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ユミル「ミカサァァァァ!!」
-
ミカサ「どうしたの?」
ユミル「マルコもいるな……よし、聞いてくれ」
マルコ「どうしたのかな?」
ミカサ「どうぞ」
ユミル「…………」
ユミル「ウチのクリスタ……マジ天使」
マルコ「……」
ミカサ「……」
"
"
-
ユミル「って言われてもどうしようもねぇよな」
ミカサ「どうしようもない」
マルコ「そんな報告要らな……何でもない」
ユミル「……実はこんな事があったんだよ」
ミカサ「解った」
マルコ「……」
-
クリスタ「ねぇユミル……」
ユミル「何だ?」
クリスタ「膝の上乗ってもいい?」
ユミル「あー……今日はちょっと走り疲れててな……ごめんな」
クリスタ「う、うん……解った……ユミルの体に何かあったら私も辛いから……」
-
ユミル「………」
ユミル「全くお前と言うやつは……」
ユミル「来い!いくらでも乗ってていいぞ!」
クリスタ「え?どっちなの?」
ユミル「いいからいいから!」
ミカサ「………確かにかわいい」
-
マルコ「二人らしいね」
ユミル「だろ?」
マルコ「でもウチのジャンもなかなか良い子だよ!」
ユミル「何を自信満々に言ってやがる!だったら言ってみろよ」
マルコ「別に張り合う訳じゃないんだけど……」
"
"
-
マルコ「昨日喧嘩して以来口を利けてない……」
マルコ「ジャン……いい加減謝りに行った方がいいかな……」
ジャン「何してんだマルコ?ボーッとして」
マルコ「ジャ、ジャンか……」
マルコ「………別に何もないよ」
ジャン「訓練のしすぎか?」
マルコ「いや……」
ジャン「今日は冷えるぞ。さっさと休んでおけ」
マルコ「…………」
-
ユミル「喧嘩後の気まずい雰囲気だってのによぉ……」
ユミル「あいつめちゃめちゃ良い子じゃねぇか!」
ミカサ「いわゆる、気にし過ぎてただけで相手は何とも思ってなかったパターン」
マルコ「そ、そうかな……?」
ユミル「ミカサはねぇのか?……あっ、お宅のエレンは反抗期だったな」
マルコ「……」
ミカサ「確かに今のエレンは反抗期。でもアルミンならある……」
-
マルコ「アルミンはね……ウチのジャンがいつもお世話になってるよ」
ミカサ「いえいえこちらこそ」
ユミル「なに寸劇してんだよ」
ミカサ「そうだった。アルミンのかわいいエピソードを自慢、もとい披露しなければ」
ユミル「……」
-
ミカサがアルミンを蔑ろにしないssは良ss
期待
-
期待していただいた所申し訳ないですが今日はここで終了します
-
いいところで……
乙
-
おつ
保護者の集いかw
-
ミカサとアルミンの組み合わせ好きだ
あくまで親友として
-
俺も好きだ
保護者の集いワロタ、支援
-
ミカサ「はいエレン。アルミン」スッ
アルミン「ありがとうミカサ」
エレン「ありがとな」
ミカサ「行ってらっしゃい」
アルミン「……」
エレン「……」
アルミン「はぁ……」
エレン「どうした?」
-
アルミン「正直言ってエレン……ミカサのお弁当は」
エレン「言うなアルミン……」
アルミン「……でも毎回進歩してるし、今日は期待でき……」パカッ
エレン「何だこれ……」
アルミン「……これは」
エレン「巨人!?」
アルミン「……に見えるけど、ハムみたいだね」
-
エレン「すげー、よく出来てんなー」
アルミン「でも何か食べにくいよ……気持ち悪いし」
エレン「そうか?別に俺は抵抗ないけどな」
アルミン「……どうして?」
エレン「ほら、これ」スッ
アルミン「何この紙……」
アルミン「……一口30回噛み殺して、レッツ駆逐!」
アルミン「……」
エレン「……」
-
エレン「アルミン、見てろ……」ゴクリ
エレン「………」パクッ
エレン「死ね!お前らなんかこうしてやる!!」モグモグ
アルミン「エレン……!」
アルミン「……」ゴクリ
アルミン「駆逐してやる……!」モグモグ
エレン「一口残らず!!」
-
キャラ弁か
-
ユミル「どっちかと言うと全員かわいいんだが」
