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凛「うおお気が狂うほどに右足が痛い」
-
凛「うおおあ」
にこ「どうしたのよ凛、そんなに発狂したような声を上げて」
凛「右足が痛いんだよ」
にこ「右足が? 見せてみなさいよ」
にこ「ふむふむ」
凛「どう? 凛の右足変なことになってる?」
にこ「いつもと変わらないわ。しいて言うなら腐ってるわね」
凛「それはいつもと違うって言うんじゃないの?」
-
にこ「勘違いしないで。肉体が腐ってるわけじゃないわ」
凛「精神が腐ってるの?」
にこ「そうとも言えるわね」
凛「足の腐ったような野郎だにゃ、この右足め」
凛「自分の足じゃなかったら切り落としてるところだクズが!!」
にこ「落ち着きなさい、右足を罵倒しても何も始まらないわ」
凛「そもそも足が精神的に腐るってのは意味がわからないよね」
にこ「急に冷静になるのもやめなさい。怖いから」
-
にこ「私が腐ってるって言ったのは、納豆みたいなもんよ」
凛「へー、納豆……」
凛「ん? にこちゃん今凛の足を納豆みたいって」
にこ「納豆みたいな臭いよね」
凛「臭いの?」
にこ「ええ」
にこ「私じゃなかったら今頃部室はゲロまみれよ」
にこ「たまったものじゃないわ、このゲスな右足が!!!」
凛「凛の右足を罵倒するのはやめてよ。不安定な人だなぁ」
-
凛「しかし何でこんなに痛いんだろう? 何かしたかな」
にこ「練習中にふざけて何かしたんじゃないの?」
凛「うーん……」
凛「かよちんが屋上から落ちた時に掴んだからかも」
にこ「えっ?」
凛「痛すぎて思わず蹴り落としちゃったけど、そのせいかにゃ」
にこ「さらっと殺害を自白したわよこいつ。気でも狂ってるのかしら」
にこ「痛みの理由は分かったけど、それじゃ足の臭いに説明がつかないわよ」
-
凛「そういえば靴の中に納豆が入ってたよ」
にこ「それね」
にこ「事件は解決したわ。靴を履いて帰りましょ、ラーメン奢ったげるわ」
凛「にこちゃんは基本人間の屑なのに、こういう時だけは優しいから好きだよ」
にこ「言わないでよ、照れるわ」
凛「そうだ、かよちんも呼んでいい?」
にこ「あんた十秒前に言ったことも忘れたの? 本当に人間よね?」
凛「難しいこと言わないでよ、気を抜くとにこちゃんの存在すら忘れそうなんだから」
凛「 は記憶力があまり無いんだ」
にこ「あんたひょっとして、今自分の名前忘れた?」
-
凛「忘れたような忘れてないような」
にこ「どっちつかずね」
凛「しかし完璧な忘却は存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」
にこ「絶望?」
凛「あるいは」
にこ「そこだけ切り取ると何だか頭が良さそうな雰囲気はあるわね」
凛「本当は自分の名前すら覚えてないのにね、 ちゃん」
にこ「私の名前まで忘れたのね? ラーメンの奢りは無しよ」
-
凛「それは酷い」
凛「それは酷いよ!!!」
凛「許せない……よくも騙したァァァ!!!」
凛「騙してくれたぁぁぁぁ!!!」
にこ「四段ぶち抜きで怒るようなことでもないでしょ」
にこ「わかったわ、ラーメン奢ってあげるから早く花陽を呼んできなさい」
凛「分かったにゃ、 ちーんどこにいるのー?」
にこ「……」
にこ「……」
にこ「右足の痛みも忘れたのかしら」
-
2
絵里「ねぇ希。どうしようかしら、これ」
希「ウチに聞かれてもなぁ」
絵里「自分じゃどうしようもないから言ってるんじゃないの」
希「けどウーパールーパーの分娩なんてウチしたことないで?」
絵里「私だってしたことないわよ」
絵里「けど、私の可愛いウーパールーパーがもし出産に失敗したらと思うと手の震えが止まらないの」
絵里「だから条件が同じなら希にやらせるわ。あとウーパールーパーってなんだか見た目が失敗した胎児みたいでぬるぬるしてて触りたくないし。気持ち悪い」
