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名無し

1どうでしょうか?:2016/09/16(金) 21:14:52 ID:7nOzA9Do
伊勢市の市会議員最近入院して退院した議員、
自分の息子が可愛いのは、わかるが、結婚しているのをいいことに
不倫して中絶して、親父の議員にお金を積んでもらって、
その次は、ストーカ、警察沙汰にもなったみたいです。
仕事も首になり、次は親父の力で就職、すごいね
そして、嫁と離婚今度は子供を合わせない息子と議員夫婦により
全く違うことを子供に吹き込み子供に合わせない、のらりくらりとはぐらかし自分たちが悪いのにいつまでも悪いことをする。
議員も長くないのだから子供を母親に引き渡したほうが先のことを考えればいいのでは??

98三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/05/14(火) 22:53:00 ID:GAZZ60II
2019年05月10日
三重県青少年健全育成条例違反(いん行の禁止)被疑者の逮捕(津南署)

3月23日朝から夕方までの間、津市高茶屋小森町のホテルにおいて、
女性が18歳に満たない青少年と知りながら、みだらな行為をしたとし
て、5月10日、男(40歳)を逮捕した。

99三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/05/19(日) 01:10:54 ID:CuOEptvE
ジジイのションベンスレッド「素人小説4」

バスルームで木箱をコジ開けて見ると、中身は果たして踏絵だった。
銅なのか金属製で、マリア像らしきものがあるが、けっこう腐食して
おり、浴槽清掃ブラシでゴシゴシ擦るとマリアさんが現れた。その時、
「やべーっ、す、すいません、ブラシなんかで・・」と謝るほど、私
は普段から無神論者のような心持ちでいたのを今さらながら自覚した。

リビングへ持って行くなり、そのマリア像を真奈が覗き見入ったので、
彼女が涙でも流すかと思ったが、「けっこう小さいモノなのねぇー」
と言うだけだった。そこで先ほど、マナ姉と会ったこと、この踏絵が
現世における最後の心残りだったこと、全て成就したあと愛しの行者
ARの眠る海へと消えて行ったこと、どこからか俺達のことを見守って
くれていること、を真奈に伝えた。「偉いわ、アンタは私が見込んだ
人だけあるわ、そういう事が出来る人なのよ、初めて見た時ピーンと
来たんだから」

「こんな小さな絵を、踏む踏まないで斬首されてしまうなんて」私は
先程清掃ブラシで擦ったことも忘れて感慨にふけってしまった。マナ
姉は、この絵を踏めと言われたのにキスをして、そして首を斬られて
しまったのだ。何十何百という人々の命を奪うことになったこの絵は、
私達の手には負えない。

あくる朝早く、あの地主の家を訪ねて経過を話し出すと「もうゴメン
してくれ、サブリース詐欺でマイってるのに、今度は処刑場跡地だと
確定だなんて!入居者が来うへんやんか!」と頭を抱かえてしまった。
私はすかさず「じゃ、踏絵を私に下さい、当局に報告はしません、で、
出所は海の砂浜だとかに捨てられていたのを私が拾ったことにします」
「あ、あんた警察じゃろ?そんなんでエエのん?」「ウソも方便です
わ、ポリコレなんか糞くらえ」 その足で、津市役所近くの教会へ行
って踏絵を預けたいと言おうとしたら、なんやら教会内がガヤガヤと
騒がしい。「神の慈愛じゃ」とか「いんや、大地震の前兆だ」とか、
言い合っている。

今朝、教会のマリア像が涙を流したのだった。今までに無いことだと
いう。私は、踏絵を取り出して両手で大きく掲げると「殉教者の御霊
のお帰りだー」と大声を出していた。もちろん、こんな目立つ行為は
私のするところではない。教会内の人達全員の視線が、掲げた踏絵に
集まって固まった。「・・・」次の言葉が出て来ない。こっ恥ずかし
くて、一番偉そうな人に踏絵を押し付けて、事務局のあるらしい建物
へ逃げ込んだ。そこで、あの臓器売買の人さらいカナらしき女を見た。
「あんた、カナだろ?Nをどうしたんだ?なぜ逃げなかった?」

100三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/05/19(日) 11:12:25 ID:Ifn7npWc
( ´,_ゝ`)プッ

101三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/05/26(日) 00:45:50 ID:6hXXEMqc
前立腺肥大のスレッド「素人小説4」

「腎臓がタダ、すい臓が値つかず、肝臓もタダ・・」とつぶやいて、
なぎさまちの最終便到着のあとの堤防上を、スーツケースをガラゴロ
と転がして行ったり来たりしていたのを、同船していた教会の人達が
気の毒に思って、昨夜は教会の施設に宿泊させたのだという。精神が
何かのストレスで参ってしまい、一時的なのか痴呆状態になっている
らしかった。昨夜、その場に居合わせた者全員の立ち合いの下で所持
品を調べたらしくて、パスポートや運転免許証から、その中年女の名
は和子というらしかった。カナではないが、捜査員の私の目からは、
あの凪差家への呪いを最後の最後に〆たのはこの女だと直感していた。
カナとは、昔日の大門の歓楽街で、女が使っていた名だと後日聞いた。

可哀そうに、カナは60歳にもなるNを売ろうとした為に中国の闇臓器
売買の組織から足元を見られ、Nをタダで取られた上に、以後の仕事
から干されてしまったらしい。元々器量が良くないし少し知的障害が
あるので、もう若い臓器を持った者をダマすのは無理だと判断されて
しまったのだろう。タイへの入出国の記録からその滞在時間も短くて、
おそらくタイにいるマブ男からも、金の切れ目が縁の切れ目というこ
とで捨てられ、傷心のまま日本、津へ戻って来たと思われる。

もう、すぐ近くにある署へ出ないと遅刻になってしまうと、中年捜査
員は、踏絵を津の乙部前海岸の浜で拾っただけで他は知らない、又夜
に寄らせてもらうから、と言ったなりクルマに乗り込み教会を出た。

署では和子を調べてみた。犯罪そのものは、プロあるいは国家がらみ
とのウワサもある中国の闇臓器売買組織が実行しているので、他国が
舞台の事件を、こんな田舎署の私がどうする事も出来ないし、メンド
ーなのでしない、和子を調べるだけだ。マナ・カナ一族とも我がAR家
とも関係が無いのに、なんの因果で凪差家にトドメを刺したのか?

和子は、津市白山町の出身だった。日本が世界に誇る某有名映画監督
の母方の家の縁戚筋で、JR名松線の竹原駅から少し雲出川を下った所
にある集落に、和子の実家があった。

102三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/06/01(土) 00:34:31 ID:UNWFXS/Q
読者がいないスレッド「素人小説4」

和子が中学生の時に、一度行方不明になり、家族から捜索願が出て
いた記録があった。夜になっても学校から戻らず、とうとうその夜
は帰宅しなかったので、朝一番に集落の駐在所に知らせた。近所の
人らも総出で捜索したところ、昼前に白山比咩神社の社の中で寝て
いるのが見つかった。事件の可能性はなく、どうやら一人で神社内
に入り込んだらしい。そんな、当時の記録が見つかった。

和子は知恵遅れだったせいで学校でもイジメられていたようだし、
今回の奇行は狭い集落でよけいに鼻つまみ者のようになってしまい、
そのあと高校進学と共に実家を出たらしい。あの夜に、和子は白山
権現の化身という剣を持った男を夢に見て、「ついて参れ」と言わ
れるままついて行ったら、社の中で近所のオジサンに起こされて目
が覚めたのだと言う。

この事があってから、和子は明らかに心身とも急成長して同世代の
者との差は縮まり、もし行けたとしても地元高校ぐらいだと言われ
ていたのが、亀山高校に合格して同市内に下宿したのだった。両親
は娘の生活を心配して、竹原の元名主のツテでもって亀山で名士と
言われる家を紹介してもらい、その母屋に隣接する離れで下宿生活
を送った。もちろん、亀山の名士と言われる家とはカナ婆が嫁いだ
先だった。もう20年以上前だから、あの老紳士が50歳ぐらいだった
頃になる。

和子は高校生になってすぐ、和子という名はいかにも田舎クサイの
でイヤだ、なんか昭和クサイだもんと、年頃の女の子らしく改名し
た。と言っても本名を変えるワケにもいかずに、仲間うちでカナを
名乗っていたという。

「そりゃ、憶えとるわさ、しかしボクは何もしとらん、ありゃりゃ、
そういうヘンな意味じゃなくて、あの子を一族の手先として使うと
か、そういう事は絶対にしてないよ」「又、今度の休みにこっちへ
来いよ、新茶の菓子はウマイでー」と、電話の向こうで老紳士は言
っていた。さっ、今日も仕事らしい仕事はしなかったが、まっ、い
っか、とごちた。駐車場へ向かった、教会はすぐだ。

103三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/06/03(月) 10:57:43 ID:GDhmc8GQ
まだ続いとるんかwww

104三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/06/03(月) 12:28:23 ID:bbMsQ6nw
たにまさ

105三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/06/03(月) 14:49:54 ID:GDhmc8GQ
>>102
おまえに学があるのはわかった。昭和のころ偏差値53以上の文系大学あたりに入ったんだろ。そして総合的偏差値50以上の処女膜(U20)を生セックスで破ったことないのも分かり易い。ネェ粘着素人童貞おじさまwww

106三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/06/09(日) 00:08:30 ID:HFiGWBx2
低脳変質者に粘着されたスレッド「素人小説4」

高校生の和子がNと出会ったのは、近鉄名古屋駅の改札前だった。
Nは「ワイは神や」と言って近づいて来た。名古屋市内での部活
の準備でパンパンに膨れていたスポーツバッグや、和子の白山町
っぽさが残る純朴さに、Nは和子を家出少女だと思ったのだった。

呪われた将来に自暴自棄になっていたNは、手っ取り早い快楽の
性愛に異常に執着していて、いつ来るかも知れない凄惨な自分の
死に対して抵抗しているかのようだった。いつものように適当な
口車に乗せて、Nは和子を駅西の元中村遊郭だったという建物に
連れて行った。戦後まもなくまでは羽振りが良かったであろう立
派な意匠を施した建物だったが、その後は商人宿になり、今では
怪しげな客をとるようなボロ連れ込み宿になっていた。床は傾き
カビ臭もひどいが、ケモノ臭のようになった古い人間の体液の匂
いがする空気に、和子は胸が悪くなった。

廊下の突き当り右側の障子をあけると、タタミの上にフトンが敷
いてあった。「さあ、マッサージをしてあげるよ、私は神さまだ
よ、気持ち良くしてあげるからね」というNの猫なで声を聞いた
和子が振り向きざまにNの方を見ると、オドオドした自信なさげ
なのに目だけはギラギラした、歪になった中年男のくたびれた顔
があった。和子は大声を出した。何事かと宿のオバサンが飛んで
来た。建物外にも聞こえたであろう和子の大声に、オバサンは、
「Nさん、ダメだよ、出て行ってよ、面倒はゴメンだよ!」と声
を荒げた。和子は外へ飛び出すと泣きながら近くの商店に駆け込
んで助けを求めた。和子がNを示そうとした時には、彼はもうど
こかへ消えていた。だが、和子は数十年後にNと邂逅することに
なるのだった。それが、津のなぎさまち近くのスーパーのレジだ
った。

再会して、和子はすぐに、「ワシは神なんや」と言い増々自信無
さげなのに目だけがギラついたNの顔にピーンときたが、Nは気
付いていないようだった。和子は、今度はこちらが狩る側になっ
たのよ、地獄に突き落としてやるわ、とその臓器に狙いをつけた。
和子の事を信用させようと、Nに優しくして身体まで与えると、
思いもかけずすぐNは完全に落ちて、和子の言う事ならなんでも
聞くようになった。それほど、Nの心は荒んでいたからだろう。
荒んだと言えば和子の方も、完全な知恵遅れとは言えないまでも
わずかに知能障害が残った為か、カタギの仕事は続かずにこんな
生業をするハメになっていた。

教会の談話室(懺悔室?)で中年捜査員は、決して幸せとは言えな
い和子の半生を聞いていた。すると和子の古い家がダム底に沈ん
で行く光景が見えた。「またコネクテッドかよー」と嬉しそうな
面倒そうな表情をした。「今度の休日には、美杉の竹原行きだな」

教会から帰ろうとすると、なぜだか多くの人が「先生さまー」と、
中年捜査員にむかって拝むようになっていた。

107三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/06/15(土) 00:41:06 ID:BwWgczKo
人知れず更新するスレッド「素人小説4」

中世の一志郡から伊賀にかけてを、藤原千方という豪族が支配して
いた。その手下には後の忍者の草分けとなる四人の鬼がいたという。
その鬼らの超能力を使って、藤原千方は朝廷に対して反乱を起した。
朝廷の討伐軍の将である紀朝雄が、「ワイらに逆らうことは、天皇
陛下に逆らうということや、それは朝敵ということやぞ!」という
和歌を贈ったところ、四鬼はたちまち逃げてしまい、孤立無援とな
った千方は策略でもっておびき寄せられ、雲出川の河畔の岩の上で
討ち取られてしまった。
落とされた千方将軍の首が川下へと流れ始めると、「あの藤原千方
将軍ともあろう者の首が、ただ川を流れていくばかりだなんて」と
あざけりの声が掛かった。すると、生首の眼がクワッと開かれて川
を上り始めた。雲出川を竹原まで上ると今度はその支流の八手俣川
を上って行った。その首が上ったところには、千方神社が祀られて
いたという。そこはもう、君ヶ野ダム湖の底になっている。

