ２「う」
師範娘「父上、帰りました」
師範「うむ、よく我が故郷にて、我が師の厳しい修行を3年耐えた」
師範娘「しかし……この道場は3年の間で、堕ちたようですね」
師範「厳しいな」
男「……」
女「なにを話してるのかな？」
クール「む、この窓開くぞ……すこしだけ」ｶﾗﾗ
生徒会長「これで声が聞こえるわね」
道場モブ１「相変わらず言い方がきついなあ」
道場モブ３「いい女だなあ」ｳﾍ
道場モブ４「目つきもきついな、気に入らないぜ」
道場モブ５「しっ、聞こえるぞ」
ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ
師範娘「……やかましいものですね。3年前当時のお弟子さん方は？」
師範「ほとんどがそれぞれで新たな道へと向かって歩いておる」
師範娘「ああ、だから今はダメなのばっかなわけ」
男「いいすぎだろ」
師範娘「は？ 可愛い女の子がいるじゃんか。初心者の女の子に耐えられるはずじゃないんだけど？」ﾌﾌ
男「おい！」
女「かわいいよね」ｳﾝｳﾝ
生徒会長「言ってる場合じゃないでしょ。彼の性格からして……」
女「やっぱ始まっちゃった！」
師範「男の娘君の言う通り。あまり、人を悪くいうものではない」
師範娘「はい」
クール「いや、あの師範のお陰で何事もなく終わるようだ」
師範「うむ。 さて、皆に紹介しよう。私の娘である師範娘に、今日から師範代として皆に稽古をつけてもらう」
道場モブ１「うんうん」ｺｸ
道場モブ２「ええっ」
道場モブ４「なんだよそれ、女に！？」
道場モブ５「うわー」
道場モブ３「おおっ、女子の体と密着する！」
ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ
師範娘→師範代「静かにしやがれ！」ｸﾜｯ
ﾋﾞｸｯ!!!
生徒会長「喋り方からして、かなりの……ま、そういう人なようね」
道場モブ２「待ってください、いきなり知らない女に稽古付けられたんじゃ男のメンツが立ちません」
道場モブ４「そうだそうだ！ 俺たちより弱いかもしれないじゃないか」
道場モブ１「お、おいおいお前ら、師範代さんはな」
師範代「……いいぜ、先ずはテメー等2人の稽古をつけてやるよ」ﾌﾌｯ
師範代「ただし、負けたら、俺を舐めたこと謝んな」
道場モブ２「ああ！」
道場モブ４「いいだろ、フン」
道場モブ３「俺っ娘キタ―――――！！」
師範代「……」ﾂｶﾂｶﾂｶ
師範代「そこ、空きっぱなしだぞ！」
生徒会長「あ、この窓のこと！？」
クール「まずい、隠れろ」ｻｯ
道場モブ１「おかしいな」ﾋﾟｼｬﾝ
男「師範さん、俺は明日からは」
師範「うむ、今までありがとう。アドバイス役ご苦労だった。君のおかげで新人たちのレベルが上がった。わざと攻撃を受ける役を買って出てくれて本当に助かった」
男「いえいえ」
師範「……ここでやっていく気はないのだな」
男「ええ、俺はどうもこういうのは苦手で」
師範「残念じゃ」
ｶﾞﾗﾗﾗｯ
師範代「準備ができました、師範」
女「あ、さっきの人が柔道着で出てきた」
クール「むう、あの色気……男の娘君がなびくかも」
生徒会長「た、谷間がすごいことに……中にシャツとか着なさいよね！」///
道場モブ４「の、ノーブラ……い、いやいやゴホンゲフン」
師範代「よーし、やっぞ〜」
師範「では、師範代と道場モブ２、始めよ。他の皆もよく見ておくように」
モブ達「はい！」
男「……」
女「男の娘ちゃんちょこんと座って可愛い」
クール「そそるな」
生徒会長「あらほんと///」
女「だよねー」
生徒会長「な、なんでもないわ」ｴﾌｴﾌ
師範「はじめ！」
道場モブ２「なっ」ﾎﾟｻｯ
師範「一本！」
道場モブ５「一瞬で、勢いよくあっさり投げた？」
道場モブ１「しかも、投げた音さえしないくらいふんわりと。あれはテクニックと実力差がなければできない……と思う。道場モブ２は痛みすらないはずだ。だが、負けだ」
道場モブ４「次は俺だ！！」
師範代「はい」ｸﾞｲｯ
道場モブ４「うわ……腕拉ぎだ外れない！？」
師範代「さようなら〜」ｸﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｯ!!!
道場モブ４「お、おおおおおっ！！ ま、参ったあ！」
師範「それまで！」
師範代「男のメンツだってよ」ｸｸｸ
道場モブ４「んんんん！！ ぅうううっ！」
クール「うーむ、惚れ惚れする強さだな。だが」
生徒会長「あの見下したような嫌な笑みが気に入らないわ」
ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ
道場モブ６〜２０「すげー」「決着早っ」「２と４弱いの？」「師範代が強すぎるんだよ」
師範代「さ、謝れ」
道場モブ２＆４「すみませんでした」ﾍﾟｺ
師範代「ホントに心のそこから謝ってんのか？ おい」ｸﾞｲ
道場モブ４「っ！」
師範「やりすぎるな」
師範代「はい」
道場モブ４「畜生」ﾎﾞｿｯ
男「……」
師範代「あん？ わーった（キモッ）」
師範「いいじゃろう、始め」
道場モブ３（がっしりしがみつきたいーーっ！！）ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｰｰｯ!
師範代「触りたくねえや」ｻｯﾋｮｲ
道場モブ３「 」
ｺﾞﾛﾝ
道場モブ３「あれ」
師範「一本！」
道場モブ５「何があった？」
道場モブ１「袖の先っぽと襟をちょいとつまんで、道場モブ３の勢いを利用して投げたんだ」
道場モブ５「すごい」
師範代「雑魚が3人……ま、こんなもんか。今日からしっかりしごいてやらあ」ｸｯｸｸｸ
道場モブ２＆４「くそ、くそくそくそ！」
師範代「3年前は雑魚……今、少しは上がったか？」ﾆﾔ
師範「うむ。よし、はじめ！」
ｼｭｯ､ﾊﾞｯ､ｻｯ
道場モブ１「せいっ！」ｸﾞｲｯ
師範代「よはっ！」ｽｯｻｯ
道場モブ５「互いに崩し合ってる！ ハイレベルな勝負だ」
女「引っ張ったり押したり？」
生徒会長「互いに重心を変えつつ相手の腹を探り合っているわ」
クール「動く！」
道場モブ１「せいはああああああっ！！！」ｸﾞﾜﾝｯ!!!
師範代「しいっ！！」ｷﾞｯ!
道場モブ１「！」
生徒会長「一本背負いで投げ飛ばされる前に、足を絡める事で止めたのよ！ しかも裸締め（スリーパーホールド）を後ろからかけたわ！」
道場モブ１「ぐ、ぐがあ……っ」ｸﾞｸﾞｯ
師範代「そのまま……」ｸﾞｲｯ
師範「腕も絡めたと！？」
師範代「ま、やるようにはなったじゃねえか。でもま、さよーならー、だ。はああああっ！」ﾌﾞｵﾝ!!!
道場モブ１「ぎ！」ｸﾞﾜｯｷｯ!!!
男「首も一緒に持って、関節極めながら投げ飛ばす……そういう技だな。医者の先生呼んで来い！」
道場モブ２「あ、は、はい！」ﾀﾀﾀｯ
師範代「これくらいは返せるようじゃないと困るんだよなあ」ﾌｯ
道場モブ５「う……ひでえ」
道場モブ１「」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ
道場モブ６〜２０「つよすぎる」
道場モブ３〜２０「は、はい……なんか惨め」
女「ひ、ひどい……」
クール「肩の骨がイカれたな、彼」
生徒会長「それなのに澄ました顔をして……あの女」
師範代「う〜む……やはりこのままでは慢心してしまう」
男「なあ、俺と試合しようか」
師範代「は？」
男「……」ｽｯｸ
師範「おおっ？」
ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ
クール「まさか、無茶をする気ではあるまいな！ なぜか他の誰も止めん！」
女「ダメ、死んじゃうよお！ あ、生徒会長ちゃん！？」
生徒会長「早く道場内へ行くわよ！」ﾀﾞﾀﾞｯ!
師範代「へえ？ お前男なんか？ おめーみたいなのが男としてこの世界に居るなんて信じられねーや。ドレスとか着てスイーツ食べて、太るの気にしておセンチになるのがお似合いじゃねーの」ｸｶｶｯ
男「なんだと」
師範「……うむ。ここは根性を叩き直して貰いたい。が、うーむ。男の娘君では……だが、今は仕方がない。試合を認める」
ﾊﾞﾀﾝ!!!
女「待って！ 男の娘ちゃんをいじめないでっ！」
男「あん！？」
師範「？」
道場モブ５「美少女３人！？」
道場モブ２「入門希望！？」
道場モブ３「寝技とかＯＫ！？」
女「男の娘ちゃん、危ないことはやめて！」
クール「代わりに私が戦おう！ だから、男の娘君は許してあげて欲しい！」
師範代「へえ？ なかなか鍛えた感じだな」ﾆｯ
クール「……」
生徒会長「待って。ここは私にやらせて」
クール「何？」
女「生徒会長さん？」
生徒会長「あなたみたいな、人に大けがさせておいて顔色一つ変えない人種、大嫌いなの」ｽｯ
師範代「あー、良い子ちゃん系かあ」
生徒会長「私は空手だけど、お手合せ願えるかしら？」
師範代「おっけー」ﾆﾔﾘ
師範「む、いいじゃろう」
男「おいっ！ 俺は！？」
男「あぁ！？」
女「男の娘ちゃんはこっちだよ」ｶﾞｼｯ
クール「来るんだ」ｸﾞｲｸﾞｲ
男「こらよせ！」ｽﾞｽﾞｽﾞ
クール「生徒会長に任せよう、それに空手対柔道も興味深い」
男「そうやって順番とかルールを守らずに……」ｸﾄﾞ
女「あ、始まるよ！」
男「ダメだ！ 順番守れっ！！」ﾀﾀｯ!
クール「あっ！」
女「だめーーーっ！」ｶﾞｼｲｲｯ!!
男「こら、腰にしがみ付くな！」
生徒会長「せいっ！」ｼｯ!
ﾄﾞｶﾞｯ!!