ユミル「……まあそれはいい」
ミカサ「こうしてあげるとエレンは完食してくれた」
ミカサ「嫌いなはずの豆やニンジンもペロリ」
マルコ「でも普通好きなものメインとか……」
マルコ「好きなものをモチーフにした方が良いと思うけど?」
ユミル「だよな……」
-
和む
-
ユミル「まあ死に急ぎ野郎の好きなものっつったら、アルミン位しか思いつかねぇけど」
ミカサ「私の顔やおばさんの顔でも試してみた」
ユミル「えっ」
マルコ「えっ」
ミカサ「……?」
-
えっ
-
ぶっ飛んでるなw
-
ユミル「……ど、どうなったんだよ」
マルコ「……」
ミカサ「もったいなくて食えなかったって言って残してきた」
ユミル「うわっ、かわいい……」
マルコ「それは嬉しいね……」
ミカサ「その日だけは残しても怒られなかった……」
-
アルミン「エレンは僕とミカサで保護してるって言われるけど、そうじゃないよ?」
ジャン「じゃあ何だよ」
アルミン「僕がエレンとミカサの二人を保護してるんだ!」
-
アルミン「冗談だよ!そう本気にしないでよ」
ジャン「解ってるって」
アルミン「二人ともかわいいんだよ!」
アルミン「この前なんか、危うくうるっときちゃって誤魔化すのが大変だったよ」
ジャン「何かあったのか?」
アルミン「うん。実はね……」
-
今日はここで終了
-
乙
面白い
-
うちの子自慢カワユス
-
コニー「……」
サシャ「コニー」
コニー「何だよ」
サシャ「……もう遅いですね」
コニー「だな」
サシャ「ちゃんと歯磨きました?」
コニー「5分は磨いたぜ」
サシャ「……じゃあ頭は磨きましたか?」
コニー「磨いてねぇよ!磨いたこともねぇっつーの!」
-
サシャ「ダメですよ?ちゃんと磨かないと頭の光具合が……」
コニー「うるせえな母ちゃん!」
サシャ「えっ」
コニー「あっ」
サシャ「……」
-
コニー「何だその顔は」
サシャ「いえ、別に……」ニマニマ
コニー「クソッ……じゃあな!」
サシャ「はい。お休みなさい」ニマニマ
何故かちょっと嬉しいサシャであった
-
コニー... 学校の先生をうっかりお母さんと呼んでしまう現象か...
-
※こんなタイミングで投下しましたが、おまけです
読みにくくなってすみません
-
アルミン「ねえ二人とも……」
エレン「何だ?」
ミカサ「何?」
アルミン「どうして二人は……僕の事を信じてくれるの?」
エレン「は?いきなり何聞くんだよ」
ミカサ「……疲れているの?」
アルミン「だっていつも『僕の言う事なら』『アルミンが言うなら仕方ない』」
アルミン「そう言って疑いもしないじゃないか!そんなのおかしいよ」
-
ミカサ「……」
エレン「……」
アルミン「……」
ミカサ「考えた事もなかった……」
アルミン「えっ!?考えてよちゃんと!」
エレン「アルミン……もうこの際ハッキリ言うぞ?」
-
エレン「俺は……俺たちは……」
エレン「お前の事を疑わない。疑う余地もない位信じてる」
ミカサ「アルミン。もう言わせないで……あなたも私達を疑わないで」
アルミン「……」
ミカサ「解った?」
アルミン「……解った」
アルミン「それじゃあね」
ミカサ「あっ……」
エレン「何だったんだ……」
-
アルミン「もうこんな事話してるだけでも……!」
ジャン「泣くなよもう……」ゴシゴシ
アルミン「うん。ごめん……」
ジャン「……アルミン」
ジャン「あいつらは放っておくとすぐ死ぬぞ」
ジャン「止められんのはお前しか居ない」
アルミン「解ってる……だから僕が居ないといけない」
アルミン「……方が僕は嬉しいな」
-
ジャン「あいつらはお前無しじゃ生きて行けねぇよ。間違いない」
アルミン「そうかな……?」
ジャン「そうだって」
アルミン「……うん」
エレン「お前ら何してんだ?」
ジャン「喋ってただけだろうが」
アルミン「ジャン」
ジャン「……」
-
エレン「そうだアルミン、ミカサを見かけなかったか?」
ジャン「あ!?何でお前がミカサを探すんだよ!」
エレン「探しちゃ悪いかよ!」
アルミン「二人とも喧嘩は止めようよ……ね?」
ジャン「……」
