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別冊☆大阪百科☆ニュース6

835名無しさん:2014/10/08(水) 00:11:08 ID:8GqIND160
住吉の菜種油復活…発祥地区住民が3年がかりで
2014年10月07日

国内で菜種油を初めて作ったとされる大阪市住吉区遠里小野(おりおの)地区の住民らが、戦後に途絶えていた油作りを復活させ、12日、住吉大社に奉納する。3年がかりで菜の花を育て、種を増やしてきた住民らは「菜種を通じて地域の歴史を見つめ直したい」と意気込んでおり、当日は、石灯籠71基に菜種油で明かりをともす。

 献灯するのは、遠里小野地区の住民約90人で作る「菜の花を咲かそう会」。同地区では江戸初期、住民が菜の花から搾油できることを発見し、種を押しつぶして油を搾る木製の道具も考案。江戸時代の書物「搾油濫觴(らんしょう)」にも、「是れ、皇国菜種の油のはじめなり」と記されている。

 その後、菜種からの油作りは全国に普及したが、同地区の製油は他の地域の大量生産品に押されて衰退。大正期以降は宅地化も進み、戦後には菜の花畑は消えてしまった。

 今回の菜種油の復活は、大阪の伝統野菜を育てる活動をしている石橋明吉さん(79)が、油の採れる菜種を見つけ、試験栽培で増やしたことがきっかけ。それを知った住吉大社の小出英詞権禰宜(ごんねぎ)(39)が石橋さんから苗を分けてもらい、菜種5000粒を収穫して、地元の歴史を研究している吉田進さん(70)に提供した。

 吉田さんは、他の住民に呼びかけて3年前に「菜の花を咲かそう会」を作り、会員らがプランターで苗を栽培。地元の農家4軒の協力も得て、今年は約50キロの種を収穫。そこから油5リットルを抽出し、12日に開かれる地域の祭りで、住民らが住吉大社のシンボル・反橋周辺の石灯籠に献灯する。

 小出権禰宜は「かつて住吉大社と大阪の街を照らした菜種の明かりが、地元の皆さんの手で復活したことは感慨深い」と語り、吉田さんも「地元の子どもたちにも油搾りを手伝ってもらい、地域で歴史をつないでいきたい」と話している。

菜種油 

アブラナ科の菜の花の種から抽出した油。戦国期までは、荏胡麻(えごま)という植物から採れる油などが灯火に使われていたが、江戸初期に菜種油が登場すると、「すすが出にくい」として全国に普及した。現在は、灯火よりも食用に精製された油が出回っている。

2014年10月07日

http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20141007-OYO1T50017.html?from=oycont_top_txt


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