師範代「ぐふっ！」ｹﾞﾎｯ
道場モブ４「やった！」
クール「今のは効いた」
生徒会長「はっ！」ｼｭﾋﾞｯ!
師範代「うぐっ！」ﾌﾗｯ
クール「押している！」
師範代「まだまだあ！」ｸﾞｲｯｶﾞｷｯ!
生徒会長「う」
クール「立ったまま腕を固められたか！」
師範代「降参しなｗｗ」
生徒会長「しないわよ。せいっ！」ﾄﾞﾑｯ!
師範代「うおおっ！」ﾀﾀｯ
生徒会長「やるわね」
師範「生徒会長の一撃を受けておきながら素早く飛びのきダメージを最小限に抑えた。師範代もわが娘ながら流石……」
男「女、放せ〜〜〜！」ｸﾞｲｸﾞｲ
師範代「ふふ、馬鹿だぜお前」
生徒会長「何が！」
師範代「スカート履いたままバトるとか、露出狂じゃなきゃできねーよな？」ﾆﾔ
生徒会長「……あっ」//
師範代「馬鹿！」ﾆｯ
道場モブ達「お、おおっ」
生徒会長「そ、そんなの、貴方に言われたくないわ！ 胸をそんなに晒して！」
師範代「あっそ」ﾋﾟﾗｯ
道場モブ３「うおおお、生徒会長のスカートめくった！？」
生徒会長「な、なにするのよ！！」////
道場モブ３「くそ、見えなかった」
生徒会長「許さないわ！ 男の娘君や他の門下生の人が見ている目の前で！」/////
師範代「とったーっ！」ｸﾞｲｯ
生徒会長「えっ！？」
師範「あの体勢は、首のみを作用点とし、脳天から落とす危険極まりない……」
男「順番守れーーっ！！」ｳﾜｱｯ!
生徒会長＆師範代「！？」
女「男の娘ちゃんあぶないってばああっ！！」ｸﾞｲｲｯ!!
ｽﾞﾙﾙｳｯ
男「あーっ、こら！ 胴着の上が脱げちまったじゃねえかよ！」
女「はうううううううううううう//////////////」
クール「ぬなっ//」
生徒会長「え、えええええ////」
男「引っ張るなっての！」
クール「す、透き通るような白い肌が鏡のように……うぬぬっ/////」
生徒会長「お、男の娘君……や、やだ/// やだもう///」ｲﾔﾝｲﾔﾝ
師範代「……」
師範代「……かわいい」ﾎﾞｿ
師範「！？」
師範代「って、俺、何を////」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ
男「ったく」ｽﾞｲ
女「あ、着ちゃった」ｶﾞｯｶﾘ
クール「ちっ」
生徒会長「///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
師範代「///」ﾄﾞｷﾞﾏｷﾞ
師範「し、試合は？ おい、試合はどうした」
師範代「……お、おう////」
師範「し、師範代！？」
道場モブ２「素直！？」
男「わかったみたいだな。よし、俺と試合だ」ｸﾞｯ
師範代「い、いや、いい。きょ、今日はこれくらいにしといてやらあ……うん///」
師範＆モブ達「ええええええっ」
男「あん？」
女「急に」
クール「これは」
生徒会長「まさか」
男「試合しないのかよ」
師範代「今日はもうやめ……うん///」
男「なら言うけどよ、師範代なら言い方とか考えてもっと周囲の上達につながるようにアドバイス入れたりした方がいいぞ。お前、教える立場なんだからな」
師範「う……むうう」
男「なんだよそれ、やっぱ試合するか？ やりたくないなら良いけど、とにかく、また悪い教え方してないか見に来るからな」
師範代「いﾞ////」ﾄﾞｷﾝｯ!!
女＆クール＆生徒会長「っ！」
師範「も、もう必要はないじゃろう。反省は私から促す（肌を合わさせる訳には絶対にいかん！！）」
男「ならまあいいですけど」
師範代「ぐ……余計なこと言うな糞オヤジ、じゃ、じゃなくて、テメーまた来やがったら顔面から落っことしてやるからな！ けっ！」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ
男「いつでも相手になるぜ」
女「だめだよお、せっかく怪我しなくて済んだのにまたそんなこと言っちゃ！」
男「あん？」
生徒会長「そうよ、無茶しすぎ」ｽﾞｲ
道場モブ３「身をかがめて男の娘に厳しめな上目遣いで詰め寄ってる、羨ましい」
生徒会長「はあ？」
男「何が」
クール「気にしていたのだな、この間のドッジボールの件を」
生徒会長「引ったくりの件もね。人質に取られちゃって……」
男「いや、別に関係は」
クール「何も言わなくていいのだぞ」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
男「おい」
女「あ、クールちゃんずるい！」
生徒会長「あ、ありがとう。投げられたら負けていたわ」ｽｽｯ
男「なんで頬を撫ぜる」
クール「むう、斬新だな」
生徒会長「……ぷにぷに///」
男「おいっ」
生徒会長「な……なにをしてるの！？ 不純異性交遊は許さないわよ！？」
クール「よく言えたな。それに、別に不純ではなかろう」
ｷｬｲｷｬｲｷｬｲ
男「お前らな〜〜〜〜〜〜〜〜〜！」
師範代「何だよあの3人は……じゃねえ！」ｷﾞﾘｯ
師範「どうする、どうすればよい」ﾇｳｳｳｯ
師範代（うううううう、男の娘っつったな！ その内ぶっ殺してやるっ！！）
師範代（ぶっ殺し……て）
師範代「うううううううっ！」///////
クール「生徒会長のクラスと合同でプール授業だ」
モブ女達「キャークールお姉様素敵ー！」
女「男の娘ちゃん水着姿かわい〜い〜！」ｷｬｰ!
男「なんだよ」
クール「ううむ、白い肌に青いボクサータイプ。半ズボンのようで良いな」ｳﾑ
男「だからなんだよ」
女「ねえねえ、ビキニとか着てみる気ない？」ﾜｸﾜｸ
男「ねーよバカ！」
女「あーんもー」ｷｬﾊﾊ
クール「胸や背が滑らかで優しく、本当に良いものを持っているのに。もっと性格も素直になってはどうなのだ？」
男「いつまでこんな話してるんだお前らは」
モブ２「あの二人、男の娘を弄るのに夢中になって無防備だもんな」
モブ３「女ちゃんはスク水で激萌えだし、クールさんはハイレグエロだし！ この学校に入ってよかったって思うのはこういう時だよなあ」
モブ４「水着自由なのな！ あー、写真撮りてえけどなんももってないもんなあ」
モブ５「余りいやらしい目で見ると他の女性から嫌われますよ」
生徒会長「あなた達！ 女の子を変な目で見るの、よしてくれる！？」ﾋﾞｼｯ!
モブ３「げ」
モブ４「そんな大声で言わなくても、みんなに聞こえる」
モブ５「あの、私も入ってるんですか？」
モブ１「それ以前に、気合い入ったビキニだな」
モブ２「張りのある肌にくびれた腰、なかなかに自己主張の強いバストか、いいな」
生徒会長「ちょっ！ やめなさい！」ｶﾞﾊﾞｯ
生徒会長「お、男の娘君///」
生徒会長「ねえ、これどうかしら？ 1週間ショップに通って選んで、７万円もしたんだけど」
男「どうといわれてもわかんねえや」
生徒会長「そんなっ！」ｶﾞｸｼｯ
女「男の娘ちゃんってば淡白」
クール「それがまた良い、良いのではあるが……と」
先生♀「さあみんな、整列して〜」ﾌﾟﾘﾝｯ
モブ１「先生もかなりいい体だぜ主に尻。ビキニ＋白Tシャツとはわかってらっしゃる！」
体育教師「ぐむ……///」
先生「体育教師先生、準備体操を早く」
体育教師「あの、私の前に立って手本になっては貰えいやなんでもないです。さあ始めるぞ」
モブ達「絶対後ろからケツ見ようとしたｗｗ」
体育教師「い、いいいから早くはじめるぞ！」ｱｾｱｾ
先生（ああ、男の娘きゅんがパン一で踊るわああああっ、あんなもの要らないけど！）ﾜｸﾜｸﾜｸﾜｸ
女「ふう、こういう時胸が邪魔だなあ」ﾎﾞｲﾝｯﾀﾌﾟﾝｯ
男「そんなもんかぁ」ﾍｰ
女「よ、横目で見られてる」
クール「だ、だが男の娘君は無反応だな。うむ、胸など結局飾りだ、うむ！ 無駄な贅肉だな」ﾋﾞｯ､ﾊﾞｯﾋｭｯ
女「なによお、クールちゃんのばかあ！ 絶壁だからそんなこといってるだけでしょ！」
クール「どわああああ」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ
モブ女達「ああっクールお姉様」
女「ふーんだ！」
クール「うう、必要のない物を取り払っただけだああ」
男「いや、子供育てるのに必要だろ」
クール「うおがあっ！」ｶﾞｯﾊﾟｼ
モブ女達「お姉様ぁあああああ」
生徒会長「そこ、何ふざけてるの！」ﾋﾞｼｯ!
モブ１「いやー、生徒会長さんキリッとしてかっこいーなー」
モブ２「ちゃんと揺れるしな」
モブ３「エロくておｋ」
モブ４「でもなんで、並び順を代えて男の娘の前に？」
モブ１「おのれ男の娘」
女「ずるいよ生徒会長ちゃん、私たちを男の娘君と離して、自分はちゃっかり男の娘ちゃんの目の前に移動して
クール「ぐぬぬ！ あの女、背の布の面積がかなり少ない。それにあのちょっと腰を振ったような動き、確実に誘惑する気だ！」
女「あの生徒会長ちゃんが！？ うわ、ホントだやだぁ！」////
生徒会長「１，２，３，４……」ﾕｯｻﾕｯｻﾌﾟﾙﾝｯ
男「５−６，７，８っと」ｸﾞｯｷﾞｯ
男「？」
生徒会長「……なんとも思わない？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
男「何が」
生徒会長「ぐぎ」
女「うーん、でも男の娘ちゃん、何にも反応してないね」
クール「うむ。一生懸命に頑張って体を見せ付ける動きを、恥ずかしいのを我慢して露出度の高い水着でしているのが、滑稽以外の何者でもないな」
生徒会長「そこ、聞こえてるわよ！！」ｸﾞｽﾝ
男「？」
３，２，３，４，５，６，７，８……
体育教師「それでは、危険なことは禁止だぞ。今から20分自由に遊んでよし！」
モブ１「いやっほ〜〜！！」ｻﾞﾌﾞﾝ!!