川口集落と家城集落の中間にある、その千方将軍殺害の瀬戸と呼ば
れる岩肌ばかりの急流を右下に見ながら、中年捜査員は愛機ホンダ
フィットを走らせていた。真奈もナビ席にいた。ダム下からつづら
折りを登り、桜まつりなどが行われるダム湖公園の最奥の駐車場へ
と乗り入れた。季節ハズレなので休日なのに人影は見えない。
駐車場を区切る茂みを探ると、教えられていたとおりに千方神社の
碑があった。この真下方向にかつて社があったようだ。なにやら、
ヤバそうな廃墟が小高い尾根上に見えたが、今回の目的とは関係が
なさそうだ。キャンピング用のコンロでコーヒーを淹れてブレイク
して、今度はダム道を下って旧街道沿いにある竹原神社へと向かう。

現在、千方神社はこちら竹原神社に合祀されている。亀仙人から教
わった地元の方を訪ねた。亀仙人とは、例の亀山の老紳士のことで、
いつの間にか真奈との会話で使っていたものが、そのまま本人まで
もが気に入ったと言って、仲間内で使うようになっていた。

「カズちゃんな、憶えとる、行方不明になったこともあって、アレ
からチョットして見んようになった、亀高へ行く言うて下宿したん
違ごたかなー、それからは知らん、都会へ出てったんやろ」昔は大
きな宿屋だったというそこの老人は言った。和子の家について教え
を請うと、亀仙人の友人らしいから信用する、他言しないのが条件
や、と言ってボソボソと語ってくれた。

和子は旧津藩士の家に生れていた。明治初頭の廃藩置県などで武士
は碌を失いつつあって、藤堂監物の自刃事件などを期に元々の先祖
の出である竹原に戻って来たのだった。千方神社に関係する家でも
あって、大昔にずっと山奥の清水峠を越えた又先の柚原村から千方
将軍の祟りを鎮める為に、そこのAR神社の禰宜さん筋にわざわざ呼
び寄せて来てもらったのが家の始まりという。

中年捜査員は頭がクラクラした。AR社と言えば自分の先祖だ、和子
は赤の他人ではない。しかし、和子の家が藩士時代に勤めた役目と
いうのは牢番だと言うのだ。

私はイヤな予感がした。ここに来る前、家で調べているうちに藤堂
家の牢があった場所を見つけた。そこではキリシタンの拷問をして
いたという。そこは、あの教会の目と鼻の先だ。城下というものは
狭いものなのだ。電話が来た。「あっ、先生さまですか?和子さん
が大変です!近所を散歩していたら急に叫び声を上げて卒倒したん
です、気を取り戻したら、許して許してと泣くばかりなんですぅ!
先生さま、どうしたらいいんでしょう?」 イヤな予感は当たる。

108おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/06/15(土) 16:06:07 ID:arf/Nh6I
>>106 おもろい展開に持ってくやんけ!
文献調べまくって書いとるのは分かるが、脚色の根深さにお前のネチっこさが出て笑えるでぇw

109三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/06/15(土) 16:39:02 ID:U/HadLcY
( ´,_ゝ`)プッ
お前の程度の方が知れてるわ

110三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/06/15(土) 16:40:29 ID:tTZIJPDk
おっさんは頭逝ってるからな

111三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/06/15(土) 16:40:33 ID:g/1Q7Z9I
(^^)v

112おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/06/16(日) 17:22:37 ID:j0CQoy/E
>>109->>110 死にさらせっ!!
とくに顔、お前じゃ。センズリでもコイとれっ!!

113三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/06/19(水) 23:37:02 ID:sUhAGxvs
頭逝ってる人はご遠慮下さいのスレッド「素人小説4」

取りあえず、和子がおかしくなってしまったその場所を聞いてみる
と、まさしく津城の牢屋があった場所だった。現在はあおぞら駐車
場になっているが、なんやらだだっ広く空が大きな空間は、街中な
のに雰囲気が少し違っている。違和感を持つ人も多いだろう。そこ
ではかつて、主に町人百姓のキリシタンが改宗を無理強いされて、
応じない者は処刑されたらしい。その牢の番人が、和子の家筋だっ
たのだ。

和子が遠くAR家の血を引いていなければ、別にどうという事もなく
その地を通り過ぎて、梅雨時というのに晴れて美しい夕暮れの散歩
を終え教会に戻ったことだろう。だが、ユングの言うところの集合
的無意識というか、人類の共用クラウドというか、そういう場所が
あって、和子の無意識はそこにコネクトしてしまった。和子自身は
その能力を意識的にコントロールする訓練を受けていないから、彼
女の意識は無意識の奴隷になり、かつて虐殺された囚人達の怨霊が
襲いかかって来たと認識しているに違いない・・私だって、そんな
悟りにも近い超世界については京都の古刹の住職に一晩レクチャー
されただけだ。だだ職業柄、一般の人に比べ、あまりに非情な現実
世界に付き合わされているので、どこか人間開き直っている。

電話で和子に説明してもムダに決まっている。仕方ないので彼女の
無意識に働きかけるしかない。もう、ヤブレカブレのアドリブだ。
「私は高名なエクソシストであーる」「汝に憑りつきし怨霊を瞬時
に退散させようぞ」「私が汝の耳元でこう叫ぶ、怨霊よ去れ、去ら
ねば永遠に地に伏せるぞ、ぐぅおおー」。スマホ音量を最大にして
もらい、目一杯の声で「・・ぐぅおおー」と叫んだ。怨霊は去った。

和子のことがアカの他人に思えなくなったので、家路の途中に教会
へ寄ってみた。亀仙人にとってもかつての下宿人なので同様らしく、
和子のこれからについて色々あたってみるという。私が教会に入る
と数人が真剣な眼差しを向けてきて、「大先生さま、私どもの家人
に憑いた悪霊を退治して下さいまし、どうか何卒、お願いします」
「謝礼は如何ほどかかろうと構いませんので・・」 私は「そりゃ、
こうなるわな、あの時は必死で気が回らんだ」と、いい加減なアド
リブをしたことを後悔した。真奈を見ると苦虫を嚙み潰していた。

114三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/06/20(木) 08:00:54 ID:a7y2c2Vg
https://cervan.jp/

115おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/06/20(木) 16:50:09 ID:gvKbX0MU
>>113 学識とヒマはあるがカネは無いと視た。彼女いない歴=年齢(R50)の素人童貞が書きそうな文書だ…

116三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/06/21(金) 08:48:06 ID:ccj14lng
たにまさ

117三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/06/22(土) 00:50:21 ID:QSX847NM
落伍してヒネクレた方はご遠慮下さいのスレッド「素人小説4」

そこには、険悪な空気が流れ始めていた。高名なエクソシストと誤解
された(させた)中年捜査員は、ウワサを聞いて教会に駆け付けていた
数組の信者から悪魔祓いの要請を受けたが、頑なに「できないんです」
と拒み続けたために、信者達がなぜ和子だけをヒイキするのか?と、
今にも彼に掴みかかろうとしていたのだ。彼は思った、彼らの悪魔祓
いを要請している人物は、明らかに精神疾患の兆候がある。そりゃ身
内の精神健康に真剣になるのは理解するが、これはどうにもならない。

さりとて、それを上気した彼等家族に説明などできない。人類精神の
クラウドにコネクテッドしてしまった和子には、その接続回路を遮断
してしまえばいい。だがOSの一部にバグが発生してしまったその患者
たちに、シロートの中年捜査員が即座にプログラムを修正するなんて
どだい無理だ。これを話したところで彼等家族は、「誤魔化した!」
とよけいイキリ立つだけで、理解できないだろう。

そもそも、そんな人類精神のクラウドなんて概念は、一度でも繋がっ
た経験が無い人には理解できない。あの京都の禅僧などは、それさえ、
自己精神が認識して初めて認知できるので、「空」である、と言う。

真奈が助け船を出してくれた。「こんなチビ・ハゲ・デブの私の旦那
が、高名なエクソシストですって?」「チマチマとヘソクリをしてる
ような肝の小さい男さね、悪魔なんて追っ払いたくても出来ないよ、
あたしゃ、よーく知ってるんだ」と極道の女がタンカを切るように言
った。トタンに空気が変わり、私へと皆の視線が集まっているのが分
った。所々でクスクスと笑い声が漏れた。信者の家族らは無言のまま
部屋から出て行った。後から詳しく教会の幹部の人に説明しよう、上
位の宗教者には理解者がいるような気がするから。

「大変でしたね、いや、私も高名なエクソシストが突然現れただなん
て聞いたもんですから、詐欺師かと思ってたんです」と、教会の方が
言った。私は経過を話した。驚いたことにスルスルと理解してくれた。
新約聖書の中でキリストは、「お前らバカじゃけん、迷える子羊とか
言う例え話で説教したるんじゃ、それがすぐ例え話ということを忘れ
てしもーてからに、羊が羊がと騒ぐ」「羊が大事なんと違ごうて、羊
を例にして語った説教の内容が大事なんじゃ、ほんにバカじゃ(超訳)」
と言うような事を語っている、と教えてくれた。

仏教で密教という、言葉や文字では表せない、その道の実践者のみが
悟ることが出来る世界があり、俗人はそれを視覚化した曼荼羅など見
てその世界を垣間見ることができる。メジャー宗教なら、そんなプロ
専用の領域と、俗人アマ向けの解りやすくした例え話の領域があるの
だという。悪魔祓いなどは解りやすくしたアマ向けだ。コネクトして
しまう和子には、ぜひともプロの領域を学んで欲しいと言う。

118三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/06(土) 01:49:25 ID:qzW/LgJo
誰知らぬ裏山に咲くスレッド「素人小説4」

和子は哀れだった。修験で高い能力を身に付けたAR社筋の末裔であり、
かつキリシタン弾圧を実施した牢役人の子孫でもあったので、彼女自身
には理由も無いのに、十三代にわたる凪差家断絶の最後の役目を負わさ
れ、コネクトされてしまったのだから。

女子高生時代に名古屋中村の遊郭跡でNに手籠めにされかかったのも、
後日に津なぎさまちのスーパーでNに再会したのも、江戸時代の初期に
キリシタン禁止令を利用したカネ目的の凪差大山仲達の策略によって、
マナ・カナの双子姉妹のうちマナが斬首された時に定まっていた因縁だ。
中学生時代の神隠しなども、すでに出来上がっていた因果だろう。

私の感じるところでは、姉の首が転がる場面を見たカナの怒りの念が、
その強力なところでクラウドに収蔵されてしまい、カナ自身が婆さまに
なって忘れてしまっても、その念はずっと保存されていてコネクトする
相手を待っていた、そこに能力の高い和子が生まれて来たと、どうもそ
んなようだ。和子が「Nを見ると、ワケも無くすぐに殺してしまいたく
なることが度々あった、その衝動を抑える為にボーと立ち尽くしている
ほかなかった」と言っていたが、カナの強力な念を思えば解る気がする。

この時にはもう、中年捜査員は自分の役目も理解していた、幕引き役だ。
凪差一族は和子がトドメを刺して崩壊したし、「踏絵」は既に回収して
マナの怨霊は鎮まった。マナと夫婦になると誓う仲だったAR尊も呪いが
成就している。あとは、哀れな和子を中年捜査員が救済してやらなけれ
ばならない。

「和子さん、身をラクにして私の言う事を聞いて下さい」中年捜査員は、
あの優れた理解力のある教会幹部の一人だけを立ち会いにして、和子に
話し始めた。和子に言って聞かせるというよりも、和子の精神内部深く
に染み込むようにしっとりと話した。立ち合いを信用のできる一人だけ
にしたのは彼がプロだからで、また高名なエクソシストが出た!だの、
エコヒイキだ!とか、バカバカしいアマチュアの騒ぎになるのがイヤだ
ったからだ。

119おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/07/06(土) 18:17:43 ID:njSiQ0vU
>>118 処女膜破り(外観偏差値50以上U20♀物件)童貞の、おまえのネチっこさは国宝級やのぉw

120三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/06(土) 22:55:09 ID:0pO0E/2g
https://instagrammernews.com/detail/966655803350277419
こういう風に調子こいてケツを突き出しとる若い女には
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0052Z8VAE?ie=UTF8&redirect=true
こういうものを使って尻の穴にローションを注入したらなあかんでほんま

121三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/06(土) 23:17:08 ID:qzW/LgJo
ド底辺の基地害や変態に攻められるスレッド「素人小説4」

和子の能力はズバ抜けていた。ただ、それを意識的にコントロールする
訓練を受けていないので、自然、酷い混線状態になっていたようだ。私
はとにかくシンプルに(私にはそうするしか出来ない)、和子に安心感
を与えるようにして彼女の思い込みを解きほぐしていった。上手くいっ
たようで、少し眠ったら?との女史の好意に甘えると、彼女は眠りに落
ちていった。

仮眠した部屋から出て来た和子を見て、一同はあっけにとられた。別人
だ!身長からして20cm以上違う。体型はスリムになっていてアラサーの
ようにメリハリがある、和子の実年齢は40を越しているのに!和子自身
が戸惑っていて、自分の一身を動かしたり眺めたりしている。私達の他
の人達は、和子当人も含めて、上や下への大騒ぎだ。私達だけは乙部の
「マナ・カナ伝説」を知っていたので、デジャヴの思いだった。

呪いの言葉を吐くマナが斬殺された後、「踏み絵」を受け入れ恭順を示
し長屋へ返され姉の呪いの実行を誓ったその時に、発育不良だったカナ
の身体が姉そっくりの小股の切れ上がった美女にいっぺんに変わったと
いう、あの話だ。つまり和子は、黙考・瞑想するうち何か大きな目的を
持ったのだろう、そしてソッチの方へ繋がった。知恵遅れもすっかり見
られなくなり、私などより本来ずっと聡明であることが判った。

和子はシスターになるそうだ。亀仙人が後見人としてバックアップする。
両親はすでに亡く、兄弟姉妹は和子の素行が悪いというので疎遠になっ
て縁が切れていたのだという。その道の訓練を受けている和子は、すで
に優れた能力を見せているようだ。これからは、Nの殺害などというよ
うなワケのわからない目的を受動的にこなすのではなく、困った人達に
喜んでもらえるよう、自分の能力を研鑽しつつ自分から積極的に動いて
いくのだ。

