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リヴァイ「…求人出すか」
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注意…キャラの職業変わってます
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◆シーナ市内 とあるレストラン
腕のいいコックがいるが…性格に難あり
リヴァイ「人手が足りねえだろ?そろそろ求人出すか?」
エルド「そうですね、このレストランも 情報誌に載ってから流行りましたし」
オルオ「情報誌に載ったからじゃねえだろ?兵長の腕がいいからに 決まってるだろうが!?」
コック長であり 店のオーナーのアダ名は「兵長」
リヴァイ「俺は情報誌なんて乗り気じゃなかったんだがな…ペトラが…」
グンタ「ペトラが『女性を呼び込むには情報誌!』と無理矢理 載せましたよね」
グンタ「でも 結果的に 女性客も増え リピーターも多いですし!良かったと思います」
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募集職種…公務員
勤務地…壁の外
休日…土、日 毎週 他祝日
経験…不問
学歴…不問
資格…立体起動第一種(AT限定可)をお持ちの方は採用後、給与面で優遇します
巨人を相手にするため少々体力を要します
お仕事は基本的に公務ですので、福利厚生は充実!
昇給年2回、賞与年二回(計4ヶ月分)
一気に二階級昇格(殉職時)も多々あるアットホームな職場です☆
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リヴァイ「そのペトラが今は 産休とはな」
リヴァイ「まさかお前らができてた とは」 ハア
オルオ「スミマセン兵長!」
リヴァイ「仕方ねえけど 時期は選べ…情報誌に載せて忙しい時に」 ギロッ
オルオ「スミマセン!できちゃった婚で 店に迷惑をおかけしました!!」 アセアセ
エルド「まあまあ めでたい事なんで」
エルド「ウェイトレスの求人出しましょう!」
リヴァイ「皿洗いも出しておけ」
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リヴァイ「時給は800円でいいだろ」
エルド「兵長 シーナ市の最低賃金上がりましたよ?」
リヴァイ「何だと!?いつからだ!?」
エルド「正確には上がりますよ、来月から 819円が最低賃金です」
リヴァイ「何だと!?じゃあ入って間もない奴が 今までより 20円近くあがるってわけか!?」
エルド「消費税も上がりますし、賃金を全体的にあげていかないと」
リヴァイ「チッ!!」
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リヴァイ「こんな時に!!」 ギロッ
オルオ「」
エルド「819円で出してきますね」
リヴァイ「820円でいい ウェイトレスは若い女募集 にしておけ」
エルド「若い女募集という文章は ハローワークでは載せれません」
エルド「年齢や男女の差別になりますんで」
リヴァイ「」
リヴァイ「面倒くせえな」
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――――
リヴァイ「新人が2人入った」
エレン「宜しくお願いします!!」
サシャ「モグモグ 宜しくです」
エルグンオルオ「!?」
グンタ「その…手に持っているものは 何だ?」
サシャ「蒸かした芋です」 モグモグ
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オルオ「てめぇ!フザケテルのか!?」 シャキッ
リヴァイ「やめろ…オルオ」
グンタ「お前がフザケテないかっ!!証明してくれ!!」 シャキッ
エルド「その持っている芋を離せっ!!」シャキッ
リヴァイ「よせと言っている」
サシャ「フッ…」
-
サシャ「皆さん この蒸かした芋は ただの芋ではありません」
サシャ「最高に甘味のある芋です」
リヴァイ「この女は 野菜を見ただけで 上手いか不味いかが、わかるそうだ」