体育教師「言ってる側から飛び込むな！」
モブ２「本当に小学生のような奴だ」
モブ３「遊ぶよりウォッチングだよな」ﾆﾍﾗｰ
モブ４「俺の泳ぎをモブ女２ちゃんに見てもらうぜ！」ｼｭﾊﾟﾊﾟﾊﾟｯ!!
モブ５「ほほう、華麗ですね」
モブ４「う、うるせーお前には何も言われたくないわ！」ｶﾞｵｯ!
モブ女２「えっひどい！ なによ急に！」
モブ４「げえっ！ 顔を上げたらその先にモブ女２ちゃんがいる！？」
モブ５「さて、私も泳ぎましょう」ｽﾗｰﾘ
モブ女２「素敵」ｳｯﾄﾘ
モブ４「うおーん！」
男「おう、どうする？」
クール「水かけっこでもするのか？」
生徒会長（お、男の娘……ちゃんが水かけっこ）ﾎﾜﾝﾎﾜﾝﾎﾜﾝﾎﾜﾝ……
〜〜
男『わああ、やめろよ！ みんなして水かけるなよお！』ｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞ
ﾁｬｯﾌﾟﾁｬｯﾌﾟｳﾌﾌﾌﾌﾌ
〜〜
生徒会長「良いかも」ｼﾞｭﾙ
クール「ゆくぞ！」ｻﾞﾊﾞｯ!
生徒会長「ぶはっ！」ﾋﾞｼｮ
生徒会長「な、なにをするのよっ！」ﾊﾞｯｼｬｰ!
クール「よからぬ妄想をするからだ、ぬあ！？」ﾋﾞｼｮｯ
生徒会長「ふん！」
男「弱いな、よーし」ｸﾞｯ
クール「男の娘君、助太刀するぞ！」
男「ん？」
クール「ていっ！」ｻﾞﾊﾞｱｱｯ!!
女「きゃあああっ！！」
クール「おお、調子がいい。かなり大きな波を作れたな。二人の力をあわせたからだな」ﾊｯﾊｯﾊ
男「いや、お前のパワーのお陰とかじゃなく」
女「うう、クールちゃんすごい」
生徒会長「あの大半がクールさんの作った波だとすると凄い腕力ね」
男「おい！」
生徒会長「いくわよー！ 男の娘君もね！」ﾊﾞｼｬｯ!!
男「おっと、潜ってかわしてやる」ｻﾞﾊﾞｯ
クール「男の娘君危ない！」
男（あ、クールが盾に！？ 俺の目の前にきやがった）
ﾑﾆｭｯ
男（あ、潜った勢いとクールが飛び出したのとで、顔がクールの尻に当たっちまった）
クール「ぬっ！？」////
女「どうしたんだろ」
生徒会長「？」
男「ふう」ｻﾞﾊﾞｯ
クール「お、男の娘君、そういうことはあまりするものでは無いぞ////」
男「何が」
女「クールちゃんなんか嬉しそう」
生徒会長「問題なのはチーム分けがいつの間にかなされていたことね」
生徒会長「あら、潜ってこっちに来るわ。水中眼鏡でしっかり動きを捉えてあげる」ｻﾞﾊﾞﾝｯ
クール「ほらほらあっ！」ｻﾞﾊﾞｻﾞﾊﾞｯ!
女「きゃああ凄い勢い！ さっきほどじゃないけど！」
クール「むう、さっきのは奇跡の一発だったか」
水中〜〜
男「よーし、女達の後ろから攻撃だ」ｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ
生徒会長「来たわね男の娘ちゃん！ そっちの動きは丸見えよ！」ｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ
生徒会長「……って」
男「よーし」ﾑｸﾞﾑｸﾞ
生徒会長「ほっぺた膨らませてる……超可愛いいいいいっ！！！！！！ う、うっ！」ｹﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｶﾞﾎﾞ
ﾊﾞｼｬﾝ!!
女「きゃあっ！ 生徒会長ちゃん溺れちゃった！？」
クール「大丈夫か」
モブ達「あの生徒会長が？」「うっは、すげー顔」
男「どうしたんだ？」ｻﾞﾊﾞ
生徒会長「うう、な、なんでもないわ、た、ただちょっと水が入っただけよ、全然大丈夫！」
男「ならいいが」
先生（男の娘きゅん……ああ、事故に見せかけてパンツ奪いとりたいっ！）
ﾋﾟｰｰｰｰｰｰｰｰｯ!
体育教師「では一度全員あがれー」
ﾜｲﾜｲ
体育教師「これより、リレーを行なう。それぞれ前もって決められた班に分かれるように。8コースあるから、二度に分けて競争し、上位4チームずつで決勝をするぞ」
チーム分け
１男 女 モブ４ モブ８
２生徒会長 その他
３クール その他
４〜８ その他
女「同じチームだね男の娘ちゃん」
クール「ふふ、残念だったな。私は別チームだ。負ける君達の姿を想像すると可愛そうに思える。なんてな」ﾊｯﾊｯﾊ
男「なんで俺達の負け確定なんだよ」
生徒会長「クールさん、私もいるってこと忘れないでくれるかしら？」
クール「ふむ、なるほど。いい勝負を期待する」
男「俺を問題外にするなよ」
女「いいからいいから、男の娘ちゃんは一生懸命、最後まで泳げばいいんだから、ね？」
男「なんで完走すれば良いくらいになってるんだよ！」ｱｰﾓｰ!
ﾊﾞｼｬﾝ! ﾜｰﾜｰﾜｰ
モブ２「よしと」ｻﾞﾌﾞﾝｻﾞﾌﾞﾝ
モブ６「うおおー！」ｻﾞﾊﾞｱｯ
モブ女１「男子女子混合ってきつくない！？」ｻﾞｯﾌﾟﾝ!
女「うわあー、皆速いよー！」ﾁｬﾎﾟﾁｬﾎﾟ
ﾜｰﾜｰﾜｰ
〜〜
男「なんだかんだでこっちのチーム以外ほぼ互角か……それぞれのチームのアンカーは俺、モブ５、クール、生徒会長、その他4人」
先生「考え込む男の娘きゅんも可愛いわ、写メ写メ」ﾊﾟｼｬｼｬ
ﾜｰﾜｰｻﾞﾊﾞﾝｻﾞﾊﾞﾝ
クール「たあっ！」ﾊﾞｼｬｯ!
生徒会長「勝つわ！！」ﾄﾞｯﾎﾟﾝｯ!!
女「あああ、他のチームのアンカーが次々スタートしてく！ みんなごめんね私が遅いから」
モブ４「まあまあ」
モブ８「でも絶望的だな、うちのチーム、アンカー男の娘だもん。クジにしなきゃよかった」
男「なんだよ……と、俺の番だ！」ﾁｬﾌﾟﾝｯ!
女「音可愛い」
男「よーしいくぜっ！！」ﾊﾞｯ!
ｽﾙｯ
男「！？ ぐ、なんだ！？ 両足に何かが絡まった！！」ｸﾞｲｸﾞｲ
女「あれっ！？ 男の娘ちゃん立っちゃった！？」
モブ４「ええっ！？」
モブ８「まさか、泳げないとか！？」
体育教師「男の娘のチームは失格だな」
ｴｴｰ……ｵｲｵｲ……
男「くそ！」ｻﾞﾊﾟﾝ
モブ４「そんな……モブ女2ちゃんにいいところ見せたかった」
モブ８「それより男の娘ぉ、泳げないなら言えよな」
女「がんばろうとしたんでしょ？ ありがと。でも無理しちゃダメだよ？」
男「ちげーよ、何かが脚に絡まったんだ……ん？ これって」
体育教師「生徒会長、クールが順にゴール、続いてモブ５、やや遅れてモブ７が決勝進出だな」
モブ達「生徒会長の勝ちだぜ！」「流石！！」
モブ女２「モブ５君、他の人が遅れなければ1番だったのになあ……」
モブ４「ぐう！あいつばっか！」
生徒会長「やるわね、クールさん」ﾌﾟﾙﾝ
クール「く、個人戦でなら私の勝ちだった……」
生徒会長「これは団体戦。勝ったのは私。ふふふ、残念だったわね」ﾀｯﾌﾟﾝ
クール「ぬ？」
生徒会長「どうしたの？」ﾌﾟｶﾌﾟｶ
クール「ほほう、大胆なものだな」ﾆﾔﾘ
生徒会長「は？」
男「脚に絡みついたの、生徒会長の水着の上だった」
モブ男子達（5除く）「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
生徒会長「きゃあああああああああああああああああああああああ」
体育教師「リレー勝負は男のクラスのモブ５チームが優勝し、生徒会長チームが準優勝した。さて、授業の最後は、クラス対抗でタイル拾いを行なう」
モブ２「どこまでも小学生仕様だな」
モブ５「楽しいじゃないですか」
モブ女２「そーよねー♪」
モブ女達「クールお姉様とタイルを取り合う振りをして……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
クール「オーラが凄いぞ君達」
男「今度こそやってやる」ｷﾞﾘﾘ
女「男の娘ちゃん、がんばろうね！」
男「おう」
生徒会長「うちのクラス、負けないわよ」
クール「ふん、あれだけの恥を掻いてよくいられるものだな」
生徒会長「ぐ。ど、どんな理由があろうと、サボりはしないの。あと、負け犬の遠吠えなんか聞き流すわね。私のチーム、モブ5君たちには負けたけどあなたのチームには勝ったもの」
クール「お、おのれ！」
モブ１（男の娘め、ホント、いつもいい思いしやがって許さん……そうだ、パンツ奪ってやれ、一生モンの恥掻かせてやる）ﾆﾔﾘ
体育教師「スタート！」
先生「みんながんばってね〜」
ｻﾞﾊﾟﾝ!
男「よーし、1枚2枚」ﾋｮｲﾋｮｲ
モブ１「男の娘、後ろががら空きだ！」ｻｯ
男「お、こっちにも」ﾋｮｲ
モブ１「外した！」ｽｶｯ
生徒会長（男の娘ちゃんにそれとなく近づいて反応を見てみようっと）ｻﾞﾊﾞﾝｽｲｽｲ
男「よーし、5枚目だ」
女「すごいねー、男の娘ちゃん、私なんかまだ2枚だよ」
男「お、足元に１枚あるぞ」
女「え、どこどこ？」
女「見えないなあ……あ、胸のせいだ////」
男「はあ？ あ、視界を邪魔してるのか」
女「解説要らないから/////」
生徒会長「ねえ男の娘君」ｽｽｽ
男「どした」
生徒会長「あの、さっきはその///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ
女「せ、生徒会長ちゃん、タイル一枚も持ってないじゃない、がんばんなよぉ！」
生徒会長「い、今はそれよりも、あのね」
男「ちゃんと勝負しろよな。おっと、女の足元のは頂く！」ﾊﾟｼｯ
生徒会長「」
クール「む、生徒会長、調子に乗って男の娘ちゃんに近づいているな！ そうはさせん！」ｻﾞﾊﾞｯ!!