「あの時、チビ・ハゲ・デブなんて言ってゴメンね」「どーせ俺りゃ、
チンチクリンで、ツルツルテンで、ブタ野郎さ」「でも、アンタって、
それでも素敵なんだからさー」「美人がそう言うんなら許してやる」
「そういや和子さんてキレイよね」「キミら、よく会ってるそうじゃ
ないか?」「そーよ、なんか気が合うのよ、これも因縁なのかしら?」
「カズちゃんとでも呼んでいるのかい?」「アハハハ、そう呼ぶとね、
カズちゃん本人が嫌うのよ」「じゃ、どう呼んでんのよ?」「シスタ
ーネームで呼ぶのよ、それはカナっていうの」、真奈は笑った。



「失われた城下町を求めて」
第1編[ナギサ家のほう壊」 第1部「マナ・カナの伝説」 了

122三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/06(土) 23:28:57 ID:1Ei/.OHY
>>120
確かにええケツしとる
四つんばいにした後、パンツだけ脱がして肛門にローションを少しだけ垂らして
浣腸器の先っちょを何回か出し入れして
五回目くらいで奥まで押し込んでローションを一気に直腸に注入したらなあかんで

123おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/07/07(日) 01:08:10 ID:xr49AxBE
>>121 図星突かれて激怒、そしてネチネチと長文にて尻尾を巻くが如く終了w
おまえの素姓が分かり易い(^w^)

124三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/13(土) 00:01:40 ID:n2ef9xFg
ド底辺の基地害に勝利宣言されたスレッド「素人小説4」

時は、日本近海に外国船が現れるようになった、明治維新まであと50
年程を残す頃。庶民の生活においても激動期を迎えようとしていた。

大倭越え(青山峠)をさけて、その北にある奥山愛宕社の参道にもなっ
ている古道を、伊賀国から伊勢国へと急ぐ一人の者がいた。彼の名は、
七代目凪差大山仲達といい、越の国から京、奈良と抜けて伊勢国入り
して来たのだった。彼は能登の山奥の寒村の育ちであったが、五男坊
であり利口な子供だということで、北前船の風待ちをする大きな港町
にある廻船問屋に丁稚奉公に出され、番頭になり、ついにそこの商家
の跡継ぎとして婿入りしたのだった。

その廻船問屋は少し変わっていた。代々、娘が一人生まれるだけで婿
養子をとっていたし、白山権現の山伏の妙薬などと毎日毎日、およそ
初代大山の頃から薬を飲んでいた。また初代の遺言には、たとえ伊勢
詣りをする時であっても、安濃津の地に足を踏み入れるな、などとい
うワケわからない内容のものも多かった。七代大山は聡明な男であっ
たので、貧乏浪人の初代が今は落ちぶれたとはいえ当時町一番の廻船
問屋を創業できたのは何か他人はもちろん子孫にも言えないあやうい
因縁があったのだ、と気付いていた。

そして、決して馬鹿ではない自分があがいてもあがいても、いっこう
にウダツの上がらない裏店住まいのままであるのも初代の因果なのだ、
と思うようになっていた。それに、現実として商売で一旗揚げるには
「商人と屏風はまっすぐでは立たん」、という事を身を持って知って
いる年齢になっていた。七代目は、安濃津藤堂藩での不穏な動きを聞
きつけ、それをネタにして大金を稼ぎ、さらに初代の因縁を解き明か
して、凪差家の再興をはかろうとしたのだった。食えるというだけで
一生日陰で暮らすのはご免だと思うのは、まだ老け込むには早い彼に
とっては当然の感情だった。

途中道に迷い、すっかり暗くなってから人家のあるカリキドという地
域の木戸をくぐった。ここが人の世界と動物との世界の区切りという
意味の狩木戸ということか?木戸のそばには地蔵堂があり、彼はとて
も疲れていたので、お堂に入って仮眠をとった。それが仮眠のつもり
が、すっかり寝入ってしまった。「おっ、寝過ぎた、もう四ツ頃か!」
寝ボケまなこでお堂の外を見ると、狐火が一つ二つ・・と寄って来る。
「俺を喰う気だな、くそ」と脇差を抜こうとしたら、人間の声がして
きた。「狐に騙されてたまるかってんだ」と飛び出そうとした寸前、
狐火と思ったのは提灯の灯りだった。なにやらコソコソ話をしている。

「本当に一揆なんかすんのか、出来っこねぇ、すぐ侍に切り殺される
べ」「しかし、あんまりだ、血のにじむ思いで新田を開墾したのに、
それを又平等に人数割りで分けるだと?ほんなら何もせんかったヤツ
が一番得することになるべ、こっちゃー、くたびれ儲けだべ」「んな、
逆らって殺されたら何もならん」「ひでえ、ひでぶ、一揆したるんや」
三人目が出て来て言った。「だで、これから寄合さするべ、ふもとの
山の洞に近在のムラのモンが集まっちゅー、さあ、これからワシらも
行くべや、みなで談義してエエ知恵出そうて」 七代目は彼等の後を
静かにつけた。

125三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/14(日) 00:48:42 ID:PKCXDzb6
静かに更新していくスレッド「素人小説4」

男達は、無言で山道を下っていった。途中にムラ境を示すのか山神や
庚申仏など石仏を並べた場所があり、そこから道を折れると、山腹の
一部が光っていて、洞穴の中に多くの人が集まっている影が見えた。
カリキドと書いてあったあの集落の者達も穴の中へ消えて行った。大
山も近寄ろうとしたが、穴の前の道には上側と下側とも見張りの者が
いたので、いったん谷へ下りて山の斜面を這い上がって穴の前に出た。
穴の中は明るいと思ったが、近寄るとロウソク1本の灯しかなかった。

名主格のような三人に、大勢の村人達が食って掛かるように「一揆じゃ、
もうそれしか無いべ!」「藤堂のお殿様に直談判するんじゃ!」「家
族が暮らせんようになる、今でも飲まず食わずの生活じゃ!」しかし、
名主格の三人は、あくまで話し合いで解決しようと皆を説き伏せよう
としていた。どうやら、これまでに何度もこの穴で談義を続けてきた
が、結論が出ないようだ。すると急に、大山の頭の上を足で踏みつけ
る者があった、「イテッ」。今度は続けてメチャクチャに頭と言わず
背中と言わず叩かれて、大山は気を失ってしまった。

気が付くと洞穴の中で、フンドシ一丁にされて手足を縛られていた。
「どこの間者だ?言わんと殺す、伊賀ものか?」と又頭を叩かれた。
ホウホウの体で「行商の者だ、道に迷い今頃やっと麓へ降りて来たら
灯りが見えたので、宿を借りようと谷から登ってきただけだ」、そこ
まで言うと又気を失ってしまった。

今度大山が気を取り戻したのは朝だった。殺されていないところをみ
ると、どうやら助かったみたいだ。ただ、あの三人は「ヨソ者などは
一切信用してはならない、エライ目に合うぞ」と、朝になってもしつ
こく殺害してしまえ!と言っていた。大山は、そうさ、年寄りの言う
ことはたいがい正しい、俺はこれから間者になるのさ、どえらい運が
回ってきたもんだ、とほくそ笑んでいたのだから。

越の国を出る時、白山権現の山伏の妙薬を大量に持たされたが、七代
目大山は妙薬など信用してなかったので飲まずに残っていた。旅に出
て、飲まない方が調子がいいくらいだ。ただし、確かに効くというの
が食当たりや下痢だ、すぐに治ってしまう。カネに困った時に腹イタ
の薬として売ろうと思っていた。

それで大山は一考を案じた。所持品を調べられ、白山権現と書いた袋
詰めの大量の丸薬は何だ?と設問されると、「腹イタがすぐに治ると
いう、白山さんのありがたい妙薬です、試しに飲んでみなされ、お安
く譲りますよ」と言い、数人の腹痛を訴える者が飲んでみるとピタリ
と腹痛が治った。これは薬の行商人だ、そうに違いない、酷い目に合
わせて申し訳なかった、と村として陳謝された。もちろん談義の内容
は、聞いてない知らない、とシラを切ったのだった。

126三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/14(日) 22:54:09 ID:P/2Pz8w6
>>124
津市白山町上佐田に伝わる一揆が元ネタ?

127俳人おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/07/15(月) 20:24:10 ID:wWPt62Gs
梅雨時の
電車で香る
女子大生..

(注)DBSちゃうぞ!西野七瀬みたいのんやぞ!

128三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/15(月) 20:27:02 ID:wWPt62Gs
どーせ 廃人 とかヌカしよるんやろ。お前らのやることなんざ知れとんじゃボケェ!


129三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/15(月) 20:42:36 ID:aLBlvXHo
https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/01/misaki9674/ca/51/j/o1136064014421055708.jpg
セブンイレブンの色白黒髪ポニーテール美少女清楚系店員のイメージ
芸能界でも通用する逸材やでほんま

130三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/15(月) 21:59:37 ID:DBX6roQ.
梅雨なのに
女日照りで
チン乾く

131三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/19(金) 23:56:39 ID:3joJD0EU
廃人はガン無視していくスレッド「素人小説4」

彼らが談議穴と呼ぶその洞穴から、戸板に載せられて谷筋を下り
て行くと立派なお寺があり、そこの離れに運ばれた。傷の療養の
為に、そこにしばらく逗留してくれとの事。食事などは村で用意
するという。七代目は如才なかった、もう自由に動けるように回
復してもビッコを引いてみせて村人を油断させ、夜などは縁の下
に潜り込むなどして一揆の詳細を調べていったのだった。

この地方、現在は白山町と呼ばれている地域がその面積の多くを
占める。その名の元は、白山信仰のいわれから来ているという。
中世に伊賀から一志を治めたという地方豪族の藤原千方将軍が、
天皇に謀反し朝敵として討たれたのが、川口と家城の間にある雲
出川の岩だらけの急流、瀬戸と呼ばれるところだ。

ここにはもう一つの謂れがある。越の国から来たある白山権現の
修験者がお経をいれた笈を大岩の上に降ろすと、笈の中から七羽
の白鳥が飛び出し、この地域の各地へ舞い降りた。その地に白山
権現社を祀ったという。倭、川口、八対野、山田野、家城、竹原、
飯福田、がその七社になるが、現在では移転し合祀されたものも
ある。往時は七白山詣りをすると、越の国の本山へ参ったのと同
じ御利益があるとされ、たいそう賑わったらしい。現在でも町名
になっているのは、その名残りだ。

その竹原地区から、一人の巫女が寺に来ていた。江戸時代はまだ
本地垂迹説をとる神仏習合だったので、特に違和感はない。彼女
は千方神社に仕えており、元々山奥の修験者の家筋でよく見える
ということで、一揆の行方について、白山大権現のお告げを聞き
出そうとする一揆衆に呼ばれたのだった。

この地方の白山信仰とは実は、地方の英雄であった藤原千方将軍
の御霊を祀るものだったのかも知れない。それでは又朝敵にされ
てしまうので、白山信仰と習合させたとも考えられる。彼女の若
々しい声は「やめよ、間者がおるぞ」「それでもと言うのなら、
とにかく大人数で、総出で安濃津へ行け!」「阿弥陀如来を頼る
のは、なおのこと良い」と告げた。

頭に血が上った若衆がどなるように聞いた「間者はどいつだべ?」
「今、この寺におる」との神託に、どよめきが走った。七代目の
顔は見る見る紫色になっていった。「あの薬売りのことだ!何処だ、
何処にいるだべ?」

132三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/20(土) 21:19:06 ID:WeU2uctQ
アドバンスモールのAUショップいったら
そこそこ可愛い女店員さんが可愛い声で丁寧にプランの説明してくれて
思わず寝てしまいそうになったでほんま 癒しボイスとはこのことやでほんま

133おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/07/21(日) 07:37:48 ID:bNfd/tzo
>>131 選挙でも行けやセンズリ小僧w

134三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/21(日) 22:47:32 ID:bjHgreeM
ストーカーキモ

135三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/23(火) 09:39:21 ID:R/S0fI1A
https://letao.com.tw/yahoojp/auctions/item.php?aID=k377515054
こういう別嬪店員さんを四つん這いにして
お尻の穴にローションを浣腸した後、
ええケツしとる別嬪店員さんの肛門に派遣おっさんの男性器が何回も出し入れされてしまうでほんま

136三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/26(金) 23:29:06 ID:Ze2DlUTw
万年女日照りの底辺ジジイはご遠慮下さいのスレッド「素人小説4」

それ見た事か!と、名主の三人が許されていた帯刀を抜いて七代目
大山に切りつけた。必死で太刀をかわしたので、大山はビッコを引
くのを忘れてしまった。「コイツ動けるぞ、間者め、ブッた切って
しまえ」 猛り狂った一揆衆がいっせいに襲い掛かろうとした時、
「何ごとかー!代官所の者が来ておるというのに!控えおろーっ」
と大声がして、群衆の中に騎乗の代官と伴の者らが押し入って来た。

「村の責任者の者、これへ出よ、これはどういう事か説明してみよ、
おお、川口や八対野の者もおるのか」「いえ、正月の白山神社さん
の準備についての寄合をしておりました、つい祭り気分になってし
まいまして、ご無礼をお許し下さい、さあ、こちらへお出で下さい
まし、さあさあこちらへどうぞ、茶菓子などがありますで」「何?
そうか、一揆の噂があっての、城から見て参れとのお達しじゃ、そ
の者ら、よもやの事はなかろうな、一揆は大罪であるぞ」「ははー、
めっそうもありません!」

代官は、亀のように地面に仰向けになって転がっている大山を見つ
けて、「あれはどういう事じゃ?」と聞いた。名主の一人は、「越
の国から来た薬売りでございます、売薬の実演をしたところが薬の
効きが良すぎたようで・・」 大山はここが関所だと発奮したのか、
「お代官さまー、私を湯治場へ連れて行って下せいまし、何卒何卒」
と叫び、代官に向かって必死で目配せをした。代官は「よし、そう
か、私もそちの薬を見てたい、ついてまいれ」と、その意を汲んだ
のか、大山を連れてすぐさま立ち去った。