エレン「……」
アルミン「ミカサは見なかったよ!ごめん!」
エレン「ああそうか……で、何の話してたんだ?」
-
アルミン「実は二人で思い出話をしてたんだ!もちろん僕はエレンとミカサとの思い出だよ!」
ジャン「アルミンお前……いつか胃に穴が開いても知らねぇぞ」
エレン「どんな話したんだよ?聞きたいんだが」
ジャン「はぁ……」
ジャン「まあ、ここに来てからの事を色々とな……」
アルミン「マルコとのいい思い出とか話してさ!二人でノスタルジックになってた所なんだよ!」
エレン「へぇ〜……ジャン、聞かせてくれよ」
ジャン「お、おう……」
-
ジャン「……………」モグモグモグ
マルコ「……」モグモグ
モブA「知ってるか?ジャンって死に急ぎ野郎の事が好きらしいぜ」
モブB「うわ……ホモかよ」
モブC「ライナーだけじゃなかったんだな……」
-
ジャン「……」モグモグ
マルコ「ジャン……聞こえてるよね?大丈夫?」
ジャン「何がだよ」
マルコ「その……ジャンがホモだとか……」
ジャン「どうでもいい」
-
マルコ「許せないよ!ちょっと話をつけてくr」
ジャン「いらねぇよ」
マルコ「どうして!?君がホモよばわりされてるんだぞ!?」
ジャン「あんな奴等のためにお前の評価を落とすことねぇよ」
マルコ「でも……」
ジャン「いいから」
マルコ「……」
-
エレン「マルコって本当良い奴だよな……嫌いになる方が難しい」
アルミン「マジでダチ想いなお兄さんだよね」
ジャン「おい、まだ途中だろうが」
エレン「あー、悪いなジャン……続けてくれ」
ジャン「……」
-
モブA「でもよ、どう見てもジャンはミカサのこと好きだろ?」
モブB「じゃあホモはマルコか!」
モブC「あー、いつも一緒にいるしなー!あり得るぞそれ!」
ジャン「……」ガタッ
マルコ「どこ行くんだよ!?待って!」
ジャン「オイ……」
モブA「な、何だよ……」
モブB「ジャンか」
モブC「暴力事件でも起こしたら……」
-
ジャン「関係ねぇよ!!」バキッ
モブA「ぐあっ!」
モブB「大丈夫か!?」
ジャン「訂正しろ。次はお前だ」
モブA「……解った!訂正する!悪かった!」
モブC「悪かったよ!だから止めろって!」
ジャン「……」
-
マルコ「どうしてあんな事をしたんだジャン!?」
ジャン「お前がバカにされたからだ」
マルコ「でも………!やり過ぎだ……」
ジャン「お前をバカにしたあいつ等が……許せなかった」
マルコ「……」
マルコ「……ジャン」
ジャン「何だ」
マルコ「もうこんな事は止めてくれ……」
ジャン「解った」
-
キース「……」ギィィィ
キース「今しがた大きな音がしたようだが……またブラウスか?」
ミカサ「当然です」
サシャ「えっ!?」
キース「……ふむ」
サシャ「いや、あの……教官……」
キース「……」バタン
ジャン「……」
-
エレン「ぷはっ」
エレン「教官何も言わなかったな」
アルミン「エレン!笑っちゃダメだよ!」
ジャン「……」
マルコ「サシャ、ミカサ……ごめん。助かったよ」
ジャン「悪かったな二人とも。お前らも」
-
モブA「あ、ああ……こっちこそ悪かった」
モブB「これで手打ちにしよう」
モブC「うぅ……」
モブD「オロロロロ……」
クリスタ「大丈夫!?」サスサス
ユミル「ほっとけよそんな奴……」
-
ミカサ「どうも」
サシャ「どうもじゃないですよ!!」
ミカサ「はいパン」
サシャ「許しましょう」パクッ
マルコ「ジャン……本当はこんな事言っちゃいけないんだろうけど」
ジャン「……?」
マルコ「ありがとう」
ジャン「……」
-
ジャン「さっさと飯食うぞ」
マルコ「君は……僕が思ってたよりもバカなのかもしれないな」
ジャン「どういう意味だよそりゃ」
マルコ「……何でもないよ」
ジャン「………?」
-
エレン「あれそう言う事だったのか!」
アルミン「気づいてなかったの!?」
エレン「いや、飯食うのに夢中で……」
ジャン「お前な……心洗われる俺たちの友情を無視して飯食ってたのかよ」
エレン「知らなかったから仕方ねぇだろうが!」
