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別冊☆大阪百科☆ニュース6

781名無しさん:2014/09/02(火) 19:28:15 ID:9Dj0A5ss0
不安ない退院後を 医療ソーシャルワーカー
2014年9月1日

 各保険医療機関で社会福祉の立場から患者の抱える経済的・心理的・社会的問題の解決や調整を行う医療ソーシャルワーカー。核家族化が進む現代では、独居高齢者をはじめ、退院後の生活に不安を抱える患者は多い。医療費抑制を目指す国は、入院患者の早期の社会復帰と家庭復帰を推し進めており、医療ソーシャルワーカーの存在は、今後ますます大きくなる。病院側も「患者さんの支えになってほしい」と期待する。

今年4月に診療報酬が改定された。急性期医療を中心に人的・物的資源を集中投入し、入院期間を減らして早期の家庭復帰、社会復帰を目指す一方、在宅医療の充実を重点課題としている。

■医師らと連携
 19の診療科347病床を持つNTT西日本大阪病院(大阪市天王寺区)では、医療福祉相談室を設け、医療ソーシャルワーカーを3人配置している。

 同病院では、入院後から医療ソーシャルワーカー、退院調整看護師と医師、看護師らが連携を取り、退院支援が必要な患者を把握。週に1度、各病棟で退院カンファレンスを行っている。

 病気により体力が落ちた中で、治療を含めいかに退院後の生活を形成するのか。高齢者ならば在宅療養が可能かどうか、施設を希望した場合は受け入れ先の調整をする。また、治療費をはじめ経済的負担の解決も重要な相談だ。

■何度も話し合い
 「患者さんの今後の人生に関わることなので、悩むことも多い」と話すのは、同病院の医療ソーシャルワーカーの玉田友紀さん(34)。面接室のほか、病室のベッドサイドで患者や家族らの相談に応じる。

 患者の希望と受け入れ先が合わないことも少なくないが、何度も話し合いを重ね、目標を設定する。また、家に帰ることを希望する場合は、地域の支援機関と連携し、在宅療養への移行を支援する。

 「初めての経験で分からないことが多かったが、スムーズに施設に入ることができた」。入院中の叔母(83)を見舞った女性(65)は話す。1人暮らしだった叔母が自宅で倒れたのは、今月中旬のこと。1週間ほどの入院になったが、退院後の1人暮らしは難しいと、入院直後から玉田さんとともに受け入れ施設を探した。介護付き老人ホームへの入所が決まり、「感謝しています」と表情も穏やかだ。

■認知度アップを
 「かなう限り患者さんの思いに沿って支援していく。患者さんが望む生活が安全に送れるようにお手伝いをしていきたい」と玉田さん。現在、大阪医療ソーシャルワーカー協会には約700人が登録。職能団体である日本医療社会福祉協会では、50〜100床に1人のソーシャルワーカーの配置が好ましいとしている。玉田さんは「まだまだマイナーな職種だと思う。認知度が上がってほしい」と話している。

http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140901/20140901027.html


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