榊原温泉は神代からあるという古い温泉で、江戸時代には藤堂藩が
管理する大きな湯治場として有名になっていた。平安時代などには
伊勢参宮の湯ごり場として、二見が浦や五十鈴川と並ぶ禊場となっ
ていた。江戸住まいの松尾芭蕉も当温泉が好きだったらしく、伊賀
の生家への帰郷のおりに、たびたび寄っては句を詠んでいる。

「湯治なんてウソだー、こうなったら、正月を越してからなんて言
っておられねぇ、すぐに一揆の決行だ!すべての一揆衆に連絡しろ、
津の御城へ押しかけるだ、一刻の猶予もないだよ」 その頃、大山
は莫大な金子の約束と引き換えに、収集した一揆の情報を洗いざら
い代官に話すと共に、私情を入れたウソ情報も伝えた。代官所から
は、早馬が津城へ向かって駆け出して行った。代官や大山らもその
後を追って出て行った。

137三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/28(日) 00:29:24 ID:ZaHZFyx6
真夏の連夜にUPするスレッド「素人小説4」

三人がかりで斬りつけたのに、大山に刃をかわされたばかりか
肩で息をするような始末の年寄り達は、もう一揆は止められな
いと悟って「よいか! くれぐれも話し合いで解決するのじゃ、
御城に刃向かってはならん、絶対にじゃ!」と各村の若頭に向
かって怒鳴りつけた。「巫女さんの神託を忘れるな、総出で津
へ向かえ!数は力ぞ、阿弥陀の如来さんを心に念じてな!」と
続けると、三人とも地面にヘタリ込んでしまった。

室町時代中期の高僧である真盛上人は、一志郡の大仰に生まれ、
比叡山延暦寺などで修業し、天台真盛宗の祖となった。その為、
上人生誕の地元では天台真盛宗の寺が多い。天台というと密教
色が濃いが、真盛宗は阿弥陀如来を本尊とするなど浄土宗の影
響が強い。談議洞穴のふもとの当寺も、まさしくそうであった。

安濃津城の伊賀門が開かれ、後発の代官や大山も城内へ入って
委細を伝えると、記録係の役人が「うっ、凪差大山仲達だと?」
と言うと奥へ引っ込んで、すぐに文書を持って現れた。「お主
は、あの凪差のものか?」「へっ?何の事でございます?」と
答えた大山には一抹の不安がこみ上げて来た。あの初代大山の
「安濃津には近づくな」というナゾの遺言が心に浮かんで来て、
恐ろしくなってきたからだ。

「そうかそうか、重ねての凪差家の殿に対する忠義、あっぱれ
であるぞ」「150年前は隠れキリシタンの様子伺い、今回は百姓
一揆の平定の密偵の役目、大儀である!」「殿は大層お喜びで
ある、これ、金子を取らす、千両じゃ」「ははー、ありがたき
幸せでございまするー」 思いがけずに初代の因縁も解けた。
するとココは敵だらけだ、三十六計逃げるに如かずで、早々に
城を発った大山だった。

一揆の原因は、百姓の貧富の差をなくすために田の再分配をす
るという藩の政策が、実は隠し田をあぶり出してそれに税を掛
けるという意味あいの方が強いと、百姓にバレていたからだ。
里山と田が入り組んだ白山地方では、時とともに次々に山の斜
面を小さな棚田にするなどしていたが、当然税は払っていない。
自分達で開墾し自分達で収穫したのだから第三者の藩へは払う
必要などないではないか、サムライなどは全然働いていないの
だ。

ところが、江戸時代もあと50年で終わるというこの頃には、藩
という藩は財政に困窮していて、御城も手入れ出来ずにボロボ
ロのありさまだった。そこで増税の言い訳に貧富の差をなくす
再分配と言って、隠し田まで検地して回り税を課そうとしたの
だった。実際には、その頃もう商工業が大いに発達してカネが
カネを産む資本の世の中になっていたし、コメも大坂で相場が
たって商品になっていた。コメの石高で藩を運営するのはもう
あまりに現実経済と齟齬していたのだ。

138おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/07/28(日) 18:40:22 ID:Q4g7Tu.E
>>137 おまえ引きこもりちゃうか?!
初瀬街道でセンズリでもコイとれやw

139三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/29(月) 05:17:14 ID:OrjdMWrw
独りよがりもここまで続くと立派( ´,_ゝ`)プッ

140おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/07/29(月) 10:52:50 ID:iEQ6paTc
>>139 うっせーわ、顔!!
ってかおまえここ長いのぉ。

141三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/29(月) 23:04:05 ID:x0mMwypk
↑いかにもパーフェクトノータリンのレス

142三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/07/30(火) 14:49:03 ID:29nUBHpQ
↑馬鹿タレっ!!

143三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/03(土) 01:29:08 ID:PEMzWjGk
発狂老人はおことわりのスレッド「素人小説4」

大山の計画は、一度江戸に出てホトボリを冷ましてから越の国へ
帰るというものだった。春風が吹くようになれば江戸から津軽へ
上がり、あとは風まかせで越の国まで下りてくればよい。陸路は、
伊勢国から出るというだけでも、色々危険がついてまわりそうだ。
初代はキリシタンを売ったというから、そちらの縁でも何がある
やら分からない、今度は一揆衆を売ったのだからなおさらだ。彼
は悪事を働いた罪悪感より、若い気持ちから来る大きな達成感に
浸っていた。「千両ほどもあれば、店を昔みたいに大きくするこ
ともできる、妻子にラクをさせてやれる、俺は運命に打ち勝った
んだ!」

山田近くの大湊へ行けば、廻船の航路なので知り合いの船に乗る
こともできる。しかし、一揆衆の来る南へは直接行くことは出来
ないので、一旦、紀州徳川藩の白子港へ出て、そこから船で大湊
へ渡ろうとした。まだまだ未明の八ツの刻過ぎ、人目を忍んで小
船を出した。怪しまれぬようありふれた漁船を船頭付で雇った。
白子にも知り合いがいたので、その問屋仲間からのツテだ。もち
ろん、本当の事情なんて言っていない。足を悪くしたので勢田川
からの伊勢詣りとしたい、と言ってビッコの真似をしていた。

冬の強い伊吹おろしが吹いて、半刻もすれば安濃津沖を通ってい
た。西の夜空が茜色に染まっているのは、一揆衆の焚く火なのだ
ろうか?大山は急に何か心細くなって来た。その時だった。船底
よりうなり声がした。船頭二人も驚いていた、空耳ではない。海
は真っ黒で、時々白浪が見える。又、さらに大きなうなり声が聞
こえてきた。船底ではない、真っ黒な海の中からうなり声がして
いた。

船頭らは「魔物だ、この辺りは昔からよく出るだ、年末だいうの
に神精進もしねえでこげな案内するだから」「おれはイヤだ言っ
たんさ、せやが世話なってる旦那に頼まれたもんで」と、船頭達
は操船もせず、船べりに頭をつけて「神様仏様」と祈るばかりと
なってしまった。いつの間にかあたりは空も海も真っ暗になって
いた。平衡感覚が無い中で波間に大きく揺られていると、海面の
上に白い塊が見えた。

白い巨大な鯨だった。こちらに向けて突進して来ると小舟の周り
を回り始めた。よく見ると鯨の背には、鯨よりもっと白い手足を
した首のない女が乗っていたのだった。その女がこちらを見たよ
うな素振りをした瞬間、大きな波が崩れて大山の頭に降りかかっ
た。視界が開けた時、面前には十字架があった。

七代目は聡明なだけあって、それで全てを悟った。白い巨鯨は、
全世界に響くようなうなり声をあげて小舟を木っ端微塵にした。
船頭の一人が水底へ引き込まれていく寸前に偶然、千両箱を捕ま
えた。彼は悩み悩んだ末に、小判を全て放り出してその空にした
千両箱にしがみついた。朝日が差す頃には快晴になって、彼一人
だけが波間に浮いていて、朝漁帰りの漁船に拾われたらしい。そ
の日の天候は、初からいつも通りの冬の好天だったという。

144おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/08/03(土) 13:37:07 ID:zzzC5qzY
>>143 おまえに雅号をくれてやろう。
その名は 『オナニート』じゃwwwwww

145三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/04(日) 01:01:13 ID:hUIEgqLA
淫乱ジジイは自分のフニャチンいじってなのスレッド「素人小説4」

1796年(寛政8年)12月26日、大勢の百姓達が群れになって、津城下の
岩田橋南詰めへと集まり始めた。旧参宮道の岩田橋は、現在の松菱
百貨店ど真ん中を通って岩田川に出て、そこから南側対岸の交番の
ある所へと架かっていた。現在のR23号線東側の歩道部分が、旧参宮
道と重なる。

大東亜戦争後の道路拡張や区画整理でこの辺りもまったく変わって
しまっているが、旧城下町では高虎公が安濃津へ移封となる前の地
である伊予地方から連れてきた旧縁ある家臣の家や寺などが多くあ
った。旧町名には、「伊予町」「久留島(村上水軍の本拠地のひと
つ来島)」「佐伯町」などがあった。

岩田橋南詰めの現在の百五銀行のところは、御城の工作所のような
役割を持つ「築造」だったし、その西側には藤堂藩の米蔵が連なっ
ていた。そんなところに、白山地方を中心にした百姓連中が所狭し
となだれ込んで来た。その数3万人!とも言われる、総出だったの
だろう。

藤堂藩は追い込まれていた。大山の見積もりが大甘だったせいだ。
大山は田舎の三村のことだからと、数千人程度だと報告していたの
だがケタが違った。江戸初期の一大事であった島原の乱でさえ非戦
闘員をいれて3万7千人程度というから、これはもう危機的だ。それ
に安濃津藩の北側部分の奄芸方面でも、百姓一揆が始まりかけてい
た。藤堂家の総力を挙げれば、相手は多勢といえども百姓達だから、
勝つには勝つだろう。しかし、貴重な労働力の百姓を大勢殺せば、
ますます藩の財政は傾く。何より幕府の御庭番に知れて、最悪お家
取り潰しとなるやも知れぬ。もう、少々の増税政策どころの話では
済まなくなる。結局、一揆は成功した。諸改革は中止されて、元の
ままの制度とされた。

諸改革を推進しようとした津藩郡奉行の茨木理兵衛は失脚し、屋敷
を取り上げられ蟄居の身とされた。これでめでたしめでたし・・と
いうようにはいかなかった。首謀者としてあの三人の名主が、一揆
に協力したとして竹原の巫女が捕らえられ、投獄された。もとより、
名主は一揆を抑えようとしたし、巫女も間者の存在を伝えて一揆を
やめさせようとしたのだが、これは大山の口添えによるものだった。
自分を口封じしようとした名主ども、自分の企みを暴露しようとし
た巫女、それらへの復讐だった。

146おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/08/04(日) 17:24:56 ID:4qwQT.iY
>>145よお、オナニート(^^)ノ
毎日文献調べて書いとるんか? おまえもネチっこいのぅ。まあ性春のなかったおまえなら納得するがな..

147三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/06(火) 00:08:58 ID:hB9vI4Ec
おっさんもチマチマと、相も変わらず同じ内容の負け惜しみレスを
付けとらんと、おっさんの生涯独身で金銭に頼らぬ生活哲学や女達
との官能の日々などを、素人小説としてココに書いてこましたれさ!
逃げんと、そのめくるめく性春の日々とやらをココに書いてみい!

それが出来へんのなら、今まで通りのホラ吹き底辺ジジイ確定な

148三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/06(火) 01:33:09 ID:S.QK3agQ
>>147 オナニート自作自演w

149三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/10(土) 01:07:26 ID:KjVICmI6
基地害ジジイにマジレスした自分を恥じるスレッド「素人小説4」

藩と百姓を取りもったのは、やはり岩田橋南方にあり藩祖高虎公に
伊予国から従った阿弥陀寺だった。一揆の折には、場所的に一揆衆
に境内を埋め尽くされていたこともあったが、藩からの信任も厚い
ところへもって、阿弥陀如来そのものを寺の名にした当寺は巫女の
神託に適っていて、誰言うことなく藩・百姓の双方から調停役とし
て持ち上げられ、その役を上手く果たしたのだった。

一揆を調停した寺の威光の為か、寺の境内の辺りには、後の明治の
御維新の新制度により、現在のこのあたりの学区になる修成小学校
や修成幼稚園が置かれることとなった。ただし戦後に、旧国道1号
線(旧伊勢街道)を国道23号線として大々的に拡張する際に、当寺の
境内は大きく削られてしまった。

捕らえられた竹原の巫女は、丁寧な扱いでもってすぐに解放された。
神に仕える者を、一揆に加担した証拠も無く捕らえたという事で、
その捕らえた同心は任を解かれて町から追放された。彼女は牢の役
の縁者であるらしく、柚原村の出の家系だということであった。

遠く江戸では、藤堂家当主が困っていた。隠密からいち早く安濃津
での百姓一揆を聞いた老中が、江戸城松の廊下においてその次第を
厳しく問いただしていたのだった。譜代とはいえ、伊勢・伊賀国を
治める大大名で、江戸幕府や江戸の城下町の礎を築いた家康公恩顧
の名門である。それを頭ごなしに言うとは。当主は好人物であった
ので、それでも始めはへりくだって答えていた。しかし、要するに
この老中は自分の責任逃れをしたいだけで、政治そのものへの関心
は無かった。日本各地で起っている一揆や打ちこわし、ええじゃな
いかの狂乱など、幕府には根本的な大改革が必要なのに、この老中
ごときは、自分の役目だけ事なかれとしたいだけなのがミエミエだ
った。

老中のあまりの無能さしつこさ礼儀知らずに、当主はキレた。刀の
鯉口を開いた!と、あやうくその寸前で止めた。「藤堂は浅野ほど
愚かではないわ」と当主はゴチた。とにかく、一揆のケジメはつけ
ねばならなくなった。「穏便に済ませようとしていたのだが、そう
もいかぬようだ」

