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ヨハネスブルク “黒いダイヤ”たちの闘い

29他者への思いやり:2015/02/20(金) 14:58:38
 ルー氏はボランティアを募り定期的に犠牲になった犬の亡骸を探し、見つかった際にはスナップ写真を撮るなど簡単な現場検証を行なってから回収しているということだ。決して毎日のように犠牲となった犬が見つかるわけではないが、最低でも月に1体以上は発見されるという。中にはかろうじて命を留めている犬もいるが、治療の甲斐なくその後数日で命を落としたり、助かったとしてもひどく人間に怯えるようになるという。ルー氏は地道にこの活動を続けることで、地域の人々に訴えながらこの狂気の蛮行を食い止める長い闘いの真っ最中にあるということだ。


■地域の教育の不備、不足が根本原因か

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ジェイコブ・ズマ大統領 画像は「Wikimedia Commons」より
“犬”と南アフリカについては、過去にジェイコブ・ズマ大統領も興味深い発言をしている。2012年末に行なった演説の中でズマ大統領は「犬をペットとして飼うことは“白人の文化”であり、アフリカ的ではない」と発言している。今のアフリカの若者の“欧米化”を憂うズマ大統領がペットの犬の例を引き合いに出したということだが、この発言は動物愛好者などからの激しい非難を受けたということだ。

 そしてこのズマ大統領もまた「女性をレイプしたことがある」と公言しているから驚きだ。2005年にレイプ容疑で起訴され、公判では友人の娘をレイプしたことを本人の口で語り認めているのだ。しかもエイズ感染の危険性を排するため「終わった後すぐにシャワーを浴びた」と話したことでますます物議を醸すことになった。しかし世の非難を一身に浴びたにも関わらず、裁判ではズマ氏の無罪が確定している。

 ともあれ一国の大統領すらレイプと無縁ではない南アフリカの「レイプ大国」ぶりには驚くばかりだ。届出があるレイプ事件だけでも毎年5〜6万件を超え、一説によれば成人男性の4人に1人はレイプ犯罪を犯したことがあるという統計もある。

 この背景にはもちろん貧困問題をベースにした薬物の蔓延や暴力団抗争など様々な要素が横たわっているだろう。前出のジェイク・ルー氏のいう「知識の欠落」とはやはりこの地域の教育の不備、不足のことであろうか。好調な経済発展の一方で早急に解決せねばならない問題があることは確かなようだ。
(文=仲田しんじ)


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