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解任解雇の阿呆ドモ

980:2014/03/12(水) 00:34:08 ID:QIRQEh.Q0
ブラックホールが宇宙きっての“暗い穴”になっているのは、いかなる猛スピードでもその重力から逃れることができないためだ。宇宙で一番速い、光の速度をもってしても、ブラックホールの重力には打ち勝てない。



 ブラックホールの内側と外側を分ける境界線は「事象の地平線」と呼ばれる。それより内側に入り込んだものは、恒星であれ、惑星であれ、人間であれ、永遠に失われるのだ。
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ブラックホールは「底なし」ではない

 ブラックホールは無限に深いとよくいわれるが、それは誤りだ。底はある。もっとも、あなたが生きてそれを見ることはない。底に近づくにつれ、重力は急激に強くなっていく。足から先に落ちた場合には、足にかかる重力が頭にかかる重力よりはるかに大きくなる。そのために体は上下に引き伸ばされ、最後には引き裂かれる。物理学者はこの現象を「スパゲティ化」と表現する。

 引き裂かれたあなたの破片は底にたどり着く。たどり着いたブラックホールの中心は特異点と呼ばれる。特異点がどんなものかは、まったくわかっていない。その謎を解けば、科学の歴史に残る偉業となるだろう。まずは一般相対性理論と量子力学を超える新たな理論が必要だ。二つの理論は宇宙の大部分をうまく説明してくれるが、ブラックホールの内部のような極端な場所にはどちらも適用できないのだ。
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“食事風景”の観測へ、カウントダウン中

 ブラックホールを見ることは不可能だ。その存在は、周囲に及ぼす影響から推測するしかない。それでもブラックホールが実在する確率を専門家に聞けば、たいてい99.9%という答えが返ってくる。銀河の中心にブラックホールがなければ、もっとおかしなものがあると考えなければならなくなってしまうからだ。
 残り0.1%の疑いも、近い将来、一掃されるかもしれない。天文学者たちが、あるブラックホールの“食事風景”を観測しようとしているのだ。

 地球から2万6000光年離れた天の川銀河の中心にあるブラックホールは、「いて座A*(エースター)」と呼ばれる。いて座A*は普段はおとなしくて小食だが、今まさに次の食事の支度を進めている。「G2」と呼ばれるガス雲を秒速3000キロほどの速度で引き寄せているのだ。
 G2は1年以内にも、いて座A*の事象の地平線に接近する。その時、世界各地の電波望遠鏡がそこに照準を合わせることになっている。それらを統合的に運用し、地球規模の天文台を形成することで、活動中のブラックホールの画像が撮影できるのではないかと期待されている。

 私たちが目にするのはブラックホール自体ではなく、その縁を取り巻くちりの輪、すなわち「降着円盤」と呼ばれる部分になるだろう。それでもブラックホールなど実在しないのではないかという疑いを払拭するには十分な証拠になるはずだ。


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