アルミン「まあまあ、喧嘩は止めて……」
ジャン「……」
エレン「……」
-
ジャン「これ、俺の中では結構いい思い出なんだぜ?」
ジャン「あいつ等とは一応仲直りしたし、ミカサに庇ってもらえたしな」
アルミン「でも一番うれしかったのは……マルコにありがとうと言って貰えたことだったりして」
ジャン「……は?」
アルミン「冗談だよ」
-
エレン「なあアルミン……」
アルミン「何?」
エレン「そう言う事なら取って置きのエピソードがあったよな!」
アルミン「えっと……どれの事?」
エレン「あれだよあれ!」
ジャン「……気になるな」
-
カルラ「お弁当は持った?」
エレン「おう」
カルラ「ハンカチは?」
エレン「ほら」
カルラ「帽子は?」
エレン「もうかぶってるじゃないか!」
カルラ「靴下は?靴のかかとは踏んでない?」
エレン「うん!」
-
カルラ「そんな装備で大丈夫なの?」
エレン「平気だよ!」
カルラ「知らない人にはついて行っちゃダメよ?」
エレン「森に行くだけだよ!」
カルラ「アルミンの家にちゃんと行くのよ?」
エレン「解ってるよ!もうしつこいな!」
-
カルラ「……じゃあ行ってらっしゃい」
エレン「行ってきます!!」タッタッタ
カルラ「………」
カルラ「………」
カルラ「……あら、水筒忘れてるじゃない」
-
エレン「よし!巨大樹の森へいざしゅっぱーつ!」
アルミン「エレン……そっち反対」
エレン「……」
五分後
アルミン「巨大樹の森って、一本の木が何十メートルにもなるんだって!」
エレン「一本だけで薪が何年分とれるかな!」
アルミン「大きいものなら2年近くもつだろうね!」テクテク
-
エレン「どうやって登るのかなー」
アルミン「立体機動じゃないかな?」
エレン「やっぱ普通に登るのは無理か……よし、着いたら試してみよう!」
アルミン「そんな無茶だって……大人の人に怒られるよ?」
エレン「平気だって!ついでに立体機動装置も貸してもらおうぜー!」ダッ
アルミン「ちょっと走らないでってば!エレン!」
-
エレン「………着いたな」
アルミン「すごいね……これが巨大樹の森か……」
エレン「ねえ!立体機動装置貸してよ!」
イアン「何を言ってる!ダメだ。あっ、コラそこ!木に登ろうとするんじゃない!」
アルミン「ダメだねエレン……登れそうにないや」
アルミン「……立体機動装置が無いと!」
エレン「だから貸してってば!一回だけ!5分だけでいいから!」
-
イアン「ダメだ!あんまり我がまま言うと追い出すぞ!」
エレン「けちんぼ!」
イアン「このっ……」
エレン「ハンネスさんに言いつけるぞ!」
アルミン「エレン、言い過ぎだよ……」
イアン「はぁ……」
-
エレン「よし、昼ご飯だ!」
アルミン「エレンのお弁当はいつも通り野菜が多いね」
エレン「野菜嫌いなんだよな……大根はまだましなんだけどさ、ニンジンが……」
アルミン「僕もニンジンは少し苦手だけど……」
アルミン「でも今日だけ……今日だけ、完食してみたらどうかな?」
エレン「何でだよ」
-
アルミン「どうせエレンの事だから、今までお弁当を残さず食べた事なんて無かっただろ?」
エレン「まあな……」
アルミン「お母さんの料理は嫌なの?」
エレン「そっ、そんな訳ないだろ!!量が多すぎるんだよ!」
アルミン「せっかく作ったお弁当なのに、毎回残して来たらお母さんはどう思う?」
エレン「…………」
-
エレン「……アルミン。俺食うよ」
エレン「全部食べるまで帰らない!」
アルミン「うん!僕もエレンが食べ終わるまで帰らないからね!」
エレン「よし!まずはこの変なの食うぞ!」
アルミン「多分それ豆だね」
-
数時間後
-
カルラ「……遅いわね」
グリシャ「アルミンかハンネスの家でも寄ってるんじゃないか……」
カルラ「でも……」
グリシャ「あと一時間だけ待ってみよう。それでいいか?」
カルラ「え、ええ……」
グリシャ「それだけ待っても帰ってこないようなら、私も捜しに行こう」
カルラ「……解りました」
-
エレン「うぷ……」
アルミン「エレン、大丈夫?」