約2年後、又、「一揆の沙汰を知らせよ」との幕府からの知らせが
届いた。無視していたら忘れるかと思っていたが、こういうところ
だけはキチンとしているのだ。役目の者が言った「凪差大山仲達と
いう者の証言がございまする、三村の名主が一揆の首謀者という事
に相異ございませんぞ」「しかし、証拠は何ひとつ無いぞ、それば
かりか、出て来る証言はすべて名主達は一揆に反対しておったとい
うものばかりぞ、それに村人達にも慕われておる」「それ、それこ
そが証拠じゃ!影で村人を動かして、自分達は知らぬフリをしてお
るのじゃ、一揆に反対したのなら村人に慕われるハズがあるまい!」

2年ほど入牢していた名主三名が牢から出された。しかし榊原八対
野川口へ帰れるわけではない。もう、永久に帰れなくなるのだった。

150おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/08/10(土) 16:53:11 ID:4m7ALRz.
>>149 よお続くのぉオナニートよ。ストーリーからお前のネチネチした人格がわかるぜよ。そりゃいくつになっても素人童貞ってワケだ(^皿^)

151三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/11(日) 00:24:12 ID:IXdBiV.g
返す返すもマジレスした自分が恥ずかしいスレッド「素人小説4」

記録によると、寛政10年(1798年)安濃津の塔世(現安濃)川の河原
において、三名の名主は打ち首獄門となった。現塔世橋のすぐ西側
に旧伊勢街道の土橋が架かっていたというから、現在の三重県警の
前あたりに、三名の首が晒されていたことになる。合掌。

時の藩主は、日本各地の一揆や打ちこわしなどは幕府の失政による
もので、その責任を百姓に負わせるような事は筋違いであると思っ
たが、藤堂家の行く末を案じると今は伏せているしかない。その時
が来たら、躊躇せず幕府を倒してやるぞ! 藩祖高虎公は機を見る
に長けた将であった、我も高虎公に続く将となるぞ、と誓い、三名
の菩提に頭を垂れたのだった。表向きは罪人であったが、一揆を抑
えて藩を救った、真の意味での藤堂家の恩人であったからだ。

それから70年後に、鳥羽・伏見の戦いにおいて、高台の要衝である
山崎(現サントリー蒸留所がある)から砲弾を撃つ、幕府軍から新政府
軍に寝返ったばかりの津藩の姿が見られた。

と、まあ、私の友人である交通課の者から、「奇妙だ、なぜ市街地
の一般国道で150キロも出す必要があるんだ? もちろん正気さ、
それも、上場企業の社長が運転してたんだぜ」「ワケわからん、酒
やクスリも、もちろん摂取してない」と、津新町駅前のすし居酒屋
で一杯やっている時に聞かれたのが、今回の寛政の一揆について調
べる発端だった。その後、加害者は調べに対して、「とにかく白山
の自宅に早く帰りたかった」と言うだけで、この狂気じみた運転を
説明するだけの動機は本人にさえもわからないらしい。

津駅東方にある会社の駐車場を出て、安濃川を過ぎる頃には加速、
三重会館前でさらに加速、岩田橋を渡る頃には100キロ超で、A寺
旧境内のあたりで不幸にも150キロで他車に衝突してしまう。合掌。

カナはもう、意識的に人類意識集合体にコネクトできるようになっ
ていた。それで私の家に来た(正確には真奈とお喋りしに来た)時に
聞いてみたところ、苦しそうな表情で語りはじめたのだった。私は
あらためて、人間の念というのは、元の人格を越えてしまい念だけ
が残ってしまう事に恐怖した。生前は善人であろうと、その念はあ
くまでただ念として記憶されてしまう。


「失われた城下町を求めて」
第1編[ナギサ家のほう壊」 第2部「寛政の一揆」 了

152おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/08/11(日) 16:44:58 ID:NVX0FbR6
>>151 実家住まいのオナニートよ、お盆は肩身がせまいのうw。
旧町村住みなら尚更じゃwwwwww

153三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/12(月) 01:22:02 ID:bsl.N1O.
盆休みで三連チャンUP! 第3部スタートのスレッド「素人小説4」

いよいよ、家業の廻船問屋が左前になってきた。ロシアなどの外国
船は来るわ、尊王攘夷運動の輩は闊歩するわ、事業資金は底をつく
わで、九代目大山はツブれかけた商家に婿入りしたことを心底後悔
した。隠し財産が1000両あるとのウワサを真に受けて養子となった
のだが、そんなものは何処にも無かった。

二代前の大山が他国にて1000両手に入れたのは本当らしいが、彼は
ついぞこの越へ帰郷しなかった。おそらく、持ち逃げしたのだろう、
彼も貧村の百姓出の養子なのだから無理もない。九代目は、馬子を
していたのを、先代に拾われたのだった。先代は、七代目がカネを
持ち逃げしたため、母子の家庭で育った。父の不義理を恨んだのか、
品行が良くなく、半分博徒のような生活をしてさらに家を傾けた。

その先代が、馬子をしていた彼を、馬子に似合わない肝っ玉の持ち
主だと惚れ、婿に迎え、少しだがありったけのカネを彼に渡すと、
すぐに隠居してしまった。「あとは、おめぇの好きにしな」「こん
な世の中だ、明日はどうなるのか誰にもわからねぇ、おめーのその
気風が気に入ったんだ、どうせ一回きりの人生だ、賭けてみろ!」
と、よく言っていた先代もすでに墓に入っていた。

九代目は、それなら1000両というお宝を探してみようと、伊勢の国
は白子港を目指して出掛けたのだった。七代目は1000両箱を持って
ここ白子港を出たと、一人の船頭が証言していた。その先の土地に
ついては「伊勢詣りでも、決して安濃津には足を入れるな」という
初代の遺言は気に留めておいた。彼は、天使のように大胆に、悪魔
のように細心に、という両性格を併せ持っていた。ただ、貧民育ち
の養子のために、欲が深いのが代々大山の致命的欠点なのだった。

朝早く石榑峠を越えて、夕方には四日市へ投宿していた。春といえ、
鈴鹿の山は寒かった。湯へ入り部屋でくつろいでいると、表の街道
がザワザワしてきた。宿屋の真ん前に30人くらいの男達が集まって
いて、皆おっそろしく元気がいい。巨大な男が一人、宿屋へ入って
きて「オヤジ、俺っちら28人、三河からさっきこの港へ着いたんだ
で、いつものように宿頼むぜ」「へ、へい、これは大政さん、後ろ
は半五郎さん、千両かすりの賭場へ今年もお出でで? いらっしゃ
いまし、よい日和になりそうですなぁ」

「誰なんだい、え? オヤジぃ」九代目は、目を白黒させて聞いた。
「へぇ、清水次郎長一家の皆さんでございますよ」「ええ、ヤクザ
にゃ強いがカタギにゃ弱いって本当ですから、安心して泊まって下
せい」九代目は、早く風呂に入っててよかったぜーと思いつつも、
これは又と無い良い機会だと、恐る恐る侠客達の会話を盗み聞きし
始めたのだった。

154おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/08/12(月) 17:08:17 ID:pr6tr0Hk
>>153オナニートよ、おまえをプロファイルしたるわw
50歳位の独身で僻地実家住まい。大学院卒で素人童貞(彼女いない歴=年齢),大学教授になれずじまい。現在老親の年金でバラサイトw
~~~ーy(´。`)o0

155三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/12(月) 20:49:33 ID:r478WxnU
あー、あいつかぁ。。

156おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/08/13(火) 11:50:32 ID:nBtKJq52
>>155 心当たりあるかいな?

157おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/08/15(木) 16:25:02 ID:TfET1EEo
>>151 おいオナニート、すっかり盆だな。実家には人が集まってきて肩身が狭くて辛かろうw
盆が明けたら更に詳しくプロファイルしたるから期待しとれ!!

158おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/08/19(月) 11:01:10 ID:WUmKoCFc
>>153 おまえ何年か前に青山峠(布引)を国道165を使わずに峠越えする小説を書いてたな。ワシ地元じゃねーから地図で調べたら、めちゃマニアックな道使こてんじゃねーかよ?!

159三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/20(火) 17:51:44 ID:V3twodvw
(  ̄ ̄)y-~~

160三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/22(木) 16:35:55 ID:o3QPdFrM
オナニート・プロファイル2。旧白山町住み。既に定年退職した親は80歳位でそこそこ資産あり。実家は寺院の可能性あり。

161三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/24(土) 01:06:47 ID:jcVapfR.
今日が地蔵盆なのは何かの巡り合わせかのスレッド「素人小説4」

荒神山の喧嘩は、慶応2年(1866年)4月8日に伊勢国の荒神山(現
鈴鹿市高塚町観音寺)で起きた、ナワバリ争いを原因とするバクチ
打ち同士の抗争だった。それは明後日に迫っていた。九代目大山
は、次郎長側の喧嘩打ち合わせをしっかりと盗み聞きしていた。
見つかればタダでは済まないが、博徒達の声は大きいし大っぴら
に話すので、九代目のいる部屋まで聞こえてきて、特に聞くのに
苦労はしなかった。

荒神山の高市(祭礼)は、この伊勢国だけでなく上方や尾張の方面
からも博徒が押し寄せるという、今でいう大カジノなのであった。
こういった寺社の祭りの一部として賭場を開くことは許されてい
て、参拝客など大勢のカタギの旦那を丁半博打で遊ばせてシノギ
を得るのは、博徒衆にとって大きな収入源であって、そこが誰の
ナワバリであるのかは博徒一家の死活問題となるのだった。

取り締まる役人は、藩の財政が事実上破綻しているので、少ない
俸禄で命のアブナイ仕事なぞしたくもなかった。博徒達は我が物
顔となり、貸元(親分の営業用呼称)には十手を預かって岡っ引き
を兼ねているようなのもいた。もう、やったモン勝ち、ヤルっき
ゃない状況となっていたのだ。幕末はバクチ打ち抗争の時代でも
あった。


事情はこうだった。神戸(かんべ 現鈴鹿市役所のあたり)城下を
根じろにしていた神戸の長吉が荒神山を含むこのあたりの賭場を
ナワバリにしていたのが、員弁や桑名を根じろとする穴太(あのう)
の徳が長吉の賭場を横取りしてしまい、弱った長吉は三河の吉良
を根じろとする吉良の仁吉に助っ人を依頼した。仁吉は海道一の
大親分という清水の次郎長と兄弟分だったために、清水の次郎長
一家をあげての喧嘩となったのだった。と言っても、清水の三下
の下っ端共はやって来ずに、姿を見せたのは清水二十八人衆と呼
ばれた喧嘩精鋭部隊の多くの面々だった。次郎長の貸元は、三河
寺津で他の兄弟貸元とともに、兄弟分や子分どもの伊勢国からの
帰りを待っていた。

実は甲斐国に、次郎長の宿敵である黒駒の勝蔵という貸元がいて、
一家は黒駒党を名乗り、穴太の徳に力を貸していた。黒駒も伊勢
国を狙っていたのだろう。そういう、次郎長と勝蔵の伊勢国攻略
の代理戦争という面もあった。

「そうか、明日は一応、地元伊勢国の貸元による仲裁が入る予定
なのかー、んで、明後日に戦争か!こりゃ、この勢いじゃ、喧嘩
仲裁なんて無理だろうよ、よし、清水一家の情報を集めて、穴太
の徳へ売りつけてやろう、まあ300(両)は取れるだろう、チョロイ
ぜ」「それを元手にして、白子や安濃津に長逗留して、凪差家の
謎を調べよう」「長吉さん清水の皆さん、南無阿弥陀仏・・しょ
せん、バクチ打ちの運命なんてこうよ、あばよサイナラ!」そう
言うと、九代目は、まだ暗いうちに宿を疾風のごとく出て行った。

162三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/25(日) 00:44:58 ID:MbxBe9S6
朝夕に初秋の気配を感じながら書くスレッド「素人小説4」

仮眠した後、急ぎ出発した大山は、夜の東海道を用心しなが
ら京方面へと駆けていった。夜明け頃には、石薬師宿に着い
ていて、朝一には加佐登神社にいるという穴太の徳の貸元へ
直参し、清水一家についてその様子を売ろうとしたのだった。
加佐登の賭場も、元は長吉のシマだったのが、徳が力ずくで
奪ってしまっていたのだった。

そんな大山のアテは外れた。本日の加佐登神社の境内におい
て、地元の貸元による穴太の徳と神戸の長吉の仲裁が行われ
るべく準備がされていたのだ。ここへ行くと、なにかと顔が
割れてしまうだろう、後々マズイことになる。大山は荒神山
の方へと向かい、決裂するであろう仲裁の後に荒神山へ登っ
てくる徳を待つことにした。荒神山はすでに臨戦態勢になっ
ており、いつもなら見渡す限りにひしめくようにある賭場の
小屋がひとつも無かった。荒神山の賭場を仕切る貸元の徳の
面目まるツブレである。これは、血煙が上がる大喧嘩になり
そうだ。大山はブルブルと震えたが、「ええい、武者震いさ、
こんな修羅場ぐれぇくぐれなくて、どうして男になれよう」

結局、徳は荒神山へ来なかった。宿場町の旅籠へ戻って行っ
たという。清水一家の殴り込みがあるというウワサを聞いて
神経質になっていて、無駄な行動は慎んでいたのだ。大山は
そこへ訪ねた。「へい、俺りゃ、清水一家の様子をよく知っ
ているんだけどよー、ちょっと貸元に聞いてもらいたいんで」
「あー、なんだ?テメエ、どこのモンだゴラァ!」と若い衆。
「いや、俺りゃ廻船問屋のカタギでさぁ、昨夜、四日市の港
に宿を取ったら、ソコへ次郎長一家がやって来たのさぁー」

「色々大声で話してたぜ、俺りぁ全部紙に書いておいたんだ、
天地神明に誓って本物さ、300両で買って欲しいんでさー」
「おっと、その紙はココには持ってねぇ、東海道の往来の中
でカネと引き換えさ、どうだ?」「テメエ!カネだと?穴太
の親分の足元見るのか、おう?」「こっちも、バレたら命を
取られるところを聞いて来たんだ、300なら安いもんだぜ!」

奥から「こら、三下奴は黙ってろ!すまねぇなカタギの旦那、
今、貸元に取り次ぐから、しばらく待っておくんなせい」と
声がした。ドスの効いた身震いするような声色だった。奥へ
通されると、穴太の徳の貸元と座敷で対面した。さらに恐い
ツブれたような声が、喉元深くから絞り出されるように出て
来た。「そうか、四日市だってぇ?あんな小っぽけな港から
来たんじゃわからねぇ訳だ、桑名の渡しは俺っちの本家だか
らよ、白子で見張りをさせてたんだで、それじゃあーわから
ない訳さね、よし!300で買おう」

本当は、清水一家の様子を書いた紙をその時持っていたのだ
が、相手が相手だけに殺されないよう慎重に取引を進めたの
だが、なんの、狭客達の親分はそれなりの人物であった。以
外にアッサリと300両という大金が手に入った。紙に書いた
内容を読んだ穴太の貸元は、「はっはー、そうか、そうか」
と手を打ち鳴らさんばかりに喜んでいた。

それを見ていた宿屋の女将の表情は冴えなかった。彼女の名
前はカナといい、となりの亀山宿のとある名家から嫁入りし
てきた。もうかなり年増となっているが、すらりとした色白
の八頭美人で、その家のいわれから病気ひとつしないという
ので、宿屋の若旦那が亀山まで日参して口説き落としたとい
うウワサだった。カナは、今は亡き遠州森の石松を慕ってい
た。若き日、亀山で、酔ったバクチ打ち大勢に襲われたのを、
四国金比羅山帰りの石松に救われて以来、清水の石松に手紙
を出したりしていたが、その時すでに石松は、浜松のあたり
で多勢に無勢の闇討ちをされて殺されてしまっており、もう
この世の人ではなかったのだ。

カナが生きる気力を失っているところを、「石松は大馬鹿者
よ、強いだけじゃ男になれねぇ、アイツは退くことを知らな
かった・・馬鹿な子分は死ななきゃ治らねぇのさ、カナさん、
あんたは馬鹿じゃねぇ、死ぬなんて決してしちゃあいけねぇ、
強く生きておくんなせい」と、励ましたのが次郎長だった。

163おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/08/25(日) 14:40:50 ID:srJTO1dk
二週間近くも間が空いてプロファイルはスルー。分かりやすいヤツだな。

164三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/27(火) 16:32:10 ID:7784S8jM
二群(津,津西)落ちで高田学苑・高等部へ

165三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/28(水) 16:39:04 ID:GKyL8opg
同中のべっぴんが同高同学年のヤツと大学卒業後同じ職場に就職。んでそいつに取られる。オナニートおまえは蚊帳の外..

166三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/29(木) 04:27:19 ID:inisdy0o
>>164
進学校の事あまり知らんようやな
恥かくで

167三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/29(木) 22:51:37 ID:ym.JYwkE
そいつ、恥だらけの人生やで、全然ヘーキやで

168おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/08/30(金) 10:48:50 ID:iV9NNnd2
>>162 おまえの親は地方公務員だったそうだな!つまり寺(住職)と兼業可能ってわけか!おまえ金回りええんとちゃうかコラ!

169三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/30(金) 19:15:15 ID:j04qhKMU
ワイも地方公務員や。机上と現実は別もんやで。おっさんは世間の常識知らなさすぎw

170おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/08/30(金) 20:39:17 ID:iV9NNnd2
>>169 そのセリフそのまんまお前に返す。   以上

171三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/08/31(土) 00:12:26 ID:H611PaeE
↑??? おまい、公務員とは月と梅干しの派遣ジジイやろ
そのまんま返す なんて出来んやろ!  この身の程知らずが!

172 ◆eQZcDt0RqI:2019/08/31(土) 00:21:16 ID:xATCxFdA
>>171 だれに向かって口叩いとんじゃチンカス!
死にさらせっ!!

173三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/01(日) 00:10:53 ID:lVgEzwok
今年の夏は雨か糞暑いかでナットもならへんだの「素人小説4」

カナは四日市宿の方へ走り出したが、一里程も走ると息が切れ、
街道の端へうずくまってしまった。「おう、女将さん、大丈夫
かい?どうしなすった?」との声を聞き顔を上げると、そこに
は知った顔があった。三度笠を深くかぶってはいたが、清水一
家の大瀬半五郎だとすぐ判った。

ニコスカというのが彼のあだ名だった。普段は恐ろっしく苦虫
をかみつぶしたような顔をしているが、この時の半五郎のキゲ
ンは悪くはない。むしろ、ニコッと笑った時が恐ろしい。あっ
と言う間に長脇差を抜いて、スカッと相手の首を落っことして
しまう。ニコッと笑って人の首をスカッと斬るので、ニコスカ
と呼ばれていたのだ。ウデだけでなく頭も非常に良かったので、
次郎長親分の右腕となっていた。

半五郎の方でも、以前清水港で見たカナを覚えていた。あれは、
石松の墓参りに来たんだっけか?「半五さん、大変なの、私の
宿屋で、穴太の徳の貸元へ清水一家の様子を詳しく教えた男が
いるの、半五さん達、昨夜四日市で宿をとったでしょ、そこに
その男もいたのよ」「人数やら、誰が来るのか、集合する日時
やら、みんな筒抜けよ」半五郎は笑った、「はははっ、俺っち
ら清水二十八人衆は、いつも正面から戦うんでぇ、敵のフイを
突いたことなんかねぇ、正面から堂々と行けと、普段から次郎
長親分にキツく言われているのさぁ」

「今度はダメなのよ、相手は穴太一家400人のうち腕の立つ150
人全員を揃えるらしいの」「それに、猟師を呼んでこい、と言
っていたから、鉄砲も持って来るのよ」とカナ。「バクチ打ち
の喧嘩に鉄砲だと?卑怯な、穴太の野郎らは都鳥三兄弟のよう
に恥を知らねぇ男か!それにだ、こっちのたかだか20人ぽっち
に対して150人揃えて来るたぁ、トンでもねぇ卑怯者だぁ」
「それにね、九州浪人の槍の名人、角井門之助というのが助っ
人に雇われて、その角井が大将になって采配するんですって」

しかし清水一家はもう、四日市宿から東海道や塩浜街道や各脇
街道へ、一人か二人連れでと分かれて、明朝には荒神山へ続々
と集まり、そのまま荒神山の賭場へ殴り込みをかける手筈で動
いていた。大瀬半五郎は思案した。

敵味方が入り乱れていては鉄砲は撃てまい、ハナから乱戦へと
持ち込めば鉄砲は恐くない。人数が多ければよいというのも間
違いだ、所詮急ぎの寄せ集めの150人なのだから、大将さえ討ち
取れば後は烏合となるだろう。槍の名人と言えば、清水一家に
も大政がいる。元尾張の侍で、武士を嫌ってヤクザになった、
山本流槍術の使い手、鬼より恐いと俗謡にうたわれた大政よ。

お釈迦が生まれたという4月8日の灌仏会、こんな有難い日に血
煙があちらこちらで吹き上がる、荒神山の大喧嘩が始まった。
その頃、九代目大山は白子港にいた。「今頃、清水一家は皆ん
な仏になってしまったかな、とりあえず南無阿弥陀仏と・・」

174三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/01(日) 02:01:34 ID:lVgEzwok
残暑、厳しゅうござんすが、連投ご免の「素人小説4」

穴太一家側の130人余と清水一家側の23人が、荒神山の上下に分か
れ対峙した。清水側の大将はもちろん、神戸の長吉を助ける清水
二十八人衆のひとりである吉良の仁吉。半五郎は言った「仁吉、
奴等をできるだけ引き付けるんだ、ワタリを付けながら間合いを
詰めろ」「そして、敵の大将の角井門之助と一騎打ちに持ち込め
よ、後は大政が上手くやるで」「危険なのはハナの鉄砲だ、気を
付けろよ」「ああ、解ってるってぇ、兄弟ぇ、まかしときな」

「おい、徳!出て来やがれ!俺っちがワタリを付けてやる、コラ
怖気づいたか!」「よくも長吉の賭場を掠め盗りやがったな、お、
