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別冊☆大阪百科☆ニュース6
732
:
名無しさん
:2014/06/29(日) 21:09:21 ID:uF2ndxvs0
英語4技能向上目指し 箕面高と英会話教室が連携
2014年6月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140623/20140623023.html
大阪府立箕面高校(箕面市)と英会話教室を運営する「ベルリッツ・ジャパン」(東京都)が連携し、「読む」「聞く」「話す」「書く」の英語の4技能を向上させる指導法構築に挑んでいる。英語能力検定「TOEFLiBT」の対策教材を活用して授業を展開。関係者は「日本のモデルケースをつくりたい」と意欲を示している。
■「手段」として
一つのテーマについて賛成か反対かを問われ、その理由を生徒が論述。答え方についてグループで議論しながら理解を深める。やりとりは原則英語。国際教養科1年の45人が21日に取り組んだ授業内容の一つだ。賛否の正しさよりも理由の説明が論理的に破綻していないかが問われた。
ベルリッツの講師は、エピソードを盛り込むといった技術面を指導。TOEFLiBTの問題を題材に、英語力の向上が「目的」というよりも、論理的思考を学ぶ「手段」として英語を使う形だ。
積極的に講師とやりとりした菊池有紗さん(15)は「(英語の枠を超えて)多くのことを学べる。対話の中で結果的に語彙(ごい)力や英会話の力が身に付く」と喜ぶ。
同校は、ベルリッツの講師と同校教員らがチームを組んで指導する特設レッスンを2014年度から実施。受講生を選抜し、本年度は計21回行う。連携した授業運営は3年間継続する予定だ。
今後構築していく指導方法は他の生徒が受ける一般授業にも反映させていく方針。日野田直彦校長は「日本のモデルケースを構築していきたい」と熱意を見せる。
■「世界」の視点
大阪府教育委員会は、高校3年間で4技能を英語圏の大学に進学できるレベルに引き上げるため、15年度からTOEFLiBTを扱う授業を一部指定校で始める。箕面高校はその先駆けとして指導法構築に名乗りを上げた格好だ。
同校は4技能の伸長は節目ごとに検証する方針。21日に授業を視察した中原徹教育長は「良いものは(府教委も)どんどん吸収させてもらう」と期待していた。
TOEFLiBTを活用した高校向けの指導方法を産学連携で構築するのは、府立高とベルリッツ・ジャパンの両者にとって初めての試み。
同社は、新入社員に高い英語力が求められるようになってきた社会情勢を踏まえ、より早い段階から人材育成できる仕組みをつくろうと全面協力。同社の強みについて増本勝彦社長は「世界70カ国のネットワークがあり、グローバルな視点での(指導の)要素を入れられる」と自信を見せる。
今回、グローバル化の現状を伝える講座を教員や保護者にも開講予定。4技能が求められる背景の理解を促し、生徒を支えるより良い環境づくりにつなげるという。
家庭も交えてスクラムを組み、「外国人と健全な議論ができるようにする」(日野田校長)英語教育。取り組みの検証結果が注目を集めそうだ。
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