最新のオリコンチャートによれば、今週の週間CDシングルランキングはNMB48の『床の間正座娘』が196,592枚を売り上げ1位をマーク。続いて九星隊の『By your side』が32,377枚を売り上げ2位、Roselia『Safe and Sound』が30,987枚を売り上げて3位という結果になった。NMB48はこれで通算18作目の1位獲得である。
「床の間正座娘」は20枚目のシングル曲で、作詞を秋元康、作曲を池澤聡、編曲をAPAZZIがそれぞれ担当している。池澤聡はこれまでにHKT48「必然的恋人」、SKE48「はにかみロリーポップ」「S子と嘘発見器」「夏よ、急げ!」、欅坂46「太陽は見上げる人を選ばない」「自分の棺」、けやき坂46「ハッピーオーラ」など秋元康プロデュースの系列グループに多く曲を提供している。また、過去には寿美菜子「Brand New World」、篠崎愛「Cupid」といったソロ歌手にも曲を提供してきた。しかし、どれも歌い手にとって代表曲と呼べるような楽曲には至っていない印象で、今作の表題曲起用が彼にとっては大きなターニングポイントとなりそうだ。NMB48にとってはグループの絶対的エースだった山本彩が卒業後初となるシングルリリースであり、“新体制・NMB48”のカラーを決定付けるタイミングでもある。つまり、歌い手にとっても、作り手にとっても、大きな意味を持った一作である。