サシャ「その通りです」 エヘン
リヴァイ「まあ クセのありそうな女だが…うちは食材にこだわる店だ…違うか?」
エルグンオルオ「…」
エルド「とりあえず仕事中は 物を食うなよ?」
サシャ「えぇぇぇ!?」
オルオ「賄いは旨いの出してやる」
サシャ「分かりました!美味しい食事の為に 心臓を捧げましょう!!」 ドンッ
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エレン(なんだが…おかしな店に来てしまった)
リヴァイ「エレンよ、お前には皿洗いをして貰う」
リヴァイ「オルオ お前が仕事を教えてやれ」
オルオ「はい!!」
オルオ「おいガキンチョ!俺が この店のNo.2コック! 兵長の右腕となるコックだ」
エルド「俺はドリンクとウェイターをしている、エルドと呼んでくれ」
-
グンタ「エルドは店の経理や事務もしてくれてる」
グンタ「俺はグンタ、パティシエだ」
エレン「宜しくお願いします!!」
グンタ「今は産休に入ってるが、ウェイドレスに
ペトラ「こんにちわ!!」 バタンッ
グンタ「噂をすれば… ペトラだ」
ペトラ「こんにちわ 新人さん?」
リヴァイ「2人雇った」
-
オルオ「おいおいペトラ 出歩いていいのか?臨月だろ?」
ペトラ「大丈夫よ!お医者さんも 沢山歩いた方がいいって言ってたから」
エルド「オルオは心配性だな」 ハハッ
エレン「え!?お二人 ご夫婦ですか!?」
エレン「え!?ペトラさんと…オルオさんが!?」
オルオ「なんだぁ!?ガキンチョ!文句あるのか!?」
エレン「いえ…あまりにも意外で」
ペトラ「ウフフ そうよね?私も意外だったわ」
ペトラ「私は兵長と結婚したかったんだけど」
オルオ「おい!!」
-
リヴァイ「…」
オルオ「…」ジー
リヴァイ「冗談だ…」
オルオ「はい…」
エレン(冗談にしては ペトラさんの目が本気でした)
サシャ「あの〜賄いは いつ出るんでしょうか?」
エルド(このタイミングで賄いの話を!?)
-
リヴァイ「賄いは昼と夜、ピークが過ぎてから各自で取れ」
オルオ「賄いは俺が作ってやる」
オルオ「ちなみに今日の賄いは、オムライスだが」
オルオ「試作品の じゃがいもの冷製スープもつけてやる」
サシャ「オムライスですかぁぁ!!」パアアア
サシャ「働きますよ!!」
-
――――
客A「ウェイトレスの女の子 可愛かったなぁ」
客B「前のペトラちゃんも可愛かったけど、結婚したらしいしな」
客A「ジッと俺が食ってる間 見つめてくるんだぜ?」
客B「いや 俺を見ていたんじゃないか?」
客A「とにかく また来ようぜ」
-
エルド「ここ数日 男性客が増えたな」
グンタ「ああ この店は女性のリピーターは多いが 男性客の伸び悩みがあったから 良かったな」
エルド「おい!!サシャ!!あんまり客の料理を物欲しそうに見るなよ!?」
サシャ「あっ スミマセン、ついお肉に見とれてました」 ジュルッ
エルド「まったく…」
グンタ「まあ愛想はいいんだがな」
-
エルド「サシャも一通りは仕事も覚えたな」
グンタ「あいつの食べ物への執着は半端ないが…」
エルド「まあ賄いの為に 頑張ってるようなもんだが」
エルド「問題は…あいつか…」
ガチャン!!
エレン「スミマセン!!!!」
-
エルド「サシャも一通りは仕事も覚えたな」
グンタ「あいつの食べ物への執着は半端ないが…」
エルド「まあ賄いの為に 頑張ってるようなもんだが」
エルド「問題は…あいつか…」
ガチャン!!
エレン「スミマセン!!!!」
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>>18
たぶり投稿です
スミマセン 削除で
-
期待
-
オルオ「コルァァァ!!」
エレン「スミマセン!!」 ビクッ
リヴァイ「何枚皿を割れば 気が済むんだ?」 ピクッ
エレン「スミマセン…手が滑って」
リヴァイ「ほう?手が?いっそ削ぐか?」
エルド「兵長!パワハラになるんで 止めて下さい」
エルド「監督署行かれたら厄介です」
-
リヴァイ「ピーピー喚くなエルド、手ぇ位削いでも どうせ又生えてくんだろ?気持ち悪い」
エレン(なんで知ってるんだ?)
