カイロおよびエジプト乗り入れ航空会社関連・カイロ空港CAI情報スレ

814：在エジプト　カイロ　塾長まる。：2017/03/21(火) 21:26:21 ID:fq/Vd832: エジプト機墜落、テロか　爆発物の痕跡発見　：日本経済新聞 htt

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【カイロ＝岐部秀光】エジプトの民間航空省は15日、パリ発カイロ行きのエジプト航空機が５月に地中海に墜落した事件の調査で、犠牲者の遺体の一部から爆発物の痕跡が見つかったと発表した。事故説も指摘されたが、航空機テロであった可能性が強まった。過激派が航空機を標的にするリスクが改めて浮き彫りになりそうだ。

　同機は現地時間で５月18日深夜にパリを出発しカイロに向かっていたが、エジプト沖合でレーダーから姿を消し、地中海に墜落した。乗客56人、乗員10人の全員が死亡。エジプトの調査委員会は墜落前に機体前方のコックピット内部もしくは周辺で火災が発生した痕跡があると指摘しており、出火原因の特定などの分析が進められていた。

　墜落後に犯行声明はなく、事故とテロの両面での調査が続いていた。しかし、爆発物の痕跡が発見されたことを受け、民間航空省は「犯罪としての調べが始まる」と、今後、検察当局が捜査に入る見通しを示した。

　エジプトでは2015年にシナイ半島のリゾート地シャルムエルシェイク発のロシア機が墜落し、過激派組織「イスラム国」（ＩＳ）に忠誠を誓う組織が犯行声明を出した。エジプト航空機墜落では犯行声明は出ていないが、イスラム過激派の関与を疑う声もあった。

　安全が回復する兆しもあった中東では今月に入り再びテロが相次いでいる。トルコの最大都市イスタンブールで10日、爆弾テロがありおよそ40人以上が死亡。エジプトでも同日、コプト教教会を狙った爆弾テロでおよそ25人が犠牲になった。相互の関連はないとみられるが、米国でトランプ新政権が誕生する前に過激派が存在を誇示しようとしている可能性がある。

　エジプトでは事実上のクーデターによって誕生したシシ政権が、テロ対策のためにイスラム主義者の取り締まりを強めている。財政危機に直面するエジプトは通貨の事実上の大幅切り下げに踏み切り、各種補助金の削減も進めている。こうした政策が政権への反発につながり、過激派の活動を刺激していると指摘されている。

　エジプトではロシア機墜落事件が発生して以降、外国人観光客の来訪が激減し、経済が大打撃を受けた。外貨獲得の柱である観光業の回復にはなお時間がかかりそうだ。

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