希「可愛いウーパールーパーって言った矢先にこれとはたまらんな」
-
絵里「ねぇお願い。いいでしょ?」
希「いいにはいいけど、ウチは何をすればいいんよ」
絵里「ウーパールーパーの分娩よ」
絵里「それが話を聞く人間の態度なの?」
希「ごめん」
絵里「いいわ、此方で器具は用意してあるからやっちゃって」
希「なぁ絵里ち。確かにウチはウーパールーパーの出産に立ち会ったことないけど、流石にチェーンソーがいらないことぐらい分かるよ」
希「何? 裂くの?」
-
絵里「そんなことするわけないじゃない。死んじゃうわ」
希「正常な判断や」
絵里「子供が出なかった時に、股を少し拡げる用よ」
希「異常な判断や」
希「拡げるってのは分からんでもないよ? それなら普通チェーンソー以外使わへん?」
絵里「私の家、これ以外に刃物ないのよ」
希「包丁は?」
絵里「亜里沙が壁に投げて遊んでるから回収出来ないのよ」
希「絢瀬家はもう終わりかも分からんね」
-
ウーパールーパー「」ブルッ
絵里「あっ見て、震えたわ。きっと出てくるのよ」
希「みたいやなぁ」
絵里「わくわくするわね……」
希「……あれ? なんかウーパールーパーっていうか、人間の手みたいな」
希「これ、本当にウーパールーパーやんな?」
絵里「そうよ?」
絵里「当たり前じゃない、ウーパールーパーよ」
希「じゃあこの子供は何なんよ」
希「ウーパールーパーの身体から小さい人間の子が産まれるなんて聞いたことないで」
絵里「知らないわよ……」
-
希「なあ、この子絵里ちに似てる気がするんやけど」
希「なあ絵里ち? なあって」
希「これウーパールーパーちゃうんやろ? 本当はなんなん?」
希「……なんでチェーンソーなんか持ってるんや?」
おぎゃあ おぎゃあ
おぎゃあ おぎゃあ おぎゃあ おぎゃあ
おぎゃあ おぎゃあ おぎゃあ おぎゃあ おぎゃあ おぎゃあ おぎゃあ
おぎゃあおぎゃあおぎゃあおぎゃあおぎゃあ
きゃっ……きゃっ……
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3
花陽「聞いてくださいよ、海未ちゃん」
花陽「いや聞く以外に選択肢無いんですけどね」
海未「分かったから出ていってくれませんか。此処を何処だと思ってるんです」
花陽「トイレです」
花陽「お手洗いと言い換えてもいい」
海未「便所でも厠でも何でもいいです」
海未「肝心なのは私が今から小さい方をしようとしているってことなんですよ」
花陽「すればいいじゃないですか」
海未「見られながらしろと? 変な性癖に目覚めそうですね」
-
花陽「はっ! 学園の大和撫子と呼ばれている海未ちゃんが、まさか人前で小便も出来ないマンモーニだったとは」
花陽「とんだお笑い草だ」
海未「そういうのはいいんです。私今、下すっぽんぽんなの見えてますよね?」
海未「破廉恥通り越して殺意湧いてきましたよ」
花陽「じゃあ話を聞いてください」
海未「ええ、聞きますとも。後輩からの相談を無碍にするわけないじゃないですか」
海未「私は一先ずここを出ていってほしいだけなんですよ」
-
花陽「どうして? わ、私と一緒にトイレ行くの……嫌ですか?」
海未「花陽とトイレに行くのはやぶさかではありませんよ。現に先程誘われてついてきたではありませんか」
海未「個室にまで入ってくんじゃねえよということを伝えたいんです」
花陽「わ、私と一緒に個室に入るの……」
海未「嫌です」
花陽「は?」
海未「あ?」
海未「本当出ていってもらえませんか。既に決壊しかけてるんですよ」
海未「というかもう若干出てるんですよ」チョボボボ
-
花陽「私は今すぐ海未ちゃんと話したいのに……」
海未「嬉しいこと言ってくれますね。私もこんな個室じゃなかったら花陽と話がしたいんですけどね」
海未「少し話す気薄れてきましたけど」
花陽「分かりましたよ、出ていきますよーだ」
海未「やれやれ、やっと分かってくれましたか……」
海未「さっさと済ませましょう」ジョロロロロ