クール「ぬおおおおっ！！」ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ!
女「あ、男の娘ちゃん、タイル一枚落ちたよ」
男「おう」ｽｯ
生徒会長「お、男の娘君！ さっきのことについてだけどー！」
クール「ぬおおおおおあああああっ！！」ｻﾞﾊﾞｰｰﾝ!!!
生徒会長「あ、あぶなっ、急に飛んで来た！？」
女「男の娘ちゃんあぶなあいっ！」
男「うおっ」
モブ１「え？」
ﾄﾞｯﾊﾟｱｱｱｱｱｱｱｯ!!
モブ４「な、なんだあ！？」
モブ女２「何何何！？」
モブ６「男の娘達の上から、クールが降ってきたんだ！」
モブ５「降ってきたとはすごいですね」
体育教師「どうしたー！ 怪我は無いか！？」
ﾜｰﾜｰﾜｰ
女「ふえ？」
クール「む、う？」
生徒会長「ううう……」
モブ女３「男の娘ちゃんが仰向けで浮かんで」
女「うえええん、男の娘ちゃあん」
モブ女４「女ちゃんが男の娘ちゃんの、胸の上でうつ伏せ」
生徒会長「な、なんなの？」
クール「ぐむむむ」
モブ１「はへーはへー」ﾋﾟｸﾋﾟｸ
モブ女５「クールさんと生徒会長さんの水着を全部持ったまま、頭に男の娘ちゃんの拾ったタイル全部まとめてぶつけたらしきモブ１君が浮かんでる」
生徒会長「へ」
クール「は」
生徒会長＆クール「おぎゃあああああああああああああああああああ」
モブ達（１と5除く）「うおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！」
モブ女達「いっやっほおおおおおおおおおおお！！！」
男「お前、怪我ないか？」ﾅｾﾞﾅｾﾞ
女「はう//////」
生徒会長「あ、あああっ！」
クール「お、男の娘ちゃ……いや、男の娘君のナデナデだと！」
生徒会長＆クール「うらやましい……けど、今は派手に動けないっ！！！」ﾋﾟｯﾁﾋﾟｯﾁﾀｯﾌﾟﾀｯﾌﾟﾌﾟﾘﾝﾌﾟﾘﾝｵﾝﾌﾟ
女「あ、あううあうう、はずかしいよお」
男「よく言うなあ、いつものお返しだこのやろぉ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞｯ
女「あううううあううううう////」
モブ５「おやおや、仲睦まじいですねえ」ﾆｯｺﾘ
生徒会長＆クール「悔し羨まし恥ずかしい〜〜〜〜〜〜〜！！！！！」
体育教師「男の娘が集めたタイルの分で、男の娘のクラス優勝と」
先生「ああああ、女ちゃんずるううううい！」
今回ここまで
女「男の娘ちゃん今日も可愛いね♪」
男「お前、いつもそんなことばっか言って飽きないのか」
女「うん♪ だって男の娘ちゃん可愛いもん♪」
男「よせっつのに」
女「それよりさ」
男「なんだよ」
女「こ、今度の休み、遊びに行ってもいい……かな？」
男「ああ、いいけど」
女「そ、そう？！ やった！」ｷｬｰ!
生徒会長「私もよ。まさかそれを知っていてそうしたんじゃ」
クール「そんなにずるい娘ではない筈だ」
生徒会長「それならいいけど」
クール「良くは無い。もしどうにかなったらどうする」
生徒会長「ど、どうにかって」ｺﾞｸﾘ
クール「むう？」
生徒会長（男の娘ちゃんとどうにか……）ﾎﾜﾝﾎﾜﾝﾎﾜﾝ
生徒会長「////」
クール「何か想像したな」ﾌｳｳ
女「こ、こんにちは///」
妹「どーもー」
女「妹ちゃん、こんにちは」
妹「はいはいこんにちは〜」
女「ちょっと早く来すぎちゃったんだけども大丈夫かな？」
妹「んー、だいじょーぶだと思うよ。お兄ちゃんハダカで寝てるけど」
女「え！？」////
妹「冗談冗談。さ、上がって〜」
女「ば、ばかあ！」/////
妹「ニヒヒ」
女＆妹「ハダカ////」ﾎﾞﾝｯ!!
男「シャワー浴びたんだよ」ﾌｷﾌｷ
妹「し、下は穿いてる。残念だったね」////
女「残念ってばかあ！」////
男「なんだ？」
男「女、約束より１時間も早く来ちまったのか」
女「う、うん。早く起きちゃったもんだから。だめだった？」
男「ダメじゃねえけど、予定が変わるなら前もって言わなきゃダメだろ。迷惑だけじゃなくて信用にも関わるんだ。電話番号もメルアドも知ってるんだから簡単に出来るはずだろ」ｸﾄﾞｸﾄﾞ
妹「まあまあ、その辺で良いでしょ。それよりお兄ちゃん、ケーキ」
男「ああそうだった。女、続きは後でだ」
女「続きやるの！？ って、え？ ケーキって？」
妹「お兄ちゃんがケーキ焼くの♪」
女「ええっ？」
キッチン〜〜
女「わーすごい！ ケーキ焼けるんだ男の娘ちゃん！」
男「ああ、ガキの頃に妹が食いてえ食いてえってうるさくてな、月に一度は焼いてるんだ」
妹「感謝しておりますおにーさま」
男「世界中のパティシエに謝れ」ｷﾞﾛ
女「ご、ごめんなさ〜い」
妹「パティシエって」ﾌﾟｯ
男「よしと、エプロンに三角巾つけて」ｽﾁｬ
女「（超可愛い）な、何か手伝おっか？」
男「おう、そんならこれやってくれ。と、その前にお前もエプロンと三角巾つけろ」
女「あ、はーい……ってこれ」
男「ん？」
妹「お兄ちゃんのとお揃い！」
女「////」ﾎﾞﾝ!
男「どーした、単に同じのが2枚セットで売ってたのを買っただけだぞ」
女「お、お揃いお揃い///」
妹「いいねいいね♪」
女「う、うん、やる」ｼｬｶｼｬｶｼｬｶ
男「んー、ちょっといいか？」ｶﾞｼ
女「わ！」///
妹「おお、手を握った」
男「こうやって、な。こんな感じでやるともっと良くなる」ｼｬｶｼｬｶｯ
女「う、うん。こう、こうね、うん///」ｼｬｶｼｬｶｯ
男「そうそう、上手いな」ﾆｺ
女「あううううっ！！」//////
ｼｬｶｯ!ｼﾞｬｶｶｯ!
男「お、おい。急に変なやりかたするなよどうした？」
女「あうううあううううメチャクチャ素敵だよぉおおおお//////」ｼｬｯｶｼｬｯｶｼﾞｬｶｶｶｼﾞｬｶｯ!
妹「刃物使って無くて良かったね〜」ｳﾝ
男「できたー、５段ケーキ」ﾄﾞﾝ!
女「すご＆ちょー美味しい」
妹「でしょ〜」
男「よし、女。さっきの続きだ」
女「え」
ｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞ
女「うぇ〜ん！」
妹「ブレないわあ」
今回ここまで
クール「おはようだ、男の娘ちゃん」
男「いつのまにかお前もちゃん付けするようになったよな」
クール「良いではないか、可愛いぞ」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
男「ガキ扱いみたいなことはよせ」
クール「まあまあ」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
モブ女達「クールお姉様素敵」「男の娘を可愛がると、なんだか小動物に優しくしてるみたいで画になるわ〜」
男「おい」
クール「小動物というよりショタキャ……うむ」
男「しょたきゃってなんだ？」
クール「おほん、何でもない」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
男「よせってのに」
男「おう誕生日おめでとう」ｻｯ
クール「な////」
モブ１「あっさりとまあ」
モブ５「プレゼントまで用意しているとは素晴らしいですね」ﾆｺ
女「うわー、かっわいいぬいぐるみつくったんだー！ クマちゃん！」
男「ガキの頃に欲しかったって奴を意識してな」
クール「ま、まさか」
男「この間、妹のをじっと見てたじゃないか」
クール「男の娘ちゃん……！」ｼﾞﾜ
クール「黙っていろ！ 私にとっては何より嬉しい贈り物だ！」
モブ女達「は、はいっ」ﾋﾟﾀｯ
男「クール」
クール「男の娘ちゃん、ありがとう//」ﾌﾌ
男「お、おう……つか、ちゃん付けやめろ」
生徒会長「今度はあの二人が良い感じに！？」
女「あうあうあうあうあ」
男「なんだ？」
生徒会長「な、なんでもないわ/// あ、やっぱりもう少し私が持つわ」
男「んな必要ねえっての」
生徒会長「まあまあ、意地を張らないで」ﾊﾞｻ
男「なにすんだよ」ﾊﾞｻ
生徒会長「いいからいいから」ﾊﾞｻ
男「俺が持つっての」ﾊﾞｻ
生徒会長「男の娘君はこれだけ持ってればいいわ」ﾊﾞｻﾊﾞｻﾄﾞｻ
生徒会長「意味はあるわ。人を助けようとする優しさを出したって言うのは素晴らしい事じゃない」
男「いいことは言ってるけどよ、お前根本的に間違いを」
体育教師「こら男の娘！ 何、女子にそんな多くの資料を持たせてるんだー！」
男「おいいいっ！」
生徒会長「ちがいます先生、私が元々一人で運ぶ筈だったのを彼が手伝ってくれたのです」
男「……」
生徒会長「いやね、ああいうのって。男性のよさを、体力面や腕力でしか評価しようとしないんだもの」
男「たしかにそうだけどよ」
生徒会長「男の娘君は、男の娘君の良い所を伸ばせばいいのよ。ね」
男「人の話を聴け……」ｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗ
生徒会長「ね、ねえ」
男「ん？」
生徒会長「私も、男の娘ちゃんって呼んでも良い……かな？」ｴﾍ
男「おぉいぃいいっ！」
つづく
待つけど
ひょっとしたらこのまま落ちるかもしれない
r’ _,. -―– .、 ヽ
l r ‘´ ｀ヽ l
l’…….-―.::::::￣￣:::::::::::‐.`L.._
,-:::´::::::::::-::‐ ” ￣￣ ‐-､:::::::::::::ヽ
r’:::::::::::::::::::/ lヽ:::::::::::::::i
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.l::::::::::i:rヽヾ ri’t:Tヾ、 ;::::- ､ !:::::::::::::::::::/
ヽ:::::lヽ.、 ￣ノ :.’`-’ヽ`ir’ )::::::::::;r’
` ヽﾆ:. ,. ::.` ‘i:.r’::;;-’´
l::. ,,..–`-:く /’-’ ´
ｲ :. ””””’”‘;;;;:ﾐ .!
