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別冊☆大阪百科☆ニュース6

454よっさん ◆XxkTNAUYOc:2013/11/08(金) 02:54:43 ID:owzEBIQ.0
現代の名工、府から14人
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131107-OYT8T00100.htm

様々な分野で卓越した技能を持つ人を表彰する厚生労働省の「現代の名工」が6日発表され、府内で働く技術者は14人が選ばれた。表彰式は7日、東京都新宿区のリーガロイヤルホテル東京で行われる。

◇日本料理調理人・上野修三さん78(大阪市天王寺区)

〜衰退「大阪料理」を復活〜

「自分が生まれ育った土地の味を大切にしたかっただけ。自然な気持ちで続けてきたことが認められ、うれしい」と頬を緩める。

 合わせだしを使い、食材を使い切ることで知られる「大阪料理」の第一人者。衰退した大阪の伝統料理を復活させ、西洋の味も加え、新しい日本料理を作った。

 出身は河内長野市。中学卒業後、大阪市の老舗で修業し、30歳で独立した。34歳で法善寺横丁にある現店舗の前身「浪速割烹(かっぽう) ?川(きがわ)」を開店。農家を訪ね歩き、古本屋で文献を集めて、大阪産の野菜や魚、大阪発祥の料理を研究した。

 その一方で、伝統の枠にとらわれることはなかった。「おいしいもんは、お客さんのため、まねてでも自分のものにする」と、魚料理の味付けにバターやワインを使うなど、西洋料理の手法も取り入れた。

 店は1994年に長男に託したが、2年前には「大阪料理会」を設立。府内の約60店が加盟し、月に1度、料理人が作ったメニューを試食し、感想を述べ合っている。

 割烹店だった自宅調理場で、料理研究は続く。「これからも大阪料理の良さを若いもんに伝える仕事を淡々と続けられたら」と語る口ぶりに力みはない。

◇紳士服注文仕立て職・原田辰男さん79(大阪市住吉区)

〜9000着、世に送り出す〜

「選ばれたのは身に余る光栄。お手本になった先輩たちのお陰です」

 この道63年の仕立て職人。長く着ても襟がくたびれない独自のアイロン技術や、体の曲線に沿った細やかな作業で、約9000着を世に送り出した。

 出身は岡山県北川村(現・笠岡市)。1950年に中学卒業後、大阪市内で修業を積んだ。55年に独立。当時は高度成長期で縫製会社の注文を受け、1日十数時間働いた。そのとき、同じ作業場で多くの職人と肩を並べ、切磋琢磨(せっさたくま)。「その頃に学んだ技術が、今も役立っている」と振り返る。

 現在も業者の依頼で週5日作業する。サイズが書かれた伝票だけでは仕事にかからず、「注文者はなで肩ですか」などと業者に細かく問い合わせてから作業にかかる。

 妻の満子さん(75)も作業を手伝い、ポケットや裏地の裁断を担当。「2人で一人前みたいなもので、頭が上がりません」

 健康にも気を配り、毎日近くの公園で2時間、体操で体をほぐすのが日課となっている。

 「最近は安価な既製品に押され気味だけれど、これからもいい仕事をしてオーダーメードの魅力を伝えていきたい」と意欲を語る。

◇府内を就業地とする他の表彰者は次のみなさん(順不同)

 ▽左官 竹内紀雄▽造園工 田中明男▽七宝工 谷本正博▽ガラス熱加工工 澤田勝明▽貴金属細工加工工 上田稔▽フラワー装飾師 小山光子▽非鉄金属溶解炉工 松本一馬▽産業用機械組立工 今井昭浩▽型打鍛造工 則信新二郎▽金属製品製作工 泉並敏信▽中華料理調理人 石井國興▽印章彫刻工 山下裕

(2013年11月7日 読売新聞)


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