※新人のエレン君は巨人化できます。面接では伝えていません。
エルド「生えてきませんって!!」
グンタ「エルド…裏方頑張ってくれるのはいいが」
グンタ「気疲れで 禿げるぞ?」 ハハッ
-
エルド「不吉な事を言うな」
リヴァイ「皿洗いも まともにできねえとは」
エルド「それは確かに問題ですが」
エルド「配置がえ…してみますか?」
リヴァイ「サシャを中(厨房)に入れるのか?」
サシャ「厨房!?」 パアアア
-
グンタ(サシャを厨房に?大丈夫か?)
リヴァイ「こいつに 接客が務まるのか?」
エレン「」
エルド「まあ…それで無理なら…
エレン「頑張ります!!」
-
(アカン)
-
――――
女性客A「今度入った男の子かわいかったね」
女性客B「エレン君よね?一生懸命な所がいいよね」
エルド「初めはどうなるかと思ったが…」
グンタ「結構ちゃんと接客できるじゃないか?エレン」
-
エレン「有難うございます!」
エルド「お前は女性客に受けがいいな」
グンタ「女性客が来ると デザートがよく出る、腕がなるな」
エルド「ああ…果物の注文を増やすか」
カラン カラン
男性「邪魔するよ」
-
男性「来週 貸し切りのパーティを予約したい」
エルド「貸し切り…ですか?」
男性「うちの娘が この店のファンでね」
男性「友人を招いたパーティを予定しているんだが…こちらで出来ないだろうか?」
リヴァイ「貸し切り…となると それなりに値がはるかにが?」
男性「構わん うちの娘が 店のファン…というか あんたのファンでな」
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>>28
リヴァイ「貸し切り…となると それなりに値がはるが?」
に訂正で。
-
――
リヴァイ「と いうことで貸し切りの予約が入った」
エルド「あの男性は見た事があるな」
リヴァイ「娘の為とは 御大層な事だな」
リヴァイ「商会のトップの奴だ」
エルド「思い出しました」
リヴァイ「商会の豚どもは 金に糸目をつけねえんだな」
エルド「また そんな言い方を」
-
サシャ「え!?豚!?」
サシャ「そうですか…人間に見えましたが 豚さんでしたか」 ジュル
エルド「いや…人間だ…」
リヴァイ「そうか 豚なら いっそ削ぐか」
エルド「いや だから兵長まで」
リヴァイ「冗談だ」
エルド「目が笑っていません」
-
みてるよ
-
>>32
有難うございます。
チビチビ更新でスミマセン!!
-
エレン「貸し切りの理由がお店のファン…ですか。凄いですね」
オルオ「当たり前だろうが!うちの兵長の腕は 人類最強に決まってる!」
エレン「え!?人類最強って 料理人ですよね?」
オルオ「細かい事を気にするな!!ガキンチョがっ」
オルオ「華麗なる包丁さばきって事だ!」
エレン(うわぁ なんかこじつけ)
-
エルド「兵長のファンとも 言ってましたね」
グンタ「ペトラが聞いたら 焼きもち焼きますよ」 ハハッ
オルオ「ペトラは俺の女房なんだがっ!?」
リヴァイ「関係ねえな」
オルオ「え…?」
リヴァイ「誰が来ても 普段通りに料理を作るだけだ」
オルオ(俺の女房でも関係ないのかと思った) ハラハラ
-
エレン(かっこいい…)
エレン(俺もいつかは料理人になりたい)
オルオ「最高です!!兵長!!」
リヴァイ「…なあ」
リヴァイ「ところで 先日から 店を覗いてやがる奴がいるんだが…」
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エレン「うわっ 怖っ!!」
サシャ「お腹すいてるんですかね」
エルド「いや…違うだろう」
リヴァイ「…」 チラッ
女「///」 ダッ!
