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「ニューヨーク株価平均」

20在住ニューヨーカー?:2007/05/11(金) 15:51:30 ID:fAZ6o7w20
続出する十数年ぶりの最高値銘柄、国際競争力の有無で二極化

 [東京 10日 ロイター] 5月に入ってから連日、バブル相場期に付けた最高値を十数年ぶりに更新する銘柄が出ている。他にも上場来高値を更新する銘柄が目立つが、これらの多くはグローバル展開で実績を挙げている企業だ。一方では、伸び悩む消費、減少する公共工事など盛り上がりに欠く内需に関連する銘柄を中心に、最高値から大きく離れた低位に放置されている銘柄も少なくない。今後も物色の流れは、国際競争力の有無で二極化が進むとの見方が出ている。

 5月相場でバブル期の最高値を更新したのは、1日のキッコーマン(2801.T: 株価, ニュース , レポート)(89年の1790円)、2日の住友金属鉱山(5713.T: 株価, ニュース , レポート)(同2460円)、7日のオルガノ(6368.T: 株価, ニュース , レポート)(91年の1820円)、8日の日本製鋼所(5631.T: 株価, ニュース , レポート)(89年の1550円)、9日伊藤忠商事(8001.T: 株価, ニュース , レポート)(90年の1310円)など(株式分割の落ち分は考慮せず)。10日も住友重機械(6302.T: 株価, ニュース , レポート)が89年4月12日に記録した上場来高値1390円を18年1カ月ぶりに更新した。

 このほか上場来高値を更新した銘柄まで目を向けると、大手商社株、コマツ(6301.T: 株価, ニュース , レポート)などの建設機械株、商船三井(9104.T: 株価, ニュース , レポート)などの海運株など数多く存在するが、これらの特徴として厳しい国際競争で勝ち残ってきた点が挙げられる。

 キッコーマンは、しょう油の海外展開、住友金属鉱山は世界的なニッケル精錬技術のHPAL法、日本製鋼所は原発需要の拡大が期待される中で発電用大型鍛鋼部材で世界シェアの3割を占める──などが手がかりにされていた。


 好決算が評価された住友重機は、決算発表の記者会見の席上で木下幸雄副社長が「海外ではBRICsが好調で、なかでも中国における減速機の伸びが目立つ」と述べるなど、新興国での拡大が注目されている。

 きょうは資生堂(4911.T: 株価, ニュース , レポート)が1月25日の上場来高値2705円を更新したが、ある準大手証券の情報担当者は「国内で需要が頭打ちとなる中、中国向けにきめ細かな対応をするなど努力し、商圏を広げたことが株価に織り込まれた。逆に、かつての内需型優良企業の中でも、海外展開の努力を怠ったような企業の株価は低位に放置される傾向がある」と指摘していた。

 実際、80年代後半のバブル相場で活躍した銘柄の中には、今だに最高値の半値以下となっている銘柄が多いものの、それらは低迷する内需でビジネスを完結する企業や国際競争で劣勢に立つ企業がほとんど。たとえば、ITバブル期に最高値を更新しながら、今回の相場で乗り遅れている電機株の多くについて「海外に目を向けず、国内における主導権争いに終始するなど内向きであったツケが株価に現れている」(国内系ヘッジファンドの運用担当者)という。

 トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース , レポート)などの自動車や、キヤノン(7751.T: 株価, ニュース , レポート)など一部の電機製品、任天堂(7974.OS: 株価, ニュース , レポート)のゲームなど健闘しているものもあるものの、日本規格で縛られた携帯電話関連、競争で敗れた半導体関連など、最高値から遠い水準に位置する銘柄が少なくない。

 内需関連の中でも、三菱地所(8802.T: 株価, ニュース , レポート)など大手不動産株のように上場来高値を更新中のグループもある。海外展開という視点ではバブル期に失敗した経緯がある不動産業界は、現在、不動産の案件は利回りが厳しく追求される一方、地価そのものが上昇するといった追い風が株価に反映されているが、こうした動きは内需グループの中では少数派だ。

 日本経済の外需依存度が高い状況の中で「グローバル企業とそうでない企業の株価に二極化現象が起きるのは当然。今後も国際競争力が強い収益向上期待のある銘柄が買われる」(岡三投資顧問・常務の伊藤嘉洋氏)との声が出ている。


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