エレン「食べきったぞ……アルミン」
アルミン「頑張ったね!さあエレン、早く帰ろう!心配かけちゃダメだ」
エレン「悪い……あんまり急いだら吐きそう……」
アルミン「……そうだね。ゆっくり行こう」
エレン「うぅ……」
-
カルラ「エレン。こんなに遅くなるなんて珍しいんだね?」
グリシャ「心配したんだぞー」
エレン「うん。今日は晩御飯要らないから」ダッ
カルラ「服も靴下も、ちゃんと裏返ったのは元に戻しといてよ!」
グリシャ「さて……これでひとまず安心だ」
カルラ「そうね……………あら」
-
グリシャ「どうした?」
カルラ「ちょっと見てよこれ……全部きれいに食べてる」
グリシャ「珍しい事もあったものだな……」
カルラ「きっと時間をかけて全部食べたのね……」
グリシャ「今日遅かったのはそのせいか……」
カルラ「そうでしょうね……」
-
グリシャ「今度から量を減らしてみたらどうだ?」
カルラ「……そうしようかしら」
グリシャ「……」
カルラ「……」
グリシャ「……珍しいな」
カルラ「本当……」
エレン「……」
-
エレン「実はお風呂に入るふりして覗いてたんだ」
エレン「二人とも……ずっとずっと、空の弁当箱を見てた」
エレン「俺には空の弁当箱なんて下らない物を、じっと眺める両親が不思議で仕方なかった」
エレン「でも今となっては……」
ジャン「止めろ。泣きそうになるじゃねぇか」
-
アルミン「おばさん……」ダバダバ
エレン「母さん……」ダバダバ
エレン「……あっ、俺ミカサの事探してたんだった……行ってくる」
アルミン「行ってらっしゃい」
ジャン「立ち直り早ぇ……」
-
エレン「ミカサー」ガラッ
エレン「おい!」ガサゴソ
エレン「出てこーい」パカッ
エレン「出て……来いよ……」
エレン「……」
エレン「出てこねぇと駆逐してやるゥゥゥゥ!!」
エレン「……………あっ」
エレン「おーい!ミカサ!!」タッタッタッタ
-
ミカサ「あっ、エレン……」
マルコ「どうしたのかな?」
ユミル「……」
エレン「お前ら何してんだ?」
ミカサ「単なる世間話」
マルコ「……なのかな?」
ユミル「間違っちゃねぇな。うん」
エレン「……?」
-
ユミル「お前が反抗期になったって相談されてたんだよ」
ユミル「どうすればいいのー?エレンに嫌われてしまったーとか言ってやがったぞ」
ミカサ「違っ……」
エレン「何言ってんだよミカサ……俺がお前の事嫌いになるわけないだろ?」
ミカサ「……」
ミカサ「うん!」
-
マルコ「うわぁ、ジャンが聞いたら即プッツンだね」
ユミル「こんな時でも我が子の心配かよ……」
エレン「何の話だ?」
マルコ「……何でもないよ」
ユミル「ああ」
エレン「……」
-
クリスタ「あ、ねぇ二人とも」
アルミン「何?」
クリスタ「ユミルを見なかった?」
アルミン「ごめん。僕らは見てないけど……一緒に探す?」
クリスタ「うん。ありがと」
ジャン「じゃあ行くか……」
-
アルミン「………」
ジャン「……」
クリスタ「……二人は誰を探してるの?」
ジャン「マルコ」
アルミン「別に誰か探してるわk……えっ?」
ジャン「ん?」
-
クリスタ「マルコを探してるの?そっか、仲良いもんね」
ジャン「……まあな」
クリスタ「今照れたでしょ?」
ジャン「照れてねぇ」
クリスタ「うんうん。ジャンって本当にマルコの事大好きだもんね」
ジャン「俺そんな風に見られてたのか……」
アルミン「落ち込まない!そこ落ち込まない」
クリスタ「本当でしょ?落ち込むことないよ!」
-
ジャン「いやでも何か……ホモ呼ばわりされんのは俺が悪い気がしてきてな……」
アルミン「……解った!ジャンはついに乳離れの時が来たんだよ!」
ジャン「は?」
クリスタ「アルミン……せめて父離れって言ってあげよう?」
ジャン「俺はガキじゃねぇよ!」
アルミン「あっ、スネた……」
クリスタ「マルコの苦労が知れるね……」
アルミン「うん……」
-
ミカサ「あっ、アルミンたちが……」
エレン「ようお前ら」
ジャン「おう」
クリスタ「あ!ユミルだー!」
ユミル「クリスタ!」
マルコ「ジャン!」