エルド「もしかして…」
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エルド「兵長のファン…ですかね」
リヴァイ「おい…」 ゾクッ
グンタ「確かに…兵長と目が合ったら 逃げたな」
リヴァイ「いや…それは店を覗いて、気まずくて逃げたんだろうが」
グンタ「でも 頬を赤らめてましたよね」
リヴァイ「…」 ゾクッ
-
エレン「ストーカーですか!?」
リヴァイ「!!」ビクッ
エルド「お前なぁ 直球すぎるだろ」
サシャ「でも ファンですよね?モテていいじゃないですか?」
エルド「でもなぁ 女の目が怖かったからなぁ」
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エルド「毎日のように 兵長を覗き見…」
リヴァイ「おい…次来たら 追い払え」
エレン「あれ?」
エレン「あの女性…さっき予約した男性に声かけられてますよ?」
オルオ「おいおい 冗談じゃねえぞ、まさかファンの娘かぁ?」
リヴァイ「」
-
エルド「その可能性は…ありそうですね」
リヴァイ「でも娘と呼ぶには、年くってるぞ?」
グンタ「まあ…父親からしたら いつまでも娘ですしね」
エレン「ギラギラした目がが怖かったです」 ブルッ
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オルオ「予約断りましょう!商会の豚なんざより もっと俺達の料理を食べて欲しい人はいます!!」
サシャ「え!?豚肉ですか!?」
エルド「サシャ…」
リヴァイ「…」
リヴァイ「いや…やろう」
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リヴァイ「俺達の作る料理は食べる人間を選ばねえ…」
リヴァイ「違うか?」
オルオ「兵長…」
リヴァイ「…ただ旨いと思って貰える料理を作るだけだ」
エルド「そうだな、オルオ」 ポンッ
オルオ「ああ…客の舌を唸らせるのが料理人だ」
-
サシャ「そうですよ!皆さん!美味しい食べ物は人を幸せにします!」
エルド「珍しく的をえてるな」 ハハッ
リヴァイ「予約は 明後日だ…忙しくなるぞ」
オルオ「頑張って仕込みします!」
サシャ「私も厨房手伝いますよ?」
リヴァイ「ああ」
サシャ「」 ジュルッ
-
嫌な予感しかしないw
-
みてるよ
-
期待
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見てくださって 有難うございます。
ちょこちょこですが 更新していきます。
-
――
予約前日の仕込み中
サシャ「わぁ!いい匂いですね」 クンクン
リヴァイ「これを一晩煮込む」 グツグツ
サシャ「何のシチューですかね?」
リヴァイ「タンシチューだ」
サシャ「タァン!!!?」 パアア
サシャ「タァンシチュー!!聞いた事がありますが、見たのは初めてです!!」 ジュル
オルオ「兵長のタンシチューは 絶品だ!!トロけるな!!」
サシャ「絶品…」 ゴクン
-
サシャ「」 ジュル
オルオ「今回は タンシチューが目玉ですね」
リヴァイ「目玉…というか、自信作だな」
オルオ「さすがです!!」
リヴァイ「おい…後の料理の仕込みは?」
オルオ「完了してます!今回はムニエルにオレンジソースを作っています」
オルオ「いいオレンジですよ?これは俺の自信作です!!」
リヴァイ「客の舌を唸らせる…楽しみだな」
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サシャ・・・(アカン)
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エルド「いい匂いですね」
エルド「明日のメニューを客に届けてきます」
リヴァイ「ああ…」
エレン「わざわざメニューを届けるんですか?」
エルド「まあ そういう要望があったからな」
エレン「きっと前日から楽しみにするんでしょうね!」
-
――
その夜
コソ コソ コソ
サシャ「抜き足 差し足 忍び足…でしたっけ?」 コソッ
サシャ「ほんの一口だけですよ? 味見は必要ですからね」
サシャ「愛しのタァンシチューちゃん♪」 ウフフ