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ホッシュ [Sred Hossu]
（1875〜1934 イギリス）
俺ずっと張り付いて保守も書き残してるけど
俺じゃないやつがチラホラいるな
クールはショタコンだったか
兄よここで一つヤンデレを出してみては如何か？
ずっと開けててすまん、結局間の話はまともにできなかった上に最終章も直してるうちにガタが生じてダメんなった
とりあえず短編
男「なんだ？」
女「あっちで綺麗な人が呼んでるんだけど」
男「ん？ ああ、従姉妹か」
従姉妹「男の娘ちゃんひさしぶり〜かわい〜！」ﾑｷﾞｭ
男「おい」ｲﾗｯ
女「！！」
クール「な！」
生徒会長「はあ！？」
ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ
従姉妹「あぁん、すべすべやわやわ〜」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆｻﾜｻﾜ
男「おい！」ｸﾞｲ
従姉妹「あぁんいじわるぅ」ｷｬｰ♪
男「あのなあ」
クール「旧知の間柄のようだが？」
生徒会長「ううっ、すごい綺麗だし体もできてるし……」
モブ１「かわいーおっとり系ゆるふわお姉様ってやつ？」
モブ２「何の用だろうな」
男「どうして学校に？」
従姉妹「頼みがあって」
女「ううー、男の娘ちゃん、その人誰なの？」
男「うちの従姉妹」
クール「良かった」
生徒会長「何を安堵してるの、いとこ同士だって結婚はできるわよ！？」
従姉妹「昔ねえ、結婚の約束だってしたのよぉ」ｳﾌﾌ
三人娘「 」
男「お前が一方的に言っただけだろ」
従姉妹「もぉいじわるぅ〜！」ﾌﾞｰ
三人娘「ふう」ﾎｯ
男「で、頼みってなんだよ」
従姉妹「今度、私の大学の文化祭で、お芝居をやるんだけど、ヒロインの子が怪我しちゃって」
男「おい」
従姉妹「あらぁ、まだ言い終わってないのにぃ？」
男「ヒロインが怪我して、代わりに俺に出ろってんだろ」
従姉妹「あら♪」
女「え」
クール「な」
生徒会長「っ」
男「ん？」
従姉妹「あらら〜♪」
女「いま『あら♪』って言った！かわいいいいいっ！！！」ｷｬﾊｰ!
クール「うおおおおおおおっ！」
生徒会長「まさか、まさかまさか！ 男の娘ちゃんがあっ！」
男「それがどうした、話に何の関係もないだろう」
従姉妹「あらあら。こういう所も可愛いのよねえ」ｳﾌﾌﾌ
モブ１「羨ましすぎるぞ」
モブ５「しかし、ヒロイン役がいないと言うのは心配ですね。と言うより、男君に似た背格好なのでしょうか？」
モブ２「男の娘、身長低めだもんなあ」
女「うーん、人助けだし」
クール「し、仕方がないのではないか？」
男「嫌だっつってんだろ！」
従姉妹「おねがい男の娘ちゃぁん、従姉妹お姉ちゃんの事好きにしていいからぁ」
男「原型無くなるまで殴るでもいいのか？ その条件」
従姉妹「やぁんこわぁい。いじわる言わないでぇ！」
男「大体、背の低くて可愛いのだったら他にもいるだろ。あ、こいつとか」
女「ひゃうっ！？」////////////////
クール「ぐが！」
生徒会長「ちょおおっ！」ｷﾞｬｰ!
従姉妹「あらあらまあまあ」
生徒会長「かわいいとか言われるなんて。ぐぐぐぐ」
女「はにゃ〜/////」
従姉妹「確かにその子でも……うーん、男の娘ちゃん、だめ？ どうしても？」
男「ダメだ！」
従姉妹「もぉ、かわいいわねえ」
男「なんでだよ！」
女「男の娘ちゃんに可愛いって言われたああああ////////」ﾌﾗﾌﾗﾌﾗ
久々に投下できてよかった……保守ありがと。
今後もちょいちょいとやってく予定。
それらが今後に繋がっていくかとかそういうのも今は不明。
4コマ漫画の雑誌みたいな雰囲気と思ってくれればわかりやすいかな？
まだ落ちて無かったのかこのスレ
とりあえず乙
クール「うむ///」
男「4人でか？」
クール「ま、まあな。本当は二人きりがよかったのだが//」
男「その日は……ああ、都合はつくな」
クール「よし！」
女「やった！」
生徒会長「ふうー」
男「なんでクールだけが誘いに来た」
クール「い、いや。その、えっと、誘いづらいというかなんというか、な話になってだな。じゃんけんで負けて」
男「じゃんけんで負けたやつが俺をさそいに？」
クール「なっ！ ちょ、違うそういう意味ではないぞ！」
女「変に誤解して落ち込まないでえ！」
生徒会長「でもすっごいかわいいっ！！」
モブ１「生徒会長ぶっ壊れてきたな」
男「なんだよ」
モブ２「お前わかってないのかまさか」
男「何が」
モブ３「朴念仁ﾜﾛﾀｗｗｗ」
男「なんだそのわろたってのは」
モブ４「モブ女２ちゃん……」ﾊｱ
男「どうしたおまえ落ちこんでなんかあったのか」
モブ５「いい人ですねえ」
女「ね、ねえ、クールちゃん。パンフレット今見てみたんだけどここ」///
クール「ふふっ」
生徒会長「何……えっ！ ここ混浴しかないの！？ ちょっと！」///
クール「やってやった。ああやってやった文句があるか」ﾌﾊﾊﾊ///
女「そ、そそそそそんないきなりちょっと普通じゃないというかやっちゃいけないというかあわわわわわ////」
生徒会長「こ、コーキョリョーゾクにいはんするというかなんだっけあれ！？」ｱﾀﾌﾀ////
クール「公序良俗か」
生徒会長「そ、そうよ！ 何を考えているの！」
クール「嫌なら二人っきりの旅行にさせてもらおうか///」
女&生徒会長「なっ！！！！！！」
クール「彼の性格から考えて問題なく……湯船にタオルをつけてはならないというルールからも」ｸｸｸｸｸ
女「だめえええええええっ！」
生徒会長「ぜ、絶対に許さないわよそれは！ そんなことをさせないために見張るわ！ そのために私も絶対に旅行へ行くわ！」
女「ええええ」
女「うぅ〜男の娘ちゃんと温泉混浴あううあううあうあうあう////////」
女「一緒に入って……もし」
///////////////////////////////////////////////
女「きゃうっ！！！！」/////
クール「ふふ、ふふふふ、ふははは！ 今度の休みが楽しみだ……」
クール「男の娘ちゃん……ふふ、ふふふ。混浴、混浴だ」////
クール「何が何でも、ふふ、ふふふふふ」////
クール「私の目の前に……目の前にっ/// ああ、う、鼻血が出そうだ」
クール「……さらに、私たちが泊まる部屋は……」ﾆﾔﾘ
クール「ふ ふ ふ ふ ふ ふ 」
生徒会長「か、必ず、クールさんのたくらみを阻止しないと！」
生徒会長「お、おおおお風呂に一緒に入っても、何も変なことをしたりとか、見なければいいだけよ！」
生徒会長「そうよ、互いに見なければ……」
生徒会長「……偶然は仕方ないけど///」
生徒会長「な、何を言ってるの私は！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ////
生徒会長「もしそうなったとして……男の娘ちゃん見た目がああだし、もしも成長度が著しく低かったとして///」
生徒会長「……泣いちゃったり」
生徒会長「あぁああああああああああああん//// で、でも安心してね、私はすべてを受け入れるから！ ええ、そうよそうですとも！」ｷｬｰｷｬｰｷｬｰ////
男「すーすー」ｚｚｚ
妹「寝顔かわいー♪」
男「温泉来たぞ」
女「素朴可愛い」
男「何がだ」
クール「さて、早速温泉につかろうではないか」
男「おう、いいな」
女「拒否らない男の娘ちゃんかわいい」
男「？」
クール「よし……頼む」ﾎﾞｿ
女将「すんませんなあ、今男湯人いっぱいどして、混浴でよろしおまっしゃろか」
女＆生徒会長「！？」
男「別に良い」
女＆生徒会長「！？！？！？！？」
女将（なんでおなご同士でそんなこと言うんやろか……まあええわ。小金もろたし）
男「？ ？ ？」
女将「で、でもまだ少し待っとくれやす。お風呂の掃除が済んどりませんのや
生徒会長「そ、そう（心の準備が未だだったから助かるわ）」
女「ふえー（男の娘ちゃんのおち……あうううああううううう）」////
クール「くっ、二人が落ち着いてしまっては……仕方があるまい」
男「どうしたお前ら」ｷｮﾄﾝ
クール「……私達と一緒にお風呂だというのに」
女「わ、私男の娘ちゃんになら////」
生徒会長「こ、公序良俗……でも、男の娘ちゃんにとっては問題ないみたいだし」ｳﾝ
男「何なんだよお前ら……」
まだ消えてないないのか流石だな
クール「４人部屋だ」
男「全員同じ部屋なのか」
生徒会長「な！ こ、これは問題では！？」
女「男の娘ちゃんと同じ部屋////」ｱｳｳｳｳｳ
クール「仕方がないのだ、他に部屋がなくてな」ﾌﾌﾌ
生徒会長「……お風呂の用意をして、掃除の終わるのを待ちましょう」
男「おい待て」
生徒会長「えっ？」
男「外の景色見てみろ」
女「わあ、綺麗！ 緑の山々に、近くにお花もいっぱい咲いてる！」
クール「ほほう」
生徒会長「本当……心が洗われるようね」
クール「む///」
生徒会長「まあ///」
男「なんだそりゃ」
女「妖精さんみたいになるかも」
生徒会長&クール「っ！！」///
男「おい」
女「とにかくちょっと出てみようよ！ ４人で記念写真とか撮りたいし！」
男「それはいいな」
クール「うむ」
生徒会長（花々の中でピンクのドレスを着て、風でふんわり髪が靡いたりすれば……ああ、最高のシャッターチャンスかも！）
男「お、ここがさっきの花畑だな」
女「ほら、男の娘ちゃん早く早く！」
男「何を早くするんだよ」
クール「まあまあ。一人ずつ花の前に立って写真を撮るのはどうだ？」
生徒会長「いいわね」ｺﾞｸﾘ
男「んなことしねえで、４人で撮ればいいじゃねえか」
クール「い、いや、まずは１人ずつ」
男「んな必要あるかよ」
クール「ぐむ」ｳｳ
女「と、とにかく４人で撮ろっか。周りの誰かに写真撮ってもらお！」
生徒会長「しかたないわ」ｼｮﾝﾎﾞﾘ
男「なんで落ち込んでんだ」
旅行モブ「お、かわいー子たちが４人！？ 逆ナン！？」
男「おい」
クール「写真を撮ってほしいのですが」
旅行モブ「そりゃそうだよな……俺なんかに誰が逆ナンするかよって〜の」ﾌｳ
生徒会長「変な妄想抱いてる感が……別の人にしましょうか」
旅行モブ「わ、わわ、そんな風に言われると傷つく！ 写真撮るから、そのまま去るから、ね！？」
生徒会長「……でも」ｼﾞﾛｰ
男「イイじゃねえか、別にそんな変な奴とも思えねえ」
生徒会長「男の娘ちゃんが言うなら……」
旅行モブ「おおおお！ 一番可愛い子が俺をかばってくれた！ よ、よし、がんばって撮るぞ！」
三人娘「」
男「おいこら」
男「おういいぞ」
クール「う、うむ。私は隣にしよう」
生徒会長「そ、それはずるいわ！ 公平に決めましょう。クールさんは背が高いから、後ろよ」
クール「何の公平さだそれは！」ｶﾞｰ!
