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別冊☆大阪百科☆ニュース6
459
:
よっさん
◆XxkTNAUYOc
:2013/11/09(土) 23:03:06 ID:XLv.wmw60
高まる存在感 5年目迎えた「大阪検定」
2013年11月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131109/20131109034.html
「大阪城の天守閣は何代目?」。大阪に関する知識を問う「なにわなんでも大阪検定」(大阪商工会議所主催)が、ことしで5年目を迎えた。各地のご当地検定が苦戦する中、“知ったら誰かに話したい″大阪人の気質もあり、人気は堅調。自治体や民間団体、教育機関との連携も進み、検定を「入り口」とした都市魅力向上の動きが広がりを見せている。
■1万人の語り部
これまでの検定で、延べ約2万人が受検、1万人が1級〜3級に合格した。1級合格者は現在43人。このクラスになると、大阪の知識は地域研究者並みで「地域の歴史や魅力の語り部」として認知されている。
その語り部としての人材に着目したのが、地域資源を活用したまちづくりを図る自治体や民間団体だ。「有益な人材のほったらかしはアカン」と、大商に派遣依頼が殺到。現在では1級合格者がガイドや講師を務めるまち歩きイベント「大阪あるこ」や公開講座をはじめ、年間15〜20のプログラムを共同で展開している。
ビジネス界でも検定の認知度は高い。特にホテル業界をはじめとする観光業界は、顧客満足度を上げる「ツール」として社員に受検を推奨する企業も多い。
リーガロイヤルホテル大阪(大阪市北区中之島)は、職員の観光情報力アップなどを目的に受検を推奨。関西ハイタク事業協同組合(北区東天満)は観光振興につなげようと資格制度を創設。「大阪観光タクシー」認定ドライバーには同検定3級取得が条件の一つになっている。
■地域に還元
教育現場でも活用の動きが進む。府立旭高校(大阪市旭区高殿)は、地域理解や郷土愛の醸成などを目的に教材として活用。検定の問題になりそうなトピックを校外や家庭から収集し、研究成果を発表している。
ことし4月には、1級合格者13人が客員研究員として大阪府立大に就任。検定を通じて養った知識を大阪の魅力向上に還元しよう、と観光振興につながる研究に1年間取り組み、本年度末に成果を発表する。
学生時代を大阪で過ごし、社会人になってからも大阪勤務を経験した愛知県東海市の会社員、西本広光さん(53)は「知識を詰め込むだけでは合格は難しい。大阪を好きでないと」と受検の心得を説く。現在は同大の客員研究員として環状線をテーマにした観光振興の研究に携わっている。
■好循環
大商の地域振興部は「合格者が地域で活躍し、受検動機の刺激になる好循環が生まれている」と人気を分析。平日夜の都心部で試験を実施し、サラリーマンや若年に受検しやすい環境を整えるなどすそ野拡大に余念がない。
「理想は合格者と各種団体のネットワーク化の進展による自主的な取り組みの派生」と大商の山元篤さんは話す。
大阪人の心をつかんだご当地検定の取り組みは、さらに進化しそうだ。
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