今日ここでケリをつけてやる、覚悟しやがれ!卑怯者めが」と言
いつつ、段々と間合いを詰めていく。仁吉だけじゃ間が持たない
と、法院大五郎がその大きな体を仁吉に並べて「九州浪人はいる
かーッ、このサンピン(武士の最低俸禄の年収三両一分、現在の
最低賃金労働者のこと)がー、おっと、浪人だからブタ(0)かぁ?」
「ヤクザに金で雇われるなんざ、武士の恥だで、おい、聞いてる
か?このブタ野郎」

ついに角井門之助は「ぬ、ぬぬー、お、おのれー、この百姓がー、
串刺しにしてやるわ!」と、長槍を持った自分自身が先頭に立っ
て「それ、かかれー」と突進し始めた。清水側も、間合いを十分
詰めたと判断した仁吉が「それ、やっちめー」と叫んだ。その時、
荒神山に鉄砲の音が響いた。が、続かなかった。あっちでもこっ
ちでも、刃と刃の当たるチャリンチャリンという音が鉄砲の音に
変わってしまった。

大五郎は鉄砲で深手を負ったらしく「クソ、痛てぇ痛てぇ、こん
畜生がー」と、足を引きずりながら鉄砲隊のいる丘の後ろ側へと
回り込んで行った。乱闘になって、鉄砲を持った猟師達は狙いを
定めることが出来ずに、寝転んだままタバコを吹かしたりしてい
た。大五郎は「俺っちを撃ったのは誰だー、痛てぇじゃねーか、
この野郎!」と言うと、寝転んでいた猟師の首を3個いっぺんに
撥ねた。逃げようとして膝を立てた猟師の首も3個いっぺんに落
とした。まだ寝た格好の者らには、上からブスブスと長脇差で突
き殺していった。わずかに残った猟師が、両手で地面を突き押す
ようにして脱兎のごとく逃げ去った。「なんでぇ、猟師のクセに、
テメエが兎になってどうすんだよ!」

仁吉の鉄砲傷の方が大五郎のより深かった。片膝をついて立って
いるのがやっとだった。それを見た角井門之助が、槍を持って仁
吉に向かっていった。それに大政が気付いて助けに近寄った時に
は、もう遅かった。門之助の槍先は仁吉の脇腹を貫通していた。
口から血をタラタラと流しながら、「てめえ、許さねぇ、許さね
ぇぞ、おい、ゴラァ」と、ゴボゴボと喉を鳴らした。そしてその
槍の太刀打ちの部分(柄)を両手でしっかりと掴んで、「おぉまさ、
渡した、よぅ」と声を振り絞った。門之助が槍を引き抜こうにも、
仁吉が鬼の形相で掴んでいるので抜けない。やっとのことで大政
が駆け寄って、門之助に斬りかかった。門之助は槍を放し、のけ
ぞって大政の長脇差をかわしたので、その場に尻モチをついてし
まった。

大政は、仁吉に刺さっていた槍を抜いて、天空に突き上げるよう
に反転させ、転がる死体につまずいて四つん這いになりながら逃
げる門之助の足の付け根を、ギュウとしごいた槍に全力を込めて
突いた。穂(槍先)は尻から胸下まで貫通して、門之助は串差しと
なった。大政は、先ほど放した長脇差を拾うと、その首を落とし
て、首の切り口に剣先を刺して天へ掲げた。「穴太の大将、角井
門之助を討ち取ったりぃぃー」

175三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/01(日) 08:36:18 ID:2e9iLWcA
広告のエロ漫画試し読みのが面白い

176三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/01(日) 17:34:40 ID:lazym4P2
ここの小説って、ラジオ文芸館(NHKラジオAM総合)に出てきたストーリーそっくりなわけだが

177三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/03(火) 21:28:56 ID:7qA3cBF.
>>174 おまえ高田短大の先生になりたかったんか?

178三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/04(水) 19:23:06 ID:JeAK5Yqg
本堂でセンズリ修行にて仏壇返しw

前川

179三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/07(土) 01:23:39 ID:f9KFSn8U
荒れた世の中、どこに男がおりやしょう?の「素人小説4」

大政の「討ち取ったりぃぃー」の声が響くと、誰ともなく皆が
剣先に突き刺さった首を指さした。大喧嘩の騒ぎがすーっと収
まり、中にはポカンと口をあいたままの穴太の手下もいた。こ
うやって文字にすると、喧嘩が始まってずいぶんと経ったよう
に思えるが、実際のところ、飯を茶碗に一膳食うか食わないか
程度の時間だった。見たところ200人近くの大喧嘩が、あまりに
早く決着した為に、穴太の衆は恐怖が先立ってしまった。「げ、
し、清水の野郎らは鬼より恐いというのは本当だー、逃げろ!」

逃げる穴太の残党を、追いかけながらバサリバサリと斬り捨て
ていく清水二十八人衆の面々。大瀬の半五郎などが追いかけて、
ニコリとするだけで、「あれがニコスカの半五郎だー」と蜘蛛
の子を散らすように穴太衆が逃げて行く。あまたの死体が荒神
山に転がった。山上で勝鬨が上がった。「鉄砲で仁吉を狙い撃
ちにしてくるたぁーとんでもねぇー、バクチ打ちの風上にも置
けねぇ奴らよ、次郎長親分がこれを聞けば、徳の野郎の命を取
るだろうよ」

「おう、みんないるか?」「おや、法院がいねえぞ! おーい、
ほーいーん、だいごろー!」「あいつは、喧嘩より飯を食う方
が好きだからよ、そこいらで弁当でも食ってんでぇ」 丘の上
に上がった桶屋の鬼吉が返した、「あんだって!大五郎が死ん
どるぎゃー」 大五郎は、多くの猟師の死骸の上に大の字にな
っていた。鬼吉がその大きな上半身を抱き上げると、大五郎は
虫の息だった。「おい、法院! 辞世に何か言えーて」 鉄砲
玉が何ヶ所かに当たっていて、血が着物をベっとりと濡らして
いた。大五郎は言った、「メシ食いてぇぇぇー」、それが辞世
だった。

清水の一同は、白い布でつつんだ二人の遺骸を戸板に載せて、
白子港へと運んだ。とりあえず、神戸の長吉のツテの寺で仮の
通夜をする。明日、三州の寺津へと伊勢前の海を渡り、寺津の
貸元のところにいる次郎長親分に葬式を出してもらおうという
手筈だった。

半五郎と鬼吉はカナの宿屋へ寄り、丁寧に礼を言った。「カナ
さん、あんたの言い添えがなかったら、とんでもねぇ事になっ
ていましたぜ、ありがとう、本当にありがとうでござんす、し
かしねぇ、吉良の仁吉と法院大五郎は鉄砲に撃たれて死にまし
たぜ。猟師大勢で狙い撃ちしてくるたぁ、なんという卑怯者よ、
徳の野郎、許しちゃおけねぇ、スカッと首を落としてやるぜ」

九代目大山は、白子港を歩き回って、先々代を乗せたまま安濃
津沖で遭難したという、たった一人の生き残りの老猟師を探し
ていた。今こそ凪差家に続く怨念を解くぞと意気込んでいた。
夕方遅くにその老猟師が見つかった。正確に言うと、キチガイ
老人だった。遭難の時に魔物を見たとかで頭がおかしくなって
いて、あれ以来猟師はしておらず、猟師仲間で何かと面倒をみ
ていて、それで暮らしていたのだった。見た感じ、当時の状況
を聞き出せるような正気を持ちあわせてはいないようだった。
「きれいはきたない、きたないはきれい、千両があるとワシが
いない、ワシがいると千両がなぁーい、ぐへぐへぇぇー」

失望の大山は、白子の町を彷徨った。初代遺言の禁を破って、
安濃津へ直接出向くしかないのか?ブツブツ思案していると、
もう夜になっていて、大勢の人が出入りしている寺の前に出て
来た。仁吉と大五郎の仮通夜をしていたのだ。人の流れに飲ま
れて、つい寺内へ入って行ってしまうと、後ろから聞き覚えの
ある声がした、大瀬半五郎だ! 「ええっ!!!皆殺しにされ
たハズじゃ?」と思わず声に出た。「おおう、おめえっち、見
覚えがあるで、誰だっけか?」 「私は知りませんよ、他人の
空似です」と大山。しかし、大山の声はうわずっていた。利口
者の半五郎は見破った、「て、てめーがカナの言っていた糞野
郎か、こっちへ来い」 大山は、片腕を捩じり上げられ本堂の
中へと連れ込まれていった。

180三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/08(日) 00:51:42 ID:1zLI8XIg
誤字脱字はカンベンしておくんなせぇーの「素人小説4」

「おう、みんな! 面白ぇお客さんが迷い込みなさったぜ」と、
寺の本堂へ入るなり、大瀬半五郎が声を張り上げた。「おう、
コイツの面を見てピンとこねぇか?兄弟! コラ!もっと面を
上げろぃ!」燭台が運ばれて来て、大山の顔の間近でロウソク
の炎が瞬いた。「おれっちは判ったぜ、一昨日の晩だ、四日市
の宿屋の便所で見たぜ」と増川仙右衛門。彼は抜群の中盆(今
で言うカジノディーラー)だったので、計算高く記憶良しなの
は清水一家の中でも頭抜けていた。「そうか、それを聞いて、
おれっちも確信したぜ、てめぇ、穴太の徳におれっちらの事を
洗いざらい喋りやがったな」 半五郎は激高していた。

大山は、「いえね、宿で自分の部屋にいたところ、色々と聞こ
えてきたんですよ、聞こえて来るものは仕方ないですよ」と言
うやいなや、「喧しいーゃぃ、テメエの持ち物んを出しやがれ、
言い訳はそれからにしろい!」 よってたかって大山は真っ裸
にされて調べられた。「うおっと、キレイな紙に包んで300両も
あるぜ、あとは巾着に30両ばかある」「おう、このカネを説明
してもらおうかい!事と次第によっちゃー為になんねーぞぉ」
「こんな大金を一人で持ち歩くカタギがいるけぇ、穴太の徳か
ら礼としてもらったんだな、この野郎ー、吐け!」 悪いこと
に、徳と交わした数通の手紙が出てきた。徳がカネを払わない
場合に、その証拠とするつもりで保管してあったのだ。300両
は、仁吉と大五郎への香典として没収されてしまった。

万事休す。大山はなぶり殺しになることを覚悟した。つもりが、
腰が抜けてしまい、小便を漏らす有様になってしまった。これ
でも越の国の地元では、兄ィと呼ばれるぐらいの半可打ち(はん
かぶち 親分を持たないバクチ打ち、今でいう半グレ)だったの
に、大勢の清水一家に囲まれちゃ赤子みたいになってしまった。
「まず、テメエ、二人の仏に手を合わせて詫びろ!鉄砲に撃た
れて死んじまったじゃねーか」 小便が太ももから垂れないよ
うに着物の裾で拭いながら、ガクガクと震えて手を合わせた。
「許して下さい、そして、私の命を取ってくださいまし」

「今日のところは許してやる、テメエが鉄砲を持ちだせと言っ
たわけじゃない、卑怯なのは、あの穴太の徳の野郎だからな」
「今夜は仮通夜だ、血で穢しちゃ、仏が浮かばれねぇからよぉ、
でも、ケジメはつけるぜ」と、大政が大山の右腕を後ろから掴
むと、肩が外れるように捩じった。「うわおぉぉ、痛ぇぇー」
思わず声になった。「あたりめぇよ、鉄砲はもっと痛ぇんだぞ」
大山は寺の外へおっ放り出されて、医者を探そうと白子の港町
をまた彷徨った。

次の朝早く、次郎長と懇意の地元貸元達が用意した船で、清水
一家は、親分次郎長の待つ三河の寺津へと帰って行った。その
後、浜松にて喧嘩の手打ち式(戦闘解除)を行っている。

https://www.youtube.com/watch?v=DgN0vMbR62o

肩が外れるどころではなく、骨が砕けた大山は、白子の上手な
骨つぎ師にかかることが出来たのは、まだ幸いだった。経過は
良好で、その高名な骨つぎ師が言うのには、「ここらには榊原
の湯治場があるで、そこで療養して腕が元通り動くようにしろ」
との事だった。しかし、榊原へ行くのは、どうも気乗りしない
大山だった。

181おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/09/08(日) 14:49:08 ID:VEem3a/6
オナニートよ、おまえ地元じゃ有名らしいな。

182三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/11(水) 16:33:26 ID:uGkyuKl2
日曜,月曜未明の書き込みで、平日スルーのスタイル確立かよ?
おなにーとさんw

183三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/14(土) 00:59:18 ID:UuQik26U
めっきり秋らしくなってきやしたぜのスレッド「素人小説4」

右腕が使えないようでは仕方ないと、大山は安濃津を避け、教えて
もらった裏街道から榊原の湯治場へと向かった。白子から西へと向
かい、明村という所で伊勢別街道に入り、そこからすぐの椋本宿へ
来ると「さかきはらみち」と彫った石の道標が見つかった。地名の
由来となった大きな椋の木のそばを通り、安濃川を渡ると道は二手
に分かれていた。一つは田んぼの中を通る新しい道、もう一方は古
道で平安時代あたりから使われていた道だ。

湯治客らしき旅人は意外に多くて、人の目を避けたい大山は古道へ
と進んだ。経ヶ峰、古くは安濃ヶ岳と言われた山の辺を北から南へ
と通る道になっている。平安期の頃の安濃ヶ岳の谷筋には、多くの
大きな寺院が並んでいて、全世界が滅亡するという末法思想が流行
した頃には、新生世界へ貴重な経典の数々が残るよう山頂にお経を
埋めたという。これがそれ以後、安濃ヶ岳が経ヶ峰といわれるよう
になった由来らしい。大山は、この道を進むうちに、古い石地蔵や
梵字を刻んだ碑を多く見た。新道が出来るまではこちらが本道で、
この道で京からの貴人達も榊原へ湯ごりに通ったのだという。

大山は、家所という集落を過ぎて小さな峠を越え長野川を渡ると、
榊原郷まであと小山をひとつ越えるばかりとなった。郷へ入ると、
湯治場の門まですぐだった。骨つぎの先生が言うには、少なくとも
一月はゆっくりとして、肩を温めて徐々に動かすようにすれば元の
通りに戻るという。痛い思いをしたが、大山は清水一家を恨むどこ
ろか感謝したい気分になっていた。

自分だって半可打ちだ、渡世人だ。今度のことは、そりゃあ俺が悪
い、なぶり殺しにされてもおかしくねぇ、それがどうだ、鉄砲のこ
とは穴太の徳が悪いと言う、おめぇっちには関係ねぇだって? 筋
が通ってる! シビレたぜ、一度清水港へ行こう、よぉーく礼を言
って子分にしてもらおう。小物が大物に接すると、こうなっちまう。

ニ三日して湯治場の生活にも慣れた。といっても、温泉へ入って右
腕をプラプラ動かすだけだ。あとは、暇つぶしに同宿の人達と遊戯
したり話したりなんやら俳句などを詠んだりしていた。だいぶ昔に、
松尾芭蕉が湯治に来て俳句を作ったので、それ以来盛んに詠まれて
いた。暇つぶしの王道ではある。「おい、盆のカンコ踊りはどうだ
よ?」と、近在の者がその連れに唐突に言った。「ここは湯治場で
おだやかだけど、異人船がいっぱい来てるって話だよ、ワシら皆殺
しにされるんか?カンコ踊りしてる場合じゃねーよ」「又、一揆を
起こすべか? 三名主さまがあの世からお守りくださるだーよ」

「しかしまた、裏切り者が出るとなー、当時は越の国の薬売りの、
ホレ、何だったっけか?」「バカ、忘れるでねぇ! なぎさ だい
せんなかたつ という糞野郎だ、行方知れずだけど、ロクな死に方
してないわ、地獄に堕ちとるわ」 突然それを聞き、大山はギクリ
としたが平静を装った。自分が喰っていたスシを、その地元の人達
に差し出した。「食いねぇ、食いねぇ、スシ食いねぇ!!」

184おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/09/14(土) 01:49:28 ID:qY6zF8pQ
>>183 おまえ話を実家のほうへ持ってくるんだな。もう明日のネタはあんのか?!

185三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/16(月) 00:18:44 ID:h4ylbyFQ
中秋の名月にしては暑すぎる地球温暖化のスレッド「素人小説4」

近くの村々の者らしき人が集まって来た。「爺さんや婆さんから
聞いただよ、竹原の巫女さんがおらんかったらエライ事になっと
ったんやと」「白山権現さんのお告げで一揆は成功したけどもな、
八対野、川口、榊原の名主さんが犠牲になってしもうた」「安濃
津の塔世川の瀬で首さ斬られて、伊勢街道筋に晒されただよー」
「酷いことだのう、これもあの凪差ちゅう薬売りが、代官所へと
ワシら村人の次第を知らせたからだよ、なんちゅう悪人じゃあ」

もうスシは無くなっていた。が、段々と興奮して来た湯治客らが