-
やばいな。
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サシャ「」 コクッ
サシャ「ん!? ンンン!!!?」
サシャ「んっ!!うんまぁーい!!!!!!!!!!です!!」 パアア
サシャ「こんなに美味しい食べ物がこの世にあるなんて!」
サシャ「神様ァァァ!」 ハウッ
サシャ「もう一口!!」
-
サシャ「」 コクッ
サシャ「はぅ〜 とろけます」 ポワン
サシャ「もう少し位…」 コクッ
サシャ「タァンちゃん♪」ムシャムシヤ
サシャ「あっ!オレンジソースちゃんもいましたね?」 ペロッ
サシャ「これは…止まりません!!」 ペロッ
サシャ「」 パクッ コクン コクン
サシャ「誰にも渡しません!」 グルルル
-
ガツ ガツ ガツ
グルルルル ガウッ ガウッ
ヴー ガツ ガツ ガツ
サシャ「はっ!」
サシャ「私は…何を!?」
サシャ「お鍋が…」 カランッ
サシャ「タァンちゃん?」
サシャ「オレンジソースちゃん?」
サシャ「」
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いずれはこうなると思っていた
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サシャ「人間とは欲深いものですね」 フッ
サシャ「でも さすがに胸が痛みます」
サシャ「こういう時は…」
サシャ「潔く 自ら身を引きます」
サシャ「」 カキカキカキ
サシャ「これで 良し」 フー
-
――
翌日
リヴァイ「」
オルオ「」
エレン「うわぁぁ…」
エルド「サシャ…」
退職届 サシャ・ブラウス 『一身上の都合により退職を願い出致します』
オルオ「一身上の都合じゃねえぞ!!」
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オルオ「兵長のタンシチューに 俺のオレンジソースがっ!!」
グンタ「俺の作ったタルトも 綺麗に消えてる…」
オルオ「チクショウ!!!!」
オルオ「兵長!!殺りましょう!!俺達が殺るべきです!!」
リヴァイ「」
-
放心状態になるよな。そりゃ。
-
グンタ「許せねえ!!」
リヴァイ「」
オルオ「兵長!!指示を!!」
リヴァイ「逃げたサシャを追っても、食った料理が戻るわけじゃない」
リヴァイ「お前らの使命はなんだ?その時々の感情に身を任せる事じゃねえはずだ」
リヴァイ「予約に間に合うように、料理を用意する。違うか?」
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オルオ「兵長…」
リヴァイ「急いで作るぞ」
エルド「できません」
リヴァイ「何だと?」
『退職金はいりません。代わりに現物支給を頂きます』
エルド「サシャの置き手紙です…」
エルド「食材が空っぽです…」
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最低じゃねーか。
-
リヴァイ、オルオ「!?」
リヴァイ「じゃあ買い出しだ!」
エルド「今日は市が休みの日です…」
リヴァイ「チッ そうだった」イラッ
リヴァイ「じゃあ馬で直接農家に仕入れに行く」
エルド「サシャが馬で逃げてますね…」
リヴァイ「何だと!?」
-
エレン「現物支給って…」
オルオ「あいつ退職金って!少ししか働いてないじゃねえか!!」
エルド「とにかく 今から用意しても、付け焼き刃です」
エルド「キャンセルを申し出しましょう」
リヴァイ「」
-
もはや犯罪だよな。サシャがやってること。
-
リヴァイ「仕方ねえな…」
オルオ「無念です!!」
「キャンセルですって!!」 バタンッ
エレン「うわ!!」
エルド「君は…(ストーカー?)」
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女「聞いてましたよ?ずっと…」
エレン「怖っ!!」
女「なんですって!?」 ギロッ
エレン(マジで怖い) ガクブル
エルド「どうやって!?」
女「店の前で 様子を伺っておりました///」
エレン(毎日 見ていた人だぁ) ブルブル
-
サシャをなぐれ!!