女「私は右隣ね///」ｽｯ
生徒会長&クール「こらあっ！！」ｸﾞｶﾞｰ!
男「喧嘩すんなジャンケンにしろ」
旅行モブ「仲良い子たちだな」ﾊｯﾊｯﾊ
女「じゃんけんぽん！」ﾊﾞｯ
クール「……私が後ろか」ｸｯ
女「は、はーい」ｽﾁｬ
生徒会長「よろしくお願いします」ｽｽｯ
男「そんなに寄ることあるか？」
クール「ぐ、ぐむむ、二人とも横から密着……くっ、胸が当たっている！ 私だって……む？」
ｸﾞｲｸﾞｲ
男「クール？」
クール「せっかくだ、私も寄ってみようと思ってな//」ﾌﾌﾌ
女「？」
生徒会長「何を？」
男「せまいぞ」
クール（ああっ、男の娘ちゃんの後頭部に私の胸が……そして私の腰部前面に男の娘ちゃんの腰部後面……つまり、あああっ！ 密着！）
女「ありがとうございました」ﾋﾟｯﾄﾘ
生徒会長「ありがとうございます」ﾍﾟｯﾀﾘ
クール「ああっ、ああっ」ｼﾞｯﾄﾘ
男「離れろお前ら」
クール「ふふ、あっはああ」ﾆﾍﾗｰ
女「クールちゃんどうしたの」
生徒会長「男の娘ちゃんに寄って、なにかよからぬことを考えたわね？」
クール「そ、そんなことはないぞ。はははは」
男「撮ってもらった写真、見てみようぜ」
生徒会長「そうね、良い証拠になるわ」
クール「うむ？」
女「きゃっ、クールちゃん！ ちょっとよだれ出てる！」
クール「いっ！！」
男「別に」
クール「ほっ」
女&生徒会長「男の娘ちゃんが否定したからって信じるとでも？」ｷﾞﾛﾘ
クール「う、うう、ま、まあそれより、それよりだ！ そろそろ温泉に行こうではないか！ はっはっはっはははーーーー！」ｽﾃﾃﾃﾃｰ
男「なんだあの慌てようは」
女「む〜！」
生徒会長「上手いごまかしね」
男「なんか知らないけどよ、そんなに怒るなよ」
女「う、ごめん//」
生徒会長「そうね。堅いこと言わずに楽しみましょう……この後のことを///」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ
やっぱりいいな、悶え死ぬ
男「お、混浴はあいてるのか。じゃあこっちでいいや」ｽﾀｽﾀ
クール「看板作戦成功」ｷﾗｯ
生徒会長「あ、あなたなんでことを！？」////
クール「後は我々が乱入すればいい」
女「乱入！？ はううううあうううううう////」
クール「言っておくが、湯船にタオルを入れるのは禁止だからな。巻いている描写があるのは漫画やドラマだけだ。これは厳正なルールだぞ」
生徒会長「アナタッテヒトハデモルールダカラシカタナイワ」ｶｸｶｸ
女「生徒会長ちゃんなんかしゃべり方変……」
従業員Ａ「あっ、あった清掃中の札！」
従業員Ｂ「お客様困ります！ 勝手に持ち出されては！」
従業員Ａ「最近の若い子は無断でこんなことをするの？！ 良くないわよこういうのは泥棒も同然」ｸﾄﾞｸﾄﾞｸ……
クール「む？ あ、いやこれは……」
女（男の娘ちゃんくらい説教長そうな人がでてきたなあ）
従業員Ａ「えっ？ そ、それはどうも」
生徒会長「嘘はダメよ、ちゃんとあやまりなさい」
クール「な！？」
女「そーだよ！」
従業員Ｂ「う、嘘を？」
従業員Ａ「それは許せないわ……いい？ 素直に認めて謝ればいいところをあなた達は嘘をついて逃れようと……」ｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞ
女「えっ？ 私達も！？」
生徒会長「あの、私達は」
従業員Ａ「たとえ貴方本人でなくても友達のすることに」ｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞ
クール「い、いやその……ごめんなさ」
従業員Ａ「謝ってそれで終わらせるつもり！？ それこそ許されな……」ｸﾄﾞｸﾄﾞｰ!
生徒会長「あ」
クール「あ、じゃなかろうがああっ！！ どうにかごまかして混浴に入ろうとしたのにお前達がバカ正直だから」
生徒会長「つい癖で」
従業員Ａ「何を言っているの！ ちゃんと聞きなさ」
女「いい加減にしてください！」
従業員Ａ「え！？」
女「あ、あのっ、少なくとも私達は悪いことしてません！ やったのクールちゃんだけだし……あ、責任逃れとか一人だけ置き去りとかじゃなくて、その、一人のしたことをまるで全員がただ悪いみたいな言い方をするのが良くないというか、それに最近の若い人ってことで怒ったりして、よくないです、年を取った人やもっと小さな子にも悪いのはいるし、クールちゃん謝ろうとしただけなのにそれで済まそうと思ってるなんて決めつけたりして……よくないです」
従業員Ａ「う……っ」
従業員Ｂ「ね、ね？ この後も仕事あるから、ね？」
従業員Ａ「うぐう……と、とにかく、もうこんなことはしないでくださいお客様」
クール「は、はい」
生徒会長「お、女さん？ どうしたのすごいわね。まるで」
女「お、男の娘ちゃんのマネしてみたら///」ｱｳｳ////
ｶﾎﾟｰﾝ
男「擬音のかぽーんってやつ何なんだ？ 桶の落ちる音か？」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ
男「しかしいい景色だな、山々や澄み渡った空に白い雲……」
男「……」
男「環境問題か……昔はもっともっと綺麗だったのかもしれないのにな」
男「それと比べて、はたしてこれを素晴らしい自然と言っていいものかどうか」
男「もっと大勢で話し合いの輪を広げて、考えていくべきだな」
ｳﾌﾌﾌ､ﾔﾀﾞｰ♪ ｷｬﾊﾊﾊﾊ!
男「ん？」
ＯＬ２「ねえ、男の人いない……よね？」
ＯＬ３「いないいない、大丈夫よ！」
ﾃｸﾃｸﾃｸ
男「女が3人……？ おーい、男一人入ってるぞー！」
男（互いに見えないように一旦岩陰に隠れとくか）ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ
ＯＬ１「えっ！？ いまの男の声！？」
ＯＬ２「や、やだっ！ 恥ずかしい！」ｷｬｰ!
ＯＬ３「ちょっと、アンタ！？ なんでここにいるのよスケベー！」
男「男湯が清掃中だったんだ！ だが混浴だってわかってるなら一応覚悟はしておけよな！ 男がいる可能性はあるんだってことを！ 高をくくっておいて、いたとわかった途端騒ぎ出すんじゃねえ！」
ＯＬ３「な、なによ……う、嘘ついて！ 清掃中の札無かったわよ！？」
男「じゃあ俺が入った後で札をはずしたんだろ！ ん？ それだと清掃員がなんでいなかったかわからないな……ん？」
ＯＬ１「待って。私達が来たのを知って、こそこそ隠れて覗き見したりするなら３ちゃんが怒るのもわかるけど……けっこう紳士じゃない？ ちゃんと伝えてくれたもの」
ＯＬ３「う、確かに」
ＯＬ１「ねえ、今どこにいるんですか？」
男「岩陰にいる。目は閉じてる」
ＯＬ１「そう……」ｽｽｽｽ
男「手間かもしれねえけど一旦出てくれよ。すぐに俺も出るから、その後に入ればいいだろ」
ＯＬ１「目を開けてみて？」
男「ん？」
ＯＬ１「目を開けて？」
男「なんだ？」ﾊﾟﾁ
ＯＬ１「かっわいい……！！」
男「おい」
ＯＬ２「え？ なになに？」
ＯＬ３「あいつが目を閉じているのを確かめるために、音を殺して近寄ったってわけね」
ＯＬ１「二人とも大丈夫よ、この子本当に目を閉じててくれたから！ しかも嫌らしさ０の……それどころか超可愛いの！」
男「おい！」
ＯＬ３「可愛いって何よ、男でしょ？」
男「男だよ！」
ＯＬ１「うーん、違和感。男の娘って呼ばれない？」
男「確かに呼ばれるが、俺は男……」
ＯＬ３「男の娘！？ ほんとだ、マジかわいい！」ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ!