海未「」ビクンッ
海未「ふう……」
-
ガチャ
海未「すいません花陽、お待たせしました。話とは……」
海未「いませんね、何処に行ったんでしょうか」
凛「あ、海未ちゃん! こんなところにいたの!?」
海未「あれ、凛ですか。花陽を見ませんでしたか?」
凛「んーん、凛も探してるの」
海未「そうですか……一体どこに行ったんでしょうか」
-
ザワザワ
海未「なんだか外が騒がしいですね」
凛「窓から見てみようよ」
海未「……誰か倒れてませんか? 血が広がって……!」
凛「……かよちん?」
海未「え?」
凛「あ、あれ……かよちんじゃ……」
海未「そ、そんな。有り得ません! 先程まで私と話していた筈なのに!」
-
凛「り、凛行って見てくる!」
海未「私も……花陽! 何でこんなことに!」
ダッダッダッダッ
ギィ
花陽「……」
花陽「……」
花陽「隠れておどかそうとしたら、とんでもないことになっちゃった……」
花陽「まぁいいや、帰ろう」
-
4
ことり「キス、しよっか」
穂乃果「えっ、やだよ気持ち悪い」
穂乃果「女同士のキスなんてドブ川のように汚いよ。吐き気が止まらない」
真姫「酷いじゃない穂乃果。ことりだって勇気を振り絞っていった筈なのに」
真姫「見なさい、とさかが震えている」
穂乃果「無茶言うなあ。私レズじゃないんだよ?」
ことり「私もレズじゃないよ?」
真姫「どういうことなのよ」
-
穂乃果「ちょっと待って。だとするとことりちゃんは」
穂乃果「レズでもないのに私とのキスを求めたわけ? 気でも違ったの?」
ことり「ううん、私考えたんだぁ」
ことり「キスには親愛の意味もあるのに私はμ'sの皆とキスをしたことがない。つまり私は愛されていない。皆から嫌われている許せない殺してやる」
ことり「だからキスをしようかと思って」
穂乃果「私今、キスするか殺されるか選べって言われてる?」
真姫「そういうことなら仕方ないわね。穂乃果、黙ってキスしなさい」
真姫「穂乃果一人の犠牲で済むなら、安いものよ」
-
ことり「真姫ちゃんも当然キスするよ?」
真姫「えっ」
真姫「いいわよ、私レズだから舌入れてやるわ」
真姫「舌でイくまで絶対離さないから」
ことり「ごめん、真姫ちゃんとは死んでもキスしない」
真姫「駄目よ、吐いた唾は飲めないんだから」
穂乃果「」ペッ
穂乃果「」ゴクン
穂乃果「飲めたよ」
真姫「吐きなさい、汚いわね」
-
ことり「けどこれで二人ともキスできなくなっちゃったね」
穂乃果「なんで?」
ことり「真姫ちゃんはレズだし、穂乃果ちゃんは床舐めちゃったし……」
真姫「出来るわよ、私は」
ことり「私がしたいのは親愛のキスであって愛情のキスじゃないんだよ」
真姫「どのみち愛はあるのね」
ことり「情けはいらないけどね」
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穂乃果「難しい言い回しだなぁ」
穂乃果「頭がおかしくなってきたよ」
真姫「前からおかしいわ」
ことり「前からおかしいよね」
穂乃果「酷いなぁ。私の何処がおかしいっていうの?」
ことり「こんな夢を見ても、まだ目覚めないところかな」
穂乃果「えっ?」
パンッ
おぎゃあ おぎゃあ おぎゃあ おぎゃあ
-
おぎゃあ
おぎゃあ
おぎゃあ
おぎゃあ
おぎゃあ
-
穂乃果「っ!」ガバッ
穂乃果「はぁ……はぁ……」
穂乃果「夢……? 変な夢だったな、はは……」
穂乃果「寝汗びっちょりだ、シャワー浴びなきゃ」
穂乃果「時計はー、まだ朝の四時かぁ」
穂乃果「変な時間に起きちゃったなぁ。お父さんぐらいだよ、こんな時間に起きるの」
ガチャ
穂乃果「あーあ……シャワー浴びてもう一回寝よう」
おぎゃあ
おぎゃあ おぎゃあ
-
完
-
イレイザーヘッド思い出したわ
乙
-
意味わからん
-
おつ
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