-
ジャン「お前ら珍しいな……」
マルコ「偶然揃っただけなんだけどね」
ミカサ「ジャン」
ジャン「な、何だ?」
ミカサ「いつもうちのアルミンがお世話になってます」ペコッ
ジャン「えっと……お……お世話、しています……」
アルミン「ジャン、落ち着いて!」
ジャン「おう……」
-
マルコ「いつもいつもうちのジャンがご迷惑を……」
エレン「本当だぜ……」
ジャン「……」
ユミル「……」
ミカサ「エレン。こういう時はいえいえこちらこそ、と言うものなの」
エレン「でも俺あいつに迷惑かけてるか……?」
ジャン「かけてるっつーの!」
エレン「俺がいつお前に迷惑かけたんだよ!?」
-
ジャン「そりゃいつでもどこでm」
マルコ「こぉら!喧嘩しない!」グイッ
ジャン「……」シュン
アルミン「エレン!たとえ迷惑をかけていなかったとしても言うものなんだよ!」
エレン「解った」
ミカサ「えっ……」
ミカサ「アルミンの言うことは……素直に………」 ショボン
クリスタ「ふふ……面白いね」
-
ユミル「……何がだ?」
クリスタ「本当の家族みたい」
ユミル「……」
クリスタ「本当の……」
ユミル「……」
ユミル「私じゃダメか?」
クリスタ「……え?」
ユミル「私じゃ……家族代わりにはなれねぇか?」
-
クリスタ「そ……そんな事無いよ!」
クリスタ「ユミルもサシャも、コニーもライナーもアニも」
クリスタ「エレンもアルミンもジャンもマルコもコニーも、ミカサも」
クリスタ「みーんな!私の家族だよ!」
ユミル「クリスタ……!」ダキッ
-
クリスタ「止めてよユミル……恥ずかしいよ……」
アルミン「クリスタ……僕でよかったら喜んで」
ミカサ「私も……歓迎する」
マルコ「勿論僕もだよ!」
クリスタ「皆……!」
-
ジャン「コニーって二回言ってたぞ」ボソッ
エレン「ベルトルトどこ行ったんだよ」ボソッ
マルコ「ジャン!それは言っちゃダメだよ!」
ミカサ「エ、エレン!」アタフタ
アルミン「エレン!しーっ!」
クリスタ「……」
ユミル「……」
-
エレン「え?俺たちが悪いのか?」
ジャン「……?」
クリスタ「二人のバカー!!」ダダダダ
ユミル「クリスタァァァァ!!」ドドドド
アルミン「……二人とも、謝って来よう」
エレン「……行ってくるか」
ジャン「………」
-
ミカサ「……結局私たちが残ってしまった」
ユミル「さて、私もクリスタに機嫌直してもらいに行くか……」
マルコ「僕も行くよ……ジャンがちゃんと謝れるか心配だし」
ミカサ「……私も行こう」
マルコ「……」
ユミル「……お前らも苦労が絶えねぇな」
ミカサ「ユミル。あなたは解っていない」
-
マルコ「仕方ないよ……まだ経験が浅いからね」
ユミル「何だと?」
マルコ「僕達は確かに……こう言ったらなんだけど、面倒をかけられる」
マルコ「でも、それは好きでやってることだから」
ユミル「……は?マゾかなんかかよ」
ミカサ「違う……あなたも知ってるはず」
ミカサ「世話を焼いている間は嫌なことも忘れられる。そうでしょ?」
-
ユミル「……」
マルコ「それにかわいいし」
ユミル「……そうだな」
ミカサ「それで納得するのは実に……ユミルらしい」
ユミル「だってかわいいだろ?うちのクリスタ」
マルコ「うちのジャンもかわ」
ミカサ「エレンとアルミンの方が絶対かわいい!」
ユミル「いーや!うちのクリスタの方がかわいい!」
マルコ「……」
-
キース「私にしてみれば、全員かわいいのだがな」
マルコ「キ……!!」
ミカサ「キ……(何だっけ)」
ユミル「キース教官!!!」
キース「……貴様ら」
ミカサ「はっ!」
マルコ「はっ!」
ユミル「はっ!」
-
キース「子育てって大変だよね」
ミカサ「……」
ユミル「……」
マルコ「……」
完
-
乙!
素晴らしかった
-
おつ
かわいかった
-
乙
癒された
-
すごく良かった
乙
-
教官www
乙!
-
乙
キース教官が一番かわいい
"
"
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