男「おい！」
ＯＬ２「た、タオルも巻かずにバシャバシャ走ったりして、大胆すぎだよ３ちゃん〜〜〜！」////
ＯＬ３「いいのいいの、真摯な上に男の娘ってんなら問題なしっしょ！」
ＯＬ１「隠すところは隠しなさい、完全丸見えだったわよ……」
男「それ以前に風呂ン中で走るな」
ＯＬ２「え、で、でも……」
ＯＬ１「じゃあ男の娘ちゃん来て」
男「なんだよ……」
ＯＬ２「えっ！？ わ、私タオルも巻いてな、いやっ！ ……え？」
男「ん？」
ＯＬ１「ごたいめーん。どう？ かわいーでしょ」
男「やめろっつの」
ＯＬ２「……この娘になら見られても別に……やん///」
男「どういうことだそれは」
ＯＬ３「わーやらしー♪」
ＯＬ２「かわいすぎるこの子……アルビノオッドアイってあり得るの？」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ///
ＯＬ１「ねえ、どこから来たの？」
男「どっか」
ＯＬ２「一人で？ それとも家族？」
男「友達3人と」
ＯＬ３「友達3人もかわいいの？」
男「一人は可愛いけどもう2人は綺麗って感じだな」
ＯＬ１「男の娘にもいろいろいるのねえ」
男「なんか勘違いしてないか？」
ＯＬ２「こ、この中だと誰がタイプ？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ///
ＯＬ３「アンタ、もしかして恋した？」
ＯＬ２「そ、そんなんじゃないわよう！」ｱﾜﾜ///
ＯＬ１「ふふ、でもわかるわ。男の娘ちゃんってすごい肌もきれいだし髪もさらさら……誰でも惚れちゃいそうだもの♪ ……その可愛さ」
男「せめて最後の部分言わないでくれるか？」ﾊｧｰ
男「別に良いけど？」
ＯＬ３「積極的すぎ……って、イイの！？ このメス狼に食べられちゃうわよ！？」
ＯＬ２「さ、３さんやめっ！」///
男「食われるわけねーだろ」
ＯＬ１「ふふ、多分意味が分かってないのよね。かわいー」
男「んだよ！」
ＯＬ１「ところで君。この温泉、透き通ってるわよね？」
男「ああ」
ＯＬ１「完全に透き通ってて……ねえ、下を見てみたくはないの？ 割と真下」
男「別に？」
ＯＬ３「１さんも誘う気満点ね……」
ＯＬ１「下を見るとすっごいイイ眺めが見られるんだけどなー」
男「なんだ？ そりゃ」ｸｲｯ
ＯＬ３「なっ！ い、１さん！ さっきは私に注意しておいて自分は思いっきり……」
ＯＬ２「きゃっ///」
男「……」
ＯＬ１「どう？ イイ眺めでしょ？」ｲﾔﾝ♪
男「彫刻みたいな体だな」
ＯＬ１「それって喜ぶべき回答？」
ＯＬ2&3「く、くくく……」
ＯＬ１「あっなに笑ってるのよ！！」
ＯＬ２「なにも//」
ＯＬ３「美人ＯＬ１さん、旅先で出会った女子中学生に撃沈！」
ＯＬ１「う、うるさあい！」ﾝﾓｰ!///
男「俺高校生だぞ」
ＯＬｓ「うそお」
男「うるせえなあ」
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞ!!
女「もー！ なんでおかみさんあんなに話が長いのよっ！」
クール「従業員Ａの無礼をわびるなどと！ いらんというのに！」
生徒会長「男の娘ちゃんもう出ちゃうわよ！ はやくいかないと！」
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ!!
……ｶﾞﾗﾗﾗ
クール「しまった！ 戸が開いていく！？ 出てしまったのか！？」
ＯＬ１「////」
ＯＬ２「/////」
ＯＬ３「//////」
ﾃｸﾃｸﾃｸ……
女「すごい顔真っ赤……あ、お風呂入ってたんだもん当たり前よね」
生徒会長「良かった……で、男の娘ちゃんは！？」
クール「早く突入だ！」
ﾜｰｰｰｰｰｰｯ!ﾊﾞｻｯｽﾙｽﾙﾊﾞｻｯ!ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ!!
ｶﾎﾟｰﾝ
男「ん？ お前らもこっちにきたのか。女湯も清掃中だったのか？」ｻﾞﾊﾞｱｰ
女「は……う///」
クール「男の娘ちゃん……出るところ……か……って！！」
生徒会長「そ、そんな……って！！」
女「男の娘ちゃんハダカ……って！！！」
男「なんだよ」
3人娘「……すごい」///////////////////
ＯＬ２「チラ見する程度のつもりだったのに」
ＯＬ３「どれだけ可愛いかと思ったら……」
ＯＬ１「ちょっと下を向いてみたら」
ＯＬｓ「「「すごいわ……男の娘…………様」」」/////////////////
ｶﾎﾟｰﾝ
女「……///」
生徒会長「す、すごかったわね……お風呂上がりの男の娘ちゃん」
クール「あ、ああ///」
女「////」
生徒会長「と、ところで、ここってそもそも混浴しかないんじゃなかったっけ？」
クール「少し前のパンフレットだったらしい、あれは」
女「////」ﾎﾞｰ
生徒会長「そ、そう……まあなんでもいいわ」
クール「うむ/// あ、明日の夜には今度こそみんなで一緒に入ろう」
女「うん///」
クール「ここだけはちゃんと答えるのだな」
女「////」ﾎﾞｰ
男の娘の男の子は漢の子だったのか……
俺はそう思ったのだが...
てか他にも保守ラッシュかけて読んでる奴いたんか
反論させていただきますが、私このスレは好きですから。
スレがおちるまでは諦めないんですよ。
心身ともいろいろとあって
男「さっぱりしたか〜？」
女「う、うん///」
クール「漢……いや、男の娘ちゃん、湯冷めしていないようだな」
生徒会長「漢様……じゃない、男の娘ちゃん、浴衣姿素敵よね//」
男「何だその言い直し」
女「そうだよ男の娘ちゃんに対して」
男「どっちにしろ間違ってんだぞ？」ｷﾞﾛ
女「あ、あはは///」
女「え？ あ、きゃ！」//
生徒会長「ちょ、ちょっとそうね……やだ、胸が出ちゃう///」ﾑﾆｭｯ♪
女「た、体型と合わないんだよー」///
クール「ぐっ、谷間を見せつけてっ！」ｲﾗｲﾗ
男「クールはしっかり着れてるな」
クール「う、うむ。私は胸で崩れる心配が無……悲しい」
男「？」
女＆生徒会長「！？」
男「扇風機つけてやる」ｶﾁｯ
クール「お、おおっ！ では胸に直接風を当てるとするか！」ﾌｫｵｵｵｰ
ﾋﾟﾗﾋﾟﾗﾊﾞｻﾊﾞｻ
クール「ああっ、ど、どうだ男の娘ちゃんこの姿///」
女「や、やっぱり！ 一人だけずるいよ〜！」
生徒会長「ないのにアピールするなんて斬新な！」
クール「う、うるさい！ やったモノ勝ちなのだ！」ﾊﾊﾊﾊ
男「どうだって言われたって……まあ風邪ひくなよ」
クール「優しいけど悲しい」ｶﾞｯｸﾘ
ｶﾂｰﾝｶﾂﾝ!
男「よっしと！」ｶｷﾝｯ!
生徒会長「ううっ、かがんで胸を強調したところで無駄……」
女「わかりきってるのに///」
クール「愚かな女だ。他に人がいるところでそんなことをするとはな」ﾌﾌﾝ
生徒会長「う、うるさいー！」
男「ほら俺の勝ちだ！」ｶｷｰﾝ!
生徒会長「あっ！ ……勝負にも負けちゃった」
男「よっしゃ」
ｶｷﾝｶｷﾝｶｷｷｷﾝｯ!
女「……え///」ﾎﾞｲﾝｯ
男「あ、タマが女の胸の間に入った」
女「やうううっ！！」///
生徒会長「そ、そんな！ 私のアピールタイムだったのに！！」ｶﾞｰﾝ!
男「なんかあったのか？」
女「ちょっとね。あ、船盛おいしそー！」
生徒会長「さっそくいただきましょう。男の娘ちゃんの分は取り分けてあげるわね？」
男「必要ねえよ、普通に自分で……」
クール「おっ、このマグロはおいしそうだぞ。ほら」ﾋｮｲ
女「アワビのお刺身だよ男の娘ちゃん」ｻｻｯ
生徒会長「やっぱりお刺身は鯛でしょ」ｽｽｯ
ｽｲｽｲｻｯｻｯ
女「男の娘ちゃんのお皿にいろいろ集まっちゃったね！」
男「自分でとれるってのになんだこの」
女「超可愛い」
クール「うむむ……」
生徒会長「地味にお箸の使い方や作法もしっかりしてるわね」
男「見てねえで食え……」
3人「食べたい」ｺﾞｸﾘ
男「俺を見て何言ってんだ」
女「あうう////」
クール「う、うむむ。美味い鯛だ。歯ごたえがある」
男「歯ごたえ重視にすると味がないんだよな……」
生徒会長「確かに。良く知ってるわね」
男「まあ一応な」
クール「う、うぐぐっ」
クール「うむ」ｼｬﾘｼｬﾘ
生徒会長「すばらしいわ」ﾁｭﾋﾞｯ
男「ほんとに美味いな」ﾑｸﾞﾑｸﾞﾑｸﾞﾑｸﾞ
女「むぐむぐ可愛い！」
クール「うむ///」
生徒会長「ええ///」
男「おい」ｷﾞﾛ
女将「失礼いたします」ｽｽｽｰｯ
男「ん？」
クール「来たか」ﾆﾔﾘ
男「おいおい、どういうことだよ」
クール「ちょっとばかり口が効けてな」ﾌﾌﾌ
生徒会長「ま、まさか呑もうって言うの！？ ダメよ！」
クール「せっかくこうして気の合う友人……友人同士が集まったのだから少しくらいハメを外さんとな」ｷｭﾎﾟﾝ
男「ダメに決まってんだろ！」ﾊﾞｼｯ!
女「あ！」
クール「ま、まあまあ……う！？」ﾊﾞｼｬｯ!
生徒会長「男の娘ちゃんがお酒を取り上げて……その勢いでこぼれたお酒が、クールさんの……そ、その……あの///」
女「おもらしみたい//」
クール「うわわわわーーーーーーーーーーっ！？」ｶﾞｰｰｰｰｰｰｰｰﾝ!
男「悪いのお前だからな？」
クール「あっさり潰されたうえにこんな恥を……ぐううううっ////」
生徒会長「またお風呂へ入ればいいじゃない」
クール「うううっ、余計な慰めをするな惨めになる！」ﾄﾞﾝｯ!