-
女「毎日 毎日 毎日 様子を伺っておりました」
女「勇気を出して…父に予約を入れてもらいましたのに」 ワナワナ
エレン(今乗り込んでくる位なら 普通に食べに来たらいいじゃないか)
女「他の女性と同じでは 意味がありません」
エレン(読まれてる!?) ガクガク
-
オルオ「今日は営業はできねえ!!」
女「店の都合でキャンセルさせて…その態度はなんですか!?」 ギロッ
リヴァイ「それもそうだ」
オルオ「兵長!」
リヴァイ「すまなかった」
女「///」
-
リヴァイ「日を改めて欲しい」
女「この日の為に 地元の有力者も招待しました」
女「私を怒らせたら…この店の評判も堕ちますよ?」 フフッ
リヴァイ「どうしたら許してくれると言うんだ?」
女「///」 モジモジ
エレン(うわぁ)
-
女「今日は営業できないのでしょう?」
女「1日 私に付き合ってください///」
オルオ「何だと!?関係ねえじゃねえか!!」
女「」 ギロッ
リヴァイ「…」
リヴァイ「分かった…」
-
女「後で迎えにきますから///」
リヴァイ「ああ…」
――――
-
オルオ「兵長!!どうしてですか!?」
エレン「権力に屈したんですか?」
リヴァイ「…」
エルド「違いますよね?」
リヴァイ「俺が1人で店をしていたら…断っていた」
リヴァイ「でも…俺は、お前らの雇用を守る立場だ」
グンタ「そんな事!」
リヴァイ「俺には 店以上にお前らが…(大切だ)」
エルド「兵長…」
-
リヴァイ「まあ…ストーカーだと何だと言っても」
リヴァイ「女と1日付き合う位 なんて事はない」
エレン「大丈夫ですか?」
リヴァイ「バカいえ…俺は元々 結構強い」
エレン「ハハッ…」
オルオ「いざとなったら俺が守る!!」 ジャキンッ
エレン(オルオさんは弱そうだ)
-
――
女「お待たせしましたぁ」
オルオ(待ってねえよ!)
リヴァイ「じゃあ出かけるが…今日は店は休みだ」
エルド「はい お気をつけて」
エレン「行ってらっしゃい」
女「さあ///行きましょう♪」
-
サシャこのやろう!!
-
エルド「さてと…」
グンタ「やるか…」
オルオ「ああ」
エレン「殺る?」
オルオ「兵長をつけるぞ!!」 チャキ
エレン「オルオさん…鼻眼鏡って」 ププッ
グンタ、エルド「おかしいか?」 チャキ
エレン「ええ!?エルドさんとグンタさんも!?」
エルド「エレンの分だ」 ハイッ
エレン「うわぁ…」
-
エルド「今こそ リヴァイ飯(店)の力を見せる時だ!」
※洋食を提供しますが 店名は『リヴァイ飯店』です
グンタ、オルオ「「オー!!」」
エレン「うわぁ」
-
タタッ
エルド「目標を発見した」
オルオ「ん?甘味屋か!?」
オルオ「奴めっ デート気取りだな!!」
グンタ「デザートなら 俺の作った物の方が 旨い」
エレン(うわぁ)
オルオ「アイスクリーム1つに スプーン2つだと!?」
グンタ「もしや世にいう『あーん』ってやつか!?」
エレン(うわぁ)
-
エルド「その通りの様だな」
オルオ「チクショウ!!なんて奴だっ」
グンタ「兵長が無表情だから 心情が読めん!」
オルオ「きっと心では泣いておられるはずだ!!」
エレン(この人達…)
-
エルド「何だと?」
オルオ「甘味屋を出て…奴め 腕を組みやがった!!」
オルオ「彼女気取りかっ!!」
グンタ「許すまじ…」 ワナワナ
エレン(もう帰りたい…休みだしな…)
-
女「ちょっと…その…気分が悪いです…」 フラッ
リヴァイ(アイス食いすぎで腹でも壊したか?)
