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別冊☆大阪百科☆ニュース6
1349
:
名無しさん
:2016/11/03(木) 04:13:16 ID:YkpVs4SE0
大阪府内38人に栄誉 秋の褒章
2016年11月2日
政府は3日付発令で2016年の秋の褒章の受章者を発表した。大阪府内では38人が栄誉に浴した。社会奉仕活動に長年従事した緑綬褒章に2人、業務に励み模範となる人に贈る黄綬褒章に8人、産業振興や公共事務などに尽力した人が対象の藍綬褒章に28人がそれぞれ選ばれた。
「シャンデリアラムネ」を手に受章に感謝する秦さん
黄綬褒章 清涼飲料水製造販売業、ハタ鉱泉社長
秦 啓員さん(62)
(大阪市)
ガラス瓶を傾けて味わう爽やかな甘みとシュワシュワの爽快感。そしてビー玉がガラス瓶に触れたときの“音色”。誰もが一度は飲んだことのある夏の風物詩のラムネ。その生産量で業界シェア5割以上を誇るのが、清涼飲料水製造販売業ハタ鉱泉(大阪市都島区)だ。
2代目の秦さんは「信念を持って仕事を続けてきた。私たちが頑張らないと、ラムネがなくなってしまうという思いでやってきた」と語る。
ハタ鉱泉は戦後すぐの1946年に父親が創業。秦さんは2代目として73年に入社した。当時、府内に170社ほどあったというラムネ製造業者は、時代の移り変わりとともに需要が減り、少しずつ姿を消していったという。
そんな中、秦さんは北海道から九州まで全国を営業で回った。「最初は相手にしてもらえなかったが、何回も足を運ぶうちに『熱心なやつだ』と認めてもらえた。うれしかった」と振り返る。国内の取引先を増やすだけでなく、現在は中国、北米、東南アジアなど43カ国・地域に輸出している。
人気商品のガラス瓶の「シャンデリアラムネ」は、創業から同じ香料を使い続けているのが、こだわりだ。13年ほど前からは、さまざまな味のラムネを開発。その数は200種類を超え、「たこ焼き風ラムネ」は土産物屋で観光客に人気だという。
ラムネは、明治、大正、昭和、平成と時代を越えて、多くの人に愛されてきた。秦さんは受章を励みに「伝統と歴史のあるラムネのおいしさをこれからも、たくさんの人に伝えたい」と笑顔で話した。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/161102/20161102030.html
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