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別冊☆大阪百科☆ニュース6
799
:
名無しさん
:2014/09/10(水) 21:07:10 ID:e9nFTyNE0
大商大職員 宵さんが総合V 白山ジオトレイル
2014年9月8日
8月23〜29日に石川県白山市の白山麓エリアで開かれた、7日間で250キロを走破する「第1回白山ジオトレイル」で、大阪から唯一参加した大阪商業大学職員のサラリーマンランナー・宵豊一さん(51)が40時間16分12秒で総合優勝に輝いた。宵さんは「ほかのランナーたちと内容の濃い時間を共有できた。優勝はみんなのおかげです」と相好を崩した。
同レースは霊峰・白山の大自然の中を、自給自足テント泊でゴールを目指す過酷なレースで、日本で初め開かれた。
宵さんは8日間の休暇を取得する最初の関門を突破すると、容量20リットルのバックパックに7日分の食料を詰め込む作業を開始。カロリー計算をち密に行い、「インスタントラーメンは空気を抜いて粉々にした」など工夫を凝らして14キロの重量で収めた。「装備は思惑通りでいい感じ。食料は満足だった」と、事前の計算が見事にはまった。
■競争から共走へ
これまで日本縦断3880キロを走破し、台湾1周1030キロなどさまざまなジャーニーランを成功させてきた。その経験で培った“長距離仕様”の足の裏で難コースを攻略。「水ぶくれなどは出なかった」とレースを進めた。「先頭を走っているとアブに襲われて、100カ所以上刺された。虫よけなんて効かなかった」と、その夜はかゆみで眠れなかったという。
コースはレース当日の朝に知らされる。「参加者同士で確認して助け合った」と、過酷さを共有しながら友情を育み、みんなで完走を目指した。
「まったく知らないランナー同士が第1ステージから助け合い、相談して」レースを展開。ステージの最終では競い合うが、「ゴールすればお互いたたえ合う」仲間になった。
■夢はNZ縦断
大会4日目に待ち受けていたのは徹夜で白山の頂上を目指すコース。「すごい雨で、頂上付近は登山道を川のような水が流れていた」と、寒さで体が動かない状況にまで追い込まれた。「山の本当の厳しさを知った」と、過酷な気象条件を克服してステージを終えた。
レース中は疲れから顔が腫れて「体重は3〜4キロ落ちた。食事をすると体が吸収するのが分かった」。そして「あらゆることを体験させてもらった」とレースに感謝した。「副賞で、欲しかったGPSの時計をいただきまして」と笑顔が弾ける。「来月5日の福井マラソンで5キロを走ります」と、夢のニュージランド縦断走破の計画に向けて、鉄人ランナーは走り続ける。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140908/20140908017.html
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