リヴァイ「帰ろう」
女「…歩くのも辛いです」
リヴァイ(クソが限界か!?便所近くに あっただろうか?)キョロキョロ
女「あっあそこに…」
リヴァイ(あそこにあるのか?)
-
女「あの建物に…連れてください…」
リヴァイ「おいっ 漏らすなよ?」 グイッ
女(漏らす?)
リヴァイ「とにかく 早く行け」
女「そんなに腕を引っ張って///そんなに早く入りたいんですね///」
リヴァイ「当たり前だろうが」
-
エルド「おい!兵長が女の腕を引っ張って…」
オルオ「なんて事だ!!」
エレン「?」
エレン「女の人 調子が悪そうに見えますが」
グンタ「お前は何もわかっちゃいない」
-
「待ちなさい!!」
リヴァイ「?」
女「何よ!!今 一番大事な時なのに!!」
リヴァイ(まあ 確かに大事な時だが)
ペトラ「兵長!! そこは連れ込み宿ですよ!!」
リヴァイ「ええ!?」
-
ペトラ「私という者がありながら!!」
女「あなたは人妻じゃない!!」
ペトラ「私は兵長に心臓を捧げているの!!」
ギャー ナニヨ アナタイッタイ
リヴァイ「」
-
オルオ「」
女「今から私達 ピーしたり ピーするんだから!」
女「邪魔しないで!!」 ドンッ!
ペトラ「あっ…」 ウッ
オルオ「ペトラァァ!!!!」
ペトラ「イタッ…」 ジョッ
オルオ「ジョ!?」
-
ペトラ「お腹押された拍子に…ウッ 」
ペトラ「破水した…」
オルオ「!!」
リヴァイ「!!」
ペトラ「ウッ コレハ 漏らしてませんから///」
オルオ「そんな事言ってる場合じゃねえだろ!!」 オイッ
-
ペトラ「ウッ イタッ 痛い!!」
女「私は悪くないわよ!その女が邪魔を!!」
ペトラ「」 ウッ
女「もう いいわ!諦めるわよ!私は関係ないんだから!」
リヴァイ「何て事を!もう俺達に関わるな!!」
女「分かったわよ!もう二度と店にも行かないわよ!」 タタッ
-
またペトラお漏らしか・・・と思ったら一大事じゃねえか!
早く病院に!!!
-
オルオ「ペトラ!!大丈夫か!?」
ペトラ「イタッ 陣痛…きた…」
オルオ「早く病院に!!」
ペトラ「ダメ もう…出そう…」
一同「エエェェェェ!?」
-
「大丈夫ですか!?私 赤ちゃん取り上げれます!!」
一同「ん!?」
エルド「サシャ!?」
サシャ「はい」
オルオ「取り上げれるって!?」
サシャ「はい 村では助産師がいないんで…」
サシャ「私が何度かお手伝いした事あります」
-
ペトラ「あぁぁぁぁぁ!!出る!!もう無理!!」
オルオ「ペトラ!!」
リヴァイ「おい!!本当だろうな!!」
リヴァイ「もし嘘ついてやがったら その命無いものと思え!!」
サシャ「そんな事を言ってる場合じゃないけっ!!早く その民家に運びんしゃい!!」
オルオ「はい!」
スミマセン!コドモガウマレソウナンデ
ヘヤヲカシテクダサイ!