男「うおっ！？」ｸﾞﾗｯ
女「！？」
生徒会長「お、男の娘ちゃんに向けて……酒瓶が倒れる！？ （これってもしや！？）」
クール「む、むう！（ぎ、疑似おもら……うおおお！？）」
女「あ、あ、あ、あ！（男の娘ちゃんの……恥ずかし……////）」ｺﾞｸﾘ
ﾊﾞｯｼｬｱｱｱｯ!!!!
男「……頭から酒被っちまったぞどうしてくれる」ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬｷﾞﾛｯ
3人「「これはこれで」」ｸﾞｯ
男「あん？」
クール「男の娘ちゃんと二人っきりでお風呂に入るチャーーーーーーーーーーーーンス！！ と思ったのに……」
生徒会長「が、学生がふたりで混浴なんてありえないでしょう！？」
女「へ、変なことしちゃだめだよおっ！！」
男「おい、見てみろ」
女「え///」ﾄﾞｯｷｰﾝ!
男「月が綺麗だぞ」
クール「そ、そうか///」
生徒会長（水面に映る男の娘ちゃんの白い肌……な、なんという艶めかしさ）
クール（美しい）
女「可愛い」
男「おい」
ﾁｬｯﾌﾟｰﾝ……
イケメンB「楽しみだね〜」
イケメンC「早くはいろうぜ！ イイ女居るかもよ」
イケメンD「うおーっし！」
ｶﾞﾗﾗﾗﾗｯ
女「邪魔」
クール「邪魔」
生徒会長「邪魔」
イケメン達「「 」」
男「おいおいどうしたお前ら、ここは混浴……」
女「ごめんね黙ってて」
クール「すまん黙っていてくれ」
生徒会長「ごめんなさい何も言わないで」
男「？」
イケメンｓ「俺達の存在は一体……」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
女「男の娘ちゃんってこういう温泉ってきたことある？」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ
男「いや、一度あったかなかったか」
クール「曖昧だな」
男「ガキの頃に行ったことがあったような無かったような、そんな記憶しかないんだ」
生徒会長「へえ、とすると本当に子供の頃の記憶なのかしら？」
男「親と話す機会もあまりないしな……今度訊いてみるか」
女「そっかあ、ご両親共働きだっけ？」
男「ああ」
クール「妹と二人で寂しかったのではないか？」
男「ん、まあ寂しくなかったと言えば嘘になるな」
クール「一人で寂しがっている姿を想像すると……ふむ」
男「妹と二人って自分で言ったくせに」
女「あ、それ気になる」
男「んー、半年に一回か二回か」
クール「意外と多いのだな」
男「それこそ子供の頃から気にかけて様子見に来てくれててな」
女「へえ、でも前に見たアルバムに写真無かったよね？」
男「変な写真ばっかりとらせようとするからな、女装系の」
女「あぁ」
生徒会長「もっと子供の頃から慣れさせてさえおけば……くっ」
男「何を言ってんだてめーは！」ｻﾞﾊﾞｱｯ!!
生徒会長「ぎゃ！」
クール「うおっすごい……ん？ プールで前に……ん？」
男「さーてそろそろ部屋に戻るか」
女「普通に立ち上がらないで///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ///
生徒会長「後ろも見ちゃった///」
クール「う、うむむむむ////」
男「OL達の部屋に行ってくる」
3人「「え！？」」
男「さっき遊びに行くって約束したんだ」
女「お、OLさん！？」
生徒会長「間違いないわ、男の娘ちゃんを気に入って……」
女「お部屋に行った男の娘ちゃんを……」
3人（（お持ち帰り！？））
男「変な奴ら」
3人「「私達も行くっ！！！」」
男「ん？ ああいいけど？ ……一応確認だけ取っておく」
〜〜
ｼﾞｭｸﾞｯ､ｼﾞｭｸﾞｯ
男「ん？」
ﾝﾁｭｯ､ﾝﾁｭﾂ
男「なんだこの音？」
ﾋﾟﾁｬｯﾋﾟﾁｬｯ
OL１「あはあっ、あはん！ お、男の娘様ぁぁあ！」ｱﾊﾝｯｱｧﾝ!ｼﾞｭﾌﾟｯｼﾞｭﾌﾟｯ♪
OL２「と、とまんないっ、手ぇとまんないっ！ 男の娘様！ ああ！」ｸﾁｭｸﾁｭｼﾞｭﾘｭﾘ!
OL３「おっきぃのいれてぇえええええええええええ！」ｼﾞｭﾘｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｯ!!!
男「お、お前らどうしたあ！？ お、おいみんな！！」
女「？」
男「」
生徒会長「なにかあったの！？」
男「OLｓが変なんだ。のたうち回ってる」
女「ま、まさか食中毒じゃ」
生徒会長「なんですって……」
男「男の娘様ぁとか叫びながら前に手を突っ込んでぐちゃぐちゃやってやがる」
クール「な//」
生徒会長「まあ///」
女「え、えええ///」
男「女将と救急車を呼ばないと」
女「ひ、必要ないと思う///」
男「？」
OLｓ「「男の娘さまぁああああああああああああああ！！！」」ｱﾋｬｱｱｱｰｰｰｰｰｰｰｰｯ!!
男「変な奴らだったな」
女「ま、まあまあ」
モブ１「なにが？」
男「こないだ女とクールと生徒会長とで温泉行ったんだけどよ」
モブ１「おうこらあてめえ」ｸﾞｷﾞｩ
男「なんだいきなりヘッドロックしやがって、こんな技……」ｸﾞｲ
クール「男の娘ちゃんに何をする！」ﾊﾞｷｯ!
生徒会長「やめなさい！」ﾊﾞｼｯ!
モブ１「ぎょへー！！ ごめんなさああい！」
男「おいやりすぎだろ」
女「いーの！ あっちが悪いんだから！」
モブ２「そ、それで何があったんだよ、変な奴って」
モブ３「ｋｗｓｋ」
モブ３「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおｳﾗﾔﾏｼｽぅううううううううううううううううううううううううう！！」
モブ２「う、うるさいぞお前」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
モブ１「は、裸で入ったのかおいこらあ！」ｽﾞｲｽﾞｲ
女「ちょ、男の娘ちゃんこれ以上話したら」
男「そしたらそのOL達、部屋で裸で前に手を」
生徒会長「学校でそういう話はダメぇえええっ！！」ｶﾞﾊﾞｼｯ!!
男「もが」ﾓｶﾞ
女「もがかわいい///」ｷｭﾝｷｭﾝ
クール「うおおおおお///」
生徒会長（やだ、男の娘ちゃんのくちびるとほっぺ）ｱｱｱｱｱ///
男「なんなんだよ」ﾓｶﾞｰ
モブ１「うらやましすぎだろこんなろおおおおっ！！」
モブ５「教室でする話ではないようですね///」
ｽﾞﾊﾞｼｯ!!
モブ４「うわあっ！」ﾄﾞｻｱｱｯ!!
不良「あンだてめえオラぁッ！ ぶち殺すぞっ！」ｽﾞｶﾞｼｯ!ﾄﾞｶﾞｯ!
モブ女２「あ、あああっ、ああああっ」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
不良「ざけやぁってよぉっ！ ぶっ殺すぞっ！」ｽﾞﾊﾞｼｯ!!
モブ４「うう……」
モブ女２「ど、どーしよ、どーしよ……だ、誰か来てー！！」
女「あれ、なんだか騒がしいけど……」
生徒会長「事件かしら？」
クール「男の娘ちゃんが来る前に解決して早く一緒に帰れる状況を確保せねば」
女「クールちゃんってしゃべりはクールなのに目的はキュートだよね」
クール「む//」
不良「あぁん？ アンだこらあ」
モブ４「ううっ」
モブ女２「そ、それが……その」
クール「ケンカか」
生徒会長「私の学校の近くで暴力沙汰は許さないわ」
不良「あんだよるっせーな……」
生徒会長「なんて態度をとるの！？」
不良「るっせーっつってんだろコラぁ！」ｶｯ!
クール「まずい、男の娘ちゃんが巻き込まれる前に早々に終わらせねば！」
女「で、でもこの人こわいよぉ」
生徒会長「……なら、私が相手をしてあげるわ」ｽｯ
不良「やんのかよテメコラぁ……」ｷﾞﾛｯ
生徒会長「安心して」
不良「おらあっ！」ﾌﾞﾝｯ!
生徒会長「そんな大ぶりな一発……ふっはっ！」
クール「お前が暴力沙汰をしては……あっ！」
生徒会長「ふっ！」ｺﾞﾛﾝｺﾞﾛﾝｺﾞﾛﾛﾛｯｼｭﾊﾞｯ!!
女「わ、すごーい！」
不良「あぁん！？」
生徒会長「関節技・ゼブラスペシャルよ」ｶﾞｯﾁｰﾝ
不良「な、なんだこれ……おいおいおい！」
クール「おおっ、すごい……完全に動きを封じている」
女「なんなのこの技」
クール「なるほどな」
生徒会長「さ、降参しなさい。今はそんなことないけど、本気を出したらすごく痛いのよ？」
不良「ぐ、く、てめえっ」ﾕｯｻﾕｯｻ
生徒会長「せいぜい体をゆするしかできないでしょ？ ほら、あきらめ……」
不良「んならああああああああああああっ！！」ｸﾞｲｯ!ｸﾞｲｸﾞｲｷﾞｷﾞｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ!!!
生徒会長「！？」
不良「っしゃあああ！」ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ!!
クール「バカな！ 完全に決まった技から力ずくで！？」
女「ええええ！？ すごーい！」
生徒会長「こんなバカな！ う、くっ！」
不良「関節技に力は要らねえ、それは関節を決めきってからの話だ……ってなっ！」ｼｭﾊﾞｯ!
生徒会長「きゃ！」ﾋﾞﾀｰﾝ!!
クール「生徒会長！！」
モブ女２「ブロック塀にぶつかっちゃった！ 大丈夫！？」
モブ４「俺もボロボロなんすけど……」
生徒会長「う、うそ……」
不良「やっぱあの人の言った通りだぜ、へっ」
クール「あの人？」
不良「……なあ、おめーもやんのか？」
クール「ああ、そうだな」
生徒会長「ま、まって、これ以上は」
クール「やる以外になかろう。友人を傷つけられてはな」
女「あぶないよお！」
師範代「試合の場所なら提供してやってもいーぜ？」ｽｯ