大山の正体に気が付くのではないかと、ヒヤヒヤして来た。ここ
でバレたらお終いだ。しかし、藤堂藩の管理するこの湯治場では
偽名を使っていては何かの折にはマズイだろうと、本名を台帳に
記しておいたことが今さら悔やまれた。そこで、右腕はなんとか
肩の高さまで上がるようになっていたので、追われるようにして
すぐに湯治場を発った。

同じ小山の道を戻り、来た道へと左折せずにさらに三丁ほど進む
と三叉路があった。その追分には小さな宿屋が五六軒建っていた。
「左 つみち」「右 さんぐうみち」の道標の所を左へと進んだ。
「安濃津へは近寄るな」の初代の遺言が頭にこだましたが、「し
ゃらくせい!」と、九代目大山は長い坂道を転がるように下りて
行った。

その伊賀街道と呼ばれる道で、津城下へと着いた。お城と侍屋敷
を避けて、城下町の外周を安濃川のほとりへと出た。途中の侍屋
敷の土塀越しに、おっそろしい巨木の公孫樹が見えた。川沿いに
歩みを進めると、そこが伊勢街道の塔世の土橋だった。大山は頭
を地面に擦り付けるようにして、三人の霊に詫びた。そして凪差
家への呪いをといて欲しいと願った。「地蔵菩薩さまを奉納しま
す」と、土橋の南詰東にあるおびただしい数の石仏を祀ってある
地蔵尊のお堂の方を見た。

そのまま津観音寺の門前にある町の中心部へ行き、宿屋をとろう
とした時、色街の匂いがした。考えてみればご無沙汰している。
本来の遊郭はずっと南の藤枝とかいう参宮街道筋にあるらしいが、
ここから少し海寄りにも結構な店があった。登楼して久しぶりに
我を忘れて楽しんだ後、女を背後から抱き寄せたトタンに眠りに
落ちてしまった。

丑三つ時だろうか、目が覚めた。別の部屋からはまだ騒いでいる
声が聞こえてきていた。大山は汗まみれになっていたことにあら
ためて気付いた。「これじゃ、寝られねぇ、おいっ、起きろよ、
俺ゃあ、サッパリしてぇんだよ」と、女の背後から声をかけた。

「あーなーた、こんな事していていいんですかぁ?」との返事。
「何言ってんだよ、こんな事する為にこんな所に来たんじゃねぇ
ーか、しっかりしろよ」 女の身体はそのままの姿勢で、女の頭
部だけがズルリと半回転した。その顔は雪より白く、瞳は青く、
口元は真っ赤な血が垂れていた。女の首はそのまま枕から転げ落
ち、畳の上でケタケタと声を出して笑っていた。大山は「が、が
っ、で、で、出ったぁぁぁー」と大声を出した。ご法度の刃傷沙
汰でも起こったか!?と、若い衆が飛んで来たが、何も異変はなく、
相方の女がキチガイを見るような目で大山を見ているだけだった。

186おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/09/16(月) 12:51:55 ID:Ksrp3JjE
>>185 よぅ素人童貞オナニート(^^)ノ
おまえ高校時代は丸刈りやったそうやんけ!まさか野球部かよ?

187三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/16(月) 16:54:48 ID:wEesL5lQ
秋なのに玉城町では桜が咲いてきましたょ…見においで

188三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/16(月) 20:12:42 ID:UzaSeqts
たにまさ

189三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/17(火) 15:34:15 ID:6THjOvLw
前川なら高田の三年制行っとった
どこスベったか知らんけど

190三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/21(土) 01:15:49 ID:A52VqQdo
また台風の週末で、いかがお過ごしですか?のスレ「素人小説4」

人が大勢来たので、大山が見たままを話し始めたが、怪異の証拠と
なるものは無い。畳の上には一滴の血さえ見つからないし、当の相
方の女は「私の首は、ホラこの通りさ、寝ぼけておいてなにさ、大
声なんか出して!」とエライ剣幕でまくし立てる。「なにを!こん
な幽霊座敷で客を取りやがって!」と大山。

40歳過ぎのヤリ手婆が出て来て、「この楼には開かずの部屋が一つ
ございますが、それはお二階でございまして、現在はフトン部屋に
してあります」「夜半に、寝ている者の顔をなでる帯が天井から垂
れてくるのですが、よく見ると首吊りをしてぶらりぶらりと揺れて
いる遊女の死骸からほどけた帯なのです」「その顔は前髪で完全に
隠れていて、血のついた口元だけが、ぶらりぶらりする拍子に見え
るのだそうでございます」「あなた様のおっしゃるところの怪異は、
今まで当楼では聞いたこともございません、お間違えでは?」

言い争っているうち、もう夜が明けていた。「畜生!もうこんな所
に居られるかー ああ、ゼニはキレイに払ってやらぁ、二度と来る
かー」 通りに出ると、遠くに見える松並木に重なって、昇ってき
た旭日が見えた。大山は身を清める意味でも、お天道様を拝もうと
海岸へ向けて歩き始めた。

いい日和の朝だ。志摩や大湊方面から、白子や四日市の方へと白砂
青松が続いていた。伊勢前の対岸には、尾張や三州方面の陸が黒く
見えていたのが、だんだんと町集落らしき様子になってきた。大山
は波打ち際で両手を洗い、朝日に向かって二礼二拍手一礼をした。
ヒヤリとする清々しい海風を受けて、お日様の光を浴びていると、
そういや昨夜の怪異は確かに夢だった!と信じられるようになった。
「そうさ、いや、でも、あまりに現実味があったからなぁ」

故郷の海とは又違った穏やかな美しさを持った伊勢の海を見ながら、
大山は北へと海岸線を歩き始めた。白子で見た小高い丘が正面に見
えていた。すぐに古い集落への道が現れ、朝漁を終えた漁師らしき
者達が天秤を担いで家路を急いでいた。それを見ると急に腹が減っ
てきて、その道を使って大門の町へ出ようと、彼らの後を小走りに
ついて行って集落の辻を曲がると、侍が大勢通っていた。侍達が南
の方へ向かっているのをボーっと眺めていたら、呼び止められた。
「もーし、アカンでー 邪魔したら斬られるがな」

その寺の住職が言うには、「藤堂の殿さんも異国船の攻撃に備えて、
お台場を作ったんさ、海岸に向いて砲台正面に六門、南北両脇には
五門の大砲や、今日は訓練の日やで、邪魔したらアカン」「アンタ!
津の人やないな、それにさっき真っ青な顔して海へ出てったやろ?
なんや?どないしたんや? 何かに憑りつかれたような風やったで」
遠く南を望むと、河口の小高い丘(現在の近鉄道路の岩田川鉄橋北詰
東)に大砲群が見えていた。

「何かに憑りつかれた」という言葉が、大山の心に突き刺さった。
凪差家に隠し財産千両あり、とのウワサを真に受け婿養子になって
からと言うもの、やる事なす事みな裏目に出る。何かの因縁かと思
いきや、先々代の百姓一揆妨害で名主三名が打首獄門にされ、つい
今しがたは、若い異人?女の生首に襲われるなんて、普通じゃない。
大山は、その住職に頼ってみた。普通の人には解決できないと思っ
たからだ。

「そうでしたか、ああー因縁ですな、怖ろしいもんです、13代祟る
という言い伝えですからのー、マナ・カナの伝説と言いましてな…」
その住職は、大山を本堂の縁側へと誘い、ゆっくりと語り出した。
もうすでにすっかり境内は明るくなっていて、残暑が厳しい日にな
りそうだった。

191三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/22(日) 01:12:25 ID:AVPMeCD2
台風でクソつまらない週末をお過ごしのアナタのスレ「素人小説4」

「私で九代目なんです」と告げつつも、自然に故郷に残してきた妻と
一人娘の事が、大山の頭をよぎった。あとしばらくは凪差家も続くと
いう事か、自分はもう覚悟を決めた、娘が無事であればそれで良いと
いう親心がそうさせた。

住職はこう語った。この地は、大津波で安濃津が無に帰してしまった
後に、中河原城という戦国時代の砦を中心に新生安濃津として栄えた。
伊勢参宮古道が通り港もあったので、異人船が来るほどだった。が、
藤堂家が安濃津へ移封されると、津城を中心に城下町が作られ、参宮
道も城下へと移された。この地は、半農半漁の集落へ変わっていった。

200年ほど前、公儀の令で鎖国下でキリシタン禁止令が出た。過酷な令
で、藤堂のお姫様さえ殺害されたとのウワサも出たほどだった。武士
や百姓の身分関係なく捕らえられ、踏絵の審判で改宗せぬ者は見せしめ
の為に殺された。マナ・カナの双子は異人との合いの子かとも言われた
美人姉妹だった。もっとも、カナがそうなったのはマナが斬首されたの
を見た後に、子供時分の病で成長が止まっていたのが突然に正常の身体
に戻ってからだが。

「それと、どう凪差家の呪いと関係があるんです?」長い住職の話に気
の短い大山は口をはさんだ。「そのマナを含むキリシタン大虐殺を事実
上引き起こしたのが、あなたの先祖だと思われるんですよ」「時代から
して、私どもの初代凪差大山仲達のようです、その初代が何を?」「密
告ですよ、城下中を調べて証拠まで書き記した台帳をお上へ売りつけた
のです」「マナなどの若い女子には、それをネタにして脅して同衾を強
要して、最後にはお上に売った」九代目は腹が立って来た、いくらなん
でも、悪どい酷い許せない。「さらにマナのお腹には、大山の実子まで
いたそうなんです」

九代目大山はうなだれた。そのマナが斬首間際に13代まで祟ると叫んだ
のでは、もうその強い怨念を鎮めることは出来そうにもないからだ。彼
は出来るだけのことをして、後は運命というか因果の中へ身をまかせよ
うと思った。丁寧に住職に礼をすると、大山は大門の町で石工の店へと
向かった。一揆の三名主供養の為の地蔵菩薩像、キリシタン虐殺の慰霊
碑、それを彫るよう依頼した。そして、塔世土橋傍の地蔵尊への奉納と、
処刑場跡と伝わる雑草地への碑建立をも、念入りに申し渡した。

後は安濃津沖へ行くことだ。大勢のキリシタンの首なし死骸が船ととも
に沈められた場所へ。翌朝早く、大山は白子へと急ぎ、件の生き残りの
キチガイ爺を連れて、安濃津沖まで数人の漕ぎ手を使って向かおうとし
た。「イヤだよう、今晩は花火があるんや、津へ行ったら観れへんもん」
「頼む、お前しか場所がハッキリしない、頼む、来てくれ、うな丼を腹
一杯イヤって程食べさせてやるぞ」

安濃津沖へ着くと、キチガイでも昔握った杵柄で、山で見立てている。
「ココは怖い所だよう、もう帰ろうよ、矢頭山、経ヶ峰、岸岡山だろ、
んーと、ココだよお、ダンナに言われて来た所は、思い出しただよー、
ココでまっ白な首なし女の乗る白い鯨にヤラれたんだ、千両ある時ワシ
がいないー、ワシがいる時千両ないー」 ここが七代目大山の遭難地点、
おそらくは大勢のキリシタンが海中に眠る所だ。九代目は直感した。

192おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/09/22(日) 09:19:20 ID:6W650Yxk
>>191 おまえこの小説出版せいや。実家は金あんのやろ?
伊勢新聞あたりに交渉したらどや?

193三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/22(日) 13:03:16 ID:3SW91yCk
三重ちゃんの宣伝にもあるしな( ´,_ゝ`)プッ

194おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/09/22(日) 22:54:14 ID:6W650Yxk
オナニート作、土日小説。地域の話題独占やろな。親は泣くだろうが..

195三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/23(月) 00:14:19 ID:rwizkFyw
三連休最終は晴れそうやが何処へも行く気がせんスレ「素人小説4」

「縁」というものは面白くもあり怖くもある。ちょっとした偶然が
人の運命を変える、その変えられた人生が又別の者の人生を変えて
いく。まったくの複雑系で予想不可能。「これもきっと何かの縁で
すな」と言って、喜んだり諦めたりするしかない。因果は、誰の人
生にとっても、不可知そのものだ。

(残念ながら、これ以下を書いたのですが、皆消えてしまいました)
(今晩はもう書く気がせんので、次回に書き直します、不可知や!)

196おっさん ◆eQZcDt0RqI:2019/09/23(月) 22:49:29 ID:nRVHzebk
>>195 せんずりコイて寝ろやw

197三重県掲示板。広告スペース(無料):2019/09/24(火) 00:38:55 ID:ZlfDsyNo
昨夜のと随分違ごてもた行き当たりばったりのスレ「素人小説4」

今回の縁は、「ちびまる子ちゃん」だった。妻の真奈と例の一件
以来変身したようになった和子(本人は本名を嫌い、洗礼名である
カナを通称にしているので、以後カナと書く)とが、私の家でお喋
りしていたら、両人とも少女漫画雑誌で連載が始まった当初から
のまる子ファンだと判り、そらもう滅茶苦茶に盛り上がっていた
日があった。そしてその数日後に、さくらももこ氏の訃報が届い
たのだった。

「アンタ、来月の三連休さ、ご飯はあの子と二人で食べておいて
ね」「カナと旅行に行くのよ、高速使うんでフィットに乗ってく
から、私のハスラーを置いてくわ」「西伊豆から清水港へと回る
のよ、悪いけどお願いね」「ああー、そういうことね、ハイハイ」
私は妻には逆らわないようにしているので、二つ返事で承諾した。
聞けば、息子も二日間は部活で県外へ行くらしい。私自身は、家
で、買い貯めた本をまとめ読みしたり、音楽を聴いたりするのが
好きなので、たまに一人になれるのは嬉しいくらいだ。

あまり自分の口から言うものではないけれど、もし我が愛機フィ
ットではなく、内外の高級スポーティーカーで二人が旅行したな
らば、モデルさん二人が撮影でもしているのではないか?と、周
りの人が思うことだろう。私がイケメンならば、普段外で二人に
寄りそうことは自慢になるのだが、妻一人でも外観的に引け目を
感じるのに、二人となるとついていけない。まあ、そういうワケ
で、ブサの私を立ててくれる心根の優しい妻なのだ。

二人は天城越えをした後に西へ向い、西伊豆の松崎あたりで一泊
して、駿河湾を望みながら海岸線を北上し、今回の旅行のメイン
テーマのさくら氏の故郷である清水港に着いたのは、お昼過ぎだ
った。少し遅い食事の後、旧東海道沿いにあったさくら家の八百
屋の所へ行った。同じような思いの人達なのか、場違いな位の人
が出ていた。マンガやアニメの中の世界を探すように、その近隣
を歩いていたら、清水次郎長の旧宅前にいた。「あっ、マンガに
も出てたよね?」と、二人は中へ入って行った。

すぐ近くの梅陰禅寺にも行ってみた、そこに清水一家の墓がある。
突然、カナがあのクラウドに繋がってしまった。後から聞けば、
森の石松の墓を見た瞬間に、亀山から隣の町の宿屋へ嫁いだ女性
が見えて、そこから色々な所へとコネクトされて、荒神山の喧嘩
についても、九代目大山についても、目まぐるしく入れ代わり立
ち代わり、長編映画をいっぺんに何本も観たようになってしまっ
たとのことだった。いきなり、姉御コトバで話し出したりしたの
で、その場の他の拝観者が「なんかのリハーサルしてるんじゃ…」
などと言い出し大変だったと、真奈が笑いながら説明してくれた。

話を安濃津沖へ戻す。大山は用意していた一杯の花束を海上に浮
かべて、怨霊となっている犠牲者に初代の所業を詫びた。そして、
大門の町にあった怪しげな道具屋で買った十字架を取り出し海中
へ投げ入れた。ヤソ語が分らないので仕方なく般若心経を詠み始
めると、突然、空がまっ黒になった。「びぎゃー、あん時と同じ
だよー、早よ帰れば良かったんやー 許してくれ!」老キチガイ
が喚きだした。「白子の花火を観とったのに、うな丼食っとらん
がな」

その頃、穴太の徳に、兄弟分の吉良の仁吉、子分の法印大五郎を
卑怯な鉄砲狙い撃ちで殺された清水次郎長は、その報復として、
東海道の選りすぐりの侠客500人あまりを二艘の大型船に載せて、
伊勢大湊近くの神社湾に着くところであった。




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