-
サシャ「エルドさん 沢山のお湯をもらって!」
サシャ「グンタさんは ここにタオルを沢山用意して!」
サシャ「兵長は これを煮沸してくる!!」
サシャ「エレンは 今のうちに医者を呼んで!!」
テキパキ テキパキ
サシャ「頑張るんですよ!!もうすぐ出ますからね!!」
ペトラ「あぁぁぁぁぁ!!」
-
ペトラ「産まれるぅぅぅ!!」
オギャー オギャー オギャー
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リヴァイ「産まれた…」
サシャ「頑張りましたね!」
サシャ「かわいい女の子ですよ?」
ペトラ「ぁぁ…本当に…良かった」
ペトラ「ありがとう」 ポロポロ
オルオ「ペトラ!!頑張ったな!!」
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なんという安産
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エレン「良かったです!!」
エレン「ペトラさんに そっくりな女の子で 良かったですね!!」
オルオ「おい!!」
エルド「良かったの意味が違うな」 ハハッ
オルオ「俺に似てたら 何か問題でも!?」
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リヴァイ「一時はどうなる事かと」 ハア
ペトラ「兵長…心配かけました」 ギュッ
リヴァイ「ペトラ…よくやった」 ギュッ
エレン「ここだけ見ていたら 兵長が父親ですね(笑)」
オルオ「おい…」
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オルオ「いつまで手を繋いでいるんだ?ペトラよ」
ペトラ「いいじゃない こんな機会滅多にないんだから」
リヴァイ「名前は決めているのか?オルオ」
オルオ「男なら俺から、女ならペトラの名前から取るつもりでした」
ペトラ「候補の『コトラ』にします」
リヴァイ「そうか」
ペトラ「コトラは私の果たせなかった夢を叶えてね♪」
オルオ「なんだそれは?」
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ペトラ「兵長のお嫁さん」
オルオ「!!」
ペトラ「兵長!コトラと結婚して下さい!」
オルオ「生まれたばかりだろうがっ!!」
リヴァイ「」
エルド「まあまあ ペトラ…コトラが嫁さんって」
エルド「兵長 その時何歳だよ?」
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ペトラ「いいじゃない!ね?ねぇ、あなたぁ 私達の愛の結晶だもの」カワイク
ペトラ「兵長みたいな方となら 安心よ?お願い」 チュッ
オルオ「////」
オルオ「そうだな?ペトラ 俺も兵長を尊敬している」
リヴァイ「」
リヴァイ「まあ…その時考えよう」 ハア
-
サシャ「うわぁ デレデレですね」
リヴァイ「ハッ ! 」
リヴァイ「そういえば!サシャ!お前よくも!」
エルド「色々言いたい事はあるが!馬はどうした!?」
サシャ「あっ 返してきましたよ?」
サシャ「退職金が重くて重くて…」
サシャ「馬を借りて運びました」 シレッ
-
オルオ「退職金って いくらも働いてねえだろうがっ!!」
オルオ「しかもタンシチューに オレンジソースも!!」
オルオ「そのせいで 予約キャンセルしただろうがっ!!」
サシャ「命の恩人」
ペトラ「そうよ!サシャは恩人よ!?オルオ やめなさいよ!」
-
リヴァイ「ペトラの件には感謝している」
ペトラ「この話は もういい」
オルオ「兵長…」
-
オルオ「って ペトラぁ!? お前が、なんで許すんだよ!?」
サシャ「命の恩人」
ペトラ「そう!だからよ!」
リヴァイ「まあ いいじゃねえか?馬は戻ったし」
リヴァイ「あの女は 手を引いたし」
リヴァイ「お前らに子供が生まれた」
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オルオ「兵長が そう仰るのなら…」
エルド「今日はめでたい日だしな」
ペトラ「ねえ兵長?私が育休の間、サシャに戻ってもらったらどうですか?」
一同「「それは断る!!」」
サシャ「私も無理です」
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サシャ「手に職つけて稼ぎます!!」
サシャ「助産師になりますよ」 フー
サシャ「ウェイトレスよりお金になります」
エルド「見も蓋もねえな…」
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リヴァイ「また人探しだな」
リヴァイ「…求人出すか」
―おわり―
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乙!
サシャがどうしようもなくクズだった
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よろしく
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いつもより長いの書きました…
長々となりましたが お付き合い下さり
ありがとうございます。
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続き 書いてます。
良ければ ご覧になられて下さい。
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