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ラノーン (Ranong)

18ハジャイ・プーケット・サムイ:2009/03/27(金) 12:54:42 ID:mvRf2lo20
05年12月、友人からお金を借り、ブローカーに8000ドルを払って日本へ入国した。
難民申請をし、塗装工として館林市で働いた。
難民審査のための入管の面談は8回受けたが、4年たっても返事はない。

難民認定されるには、民族、宗教や政治的意見などによって迫害を受ける恐れがあると証明しなくてはならない。
すでに、申請中のロヒンギャ約90人のうち30人は
「ミャンマーで少数民族であることのみを理由に、迫害を受ける恐れがあるとは認められない」などとして申請を却下された。
30人は、国に却下の取り消しを求め、東京地裁や大阪地裁などで集団訴訟を起こしている。

訴状などによると、ロヒンギャは15世紀ごろからヤカイン州に住み着き始めた、インド・ベンガル地方の商人などの子孫とされる。
軍政は60年代から、ロヒンギャが分離独立闘争を画策しているとして武力鎮圧を開始し、82年の国籍法で国民から排除した。
強制労働や財産没収の迫害を受け、国内の移動や教育も制限されている。

国は08年12月、東京地裁での訴訟で、一定の迫害は認めた。
しかし、生命の危険を及ぼすほどのものではないこと、ロヒンギャだけを対象にしているものではないことなどを挙げ、
難民ではないと主張した。

弁護団の渡辺彰悟弁護士は「欧米では、基本的人権の侵害が続けば『迫害』と認められる。
申請者が『ロヒンギャ』に属するだけで難民認定が出ている」と強調する。
ロヒンギャをミャンマーへ送り返すことは、あまりにも非人道的だ。

弁護団によると、これまで11人のロヒンギャが日本政府の難民認定を受けたが、
申請者の政治的活動が理由で、ロヒンギャだからではない。
そもそも、年間数千人規模の難民を受け入れる欧米諸国と比べ、日本は数十人と極端に少ない。「難民鎖国」と皮肉られるゆえんだ。

原告の1人は私の取材に、実名で話せないことを悔やんだ。
難民申請が認められず帰国しなければならなくなった場合、危険が及ぶ可能性があるからだ。
「本当なら顔を出して訴えたい。世界から忘れられた存在にだけはなりたくない」と私のカメラを見つめた。
「どこに行っても私の存在自体が法律違反になってしまう。
どうすれば、一市民として堂々と道を歩けるようになるのか教えてほしい」。私に問いかけた悲しそうな顔が忘れられない。

http://mainichi.jp/select/opinion/newsup/news/20090325ddn005040042000c.html


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